FAIRY TAIL 海竜の子   作:エクシード

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私事ですが、ドラゴンクライ見てきました。
特典の原案と映画本編で違う所も多々あって、一度で二度楽しめました。

とりあえずテューズをどう動かすかは構成出来たのですが、その辺りの話になるのはいつ頃なんでしょうかね……?



妖精狩り

 

 

 

「おい、誰だてめぇら。ここで隠れてなにコソコソしてやがる」

 

ルーシィさんの発した言葉に、他のみんなの視線が僕達に向けられる。

 

「ど、どうしちまったんだよ……みんな……」

 

「ルーシィさんが怖い……」

 

「雰囲気が全然違うし……」

 

と困惑する僕達より一歩前に出ているナツさんを凝視し、「ナツ?」と呟いたルーシィさん。

 

名前を呼ばれたナツさんが唾を飲んだ瞬間、ルーシィさんはナツさんを骨が折れそうなほど強く抱き締めた。

 

「よく見たらナツじゃねぇかお前!」

 

「ぐぽぉ!?」

 

ナツさんの悲鳴と共に骨の軋む音が聞こえるが、ルーシィさんは構わず抱き締め続ける。

周りもナツさんを見てなにやらどよめいている。

 

「ナツ……今までどこ行ってたんだよ……! 心配かけやがって!」

 

「……ルーシィ?」

 

突然そんな事を言われてナツさんの動きが止まるが、ルーシィさんは次の瞬間ナツさんに技をかける。

 

「処刑だぁ!!」

 

「出た! ルーシィの48の拷問技の一つ! グリグリクラッシュ!」

 

 

「ナツさん!?」

 

「ひぃぃ!?」

 

その光景を見て僕達はナツさんを心配すると同時にルーシィさんに恐怖する。

 

「あまりいじめては可哀想ですわよ?」

 

笑顔で優しく言うカナさんや、その近くで泣いているエルフマンさんを怒鳴り付けるジェットさんとドロイさんに驚くハッピー。

 

「わ、訳が分からない……どうなってんのさ、一体?」

 

「ナツ、とにかく無事でよかった……ね? ジュビアちゃん!」

 

ナツさんを見て安心し、声をかけてくるグレイさんをジュビアさんは「うるさい」と一蹴する。

 

「これ、全部エドラスの影響なの? 何から何まで全部逆になってるよ!?」

 

と周章するハッピーの言葉を、シャルルとフィールはみんなを睨みながら黙って聞いている。

 

「ところで、そこの坊ちゃんとお嬢ちゃん、それと猫は誰です?」

 

「猫?」

 

マカオさんが尋ねると、ワカバさんが猫という言葉に疑問を覚える。

すると二人は顔を見合せて「猫!?」と叫び、ギルドのみんなもフィール達エクシードを見て驚愕する。

 

「どういうこった! なんでこんなところにエクシードが!?」

 

「エクシード!?」

 

エクシードと聞いたみんなは臨戦態勢に入り、僕達を警戒している。

 

「どうなってんだよ……これ」

 

今までナツさんをいじめ続けていたルーシィさんも、その手を止めてこっちの様子を窺っている。

 

「つか、なんでこっちの連中はエクシードって聞くとビビるんだよ……ハッピー達は怖くねぇぞ?」

 

ナツさんが疑問を口にした時、ミラさんがハッピーの側に歩み寄り、屈んでハッピーを観察する。

 

「ホントそっくり……あなた達って、エクシードみたいね」

 

「いや、みたいも何もオイラ達はエク――むぐっ!?」

 

ハッピーが"エクシード"という言葉を言おうとした瞬間、フィールがハッピーの口を押さえた。

 

「こっちの世界でエクシードと告白するのは危険かも知れません。ここはミラさんの勘違いに合わせましょう」

 

と耳元で説明するフィールに頷くハッピー。

 

「よくエクシードと間違わるけど私達は似ているだけで違うわよ」

 

シャルルがみんなにそう言うと、みんなはその言葉を信じてそれぞれ別の事をやり始めた。

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

「さぁ言えよ、散々心配かけやがって! どこで何してたんだよ」

 

至近距離でナツさんを睨み付けるルーシィさんに、ナツさんの顔がひきつる。

 

「何って言われてもなぁ……」

 

「ナツ、そこはちゃんと説明しないとダメだよ」

 

ルーシィさんの問いに曖昧に答えるナツさんに、ハッピーが注意をする。

注意されたナツさんは考え込み、

 

「えぇと……つまりあれだ……ほれ、なんつったっけ……?」

 

と唸っていると、ルーシィさんが再び技をかける。

 

「相変わらず焦れってぇな! お前は!」

 

「出た! 今度はグリグリ肘クラッシュ!」

 

その技名に、ハッピーは「肘がついただけじゃん」と笑っている。

 

