FAIRY TAIL 海竜の子   作:エクシード

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 後半が深夜テンションで暴走してました。見直ししている際に少し恥ずかしかったです。
 見直しはしていますが誤字があったらすみません。


大魔闘演武編
海合宿


 

 

 

 

 

 

 

「絶対出るんだーーーッ!!! 出る出る出る出る!!」

 

「出ねぇ出ねぇ出ねぇ出ねぇ!! 絶対認めねぇ! "アレ"にはもう二度と参加しねぇ!!」

 

 ギルドに帰ると、そんな声が外まで聞こえてきた。賑やかだな、と嬉しく思いながら中へ入ると、ロメオ君とマカオさんが口論していた。

 おかえりと出迎えてくれたマックスさん達に挨拶を返し、口喧嘩をしている二人の様子を見てみる。

 どうやら何かに出るか出ないかで口論しているようだが、他の皆もそれには出たくないらしく「出たくない人!」と挙手を求めたマカオさんに賛成し、ロメオ君以外の全員が手を上げていた。

 

「さっきから出るとか出ねぇとか何の話だよ? ルーシィのお通じじゃあるまいし」

 

「そんな話みんなでするか!」

 

 真顔でさも当然かようにそんな事を言ったナツさんにルーシィさんはツッコミと共にチョップを入れる。

 

「ナツ兄達の居ない間に、フィオーレ一のギルドを決める祭りが出来たんだ。フィオーレ中のギルドが集まって魔力を競い合う。その名も――大魔闘演武!!」

 

 その祭の事を知り、僕達は期待に胸を膨らませた。

 フィオーレ中のギルドと実力を競い合うのもいいが、そこまで大規模な祭なら見ているだけでもさぞ楽しいものだろう。

 

「なるほど……そこで優勝すれば、妖精の尻尾(フェアリーテイル)はフィオーレ一のギルドになれる!」

 

「「おぉ!!」」

 

 エルザさんの言葉に歓声を上げ、僕達は出る気満々だった。優勝出来るか不安であまり乗り気ではなかったマスターも、優勝賞金が3千万(ジュエル)と聞いて、出る決心を固めた。

 僕達だけでなくマスターも出ると決めた事により、ギルド内は先程とは一転して大魔闘演武に出場する流れへと変わっている。

 

「燃えてきたァ!! で、その大会いつやるんだよ!?」

 

「三ヶ月後だよ!」

 

「十分だ! それまでに鍛え直して、妖精の尻尾(フェアリーテイル)をもう一度フィオーレ一のギルドにしてやる!」

 

 炎の拳を合わせニヤリと笑うナツさんに触発され、各々が自分の課題を再確認し目標を立てる。

 とりあえず、僕は魔力量の底上げとグレイさんに教わったことを完璧に自分のものにする。

 

 まだ反対する声もあったが、「出ると決めたからにはとやかく言っても仕方あるまい!」と言うマスターに渋々従い、マスターは口角を上げながら右腕を大きく天に突き出した。

 

「目指せ3千――コホン、目指せフィオーレ一! チームフェアリーテイル、大魔闘演武に参戦じゃぁぁ!!!」

 

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

 

 

 大魔闘演武に参加しても、7年のブランクがある僕達はこの時代の戦いについていけないかもしれない。

 という訳で祭までの三ヶ月の間、僕達は海合宿をすることにした。

 

「いいか! この合宿の目的は7年間の凍結封印によるブランクを克服し、三ヶ月後に控えた大魔闘演武を勝ち抜き優勝するためのものだ! 妖精の尻尾(フェアリーテイル)こそ最強のギルドとなるべく、各自、この合宿によって魔力の向上を図ってほしい! ただし、今日一日はフリータイムだ。こういう時はメリハリが大切だからな」

 

 最初は険しい表情で話していたエルザさんだったが、最後には表情を緩めてニコリと笑う。エルザさんから許可をもらい、男性陣は泳ぎに、女性陣はビーチバレーをするために皆は海へと向かった。

