艦隊これくしょん ~いつかまた、この場所で~   作:哀餓え男

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窮奇迎撃戦2

 『朝潮型駆逐艦 一番艦(・・・) 朝潮!抜錨します!』

 

 一番艦……か……。

 アンタがそう名乗るのは初めてね。

 今まで一度も名乗らなかったのが不思議でしょうがなかったけど、もしかして姉さんに遠慮してたのかしら。

 

 『満潮、今の聞いた?』

 

 「ええ、聞いたわ。あ、ちょっと待ってくれない?」

 

 大潮も嬉しいの?

 声がウキウキしてるじゃない、単に戦闘でテンション上がってるだけかもしれないけど。

 

 『ようやくねぇ……ようやく朝潮型姉妹が揃ったわぁ♪』

 

 「あら以外、荒潮はあの子の事を妹と思ってなかったの?」

 

 『思ってるわよぉ?そういう意味の姉妹じゃないの、朝潮型の長女(・・・・・・)が戻って来たってこと♪』

 

 なるほどね、確かに歳だけならあの子は一番年下、私たちの可愛い妹だわ。

 だけど今、窮奇と戦っているのはあの子であってあの子じゃない、今のあの子は朝潮型駆逐艦の長女。

 私達を正し、導く、始まりの名を与えられた者。

 朝潮型一番艦 朝潮だ。

 

 『大潮達も負けてられないね、早く合流しないと怒られちゃうよ』

 

 「そうね大潮、そっちは終わりそうなの?」

 

 『まだよぉ、この子達。練度は大した事ないんだけど単純に硬いし速いのよぉ。』

 

 なんで大潮に聞いたのに荒潮が答えるの?

 もしかして一緒に居る?

 

 「ねえ、アンタ達一緒に居るの?」

 

 『そだよ~、このワルサメちゃん達一緒に居たいみたい。大潮達を逃がそうともしてくれないけど離れようともしないんだよ。』

 

 仲のよろしい事で、深海棲艦にも友情とか姉妹愛的な感情があるのかしら。

 って言うか引き離そうと思えば出来るんじゃない?

 逃がしてはくれないんでしょ?

 

 「アンタ達、まさか二対二で楽しようとしてるんじゃないでしょうね。」

 

 『何の事だろ~、一対一が二つだよぉ?』

 

 『そうよねぇ?訳がわからないわぁ』

 

 白々しい!

 連携してる方としてない方じゃ、どっちが勝つかなんて分かりきってるじゃない!

 駆逐棲姫が連携してないのなんて、アンタ達の今の言いようでわかったわよ!

 例え駆逐棲姫の性能がアンタ達より高くたって、連携したアンタ達に勝てる道理はない!

 

 『あ、一隻こっちに来てるよ~。ちゃんと抑えてくれないと~』

 

 『もう!大潮ちゃん楽しすぎぃ!私ばっかり矢面に立たせてぇ!』

 

 あ~、だいたい何やってるかわかった。

 荒潮が敵2隻の注意を引いて少し離れた位置から大潮が砲撃を叩きこんでるのね。

 このままじゃ言い出しっぺの私が奢らされそうだわ。

 

 「待たせたわね、そろそろこっちも再開しない?」

 

 『勝手な奴だ、お前が待てと言うから待ってやったのに』

 

 いや、別に話しながらでもアンタの相手は出来たし、待つ必要なんてなかったのよ?

 朝潮の名乗りを聞いた途端に大潮が話しかけて来たから、試しに『待って』って言ったら本当に待ってくれるんだもの。

 言った私の方がビックリしたわ。

 

 「アンタいい奴ね。どう?そっち裏切ってこっちにこない?」

 

 『本気で言ってるのか?』

 

 「本気よ。アンタならわかるでしょ?」

 

 アンタと私は似てる、姿形はもちろん、血縁関係もないけどよく似てる。

 具体的言うと思考パターンが。

 精神的な双子ってやつ?

 

 『ああ、わかる。ならば、断る事もわかっているだろう?』

 

 ええ、わかるわ。

 残念ね、アンタとなら……いい友達になれると思ったのに……。

 

 「私を追う前に慌てて見せたのはどうして?私が信用できなかった?」

 

 『敵を信用とはおかしな話だ、別に打ち合わせをしたわけでもないのに』

 

 そうね、私はアンタの思考を読んだだけ。

 アンタも、私がアンタの考えを読んでるところまでは読めた。

 けど、私から分断を仕掛けるとまでは思わなかった。

 駆逐艦と重巡の考え方の違いね。

 性能が劣り、駆逐隊として連携してなんぼの駆逐艦がわざわざ不利になるような事をする訳がない。

 

 「アンタはなぜ窮奇に従うの?」

 

 『憧れたからだ、私はあの方の強さに憧れた。お前は?』

 

 そう、アンタにとって、窮奇は神様みたいなモノなのね。

 自分の全てをなげうってでも仕え、崇拝し、害するモノを排除する。

 アンタは窮奇の狂信者って訳だ。

 

 「あの子が、大事な私の妹だからよ」

 

 けど、私にとってのあの子は違う。

 素直で、思い込みが激しくて、司令官の事になると途端にバカになる可愛い妹。

 私たちが守りたい子。

 私たちが行く末を見守りたい子。

 そして、私たちを救ってくれた子。

 

 『大事と言う割りに、窮奇様に単艦で挑ますのだな』

 

 当たり前でしょう?

