BIOHAZARD~悲劇のエージェント~   作:特殊作戦群

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巨人を倒し、元来た道を戻り教会に着く4人、そしてターゲットへの接触に成功する


ターゲット確保

教会正門

 

「よし、気張っていくぞ」

 

俺は言い、門にエンブレムをはめ込む。

 

ガチャン

 

音がし、施錠が解錠された音がし

 

スッ

 

コクン

 

コクン

 

コクン

 

ハンドサインで合図をだし、レオン・インテント・クラウザーが準備し、勢いよくドアを開け、突入するが・・・・・

 

「「「「・・・・・・」」」」

 

教会内部はもの家の空だった。

 

「さてはてどこを探します?」

 

インテントは言い

 

「隠し通路的な物でもあるのか?」

 

クラウザーは言い

 

「よし、周囲の捜索だ、怪しい所があれば報告を」

 

レオンが指示を出し

 

「オーケー」

 

俺達はそれぞれ、散会し周囲の散策を行う。そんな中、俺は2階に上り、進もうとするが

 

「だめだ・・・柵が降りてる。」

 

柵が降りており、行く手を阻まれる。インカムで

 

「イント、どうだ?」

 

相棒に聞き

 

「いやダメだ、ユウキ特にこれと言って怪しい所はない」

 

イントの声が無線を経由し聞こえ、周りを見渡すと

 

「・・・・・・・・!」

 

シャンデリアを挟み、反対側に何らかの装置があるのが視界に入り

 

「レオン、なんか見つけた。状況の打開につながるんじゃないかと思われる。」

 

報告を入れ、皆が2階に集まる、だが

 

「左側の道を策が降りてて進めない上に奥にあれがあると言う事は・・・」

 

クラウザーは考え、俺は

 

「このシャンデリアを伝っていくしかないようだな・・・・」

 

俺は言い

 

「重すぎる奴はダメだな・・・」

 

レオンは言い

 

「この中で一番体重の軽い奴が行くしかないだろ」

 

インテントは言い

 

「じゃぁ、此処は小柄な俺の出番だな」

 

俺は言うと、インテントに

 

「悪い、俺の装備品頼む」

 

伝え、シャンデリアに飛び乗り

 

「「「・・・・・・・・・・・・・・・」」」

 

3人が見守る中

 

「・・・・・・・・」

 

タイミングを計り、反対側へと飛び移る、そして機械のスイッチを押し

 

教会の宗教のエンブレムようなものが真ん中に浮かびその周りの投射されている物を回し組み合わせて1つのエンブレムに合成する様で

 

「・・・・・・・・・・・」

 

投射されている光景を見て、数回程回転させ合成ボタンを押す。するとうまく行ったようで、封鎖されていた柵が上がり、俺は皆と合流し

 

「ナイス、ユウキ」

 

「ナイスだぜ、NAVY SEALs」

 

「流石、相棒」

 

3人と合流し、ドアの前で突入態勢を取り

 

「GO」

 

レオンの合図で室内に突入する俺達だったが出迎えてくれたものは

 

「アブねッ」

 

先頭の俺が直ぐにしゃがみ背後のインテントに木材の切れ端が当たる

 

「アウチッ」

 

鼻を押えのたうち回るインテントを他所に

 

「こっちに来ないで!!」

 

中にいる女の子が銃を持つ俺達にもろ警戒心丸出しにしているが、レオンが

 

「落ち着け、俺達は大統領の命令で君を救出に来たんだ」

 

言うと

 

「え、私のお父さんが」

 

ターゲットは言い、俺は

 

「一応念の為だが、アシュリー・グラハムだな」

 

確認を取り

 

「え・・・ええ、そうよ」

 

彼女、アシュリーは言い

 

「ふぅ・・・」

 

クラウザーが一息つき

 

「おいおい、俺の事は無視かよ・・・ひでぇよぉ・・・・鼻血を垂らしながらインテントが起き上がろうとする中

 

「あ・・・・・ごめんなさい・・・・」

 

アシュリーはインテントに謝る。しかし

 

「あ、コイツ大丈夫だら気にしないで」

 

俺は言い

 

