戦闘回すごーい!
と言う訳でどうぞ。
なんかさっきの喰種捜査官より強そうな奴が来た。
まあまあ、権力の強そうな人だ。
「丁度いいや。あの、そこの白いアタッシュケースを持った髪型が特徴的なそこの人。そんなこと言わないで、局長に話しさせてくださいよ。」
「そんなに頭、特徴的かな?んで、なぜ話したいのかな?」
「諸事情により私のレートをS+まで上げなくてはいけないからです。その交渉をしようかと思って。」
「ふざけた理由だな。丁度いい。特等一人と対等に戦えるのがS+レートの基準だ。私が戦って君を倒してあげよう。」
「私は生きて帰りたいのですがね。では、その周りの人たちを危なくないところに避難させてください。」
「私は死んでもいいと?」
「大丈夫です。殺さない程度にボコボコにしますから。」
「そうか。というわけでみんな、安心して下がっていいぞ。ではなく、やっぱり下がって。これは命令ということで。」
みんなようやく後ろに下がった。
「ありがたいですね。」
「仲間にはできる限り死なれたくないからな。」
「では始めましょうか。」
「そうだな。」
相手はクインケを起動して、少しでかい鉈を出した。
「あなたのクインケ、大きいですね。」
「ありがとよ、褒めてくれて。」
「んじゃ、私も。」
左手から、太刀を出す。(こいつは、ほんとに太刀をでかくしたバージョンだ。長さはなんと、2mもある。驚き桃の木20世紀!)そして、両手で構える。
「デカっ。というか、手から武器が……。」
「でしょ〜。じゃあやりますか。そちらからどうぞ。」
「まあ、やってみるか。初手ありがとよッと!」
と言いながら鉈を振るいながらこちらに飛び出してきた。勿論太刀で抑える。
「その体のくせに素早いですね。」
「これでも喰種捜査官なんでねッ!」
相手が鉈にかける力を緩めたので、こっちが太刀で相手を押す形となり、相手がその反動を使って後ろに下がった。
そしてこっち側にもう一回攻めてきたので、太刀を上から下にに振るう。こっちの方がリーチが長いし。
そうしたら、相手はジャンプしてよけ、上から切ろうとしてくる。
当たると困るから、そのまま太刀を下に振るい、その反動でジャンプする。(その時に、太刀と手のひらから出ていた線を切って、太刀が砂のようになって消えてった。線とつながっていないと消えてしまうのだ。)
相手が着地した頃には、逆に私が上になっていた。
そして、右手から大鎌を出す。
それで、上から振り下ろす。
が、相手は勿論横に避け、鉈を振るう。
こっちはリンボーダンスのように体を曲がらせ、避ける。
そして体制を起こしながら、大鎌を振る。
相手は後ろに飛び退く。
「君、なかなかのものだね。今まで名が知られていないのが不思議なぐらいだよ。」
「そうですか?お褒めに頂き光栄です。ではS+レート認定ですか?」
「いや、頑張れば倒せそうだからなしかな〜。」
「ほうほうほう。まだやりますか。」
「どちらにしろ、強いことには変わりないし、これからすごい成長して強くなりそうだから、早めにその芽を摘んでおかないと危ないでしょ。」
「そうですか。なら、まだやりましょう。」
「いいとも。」
また切りかかって来た。ので、今度は右手にナックルを出す。
そして、例の如くナックルで抑える。
「同じ手ばかりですね。」
「全くラチがあかないな。このクインケさあ、尾赫なんだけど、その君の手から出ているその赫子は何に当たるんだい?」
「私にもよくわからないんです。少なくともこれは鱗赫ではないですね。そうだったらとっくの昔にこれは壊れているし。だからと言って、羽赫ではなさそうですし。」
と言いながら気づいてしまった。これは「赫者」になった時に出てくるものではないかと。Kが言っていたのはもしかしてこれのことだったのではないのかと。
「何かに気づいたのかい?」
「いやあ、それはさすがに教えられないでしょ。普通の赫子じゃないんじゃないかとだけ言っておきます。」
「情報提供ありがとさん。では、戦いに戻りますか。」
後ろに再びお互い下がり、また攻める。
私が相手の顔を狙おうとすると、鉈で止められる。もう一方の手で攻撃しようとすると、鉈で抑えていた手を後ろにやられる。
ジャンプしながら両手で襲いかかろうとすると、鉈で止められる。
まあ、逆にあっちが襲いかかって来ても、片手で止める。で、片手では止められなくなるから両手で止めざるを得ない。
ある程度押す力が弱ったら、胸のあたりを突こうとする。
が、左に避けられる。そして、後ろに下がる。これの繰り返し。
「対人戦の様な物には慣れていないんですね。」
「そっちも全然大口叩く割には全然倒せないじゃないか。」
「ハハハハハ。」
「ハハハハハ。」
口では笑っているが今とてつもなく焦っている。どうやってトドメを刺そうか。いや、トドメを刺してはいけない。あくまで人を殺さない様にするのが今回の自分で決めたルール。だからと言って頼んでもここを通してくれそうにないし、ゴリ押すことも無理そうだ。ああ、どうしよう。
そこにさらに悲報が舞い込んできた。
「遅いなと思ったらまだ戦っていたのかい。それで、そこのボ〜イ、こんなところで遊んでいないで早くお家に帰りなさ〜い。」
「これはこれは。手から赫子を出している。新しい種類の喰種ですね。これは結構戦いかたが違うはずなので大変でしたね。」
「悪い悪い、すぐ終わると思ったんだが、結構手こずった。」
お仲間が二人現れた!
というわけでまたまた戦闘回でしたね。(そりゃそうか)
字数、またまた少ないですね。
高評価、お気に入り、感想(読者と話したい)など待ってます。
ではまた。