 檻に入れて可愛がるのは小鳥で十分。

 だけど、あの子はそんな玉じゃないの、あの子は自分の足で歩いて行ける。

 私たちの手なんてとっくに離れてる。

 

 「信じてるからね。可愛い子には旅をさせろって奴よ」

 

 だから信じて任せるの。

 あの子は、私たちが合流するまで負けたりなんてしない、それどころか窮奇を一人で倒すかもしれない。

 

 『死での旅だ』

 

 死での旅?

 上等じゃない、あの子にはそれくらいが丁度いい。

 あの子の試練には丁度いい。

 

 「あの子は死なないわ。私の妹だもの」

 

 きっと乗り越えるもの。

 そして一緒に帰るの、司令官に褒めてもらって喜ぶあの子を見ながら皆で笑うの。

 あの子の幸せが私の幸せ。

 あの子の笑顔が、私にとっての勲章だから。

 

 『そうか、ならばここでお前と話している暇はないな。お前を沈めて、アサシオを沈めに行く』

 

 「アンタも窮奇に沈められるわよ?」

 

 させると思う?

 3年前と違って今は私が居る。

 あの時みたいに横槍は入れさせない。

 

 『構わない、あの方に沈められるなら本望だ』

 

 「アンタの事、心の底から尊敬するわ」

 

 アンタは凄いわ、窮奇のためなら窮奇に殺されるのも厭わないのね。

 嫌われても、軽蔑されても、憎まれても、アンタの忠誠心は揺るがない。

 ならば、私も全力で応えるわ。

 アンタの忠誠心と私の信頼、どちらが勝つか勝負よ。

 

 『私もだ、お前に出会えた事に感謝しよう』

 

 ありがとう、もう一人の私。

 そして、今だけ神様に感謝してあげる。

 私と貴女を出会わせてくれた事を。

 

 「朝潮型三番艦 満潮!全力でいくわ!」

 

 『四凶守護役筆頭、重巡洋艦 ネキュウ。推して参る!』

 

 ドドドン!

 

 名乗りと同時にネ級が発砲。

 まあそうよね、射程も火力もアンタが上、いくら精度が低くても数撃てば当たる確率は上がる。

 

 「行くよシュウちゃん!」

 

 (アイ!待ッテマシタ!)

 

 私は、砲撃の着弾点を見極めトビウオで加速。

 まずは接近しないと、ネ級がいくら回避が下手だと言っても、さすがに真正面に迫る魚雷は躱すでしょうからね。

 

 「目標、重巡ネ級!機関出力最大!主砲装填、撃ち方用意!」

 

 私は声に出して妖精さんに指示を出す。

 艤装に宿る妖精さん達が、私の指示の先にある考えまで汲み取って動いてるのが手に取るようにわかるわ。

 

 今までは感覚だけで動いてた。

 艤装も体の一部と思い、手足を動かすような感じで艤装を操作してた。

 

 だけどシュウちゃんと出会って、それじゃダメな事に気づいた。

 妖精さんとコンタクトが取れないままじゃ気づけなかった、艤装の本来の使い方に。

 

 「距離800!撃ち方!始め!」

 

 指示に従い、前方から迫るネ級に腕ごと主砲が向き発砲、ネ級も応戦してくるが、私が意識しなくても体が勝手に回避運動を始める。

 

 勝手に、と言うと少し違うわね。

 それじゃ大潮の『マリオネット』と変わらない。

 私のこれは、ちゃんと頭で考えてる、反射だけで動いてるんじゃない。

 

 私の考えを読み取った妖精さんが、私が動かすよりも速く体と艤装を動かしてくれる。

 私の体は船体。

 必要に応じて機関手が出力を調整し、操舵手が回避運動を取り、砲手が敵を狙い撃つ。

 それを統括するのが私、艦長である私だ。

 

 今の私は、人の形をした艦艇。

 即ち、艦娘!

 

 『相変わらずちょこまかと!』

 

 「主砲!ネ級の『脚』を狙って速度を殺しなさい!これより本艦は雷撃戦に移行する!」

 

 (アイマム!)