 

 

「そろそろ二人っきりで仕事行こっか?」

 

「行こう行こう! アルアルはどんな仕事がいい?」

 

「ビスビスの好きな仕事に行こう?」

 

「やぁん、アルアルってばや・さ・し・い!」

 

向かいのテーブルで大胆にイチャイチャする二人を見ていたら見ているこっちが恥ずかしくなってきた。ウェンディは頬を染めている。

 

「も、ものすごく仲がいいですね……」

 

「信じられない……」

 

抱き合っている二人を見てウェンディも僕も反応に困り視線を移すと、そこにはグレイさんとジュビアさんが居た。

 

「なぁジュビアちゃん、さっき仕事に行くって言ってただろ? オレも一緒に行きてぇな……」

 

「だから近寄らないでって言ってるでしょ、暑苦しい。仕事はジュビア一人で行くのよ。あんたなんか全然役に立たないんだから」

 

ジュビアさんはそれだけ告げてリクエストボードへ向かっていった。

 

 

 

 

 

 

「技の35! えげつないぞ固め!」

 

「ぐもっ!?」

 

「技の28! もうやめてロック!」

 

次々と技をかけるルーシィさんに、ナツさんは地面を叩いて苦しんでいる。

 

「ルーシィさんが……」

 

「怖い……」

 

ウェンディと震えながらその光景を見ていると、ナツさんがルーシィさんの隙をついて逃げ出した。

 

「逃げんなナツ! どこに隠れた!?」

 

叫びながらナツさんを探すルーシィさんに、レビィさんが激怒する。

 

「うるさいよこのクソルーシィ!」

 

「何だとコラァ!?」

 

ルーシィさんとレビィさんは睨み合ってお互いを罵倒し合い、その喧嘩をマカオさん達が宥めようとしている。

 

その光景に既視感を覚え、ナツさんとグレイさんの喧嘩を止めるエルザさん達の光景が頭に浮かぶ。

 

「あれ? そういえばエルザさんが居ない……」

 

と呟くと、テーブルの下から、

 

「冗談じゃねぇ」

 

「ねぇねぇ、こっちではエルザってどういう感じなのかな?」

 

と言う声が聞こえ、テーブルの下を覗いてみるとナツさんとハッピーが隠れていた。

 

ハッピーに聞かれたナツさんは、すぐに謝る弱気なエルザさんを想像するが、ハッピーは「ただのナツの願望だよね?」とツッコミを入れる。

 

「何だと!? じゃあハッピー、お前はどうなんだよ……」

 

「オイラはこう思うよ? きっと……」

 

ハッピーの想像は酷かった。

ハッピーに絶対服従し、どんな命令でも聞く下部のようなエルザさん。

その想像にさすがのナツさんも少しばかり引いている。

 

次にウェンディがお菓子を作ってみんなにそれを振る舞うエルザさんを想像した。

 

「そうきたか!?」

 

「テューズはどんな想像したの?」

 

「えぇ? 僕?」

 

ハッピーに振られ、いつもと逆のエルザさんを想像する。

 

(エルザさんはナツさん達仲間を大事にしてるから……)

 

 

 

 

『おいナツ! そこでパンと牛乳を買ってこい。グレイは肩を揉め、ルーシィはそこで踊って私を楽しませろ。ハッピーはそこの魚を私に食べさせるんだ。……なに? 嫌だ? ほぅ……私の命令に逆らうとは、お前達死にたいらしいな? 覚悟しろ!!』

 

 

 

 

「みたいな感じですかね?」

 

僕の想像した事を口にすると、ナツさんとハッピーが震え上がる。

 

「絶対会いたくねぇ……」

 

「オイラも……」

 

苦笑いしながら二人を見ていると、シャルルが僕達を見て鼻を鳴らす。

 

「揃いも揃ってつまんないこと妄想してんじゃないわよ……」

 

「ですが、逆のエルザさんって実際のところどうなってるんですかね?」

 

とシャルルとフィールが話していると、ナツさんがルーシィさんに見つかった。

 

 

「おいこら放せ! いい加減にしねぇと、いくらルーシィでも――」

 

「へぇ……やろうってのか? 上等だよ!」

 

ナツさんの言葉にルーシィさんの顔が険しくなり、ナツさんをボコボコに殴り倒す。

 

「つ、強い……」

 

「ナツさん……大丈夫かな……」

 

ウェンディと僕がそう呟くと、「大丈夫……じゃねぇ……」というナツさんの掠れ声が聞こえた。

 

「さぁ言え! どこで何してやがッた」

 

ナツさんの胸ぐらを掴み、そう問い詰めるルーシィさん。

ナツさんは震えながらハッピーに助けを求めるが、ハッピーは「さっきからこの仮面が蒸れて力がでません」とナツさんを見捨て、見捨てられたナツさんは「薄情者!」と泣き叫ぶがハッピーは涼しい顔をしている。

