FAIRY TAIL 海竜の子   作:エクシード

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更新遅れました、申し訳ありません。
最近少し忙しく、空いた時間等に書いているので誤字が多かったり不自然な点があるかもしれません。ごめんなさい!




エクスタリア

 

 

 

 

 

 

「おぉ! すげぇ怖ぇ! アースランドの魔導士はみんなこんなに凶暴なのかよ」

 

「なんでルーシィさんだけ……シャルル達は!?」

 

ナツさんを見てケラケラと笑う男にウェンディが問いかけると、男は「エクシードの事か?」と聞き返してくる。

 

「任務を完遂したエクシードは母国へお連れしたよ。今頃褒美でも貰って、いいもん食ってんじゃね?」

 

「任務を……完遂……?」

 

「そんな事あり得ない! その任務の内容は知らないけど、シャルル達は放棄したはず!!」

 

ウェンディが声を上げると、男の口から笑いがこぼれる。

「いや、見事に完遂したよ」

 

「何なんだ……フィール達の任務って……」

 

僕がそう呟くと、男は「まだ気がつかねぇのか?」と言って僕達を嘲笑った。

 

 

 

 

 

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「シャルル、フィール、二人とも起きて!」

 

ハッピーの声で二人は目を覚まし、周囲を見渡して困惑する。

 

「ここは……?」

 

「私達、どうなったの?」

 

ハッピー達が目を覚ました部屋は、まるで王族の私室のような豪華な装飾が施された部屋だった。

 

「オイラ達……眠らされちゃって……それで………どこだろ、ここ?」

 

ハッピーがそう言って立ち上がると、シャルルが浮かない顔で俯いている事に気づき、声をかける。

 

「私の情報が……罠だった……」

 

「違うよ! オイラ達は偶々見つかったんだ! シャルルのせいじゃないよ!」

 

ハッピーが必死にシャルルを励ましていると、フィールが涙を流しながら言葉を漏らす。

 

「私はテューズを……みんなを守れなかった……必ず守るって決めたのに……!」

 

フィールが悔しさに手を握り締めた時、部屋の扉が開いて一夜そっくりの顔の、兵隊のような服装をしたエクシードがポーズを取りながら部屋に入ってきた。

 

「お前達が、アースランドでの任務を完遂した者達か?」

 

一夜似のエクシードが輝きを纏いながら三人に問いかけると、ハッピーがその顔を見て驚愕の声を上げる。

 

「一夜!?」

 

「にゃん、いい香り(パルファム)だ」

 

「て言うか、猫?」

 

「何を驚く! 同じエクシードではないか」

 

疑問符を浮かべるハッピーに一夜似のエクシードがそう語ると、彼の後ろから黒く細長い体のエクシードが右手を振りながら部屋に入ってくる。

 

「ニチヤさん。彼らは初めてエドラスに来たんですよ? きっと、エクシードを見るのも初めてなんでしょう」

 

「おぉ、そうであったか……私はエクスタリアの近衛師団長を務めるニチヤ! にゃん、にゃん」

 

ニチヤがポーズを取りながら自己紹介をすると、隣の黒いエクシードも三人に自己紹介を始める。

 

「ぼきゅはナディ、エクスタリアの国務大臣ですよ。任務お疲れ様」

 

ナディの自己紹介を聞いたハッピーが、"任務"について疑問に思うと、シャルルとフィールが顔を歪める。

 

「どうしたの二人とも?」

 

ハッピーが二人を心配して声をかけると、ニチヤがハッピー達に背を向けて口を開く。

 

「早速であるが、女王様がお待ちである。ついて参れ」

 

「女王様だって!?……二人とも、オイラに任せて! ここはひとまず様子を見るんだ。二人はオイラが絶対守るからね!」

 

ハッピーの言葉を聞き、三人がニチヤと共に部屋を出ると、扉の両脇で体の大きなエクシードが警備している事に気づいた。

 

「またエクシード……」

 

「それではこちらへ」

 

ナディに言われて通路を歩いた先にあった光景を見て、ハッピーは言葉を失った。

 

沢山のエクシードが楽しそうに暮らしている街。子供達は走り回り、店を営んでいるエクシードもいる。

ナディとニチヤが先導して街を歩いていると、ハッピー達三人を見た住人達が声をかけてくる。

 

「お? あれが噂の?」

 

「アースランドでの任務を完遂した!」

 

住人達が三人に賛辞の言葉を投げ掛けてくるが、ハッピーは困惑し、シャルルとフィールは俯いて歩いている。

 

「エクシードばっかりだ……」

 

「そう、ぼきゅ達はエクシード。人間の上に立ち、人間を導くんだ! そしてここはエクシードの王国! "エクスタリア"!!」

 