 

 すべての妖精さんを代表して、私の右肩に座るシュウちゃんが返事をした。

 いい返事ね、帰ったらお豆腐をお腹いっぱい食べさせてあげるわ。

 

 ネ級の砲撃を掻い潜り、二つある砲身から交互に発砲してネ級の速度を削り落とす。

 主砲の中で、弾薬をバケツリレーしながら装填して撃つ妖精さん達の姿が、戦場に不釣り合いなほど愛らしいわ。

 

 バシュシュシュシュ!

 

 距離300、魚雷発射。

 脚は殺した、砲撃の回避も問題なし

 

 ズッドォォォォン!

 

 全弾命中、ネ級が爆炎に包まれた。

 仕留めたかしら、魚雷4発の直撃を受けて無事とは考えづらいけど……。

 

 「速度を落とさないで。魚雷、次発装填開始。」

 

 私は反時計回りで爆炎を周回して様子を見る。

 油断はしてあげない、ネ級ならきっと、死にかけでも飛び掛かって来るくらいはするはずだから。

 

 (右舷ヨリ雷跡4!)

 

 やはり生きてた、だけど脚を止めてない私にそんな魚雷は当たらないわ。

 

 私は魚雷を難なく回避し、ネ級にトドメを刺そうと主砲を向け……。

 

 「撃てぇ!」

 

 爆炎から飛び出して来たネ級に殺到する砲弾、だけど止まる気配がない。

 コイツ、回避なんて考えてない……。

 装甲の厚さに任せて私に肉薄する気だ!

 

 「捨て身にも程があるわよ!」

 

 ドン!ドン!

 

 ネ級が返事の代わりに発砲、でもそんな明後日の方を撃ったって私には……。

 

 「しまっ……!」

 

 ネ級の狙いに気づいた時には遅かった。

 2本ある尻尾の主砲で、私の進行方向と後ろを潰された。

 でも、まだ左にトビウオで飛べばなんとか……。

 

 ドン!

 

 「まずっ!」

 

 ネ級の装填速度が思ったより速い!

 私は身を屈めてなんとか被弾は避けたものの、致命的な隙を晒してしまった。

 

 油断はしてなかった、苦し紛れに突っ込んでくることも想定してた。

 想定外だったのはネ級の執念深さ。

 コイツ、私共々死ぬ気で向かって来てる!

 

 「つか……捕まえた!捕まえたぞ満潮!」

 

 アッパーカットのように、下からネ級の右手が伸びてきて私の首を掴んで持ち上げた。

 

 「かはっ……」

 

 喉を軽く潰された、息ができない、声が出せない、頭が働かない。

 

 「ぬ…ぅん!」

 

 持ち上げた勢いそのままに、ネ級が私を海面に叩きつけた。

 ダメ……このままじゃやられる!

 

 「さらばだ友よ。お前の事は忘れない……」

 

 ドン!

 

 ネ級が自分すら巻き込む距離なのにも係わらず発砲。

 砲弾は私の装甲を貫き、体をバラバラに引き裂……。

 

 あれ?引き裂かれない。

 あの距離で重巡の主砲が直撃して無事に済むはずなんてないのに……。

 

 いや、無事なわけじゃない、海面下に沈み、体は傷だらけ、制服もボロボロ、バラバラになってないだけで大破は確実だわ。

 

 「シュウちゃん?」

 

 海面の光をバックにシュウちゃんが浮かんでる。

 シュウちゃんが助けてくれたの?

 でもどうやって……。

 

 (ヤット、オ役ニタテマシタ)

 

 応急……修理要員……。

 頭に浮かんだのは、噂でしか聞いた事がない妖精の種類。

 死に瀕した艦娘を、大破の状態まで応急修理して命を助ける妖精。

 そっか……シュウちゃんは、工廠妖精じゃなくて応急修理要員だったんだね。

 

 (オ姉チャン……。ゴ武運ヲ!)

 

 見事な敬礼をしたシュウちゃんが、足元から光の粒になって消えていく……。

 その顔に浮かぶのは使命を全うした者が浮かべる、誇りと達成感に満ちた笑顔。

 

 泣いちゃダメよ満潮、シュウちゃんは自分の役目を全うしたんだ。

 泣くことはあの子への侮辱、シュウちゃんに役目を果たさせてしまった私に、泣く権利なんてないんだから……。

 

 私は浮力を調整しながら、ゆっくりと『脚』を発生させて両手をシュウちゃんに伸ばした。 

 ああ、もう半分以上、消えちゃってる……。

 

 シュウちゃんにそっと手を添え胸に抱き寄せる。

 もっと一緒に居たかった。

 ずっと一緒に居たかった。

 シュウちゃんと一緒に居た時間は私の宝物よ。

 

 「ありがとう……シュウちゃん……」

 