 

「どこまで泳げるか競争だ!」

 

「お前の負けに決まってんだろ!」

 

 海に入り、すぐさま競争を始めるナツさんとグレイさんだったが、二人の間を何かが高速で泳ぎ抜けていき、水飛沫が僕達を襲う。

 

「勝負にならねぇなァ!!」

 

 顔にかかった水を手で拭い、声の発生源へ視線を移す。高速で泳ぎ、僕達に水飛沫をかけた犯人はジェットさんだった。そのジェットさんはどんどん離れていき、追い抜かれた二人は悔しそうにジェットさんを睨む。

 ジェットさんに追い付こうと二人は本気になるが、僕も負けていられない。泳ぎは得意だし、ナツさんやグレイさんと言えど泳ぎで負けるつもりはなかった。

 

「泳ぎなら負けません!」

 

「なっ!? 最速最強はこのオレだッ!」

 

「負けてたまるかァ!!」

 

 二人よりも先に泳ぎだし、追い付かれないように本気で泳ぐ。すると、前方に休憩しているジェットさんが見えてきた。猛スピードで追ってくる僕達に気づいて再び泳ぎ始めたが、もう遅い。僕はジェットさんを追い抜き、それに続いてナツさん達もジェットさんを追い越したようだ。

 足から炎を放出してブーストしているナツさんに巻き込まれたのか、後ろからはジェットさんの悲鳴が聞こえてきた。

 

 

 

 

 

 あれからどの位泳いだだろうか。ある程度ビーチから距離が出来てしまったので折り返し、競争には参加しなかったドロイさんの元まで帰って来た。

 四人で円形になるように力を抜いて浮かんでいる。耳から下が海に浸かっており、その海との境界線に心地よさを感じながら何を考える訳でもなく、快晴の空を見ていた。

 

「今頃他の奴らどうしてるかなぁ……」

 

「皆オレらと同じで遊んでるだろ……」

 

 と、リラックスしているのかだら~っとした声が頭上から聞こえてきた。因みに、他の皆は僕達とは別の場所へ特訓に行っている。ミラさん達姉弟とカナさんは山へ、ラクサスさんと雷神衆は行き先は言わずに行ってしまった。

 

「そっかぁ、皆遊んでるよなぁ……じゃあ特訓が終わって次に会うとき、最強になってんのは――」

 

「「――このオレだ!!」」

 

「って、きっと特訓中の皆がそう思ってるだろうな」

 

 そのジェットさんの言葉が二人に火をつけた。ガジルさんに至ってはリリーを連れ、秘密の特訓だと張り切っていた。僕自身もただでさえ大きい実力差を埋めなければならないのだから、これ以上遊んではいられない。

 そう思った時、グレイさんが両手に冷気を纏わせながら跳躍した。

 

 

「遊んでる場合じゃねぇよな! アイスメイク――海!!」

 

 グレイさんが海に向かって魔力を放出すると、僕達や観光客を巻き込んで海を氷漬けにする。

 

「いやー絶景絶景!」

 

「何が絶景だァ! 固めんな!」

 

「さ、寒い……」

 

 太陽に照らされ心地良い温かさだった海水は、凍らされた事により、急激に水温が下がってしまった。更に、海に浸かっている状態で凍らされた為、体が氷に固定され、身動きが取れなくなっている。

 

「あ、安心しろ……こんなもん、オレにかかれば一発で……! か、火竜の―――翼撃ィ!!」

 

 僕と同様震えていたナツさんだったが、真面目な表情に切り替わると両腕の炎を氷に叩きつけ、海を覆っていた氷を砕いた。そのあまりの威力に砕かれた氷は僕達もろとも上へと持ち上げられ、観光客の居るビーチへ落ちようとしている。

