ハイスクールD×D 愛狂いの転生者   作:T.W.L

13 / 23
作「今回はちょいと逸れて双星sideだ」

拓海「(ただし戦闘描写は)ないです」

作「(拓海ともう一人以外はほとんど出番)ないです」

朱乃「それでは第十二話、どうぞ……今回は出番これだけですか…」


拓海、朱雀(双星)と邂逅す。(初めてじゃないけどね)

拓海side in(中三 14歳)

 

 

 

ドーモ、ドーモドーモドーモ。来谷拓海でございます。さて、七月某日。今俺は何処に居るのでしょーか?(イ●ト風)

 

正解は~?駒王町隣の鳴神町に来ましたー。

 

 

「………あー、やっぱテンション上がらねー。なんで俺が参加させられるんだよ…」

 

『仕方ないだろう。名指しで使命させられたんだから』

 

「だからと言ってなんで俺?普通の陰陽師やってる中学三年生だぞ?」

 

『陰陽連直々に()()使()()()()()()()()()()()技を二つ持っててA()()()()()()()()()狩ってる中学三年生は普通じゃないぞ?』

 

「というか、この石鏡悠斗(イジカユウト)討伐戦』って十二天将クラスが出張るヤツじゃんか!サポートだとしてもキツいっつーの!!」

 

 

そう、今俺が参加させられているのは『双星の陰陽師』の主人公のライバルの一人、『石鏡悠斗』を討伐する為のサポートである。

 

───なんかもう原作のタグ『双星の陰陽師』で良いんじゃないかな?(ダメです by作者) そっかー。

 

 

「──ん?彼処に居る人って……まさか」

 

 

逆立った赤い髪に青い眼、首に巻いたスカーフにヘッドフォン……そして縦長のスポーツバックを背負った人と言えば俺の中ではただ一人……!

 

 

「おーい!士門(シモン)さーん!斑鳩さん家の士門さーん!」

 

「うるせぇ…今乗り物酔いで気持ち悪いから黙ってろ拓海ぃ……」フラフラ

 

 

そう、陰陽師の中でも最高クラスの力量を持つ十二人の陰陽師、『十二天将』の一人。『朱雀』の称号を持つ天才、『斑鳩士門』さんである。

 

 

「士門さんも呼ばれたんですか?後酔い止めの薬飲みます?」

 

「ああ…他にも『青龍』の勘九郎さん、『大陰(だいおん)』の膳所(ゼセ)さん、『太裳(たいじょう)』の(アラタ)さんが来ている…酔い止めは貰おう」フラフラ

 

「そのメンバーだと、もう俺が出張る必要無いんじゃないですか?あ、コレどうぞ」

 

「悪いな……」

 

 

士門さんと知り合ったのはおよそ二年半前。土御門島で既に十体以上もA級のケガレを祓い、何故か天才だと持ち上げられていた俺は、同世代の天才で次期『朱雀』候補と言われていた士門さんに会わせられ、家の付き合いで何度か会ううちに親しくなっていったのである。

 

「───ふう、ようやくスッキリしたな…そうだ拓海、先程新さんから連絡が有ったんだが…『双星』が石鏡悠斗を討ちに行ったらしい」

 

「oh……遅かったか…(まあ知ってたけど)」

 

「とりあえず、そこら辺の裏路地で門を開いて禍野に行くぞ。『双星』が石鏡悠斗に殺られたら終わりだ」

 

「了解。あ、あの(みち)なら良いんじゃないッスか?」

 

「そうだな。そこに行くぞ」

 

 

そう言って俺と士門さんは、すぐ側にあった路地に入った。

 

 

「じゃあ俺が門を開きます。士門さんは石鏡悠斗との戦闘に備えて呪力を温存していて下さい……『禍野門 開錠、急急如律令』ッ!」

 

「ああ、行くぞ拓海!」

 

 

<禍野>

 

 

「………」ザッザッ

 

「………」ザッザッ

 

 

───会話がない。まあ話す事もないのだが。

で、俺が命じられた今回の最優先事項は石鏡悠斗討伐ではなく、『双星』の二人が戦闘に行った際の保護、又は二人を連れての脱出である。

 

……つまり、戦闘は十二天将に任せて『双星』を回収しろという事だ。

 

 

「──!呪力を確認。人数は三人で、『双星』と石鏡悠斗と思われます」

 

「そうか…急ぐぞ拓海」

 

「はい……!三人の呪力の内一人が逃走を開始してます。おそらく石鏡悠斗かと」

 

「『双星』は?」

 

「無事です。弱くなってますが、呪力はちゃんと二人分あります」

 

「そうか……なら、『双星』を回収して禍野を出る。その後の対応はお前に任せる」

 

「士門さんは?」

 

「俺も出よう。手負いとはいえ清弦さんを倒した奴だ。無闇に追撃するのは危険だからな」

 

「了解。そろそろ『双星』に接触します」

 

 

そして、俺と士門さんは『双星』に接触。二人を回収した後、救急車を呼んで二人を搬送して貰ったのであった。

 

 

 

拓海side out




備考・・・拓海の実家『来谷家』は研究職が多いため、余り戦闘に向いた家ではない設定。というか戦闘に向いてる拓海と和久(父さん)が異常。


評価、感想、お待ちしてます。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。