「はいはい、次、次、そんなに慌てない」
ズドンズドン
「汚物は徹底消毒じゃぁ！！」
ドカァ―――ンッ
ルイスと共に元来た道を引き返し、運よく落とした抗寄生体薬のレシピを発見し、ルイスの隠れ家に急ぐ中、マグナムやRPG-7でハチの巣や粉々にされる邪教徒らを見てルイスは
「これじゃぁ、どっちが悪党か分からねぇ」
言ってるが
「それで、お前さんの隠れ家は何処よ何処」
マガジンを交換しつつ俺は言い
「レシピも回収できたし早くお前さんの隠れ家に急ごう。」
RPG-7に次弾を装填するインテントも言い
「解ってる、此処までくればもうすぐそこなんだ」
俺達は迫りくる邪教徒らを片っ端から射殺・爆殺しルイスの隠れ家を目指すそして
「此処だ」
何もない壁の所まで来て
「何もないぞ」
「おいおい大丈夫なのか？」
俺とインテントが言う中
「よっと」
壁に手を当てると
ガチャンッ
音が鳴ると壁が動き入り口が現れる。
「わぁお」
「すげぇ・・・・」
まさに秘密基地とはこの事を指すと感心してると
「さ、見つかんないうちに速く入ってくれ」
ルイスは俺達に促し俺達も後に続き、隠れ家に入るのだった。中に入ると
「これは・・・・・」
研究の資料の山で
「此処にある資料は全部研究で使った資料だ。この寄生体通称[プラーガ]の事が書いてある。」
渡され、読むと大まかには
体内でふ化した寄生体は宿主の神経系統に寄生しやがてはその全てを乗っ取ってしまう事、対処方法は投薬によるふ化前に寄生体の排除、もしくは寄生体の成長を阻害させる抗寄生体薬を服用し外科手術で摘出、最終手段は専門機器を使用。
と記されており
「この専門機器は何処にあるんだ？」
聞くと
「残念ながら此処じゃぁない、孤島にまで行かないといけない。だからレオン達をそれまで持たせるためにこの抗寄生体薬が必要になるんだ」
ルイスは言い
「で、その薬は大丈夫なのか？」
インテントは言い
「ああ、効き目自体は強力で、人体には無害だが寄生体には強く作用し成長を阻害する。」
薬の説明をルイスはし
「成る程な。安心した」
インテントも言い
「念のためだ、2人もこれを持っててくれ」
棚を開けて中からレオン達に渡した抗寄生体薬を俺とインテントにも渡し
「言い忘れたが、こいつは卵がふ化する前に服用すれば寄生体事始末できる。お守りと思ってな」
ルイスは言い
「よし、抗寄生体薬はこれで全部だ」
ルイスは棚の中の抗寄生体薬を全てテーブルに出して言い
「後はこれだ」
研究の資料を俺達に渡し
「万が一にも俺の身に何かあったら、この書類と抗寄生体薬をお前さん所の組織の上層部に提出してくれ！！」
サンプルとして抗寄生体薬を1瓶と研究資料の書類を厳重に保管しショルダーポーチに入れ
「万が一と言ったが、それはない。俺とインテントで必ずこのイカレた場所からお前を連れ帰る。」
肩に手を置き俺はルイスに言い
「確かに、俺と相棒は此れよりも遥かに地獄の状況から幾度となく生還してるからなまだかわいいモノさ、これ程度の状況なら」
インテントは言い
「これ以上？！」
訝しむルイスを他所に
「ああ、これ以上の状況だ」
俺は言うのだった。そんなおり無線が鳴り
「ハイ、アルジェント」
出ると
「すまん、アシュリーと分断されてしまった。反対側に向かう道を今見つけてそっちに向かってる」
レオンから報告が入り
「了解、きいつけろよ」
俺は言い
「そっちもな」
レオンが言うのだった。無線を切り
「何だって？」
インテントが言い
「ああ、トラブルでアシュリーと分断されちまったとさ」
俺は言い
「まじかぁ・・・・」
俺達が言ってると
「2人にもう一つ協力してほしい事があるんだが・・・いいか」
ルイスに言われ
「「なんだ？」」
俺達は言うと
「研究のサンプルがあるんだが、それを奪取して奴らの計画そのものを頓挫させたいんだ」
言われ
「「・・・・・・」」
顔を見合わせ
「弱者を助けて、悪党をシバキ倒すのが俺達の仕事だからな」
俺は言い
「ああ、やろう」
俺とインテントも言い
「2人とも恩に着る」
ルイスは言うのだった。
次回～ゲスト対談2 〇〇～を予定しています。