 観光客が危ないのではと不安になったけど、その不安は下に見える無数の剣によって打ち消された。

 無数の剣が舞い、水と共に沢山の氷を粉砕する。エルザさんとジュビアさんの魔法だろう。

 

「エルザ達か!」

 

「ちゃっかり特訓してやがる」

 

「僕達もやりましょう!」

 

 落下する氷を足場に上へと跳び、水を纏わせた手で氷を殴り粉砕する。下にあるビーチへ落下する氷はエルザさん達に任せ、上空にまだまだ存在している氷を睨み付ける。

 まだ足りない。チラリとナツさん達を一瞥すると、彼らは次々と氷を砕いている。自分よりも速く、強い。僕では絶対に彼ら追い抜く事は出来ないだろうが、せめて邪魔にならないようもっともっと強くなりたい。そう思うと、自然と腕に力が入る。

 

「これで最後だ!」

 

 烈帛の声に合わせてナツさんは残った一番巨大な氷を粉砕し、砕かれた氷は粉となって雪のようにビーチに降り、幻想的な光景を作り出した。

 

「いやぁ~暴れた暴れた」

 

「何だか楽しくなってきちゃいました!」

 

「初日のウォーミングアップとしちゃこんなもんだろ」

 

「遊ぶよりもこういうのの方が楽しいですね」

 

 そんな会話をしつつ、いつの間にか参加していたウェンディを交えてビーチへ向かっていたのだが、ここで一つの問題に気付いた。

 今現在、ナツさんとウェンディが先頭を歩き、グレイさんと僕がその後ろを歩いているのだが、グレイさんが全裸だった事を忘れていた。見慣れた光景とは言え、他の皆が水着だったためにいつもより違和感がなかったのだ。

 そんなバカなと思うだろうが、今まで気づかなかったのだから仕方がない。ウェンディがこちらを見てしまえば、フルオープンなグレイさんがダイレクトに視界に入ってしまう。

 

 まずいと思った時にはもう遅かった。「というかグレイ水着」と言うハッピーの指摘に、ウェンディが振り返ってしまった。

 刹那、聞こえてくる悲鳴。ウェンディとグレイさんの距離はそれほど離れておらず、ハッピーの指摘の為かウェンディの視線は水着があるべき場所へ向けられたのだ。

 

「全く、羞恥心ってものが無いのかしら」

 

「もっと気を使ってほしいですね」

 

 シャルルとフィールがそう苦言を呈すが、グレイさんに効果はないだろう。

 

「私はこれから特訓を始めるが、お前達はどうする?」

 

 投げ掛けられたエルザさんの問いに答えたのは、シュッと拳を突き出したナツさん。

 

「当然! やるに決まってんだろ!」

 

 皆の答えは決まっていたようで、満場一致で午後からの特訓が開始された。

 

 

 

 

 

 

「おい、テューズ」

 

 声をかけられ、振り返った先にいたのはまた水着を脱ぎ捨てたらしい全裸のお兄さん。

 

「折角だ。また特訓つけてやるよ」

 

「いいんですか?」

 

 思わずそう聞き返した僕にグレイさんは「おうよ!」と笑いかけ、僕とグレイさんの特訓が始まった。

 以前行った修行の際に教わった造形魔法。纏ったり放出したりは出来るのだが、僕はナツさんの炎で文字を作ったりするような出来ない。苦手だったそれを克服するために、造形魔法を教わることにしていた。

 あの修行の後も造形の練習はしていたが、自主練習の間に歪んでしまった部分を修正してもらい、アドバイスを貰う。

 

 更には魔力量を増やすために限界まで放出し続け、その直後に海水を食べて魔力を回復、そして放出。これを繰り返し続け、初日の特訓はとても有意義なものとなった。

 

 

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

 

 

「だーっ! 腹減った~」

 

「まだまだ明日も特訓だしな。食って力つけねぇと!」

 