「ああ、ほらいつまで昼寝決め込んでやがる、さっさと起きろ、レンジャー」

 

クラウザーがどやしつけ

 

「理不尽・・・」

 

インテントは言いつつも意気上がり、俺は治療を施してやるのだった。俺はレオンより端末を借り、作戦本部に連絡を入れ

 

「ヴィア、ターゲットを確保した。繰り返すターゲットを無事に確保した」

 

報告し

 

「了解よ、迎えのヘリを急ぎ行かせるわ、座標は追って指示するわ」

 

「了解」

 

端末を切り

 

「さっさとここを離れよう」

 

俺達はその後にさっさと教会を出ようとしたが

 

「その子を返してもらおうか、ミスター」

 

背後から声をかけられ

 

「「「「「!!」」」」」

 

俺達はすぐさまそアシュリーを守るようにの声の主に銃口を向ける。

 

「貴様、何者だッ」

 

Mk25の銃口を向けつつ、一歩前に出て俺が言うと

 

「私の名はオスムンド・サドラー、この教会のカリスマ」

 

サドラーと名乗ったそいつは言い

 

「目的はなんだ、ロリコン野郎」

 

インテントが言い

 

「我力を世に示す事だ、アメリカは宣伝するには丁度いいアメリカ大統領の娘を拉致し[我らの力]を与え、そして返す」

 

それに

 

「ま・・・まさか」

 

アシュリーは何か思い当たる節があるように言い

 

「皆、私首に何かされたわ・・・」

 

アシュリーは首を押えながら言い

 

「アシュリーに何をしたッ!」

 

レオンが怒鳴り

 

「その子には種を植え付けた。父親の元へ帰ったらさぞかし世間はにぎわうだろう。だがその前に、少しばかり交渉しお布施をしてもらう、教団の運営にも何かと金がかかるものでね」

 

サドラーは紋章を見ながら言い

 

「信仰か金かどっちかにしたらどうだ」

 

クラウザーが言うも

 

「君達2人も同じ種を植え付けた事を忘れる所だった」

 

サドラーは笑いながら言い、レオンとクラウザーは

 

「チッ、あの時か」

 

「クソっ」

 

2人とも悪態を付く中

 

「君達に植え付けた種は特別でね、植え付けた卵が孵化すれば、私の意のままに行動する。」

 

言い

 

「どうかね、この革新的布教のやり方は?」

 

言うと同時に

 

背後のドアが開きボウガンを持った信者らが入って来る

 

「「「「「・・・・・・・・・ッ」」」」」

 

俺達はすぐさま走り出しその脇を信者のボウガンの矢が何本も壁に刺さり、それと同時に左腕に焼けるような痛みを感じたがなりふり構わず走り、教会の窓を突き破りそのまま飛び降りる俺達だった。

 

 

「痛ってぇ・・・全くイカレてるぜ・・・・リーダー」

 

インテントが言い

 

「エキサイティングだな、全く」

 

クラウザーが言い

 

「全くな・・・・・」

 

言う中

 

「ッぉぉぉ」

 

俺は左腕を見るとボーガンの矢が突き刺さっていた。

 

「全く、こんな飛び道具までとはな・・・」

 

「「「ユウキッ」」」

 

3人はあれこれとメディカルキットを出そうとするが

 

「大丈夫だって」

 

俺は言い、ボウガンの矢を引き抜き

 

「おまっ」

 

レオンは言う中

 

「イント、9㎜弾くれ」

 

「あ・・・ああ」

 

バラ弾を貰い、弾頭部分を外し中の火薬を傷口にあてがい

 

「レオン、ライター」

 

「・・・・・・・・・・」

 

無言でレオンはライターを差し出し

 

「・・・・・・・ッ!!!」

 

キズ口に火をあてがうと火薬に着火し傷が焼かれ傷口が塞がる

 

「良い子は真似すんなよ?」

 

アシュリーを見て言うが

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

顔面蒼白だった。直ぐに傷口を確認し

 

「よし、傷はふさがった」

 

言いパットとあてがいテーピングテープでぐるぐる巻きにし一行は教会を急ぎ後にするのだった。




次回~サンドイッチのハム~を予定しています。

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