 

「ルーシィ、またナツをいじめて……ダメじゃない」

 

ルーシィさんに注意をするミラさんによく似た女性。

言われたルーシィさんは渋渋手を離し、ナツさんとハッピーはその女性を見て固まっている。

 

「お、戻ったのか」

 

「お帰りなさい、リサーナ」

 

「ただいま、ミラ姉、エルフ兄ちゃん」

 

笑顔でリサーナさんを迎えるミラさんとエルフマンさん。

リサーナさんって人の話は少しだけ聞いたことがある。

ナツさんと仲がよく、仕事先の事故で亡くなったと聞いていたけれど……。

 

「見つけた……」

 

今まで黙っていたナツさんが呟く。

 

「「リサーナァァ!!」」

 

「ひぃ!」

 

涙を流してリサーナさんに飛びかかるナツさんとハッピーにリサーナさんが怯えると、ルーシィさんの蹴りがナツさん達に炸裂する。

 

「お前いつからそんなに獣みてぇになったんだ……あぁん?」

 

「だってぇ……リサーナが生きてそこにぃ……」

 

ルーシィさんに胸ぐらを掴まれたままリサーナさんを指さして泣いているナツさんは、グレイさんに連れられてテーブルにつく。

 

「いいから座れよ、久々に語り合おうぜ? 友達だろ?」

 

ナツさんの肩を抱くグレイさんに、ナツさんは泣いたまま「服脱げよグレイ……」と呟いている。

 

 

「……ミラさんの妹のリサーナさん」

 

「確かもう亡くなったんじゃ……」

 

疑問に思っていると、「みんなが逆になってる訳じゃないってことね……」とシャルルが呟く。

 

「あそこを見なさい」

 

とシャルルに指示されて見てみると、背が高く胸も大きいウェンディがこっちを見ており、僕達の世界のウェンディが驚いて混乱してしまっている。

 

「逆ではなく違うんですよ……あそこも……」

 

フィールがエドラスのウェンディが居た方向と逆をさし、そっちに視線を移すと、臙脂色の髪をした背の高い男の後ろ姿があった。

 

こっちの視線に気づいたのか、男が振り返る。

男の顔は、目付きこそ鋭くなっているが毎朝鏡で見ている馴染んだ顔。つまり――

 

「僕!? なんで!?」

 

もう一人の自分を見て混乱している僕に、シャルルとフィールが説明してくれる。

 

「ここは私達の探しているみんなじゃないわ……別人、エドラスに最初からいる人達なのよ」

 

「あり得ない話じゃないですね……パラレルワールドみたいな物。エドラスには独自の文化や歴史があり、妖精の尻尾が存在する可能性だって……」

 

そんな事を言われ、僕達は大いに困惑する。

 

「じゃあ、ここはエドラスに元々あった妖精の尻尾なの!?」

 

「僕達の知ってるみんなは!?」

 

と聞くと、シャルル達は気まずそうに視線を逸らす。

 

「知らないわよ……それをこれから見つけるんでしょ?」

 

「とにかくこれ以上ここにいるのは危険です! 行きましょう!」

 

シャルルとフィールはハッピーを掴み、出口に向かって走り出す。

どこへ行くのかを聞くと、シャルル達は"王都"と答えた。

 

「吸収されたギルドの手がかりは王都にあるはずよ!」

 

シャルル達が出口の前についた時、ナブさんが勢いよくギルドに入って来た。

 

 

「妖精狩りだ! 妖精狩りが来たぞ!!」

 

 

ナブさんの叫びに、ギルドの全員が血相を変えて慌て出す。

 

「そこの猫、どこへ行く気だ? 外はまずい!」

 

ルーシィさんがシャルル達を止め、扉を閉める。

 

「王国の方達、また私達を追って……」

 

不安げな表情で呟くカナさん。他のみんなの表情もさっきまでとは変わり、真面目なものになっている。

 

「王国……?」

 

「私達をアースランドに送り込んだやつらよ!」

 

王国と聞いて疑問符を浮かべるハッピーにシャルルが説明し、ハッピーは自分達が妖精の尻尾の敵である事にショックを受けている。

 

「リアクター点火準備、座標設定。誤差修正まで、5・4・3・2・1……」

 

機械を操作しているレビィさんを、ルーシィさんが「転送魔法陣はまだなのレビィ!?」と怒鳴り付け、レビィさんもそれに反論する。

 

「うるさい! 今やってるでしょ!……転送臨界点まで出力40%……43…46…51…」

 

レビィさんが機械を操作すると、ギルドが揺れ、石などが宙に浮き始める。

 

「大気が……震えてる……」

 