 宿泊する旅館に戻り、浴衣に着替えて食事に向かう。旅館から見える外の景色は真っ暗で、空の星が街よりも輝いている。

 特訓でヘトヘトになり、お腹が空腹だと主張してきた。どんな料理が出るのかと期待に胸を膨らませながら戸襖を開けると、そこには僕の望んでいたものとはかけ離れた光景が広がっていた。

 

 頬を紅く染める女性陣。ビール瓶を片手に鬼の形相でこちらを睨むエルザさんと、ぐるぐると目を回しながら倒れているウェンディ。ジュビアさんはウェンディを見ながら号泣し、そのジュビアさんにルーシィさんが「遊ぼうよぉ~」と絡んでいる。そして、その光景を見てレビィさんは一人で笑い続けていた。

 

 この人達の状態を聞かれたら、10人中10人が「酔っている」と答えるだろう。

 更には、楽しみにしていた料理が入っていたであろう御膳が空の状態で転がっていた。

 

「信じられねぇ、何で酒飲んでんだよ……」

 

「女将ィ! 何でここに酒がある――ダッ!?」

 

 廊下を睨み、そうグレイさんが叫ぶと、エルザさんが酒器を投げつけた。それは吸い寄せられるようにグレイさんへ飛んでいき、見事に側頭部に命中した。

 

「うるさいぞグレイ。お前もこっち来て飲め。そして酒を注げ。――てか酒を注げェ!!」

 

「超絶面倒くせぇ……」

 

 エルザさんから視線を逸らし、面倒くさそうに頭を掻くグレイさんの額に再び酒器が飛来した。酒器は真っ直ぐグレイさんの額を捉え、その衝撃でグレイさんは後ろに倒れてしまう。

 

「ダメですぅ! グレイ様はジュビアのもの! ジュビアのものなんですぅ!」

 

 依然号泣しているジュビアさんがエルザさんを止めようとする。そのお陰か、エルザさんはグレイさんを諦めてジェットさんとドロイさんの襟首を掴んで戻っていった。

 僕では救えないと小さく合掌しながら二人には心の中で謝罪をし、視線を逸らす。その先には、ハッピーに馬乗りになり指示を飛ばすシャルルが居た。

 

 僕は何も見ていない。心の中でそう繰り返しながらすぐさま視線を逸らす。全くもって巻き込まれない内に逃げよう等とは考えてもいない。

 そう。ウェンディだ。どうやら下戸だったらしく、潰れて倒れていたウェンディが心配だからその様子を見に行くのだ。断じて逃げてる訳ではない。

 

 だが、僕はその選択をすぐに後悔することになった。

 

 

「……テューズ。貴方は確か、魔力量を増やしたいと言っていましたよね?」

 

 倒れているウェンディの様子を見ていた時、突然背後からフィールに声をかけられた。

 美しい紫色の中でうっすらと頬が紅くなっており、ヒック、としゃっくりをしている。

 

「……言ってましたよね?」

 

「ハイ! 言いました」

 

 黙っている僕に痺れを切らせたのか、ギロリと睨みながらそう問いかけられた。その鋭い視線に身の危険を感じ、これ以上機嫌を損ねないよう急いで返事をする。自然と背筋は伸び、全身が引き締まった。

 

「そうですよね。では、私が手伝ってあげますよ」

 

 満面の笑みでそう言いながら、フィールは片手に持っていたビール瓶を僕に差し出した。

 

「えと……これは……?」

 

「これを魔力に変えながら限界まで飲めば、きっと魔力量も上がりますよ」

 

 確かに水を食べれば自身の魔力に変換することは出来るが、流石に無理がある。まだ12歳の僕では魔力量の限界に達する前にウェンディのように潰れてしまうだろう。それをすれば危険だと全身が信号を送っている。何とかして断らなければ僕の命はない。

 

「い、いやぁ……特訓なら今日はもう沢山したし、今はフィールと一緒にご飯を食べたいかな?」

 

「むぅ……そ、そうですか……」

 

