ホワイトハウス
大統領執務室
「以上が報告になります、グラハム大統領閣下」
ミッションのリーダー各だったレオンが報告書をグラハム大統領に渡す。
「ご苦労」
グラハム大統領は言い受け取り
「ケネディー君はもう休暇の予定は決まったかね?」
グラハム大統領は尋ね
「骨休めと銃器に関して[ラクーン]の頃から知ってる最高のガンスミスに相談に行くと頃です」
レオンは答え
「その他のメンバーはどうかね?」
言い
「ユウキの奴は任務の際に喪失した拳銃を新調しに顔なじみのガンスミスの所に行きました、ヴィアはユウキに付いて行ってる処です。インテントはクラウザーと泊りがけで飲みに行きました。ビリーはオフィスで残りの仕事をしています。」
答え
「そうか・・・・・・」
グラハム大統領は頷き
「チームの面々を労うつもりでファミリーパーティーに招待するつもりだったが無駄骨に終わったか」
笑いつつも言われ
「しかし片方は納得の組み合わせ、もう片方は意外な組み合わせだね」
グラハム大統領は言い
「と・・・・・言いますと?」
レオンは言い
「アルジェント捜査官とエルフィン捜査官の組み合わせは納得の組み合わせだよ。」
グラハム大統領は苦笑しつつ言い
「此処だけの話、このホワイトハウス直属のエージェントチームはバイオハザードから生還した人員で構成されてる。軍務経験者、元警察官、元工作員、元民間人と」
説明し
「確かに、私はたった一日だけの警察官生活でしたし、ユウキやヴィアは当時は高校生ですからね。インテントはアンブレラの工作員、クラウザーは元陸軍特殊作戦軍の隊員。ビリーは現役の海兵隊士官ですからね」
レオンは答える。
「ああ、官民問わず。そう考えるとまるで当時のラクーンの[S.T.A.R.S.]のようだなまるで」
グラハム大統領はコーヒーを飲みながら言い
「ラクーン市警特殊部隊ですか・・・・・」
レオンは苦笑する。
「ラクーンのあの地獄から生還した君達の中で足取りを追うのが一番骨が折れたのはヴィア君ら姉妹だったようだね。」
「ヴィア達姉妹がですか?」
レオンは言い
「ああ、当時の情報部の人間が彼女に接触した際に危うく殺されかけたそうだ。相当気を張って生きていたのだろう」
「そうですか・・・・・・」
2人は話し
「そして政府側に付いてくれと要求した時は[NO]の一点張りでこちらとしても苦労したようだね。当時の彼女の生活は裕福とは言えるものではなかったが彼女なりに頑張ってはいたようだね。」
話し
「そこで、当時の情報部の担当者は金銭面での援助を条件にしたがそれでも彼女は首を縦には降らなかった。その次は妹さん共々身の安全の保障を付けてもだ」
それを聞き
「ヴィアらしい。政府の力を借りずとも家族は守って見せる・・・・か」
レオンは言い
「じゃぁ結局は何が決め手になってこっち側に付いたんですか?まさかとは思いますが妹さんを人質にしたとかじゃぁ・・・・・」
聞くが
「いや、記録には[アルジェント捜査官]がこちら側に付いた事を言ったら彼女は考えを変え始めたようでね最終的に彼女が出した条件が[家族の身の安全の保障]そして後は記録上だと[妹さんの学費援助]だそうだ」
グラハム大統領は語り
「自分の事よりも家族の事ですか・・・・・」
レオンも頷き
「事実彼女はアカデミーで訓練を受けたが情報方面では並外れた才能を持っていた様だね。ハッキングやカウンターハッキング等の能力が高く射撃能力もそこら辺の警官や軍人エージェントに比べても優れているという評価が出ていた。アカデミーを卒業後はFBIで数年勤務しFOSに移籍し今に至る」
グラハム大統領が語る中
「の二人はあの狂気の一夜を共に過ごしそして互いの命を預け合い並外れた信頼関係があります。最もヴィアのほうは好意を示しているのが解りますがね」
レオンは苦笑し
「私もそうじゃないかと思っていたんだ。でも彼女と彼が一緒になれば正真正銘の家族になる訳だし彼も[形だけのアメリカ人]でもなくなる。彼の精神的な支えにもなるしな諸君らの任務は最高難度の危険度の伴なう任務だ誰かの支えがなければ生きてなどいけんよ」
グラハム大統領は言い
「同意見です」
頷くのだった。それと共に
「そうだった、君に・・・いや正確には君とアルジェント捜査官に渡す者がある」
「??」
言われケースを二つ受け取り中を確認するために1つ開けるとそこには
「こ・・・これは・・・・」
ケースの中には[海軍中佐]の階級章が鎮座していた。
「これからは国外派遣の可能性も高まる。もはやバイオテロは一国での問題では無くなるだろう。多国籍で協力しなければならない時が来るだろう。」
言われ更に
「軍籍を持っている貴官とアルジェント捜査官への私からの[褒章]と思ってくれて構わない。私の大事な家族を救ってくれたのだからね、それと対外的な措置でもあるんだ中佐の階級を持つ高級士官ならば海外で活動する際にもそうそうぞんざいな扱いはされないだろうし不便はしないだろうからね」
グラハム大統領は言われ
「バカンスからアルジェント捜査官が戻ったら君からその[海軍中佐]の階級章を渡してやってくれ」
頼まれ
「ハイ、了解しました」
頷くレオンに
「そうそう、気が変わったら何時でも私達家族のホームパーティーに来てくれたまえ」
グラハム大統領はレオンに言い
「ハイ、気が変われば」
苦笑しつつも答え、大統領執務室を後にするのだった。
次回~それぞれのプライベート 2 ユウキ&ヴィア~を予定しています。