ウェンディがそう呟いた時、僕は直感的に何かを感じとった。

 

「来る!!」

 

と言った瞬間、振動と共に巨大な生物がギルドに向かってくるのが見えた。

 

「王国が妖精の尻尾を狙ってる!? 何のために?」

 

「そんなの決まってるじゃない」

 

「君達、何も知らずに来たのかね?」

 

ウェンディの疑問に応える声が二つ。

 

「僕とウェンディ!?」

 

エドラスの僕とウェンディはいつの間にか側まで来ていたようで、二人に挟まれる形になる。

 

「王の命令で全ての魔導士ギルドは廃止された」

 

「残っているのは世界で唯一ここのみ、知らないでナツに付いてくるとはな……」

 

事情をよく理解出来ない僕達に二人は呆れた後、声を揃えてとても分かりやすく、そして残酷な言葉を告げた。

 

「「つまりここは、“闇ギルド”妖精の尻尾」」

 

「!?」

 

知らされた真実に言葉を失い唖然としていると、レビィさんが機械に付いたレバーを力強く引く。

すると、振動は大きくなり、僕達の体が宙に浮いた。

 

「みんな! 何かに掴まれ!!」

 

ルーシィさんの指示を受けて辺りを見回すが、掴めそうな物はどこにもない。

 

「転送開始!!」

 

刹那、閃光が僕達全員を包み込んだ。

 

 

 

 

 

********

 

 

 

 

 

「野郎共、引っ越し完了だ」

 

ルーシィさんの言葉に、倒れていた全員が安堵を浮かべて立ち上がる。

 

「引っ越し?」

 

「ギルドごと移動したんだ……」

 

倒れたまま呆然する僕達。

何とか頭の中を整理して立ち上がった時に目に入った光景は、エドラスの僕の腕に抱きついているエドラスのウェンディだった。

 

「……おい、なにオレの腕にくっついてる。とっとと離れんか気色悪い」

 

「言われなくても離れるわよ。はぁ……咄嗟とはいえあんたなんかに抱きついたと思うと吐き気がするわ」

 

でも何か様子が違う。てっきり今の光景を見てアイザックさんとビスカさんみたいな関係なのかと思ったけど違うようだ。

 

「人様の腕に勝手に抱きつき、迷惑をかけておいて謝罪も無しとは……本当に能無しだな」

 

嘲うエドラスの僕に、エドラスのウェンディは青筋を立てる。

 

「あんたこそさっきくらいしか役に立たない能無しでしょ?」

 

「少なくとも君よりは役に立っているさ、能無しのウェンディ?」

 

片目を閉じ、嘲いながら煽るエドテューズにエドウェンディはトンファーを構え、それを見たエドテューズも二本の短剣を取り出す。

 

「やる気かね?」

 

「そっちこそ……」

 

今にも喧嘩が始まりそうな雰囲気の中、ミラさんが二人を見て止めに来てくれる。

 

「二人とも、仲がいいのは構わないけど子供の前で物騒な物を出しちゃダメじゃない」

 

「オレとウェンディの仲がいい? 冗談もほどほどにしてくれ」

 

「こんな男と仲がいいなんて、嘘でも気分が悪くなるわ」

 

ミラさんの言葉に、二人は苦虫を噛み潰したような顔をして立ち去っていく。

二人が居なくなると、ミラさんは僕達の方に振り返った。

 

「ごめんなさいね、あの二人はしょっちゅう喧嘩をしているの。でも喧嘩するほど仲がいいって言うし、あまり気にしないでね」

 

綺麗な笑顔で笑うミラさんに、ナツさんがさっきのは何だったのかを尋ねる。

 

「どうしちゃったのナツ? 久しぶりで忘れちゃった?」

 

ミラさんはナツさんの顔を見た後、僕達にさっきの出来事の真相を話してくれた。

 

「あれは王都魔戦部隊隊長の一人、エルザ・ナイトウォーカー。またの名を、"妖精狩りのエルザ"。さっきのはエルザの襲撃よ」

 

それを聞かされた僕達には衝撃が走り、ナツさんは震えた声で呟く。

 

 

「エルザが……敵……!?」

 

 

 





という感じですかね?
当初は魔戦部隊の隊長とかも考えていたんですが、何か違うと思いテューズはウェンディと仲が悪い妖精の尻尾の魔導士、という感じになりました。

もう少しで七夕ですね。
もしかしたら日常編に七夕の話を投稿するかもです。ただ話の構成が本当になんとなくしか出来ていないので間に合わないかもしれません。
話の構成上にエドラスに行く前に七夕を迎えるって感じになると思いますが。

余談ですが、UVが12000を突破し、もう少しでお気に入りが100になりそうです。ありがとうございます。
感想等も励みになりますので良ければよろしくお願いします。

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