 

 

 

 

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その後、ハッピー達は王宮の門を潜り、女王に謁見するために王宮の通路を歩いていた。

 

「人間は酷く愚かで劣等種だからね。ぼきゅ達がきちんと管理してあげないと」

 

「その上、酷い香り(パルファム)だ。」

 

ニチヤは顔を顰めて振り返ると、ハッピーはエクシードの人間に対する評価を聞いて困惑する。

 

「女王様はここで人間の管理をしているんだ」

 

「女王様は素敵な香り(パルファム)さ」

 

「勝手に増えすぎると厄介だからね、いらない人間も女王様が決めて殺しちゃんうだ」

 

そう語るナディに、ハッピーは額に汗を浮かべて「なんでそんな事を……」と問いかける。

 

「失われつつある魔力を正常化するためだと、女王様は仰った。女王様はこの世界だけでなく、アースランドの人間も管理しておられる」

 

「女王様には人間の死を決める権限がある。なぜなら、あの方は神なのだからにゃん!」

 

「神!?」

 

ニチヤの言葉にハッピーが目を見開いて驚くと、不意にシャルルが足を止める。

 

「私達の任務ってなに? 私には生まれた時から任務がすりこまれていた」

 

暗い表情で問われたニチヤとナディが顔を見合わせるが、シャルルは構わず話を続ける。

 

「女王の人間管理に選ばれた、滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)、ウェンディ達の抹殺」

 

「ど、どういう事!? ウェンディ達の抹殺ってどういう事だよ!?」

 

険しい顔でシャルルに迫るハッピーをフィールが制止すると、ハッピーは突然震えながら後ずさる。

 

「あれ……? それじゃあ……オイラの任務って……あれ? まさか……」

 

頭を抱えて座り込むハッピーを、シャルルとフィールが悲しそうに見つめる。

 

「私も、任務を知るまでは幸せでした……」

 

「ナツを……オイラが……オイラが抹殺する任務に!?」

 

「ハッピー! 落ち着いてください!」

 

自身の任務が滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)――――ナツの抹殺であることを知り動揺するハッピーをフィールが宥める隣で、シャルルが険しい顔つきでナディに問い詰める。

 

「私達は任務を遂行していないし、遂行するつもりもなかった! なのにどうして完遂したことになってるわけ!?」

 

シャルルの訴えを聞いたニチヤは困惑し、三人の記憶障害を疑うのを見て、ナディが「仕方ありませんよ」と説明を始める。

 

「女王様の人間管理に従い、6年前、100人のエクシードをアースランドに送ったんだ。卵から孵ると滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)を捜索し、抹殺するように情報を持たせてね。

しかし、状況が変わったんだ。人間の作り出したアニマが別の可能性を導き出したからね。アースランドの人間を殺すのではなく、魔力として利用するものなんだ。中でも滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)は別格の魔力になるみたいだよ?」

 

ナディの説明にシャルルが先程とは一変して動揺し始めた。フィールが震えながら口を開く。

 

「まさか……任務が変更されて……!」

 

「その通り! 任務は変更されたんだ。"滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)を連行せよ"とね!」

 

 

 

 

 

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ハッピー達が自分達の任務を知らされていた頃、ナツ達滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)も同様にその任務について聞かされていた。

 

 

 

 

男の口から語られた滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)連行の任務。男はそれを知って動揺する僕達を嘲笑して言葉を続ける。

 

「オレ達が本当に欲しかったのはお前らさ。ドラゴンの魔力……カハッ!」

 

そう告げると、男は笑い声を上げながら兵を引き連れて去っていった。

 

「ちくしょう……ハッピーが裏切るなんて……あるわけねぇ! あるわけねぇだろ!! コラァ!!」

 

もう既にいない男に向けてナツさんが叫び声を上げ、鉄格子を破壊しようと引いたり押したり色々試しているが、鉄格子が壊れる気配はない。

 

「火竜の――咆哮!!!」

 

と言ってナツさんは必死に息を吹き出すが、果たして魔法は使えない。

 

「やっぱり使えませんね……」

 

「だぁぁ!! エドラスめんどくせぇぇ!!!」

 

暴れだすナツさんをよそに、ウェンディが「シャルル……」と浮かない顔で呟いたのが聞こえたので、ウェンディの前に腰を下ろして笑いかける。

 

「大丈夫だよ、僕達は今までずっと一緒にいたんだもん。こういう時こそ、ちゃんと信じてあげなきゃ!」

 

「そうだよね……うん! シャルルもフィールもハッピーも、私はみんなを信じる!」

 

拳に力を入れて語るウェンディに頷き笑い合っていると、隣から鈍い音が響いた。

 

