今、家でまったりしている。詳しく言うと、快適な部屋で本を読んでいる。まあ、読んでいる本は「黒蜥蜴」だが。あの、江戸川乱歩のだ。
一週間前、「CCGに乗り込む」発言は、色々言われて帰ってきた。
「えっ、アナタナニイッテルノ?アタマダイジョウブ?」
「お前こそ片言になっているよ、大丈夫か?驚き過ぎだよ。」
「モウイッカイイッテ。ナニヲイッテイるか分からない。」
「後半正気になってきたな。CCGに乗り込むつもりだよ。近々。」
「えっ、だってだってCCGに乗り込むとか言ってるんだよ。自分で何言っているかわかっているの?」
「そりゃ勿論わかっているよ。敵の本拠地に乗り込むって言ってるということでしょ?」
「そうだよ、喰種を殺すことのできる力を持つ奴らがたくさんいるところだよ。」
「うん。」
「しかも戦いの情報とかがたくさん取られるんだよ。わかっているの。」
「そこは何となくだけど、わかっている。」
「あなた一体とたくさんの喰種捜査官との戦いになるわよ。無理に決まっているじゃん。」
「そこは何とかする。人数が50人越えようとも。」
「待った、50人って……。あなた、どこに攻め込むつもり?」
「勿論一番守りが固いところ。つまり本部だと思う。」
「はあ?えっとあなたは守りが固いの意味知っているよね。守りが固いということはそれだけ難易度が高いということだよ、しかも本部とか一番そういう対策してあるところでしょ?。」
「うん。勿論。だってそうしないとレート上がらないじゃん。」
「いやいやいや、普通に考えてそんな危険な方法取るよりももっといい方法があるでしょうが。普通に白鳩狩りとか、証拠を少し残して大量殺人するとかさ、しかも守りの固いところとかそれこそ意味ないじゃない。」
「いや、危険なところに行ってみたくてですね……。」
「そんなところ行って何の意味があるの?」
「いや、力試しで……」
「おいおいおい、力試しして死ぬつもりかいな。死んだら元も子もないでしょ。ねぇ。死んじゃやだよ……。」
私はここで息を吐き、吸い、そして言う。
「私が死にに行く人間、もとい死にに行く喰種に見えるかい?まさか。私が弱いとでも?私は強いはずだ。ちゃんと負けそうになったらここに帰ってくる。いや、ここだけではなくAntaresにもだけどね。勿論勝ってここに帰ってくるから、大丈夫、安心しろ。」
そして侵食者の目を見つめた。あちらもこっちの目を見てくる。6秒ほど見つめた後に根負けしたように侵食者が目をそらす。
「わかったわよ。大馬鹿者のあなたなんて知らない。もう、ついでに一番守りの固いところ調べてやるんだから。全体死ぬんじゃないよ。」
「そう言えばそうだな。調べるの忘れてました。というかお前の気持ちは俺のことを知らないのか?それとも死なないでと思っているのか?」
「五月蝿いわね。別にどうだっていいでしょ。」
「ふっ、ツンデレか。ありがとう。」
「ふーんだ。」
と言いながら侵食者は台所から外れた。そして、5分後帰ってきた。
「はいこれ、資料。好きに使いなさい。」
「早っ。まさか5分で?」
「まあね。」
「マジか。ありがと。」
「んで、洗い終わった?みてるかぎりおわったっぽいね。あっ、そういえば今更だけど、おかわりいる?」
「遠慮しておくよ。とても美味しかったけどね。」
「ありがと。喰種の食事はバリエーションを増やせなくて困る。ワインに合うような料理はなかなか人の肉では作れないからね。」
「そんなに大変ならば普通に食えば?」
「ワイン飲まない時とかはね。ただ、ワインに生肉は似合わない。」
「何だよ、美食家(グルメ)かよ。」
「いや、まさか、喰種にそれをやる資格はないのよ。残念ながら。」
「そういうわけではないと思うけどな。」
そういうたわいのない話をして幾分か時間がすぎた。
「では、私はこれにてお暇させてもらいます。」
そういうと、侵食者は、
「わかった。またいいワインが入ったら一緒に飲もうね。」
「わかった。」
帰り支度をしながら話をする。
「あ、そうだ。もしも危なくなったら呼んで。私たちも加勢に行くよ。」
「そうか。そんなことになったら。呼ぶかもしれない。多分二週間以内にはやるから。」
「OK。騒ぎがあったら近くで待機しているよ。」
「じゃ、派手に騒ぐよ。」
「わかった。」
玄関に行って
「ではさよなら。もしかしたら、二週間後。」
「じゃあね。もしかしたら、二週間後。」
そして、侵食者宅を出る。
的なことがあった。そして今日に至ると。
まあ、この一週間は、地下に潜ったりしてひたすら赫子を動かして体を慣らしたり、他の区に行って非常食を手に入れたり大変だった。
そういえば、赫子の特徴を言ってなかった。