 (オ役ニタテレバ、幸イデス♪)

 

 そう言ってシュウちゃんは完全に消えてしまった

 さようならシュウちゃん……。

 シュウちゃんに繋いでもらった命、無駄にはしないわ。

 

 「機関最大……。我、追撃戦に移行する!」

 

 『脚』を一気に展開して急浮上。

 海面にネ級の航跡が見える、きっと窮奇の方へ向かっているのね。

 

 ピー。

 

 魚雷の装填も完了、いいタイミングだわ。

 私は海面に達する前にネ級の進行方向やや右に向けて魚雷を全弾発射、直後に海面から上空に飛び出した。

 浮き方を知らなかった朝潮が、空に打ち上げられた時と同じように。

 

 「ネ級ぅぅ!」

 

 私の声にネ級が首だけで振り向く。

 驚いてるわね。

 そりゃそうか、あの距離で主砲直撃させて生きてるなんて思わないでしょう。

 

 「主砲!狙いはわかってるわね!砲撃開始!」

 

 ドン!ドン!ドン!ドン!

 

 ネ級の左舷に向けて砲撃。

 右に針路を取るように誘導する。

 

 「友と言ってくれて嬉しかったわ……。けど……」

 

 アンタの回避先にあるのは確実な死、事前に放っておいた魚雷の射線上。

 そのボロボロの体で魚雷4発の直撃に耐えられる?

 耐えれないでしょ、だからこう言ってあげる。

 決めゼリフなんて言う柄じゃない、だけどアンタは特別だから……。

 冥土の土産に、私の決めゼリフをくれてやるわ!

 

 「バカね!その先にあるのは地獄よ!」

 

 ドッゴォォォォン!!

 

 眼下に再び昇る爆炎。

 今度は確実に仕留めた、アンタがバラバラに弾けるのが上から見えたわ。

 

 バシャーン!

 

 「くぅ……。痛いわねぇ……ったく……」

 

 海面に打ちつけられた痛みとネ級にやられた傷の痛みで意識が飛びそうになる。

 

 「こんな所で……。寝れ…る……かぁ!」

 

 航行は……まだできる。

 主砲、魚雷、共に問題なし。

 

 『ボディがぁ……。ガラ空きぃぃい!』

 

 うわっ!ビックリした!

 ネ級かと思って思わずお腹をガードしちゃったじゃない!

 これ……荒潮ったら深海化使ってるわね……。

 後の事まったく考えてないじゃない、ボロボロの私が言えた義理じゃないけど……。

 

 『こっちは仕留めたよ!荒潮!』

 

 『か~ら~のぉ~?シュゥゥゥゥー!超ぅ!エキサイティン!!』

 

 「……」

 

 何やってんだか……相手の駆逐棲姫に同情するわ。

 お腹を砲身突き上げられて、ゼロ距離射撃されてるのが目に浮かぶから。

 

 「さて……」

 

 私は主砲を構え、ゆっくりと魚雷の爆心地に近づく。

 煙が風で流された後の海面に残されたのは、ネ級の艤装と思われる残骸、そして……。

 

 「わた……しの……負けだ……な……」

 

 胸から上だけになったネ級自身……。

 

 「トドメが……欲しい?」

 

 違うわね、トドメを刺してあげたい……。

 アンタが苦しんでいる所を、これ以上見ていたくないもの……。

 

 「ああ……ありがとう……満潮……」

 

 ネ級が口にしたのはお礼の言葉。

 未練はないのね。

 それどころか恨みや悲しみもない。

 アンタも信じることにしたんだ、窮奇なら朝潮に勝つって。

 

 「どう…いたしまして……」

 

 ドン!

 

 ネ級に慈悲の一撃。

 胸に風穴を空けられたネ級がゆっくりと沈んでいく。

 

 「さよなら……。もう一人の私……」

 

 会ったのは、今回を含めてたったの二回。

 けど、私たちがわかり合うには充分すぎた……。

 わかり合って、殺し合って、そして私が生き残った。

 

 「う……」

 

 涙が溢れてくる、シュウちゃんを失った悲しみと、友をその手にかけた後悔が一気に押し寄せてきた。

 自分に泣く資格がないのはわかってる。

 だけど涙が止まらない、止められない……。

 

 「痛い……痛いよぉ……」

 

 そうだ……ケガのせいにしてしまおう。

 ケガの痛みで泣いてるんだと言い訳しよう。

 私はケガが痛くて泣いてるんだ。

 痛いなら泣くのは当然よ。

 

 「痛い!痛い!痛い!」

 

 私は、大潮と荒潮が来るまで、子供のように泣き続けた。

 傷の痛みに、その身を任せて……。

 悲しみと後悔を、涙で洗い流すように。




 次話から、ハワイ島攻略戦に戻ります。

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