「うぐぐ……」

 

「ナ、ナツさん……」

 

隣を見ると、鉄格子に頭突きをして悶絶しているナツさんの姿が目に入った。

 

 

 

 

 

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「そんな……」

 

任務が変更されていた事をナディから知らされたシャルルとフィールは、泣き崩れる。

 

「やはり、遠隔での命令上書きは上手く伝わらなかったようですね」

 

「しかし結果オーライ! お前達は滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)を連れてきたのだからな!」

 

ニチヤは親指を立てて語るが、シャルル達は嗚咽を漏らすばかりで返事はない。

 

「魔力化、即ちマジカライズは人間共に任せてある。そういうのは人間共の方が得意だからな」

 

「ち……違う……私は自分の意思でエドラスに……」

 

膝をついて悲痛な声を上げるシャルルに、ナディは命令を実行していただけだと告げる。

 

「みんなを助けるために坑道に……!」

 

「気づいてなかったのかい? ぼきゅ達が坑道へ誘導したんだ」

 

指を振ってシャルルの言葉を否定するナディを、今まで涕泣していたフィールが鋭く睨む。

 

「違う! 私達はテューズが、ウェンディが、みんなが大好きだから守りたいって!」

 

「それは一種の錯覚だね。命令が"抹殺"から"連行"に、即ち殺してはいけないと変更された事に――」

 

「嘘だ!!」

 

「私達がみんなの事を好きなのは本心です! 決して……そんな物じゃない!!」

 

淡々と語るナディの言葉に膝をついて泣き叫ぶ二人を見たニチヤは少しばかり後ずさるが、額に汗を浮かべながらもハッピー達の行動は全て自分達の命令によるものだと告げる。

 

「オイラ達は……」

 

拳を強く握り、涙を流しながらも、普段とは一転して今まで見たことのない程険しい形相のハッピーが、シャルルとフィールを庇うように立ってニチヤ達を睨み付けた。

 

 

 

「オイラ達は操り人形じゃないぞ!! オイラ達は妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士だ!!!」

 

 

 

ハッピーの叫びにニチヤ達は驚愕し、ハッピーはその隙にシャルルとフィールの手を掴んで走り出す。

 

「行こう、二人とも! オイラ達でみんなを助けるんだ! 絶対助けるんだ!!」

 

そう叫びながら逃走するハッピーを見て、ナディ達は衛兵に指示を出した。

 

「アースランドの汚れに毒されてしまったエクシードは堕天となる! 堕天が三人逃走!!」

 

「近衛師団出撃!」

 

 

 

後ろから迫りくる衛兵達に背を向け、ハッピー達は城の出口を目指して走っていた。

 

「うわっ!? 前からも来た!?」

 

「っ! こっちです!」

 

逃げた先の丁字路で前方から衛兵達が走ってくるのを視認すると、フィールが二人の手を掴んでまだ衛兵のいない通路に駆けこむ。

 

三人が通路に入って行くのを見て、ニチヤはニヤリと笑った。

 

「そっちは城の内部に繋がる通路。誘導成功だにゃん」

 

 

 

誘導されている事を知らずに通路を進んでいくと、三人は使用人の格好をした紫色のエクシードに遭遇した。その使用人のエクシードは少しの間フィールとシャルルを凝視して目を見開いた。

 

「……あ、あなた達は…!」

 

「ど、どうしよう!? このままじゃ捕まっちゃうよ!?」

 

ハッピーは見つかった事に酷く焦っているが、使用人のエクシードは二人を見て固まっている。

 

「なぜ……なぜこんな所に――」

 

「堕天!! 堕天はどこに居るメェェン!!!」

 

使用人のエクシードが口を開くが、言い終える前にハッピー達の後ろから聞こえてきたニチヤの叫びに遮られた。

 

「どうしよう! もうそこまで来てるよ!?」

 

「ここに隠れなさい!!」

 

使用人のエクシードは目を回してあたふたと慌てるハッピーと、通路を睨んで後ずさりしているシャルルとフィールの三人をすぐそこの部屋に押し入れた。無理矢理部屋に入れられた三人は扉に耳を当て、外の様子を窺う。

 

 

「む? そこに居るのはディムか? 相も変わらずいい香り(パルファム)だ」

 

「お褒めに与り光栄です。ニチヤ様」

 

「うむ。やはりディム程美しいエクシードを使用人にしておくのは勿体ないな……と、いかんいかん。この辺りに三人のエクシードが来なかったかね?」

 

 

扉越しに二夜がそう訪ねるのを聞き、三人はビクリと肩を震わせる。

 

 

「三人のエクシード?……いえ、見ていません」

 