地下に潜ったりしているときに様々試したが、凄い。
私が新たに手に入れた赫子は糸をモチーフにしているようだ。なぜだかは知らないが。(前、Kと戦った時にKが持っていた赫子に似ている。)
まず羽赫。これは、ほつれた糸をモチーフとしているらしい。主な使用法は、ほつれた糸を飛ばすことだ。ぶつけてもいいが、あまり強いダメージを与えることができないらしい。(広範囲に刺した跡が付くが。)どちらかといえば糸は相手に刺さって痛みを加えるのが目的のようだ。相手を怯ませたり、動きを止めたり、雑魚を仕留めるぐらいにしか使えないだろう。個人的には結構面白いと思うが。
次に甲赫。これは、多分金属の糸をよったものをイメージしたものだろう。これはとてつもなく硬い。しかも重いので打撃にも使える。ただ、固いだけとても動きが鈍い。もっとしなやかに動かないと実践に使うのはきついだろう。
ただ、硬いので、守りにも使えるだろう。
これは割と好きだけど、扱いづらいと思う。
そして鱗赫。これが一番糸っぽい。これは割と柔軟に動くし、たくさんあるし一番扱いやすいと思う。あとこの糸、1回目、よって撚ってあるやつをばらけさせることもできるので、刺したら傷口を大きくするために広げることもできる。ただ、欠陥としては脆い。ちょっと強度の強い糸のようだ。多分甲赫とやりあったらこっちが壊れるだろう。
この赫子が一番好きだ。
最後に尾赫。これは、先が3つに分かれている。そして、これは機動性が高い。そして、とても精密だ。だから、素早い動きをする赫子もガシッと捕まえることができる。ただ、そこまでいいところではない。長さもあまりないし、硬くもなく、打撃にも刺すのにも巻くのにも切るのにも使うのは難しい。掴む専門、といったところか。しかし、掴んでもそこを引きちぎることはできても握りつぶすことは難しそうだ。まあ、クローするみたいに、切るならできるかもしれないが。
まあ、後は、前からあったブラッドフラワーと手のひらから手を出す奴、あっ、名前を決めておいた方がいいとKは言っていたな……。うーん……。取り敢えず、WW.にしておくかな。DoubleWeapons。ダサいけど。
取り敢えずWW.は、様々な武器が出せる。
剣だけでも長さ1.5メートル近い大剣と、日本刀、短刀と西洋の剣(刺す用のアレ)とたくさんの種類がある。
あと槍とか、鞭とか、変な形をした機関銃とか(ガトリングの周りの部分を無くしたような感じ)、狙撃銃とか、拳銃とか、ブーメランとか、ナックルとチェーンソーもある。スタンガンも鎖の先に重りがついているやつもある(ボールにトゲトゲが付いている奴と電気が流せる奴の二種類が付け替え可能)。と思ったら、大楯まである。
何これ、強すぎると最初思った。
無論、今も強いと思っている。ただ、あまり有効活用できていないと思う。だって、武器が多すぎてどれを使っていいのかわからないないんだもん。(なんだこの「だもん」って?)いや、なので基本的には適当に順番を決めてやっている。まあ、それでも今まで負けなしなのだけどね。取り敢えずこの武器の詳しい紹介は別の機会にしようと思う。
取り敢えず、こんな感じの装備でCCGの本局(資料見たら本部ではなく、本局というらしい。)を攻めに行こうと思う。(そんな装備で大丈夫か?大丈夫だ、問題ない。死亡フラグかな?)
大体の作戦は、こんな感じだ。
まず、本局のある1区へ向かう→入っていったあと、局の人が制止させようが何しようがRCゲージを通る→音が鳴るから、一般人が出口へ向かう。俺はそのまま上を目指す。多分白鳩が襲ってくるけど、できる限り武器を壊して進む。殺すより、無力化させる方が強そうに見えるからね→CCGの局長に会いに行く→会ったら、レートを上げてくれと頼む→上げてくれたら普通に帰る、上げてくれなかったら納得できる答えがこない限りみんなみんなS・A・T・S・G・A・Iする→帰る
的な感じだ。さあ、うまくいくでしょうか?
はあ、やっと読み終わった。最後あんな終わり方するなんてな。まさか(この部分は校閲されました)なんてことが起きるなんて。
「さて、いよいよ明日だ。凄い気分が良い。最高にハイってやつだ!」
ああ。いってなかったけど、今日は土曜日。決行は明日ね。ちゃんと侵食者には連絡したし。もう忘れたってことはないはず。では、明日の遠足のために寝るか。
書きだめがいよいよ底をついて来た……ヤバいよヤバいよ。まあ、頑張ります。夏休みですしお寿司。
もしかしたら、夏休みですので投稿が週2になるかも知れません。
高評価、お気に入り登録、感想待ってます。(感想は「ここをこうしてほしい」とかでも大歓迎です。そうするかは保証はできかねますが。)
では、さようなら。