 出来るだけ笑みを浮かべると、フィールは照れたように下を向く。

 よし、よし! 何とかこのまま押しきれそうだ。と思った矢先、口に何かが飛んできた。それは僕の口に入り、勢いで上を向かされてしまう。そして、"それ"の中にあった液体が重力に従い、口の中に絶え間なく流れ込んできたのだ。

 

「――ングガグガッ!?!?」

 

「ですが、強くなるためにはやっぱり休んでなどいられません。特訓あるのみです!」

 

 そんな声が聞こえた気がしたが、生憎それどころではない。パニックになったせいで下を向くことが出来ず、僕は陸にいるのに溺れていた。

 何とかビールを飲みきり、荒い呼吸を整えながら床にヘタリと座り込む。アルコールと酸欠でフラフラする頭に、フィール(悪魔)の声が響いた。

 

「さぁ、二本目いきましょうか」

 

 死んでしまう。これを繰り返せば僕は死んでしまう。どうにか逃げようと這っていると、後ろから信じたくない会話が聞こえてくた。

 

「ウェンディ、起きてください」

 

「……うん……? フィール?」

 

「テューズを特訓するので手伝ってください」

 

「……うん。分かった」

 

 嘘だ。きっとこれは酔ったせいで幻聴が聞こえているんだ。そう考えた直後にガシリと肩を掴まれ、そんなささやかな現実逃避は一瞬にして打ち砕かれた。

 

「……私も手伝うよ。こりぇを飲むんだよね?」

 

 クラクラと頭を揺らし、朧気な目でこちらを見るウェンディ。ウェンディのような美少女が頬を染めながらジッと見つめてくれば、大抵の男性は可愛いと思うだろう。だが今の僕は恐怖しか感じない。

 その上手く呂律の回っていない状態で話しかけられたら、普通なら癒されるのだろうか。だがあれは僕に絶望を与える死刑宣告だ。

 

 正常なウェンディなら反対してくれただろう。しかし、意識がハッキリしていないのかウェンディはフィールと一緒に僕の口にビーチ瓶を入れようとしてくる。

 ごめんなさいリヴァルターニ。僕は貴方に会えそうにありません。

 

「や、やめ……いやァァァ!!」

 

 助けを求めようと手を伸ばしたが、その先にいる皆はそれぞれ撃沈しており、もう助かる道は残っていなかった。

 

 

 その夜。僕は初めて家族に恐怖を覚えた。

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

「うぷ……まだ気持ち悪い……」

 

 壁に体を預け、吐き気を堪えて口許を押さえる。毎回乗り物に乗るたびに吐き気と戦っていたナツさんと樽を軽く空けてしまう酒豪のカナさんの凄さが身にしみて分かった。

 脱いだ浴衣をしまい、壁を伝いながら露天風呂へ向かう。先に風呂へ行った皆はもう使っているだろう。そう思っていたのだが、僕が露天風呂へ行くと皆は壁沿いに座り込んでいる。

 

「あれ? 皆さんどうしたんですか?」

 

「いや、ちょっとな……」

 

「気にすんな……」

 

 そうは言われても、気になるものは気になってしまう。ナツさん達は皆額が真っ赤になっているのだが、ドロイさんだけはお尻を押さえて悶絶していた。

 

「あー……あれだ。はしゃぎすぎて転んだだけだ」

 

 疑問符を浮かべる僕に、頬を掻きながらジェットさんがそう教えてくれた。そのジェットさんが僕と目を合わせてくれないが、恥ずかしいからだと自分の中で納得して湯船に浸かる。温かいお湯が体の芯まで温めてくれ、体のアルコールが抜けていくのが気持ち良い。

 

 こうして、合宿の初日は終わりを迎えた。

 

 

 

 

 

 





 グレイに造形魔法を教わったりしているのですが、その点で少し迷っていたりします。海竜という事で技名を海関連にしたいのですが、想像している技にあうようなものがないんですよね……

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