「そうか、こっちに逃げたはずなんだか……奴らは堕天だ。見つけしだい私達に報告するように」

 

「はい。承知いたしました」

 

 

会話はそこで終わり、大勢の足音が遠ざかっていく。

ディムと呼ばれたエクシードが自分達を庇った事に顔を見合わせていると、扉が音を立てて開かれた。

 

「ニチヤ様は行かれました。城の出口はあちらに」

 

「……なぜ私達を助けてくれたんです?」

 

三人の来た道を指さすディムにフィールが問いかけるが、ディムは三人を見つめるだけで、何も答えない。

 

「ニチヤ達が引き返してくる前に行こう?」

 

ハッピーがそう提言したことにより、フィールも何度か振り返りながらも来た道を引き返した。

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

その後、無事に城の出口までたどり着いたハッピー達だったが、城を出る直前にニチヤ率いる衛兵達に見つかってしまい、現在、街中を全力で走り逃走している。

 

「どいてどいて!!」

 

住人達を掻き分けながら走っていると、衛兵達が斬りかかってくる。

 

「待て待てぇぇい!! メェェン!!!」

 

ハッピー達は振り下ろされる剣をかわしながら走り、近くにあった干し草の積まれた荷車に潜り込んだ。そのまま隠れて外の様子を窺っていると、ニチヤが目の前で盛大に転ぶ。

 

「メェェン……ハァ……ヒィ……疲れてなどいない……私はまだ若い…女王様の期待に応えねば……!」

 

ニチヤが転んだ反動で車輪を押えていたストッパーがずれ、ハッピー達三人の乗っている荷車は息切れして地面に伏しているニチヤを轢いて坂道を勢いよく走りだす。坂で加速し猛スピードで街を走り抜けると、やがて荒れた道に切り替わる。

 

「うぅぅ……あ!」

 

荷車は大きく揺れ、それに耐えられなかったシャルルが空中に身を放り出された。

 

「シャルル!」

 

「ハッピー!」

 

シャルルの伸ばした手をハッピーが掴み、身を乗り出しているハッピーが落ちないようフィールがハッピーを支えている。

 

「しっかり掴まってて! フィールはオイラの事絶対に離さないでね!」

 

二人はハッピーの指示通りにしっかりと掴まっていたが、三人を乗せた荷車はスピードが緩める事なくその先にあった崖の下へと落下し、地面と衝突してバラバラになってしまった。

 

「二人とも……大丈夫……?」

 

「問題ないです……」

 

「なんとか……あ! 二人ともあれ見て!!」

 

目を回すハッピーの問いに、体を起こしながら応える二人。するとシャルルは空に浮かぶ巨大な魔水晶(ラクリマ)を目撃し、ハッピーとフィールも魔水晶(ラクリマ)を視認する。

 

魔水晶(ラクリマ)が浮いてる!?」

 

「王都で見た見たのより大きい……!」

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)のみんな……あんな所にあったんですね……」

 

空に浮かぶ魔水晶(ラクリマ)の下に王都があるのを見て、三人は今いる場所が空に浮かぶ島だと理解する。

 

「どうやって王都に行こう……」

 

「今の私達は(エーラ)を使えないわ」

 

「テューズ……ウェンディ……」

 

沈んだ表情で王都を見つめ途方に暮れる三人の後ろから、突如、怒号が響いた。

 

「コラァ!! オイラの畑でなにしてやんでぃ!!」

 

振り返った先にいたのは、麦わら帽子を被り、鍬を構えた泥棒髭が特徴的な白いエクシード。

 

「はは~ん……兵隊共が探し回っとる堕天ってのはおめぇらの事だな?」

 

険しい表情で三人を睨むエクシードに、ハッピーは拳を握って構えを取る。

エクシードはハッピーを凝視すると青筋を立て、「カー! 出てけ出てけ!」と叫んで鍬を振り回した。

 

「あい! ごめんなさい!」

 

鍬を避けて尻餅をついたハッピーがそう言った時、荷車の落ちた崖の上からニチヤの叫びが聞こえてきた。

 

「もう追ってきた……」

 

崖を睨んで後ずさるハッピーに、「カー! 畑から出てけ!」とエクシードが怒声を上げる。

 

「あい! すぐ出ていきます!!」

 

「でもって家に来い!」

 

「「「え?」」」

 

その場を離れようとするハッピーの手を掴み、エクシードは言葉通り自分の家に連れていこうと歩き始めた。

 

 

 

 

 

 






テューズ視点との変化をつけるためにフィール達エクシード側は第三者視点で書かせてもらいました。
読みにくかったですかね? 多分戦闘シーンも第三者視点で書くとと思いますが、これからもよろしくお願いします。


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