まあ、それは置いといて。(置いておける問題じゃないけど)
では、どうぞ!
「ただいま」といったところですぐ一言。
「と言うわけでじゃあ、早速だけど寝るわ。すごい疲れた。上のベット借りますね。蠍王。」
「はいよ。」
「ええ〜話が早く聞きたいな。」
「2時間後起こして。よろしく。」
「はいはい。ほんと自分勝手なんだから。」
「おやすみ〜。」
「おやすみ。」
と言いながらカウンターの中にある階段を登って右を向き、二歩ほど前へ出る。そして再び右を向き、右手方向手前から2番目の部屋に入る。
そして左奥にあるベットにそのままダイブ。
そして2時間後。
ベットから体を起こす。自然に起きれた様だ。
「はぁ。よく寝た。そんな戦ってないのにすごい疲れた。んじゃあ、お話しに降りますか。」
と言いながら扉を開けると、丁度烏がドアノブに手をかけようとしていた。
「悪い、よく寝たから今から行こうと思う。」
「全く遅いんだから〜。休んだぶんの話を早く聞かせなさい!」
「わかったからとりあえず下いかせてくれ。」
「はーい。」
烏が回り右をして廊下を歩き、階段を下る。その後ろに続いて私も廊下を歩き、階段を下る。そして一階に着いたのでいつもの席に着く。(カウンターですね。)
左隣に烏、右隣に侵食者、その右隣に皇帝、前には蠍王がいる。
「はい、ワインとつまみ。」
蠍王が、赤ワインと爪を出してきた。
「アザス。」
「いやいや、私も話を聞きたいからね。」
「下心満載ですね。」
「それ使い方違うよ。その使い方だと蠍王、かわいそう。」
「侵食者は黙ってろ。」
「……。」
そんなこんなしてたら烏が口を開いた。
「んじゃ、とりあえずあらましを語って。」
「はいよ。」
と経験したことを語る。
「……と言うわけなんですよ。」
「要は、普通に自己紹介して暴れて帰ってきただけと。収穫はほぼなし。白鳩は殺せてない。なんじゃそりゃ!?お前危険おかしてまでいった意味あったのかいな?」
「まあ。強い。喰種捜査官との実戦ができたし。」
「多分髪型がおかしい奴と言葉がおかしいのは特等、二枚目は准特等だと思う。よく戦えたね。全く無茶して。」
「怪我はしてないけどね。」
「そういう問題じゃない。ねぇ。侵食者?」
「えぇ。全くその通りよ。何考えてるの?危なくなったらすぐボタンを押しなさいといっていたでしょ。」
「いや、ちゃんと押しまし……」
「強そうな人が一人でもいたら逃げなさいよ。実際一人だけでもとても大変だったんでしょ?全く。」
「はぁい。」
「取り敢えず、話を元に戻して、アラームがなってから何分ぐらいで雑魚キャラが待機してた?」
「3分後にはいたからびっくりしたよ。」
「特等は?」
「さらに3分後。絶対舐めてて新人の手柄にしようと思ったけどで思ったより強かったからきたんだろうね。」
「うん。そんなところだろうね。」
「箱持ちの白鳩の動きはどうだった?」
「とても良かったね。肉体的にもよく鍛えられている。鍛えられすぎていて不味そうだけどね。」
「そうか。」
と言いながら烏はワインを飲む。
私もつられておつまみをつまむ。
いっぱい飲み干して
「もういっぱい頂戴、蠍王。」
といった後、
「んじゃ、今回引き分けた、と言うか逃げられた要因は?」
「相手が対武器戦に慣れてなかった。舐めてた。人が少ない。かな?」
「なるほど。そいつらのそれぞれの印象は?」
「最初の下っ端は経験が少なかったから、もうちょっと人を疑うことを知るべきだね。あと、煽り耐性もつけるべき。剣の振りすじは良かった。」
「うんうん。」
「んで、髪がおかしい人は、地道に攻めてきてる感じがしたね。じわりじわりと。ああ言うタイプは結構隙を見つけるのが大変。戦いにくい。」
「なるほど。」
「言葉がおかしい奴はそこまで脅威じゃない気がする。けどあの武器注意だね。迂闊に近づけない。レーザーだから近くに行ってもダメだし遠くも狙われる。うまいかわし方が知りたいね。」
「ほうほう、それで?」
「そして、二枚目はあの武器つよい。あと持っている力も強いからあれは当たったら致命傷だね。でもまだまだ発展途上だね。」
「そうですか。雑魚キャラは?」
「論外。」
「オーケー、オーケー。じゃあ、中はどうだった?」
「壊したことしか覚えてないや。結構広いよ。」
「そんだけかい。それじゃ最後、」
「ざわざわ」と言う音がしそうな静寂の後、その言葉を聞いた。
「なんで手から出る赫子だけしか使わなかったの?の?ほかも使った方がインパクトあってレート上がるんじゃない?『わざと使わないで凄いでしょ〜』とかやろうと考えてたかもしれないけどそんなのそもそも知らないんだからすごさがわからないでしょ。」
「……ああーッ!しまったッ!」
「あんた、本当に馬鹿なんじゃないの?」
「だからあなたは……。」
侵食者も言う。皇帝も頭を抱えている。(蠍王だけがにこやかに笑っている。)
傷心状態になってから喋れるようになったのは5分後の話である。
「さて、ほかに質問はあるのかい?」
「吹っ切れたな。おい。じゃあ、CCG本部を襲ったとして表裏社会どっちともで、有名になったと思うんだけどどうする?」
「何もしないよ。」
「そうですか。まあ、いいや。」
「なんか悪い?」
「いや、何も。」
ため息をついてから烏がまた喋る。(まだ喋る、の間違いかもしれないが。)
「この後どんな行動とるの?」
「『あんていく』っていうカフェに通って喰種と仲良くします。もしかしたらそこで雇われるかもしれない。」
「そうか。頑張ってイッテネ。」
「もちろんここは捨てないから。なんか片言になるのやめて。というかなんならここでも働けるよ。」
「いや、いらん。一人で十分。」
「「あはははは!」」
「んじゃ、頑張ってください。」
「ありがとう。」
「では質問タイム終わり!飲みまくるぞ!」
「……死神が寝ている間何杯飲んだのだか。」
「うるさい。余計なことは突っ込むな、皇帝。」
「「「ははははは。」」」
「うるさいっ。」
こんな感じで夜が更けていった……。
はい。やっと第一章が終わりましたね。
次回は番外編らしきものをやります。
「捜査官達の正体が明かされる……?!」的な内容です。
後少しでUAが5000件突破します。楽しみだな。
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では、また。