1.東京喰種〜二人の死神〜   作:0528(零伍弐捌)

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戦闘回すごーい!
と言う訳でどうぞ。


11.CCGに突撃②

 なんかさっきの喰種捜査官より強そうな奴が来た。

 

 まあまあ、権力の強そうな人だ。

 

「丁度いいや。あの、そこの白いアタッシュケースを持った髪型が特徴的なそこの人。そんなこと言わないで、局長に話しさせてくださいよ。」

 

「そんなに頭、特徴的かな?んで、なぜ話したいのかな?」

 

「諸事情により私のレートをS+まで上げなくてはいけないからです。その交渉をしようかと思って。」

 

「ふざけた理由だな。丁度いい。特等一人と対等に戦えるのがS+レートの基準だ。私が戦って君を倒してあげよう。」

 

「私は生きて帰りたいのですがね。では、その周りの人たちを危なくないところに避難させてください。」

 

「私は死んでもいいと?」

 

「大丈夫です。殺さない程度にボコボコにしますから。」

 

「そうか。というわけでみんな、安心して下がっていいぞ。ではなく、やっぱり下がって。これは命令ということで。」

 

 みんなようやく後ろに下がった。

 

「ありがたいですね。」

 

「仲間にはできる限り死なれたくないからな。」

 

「では始めましょうか。」

 

「そうだな。」

 

 相手はクインケを起動して、少しでかい鉈を出した。

 

「あなたのクインケ、大きいですね。」

 

「ありがとよ、褒めてくれて。」

 

「んじゃ、私も。」

 

 左手から、太刀を出す。(こいつは、ほんとに太刀をでかくしたバージョンだ。長さはなんと、2mもある。驚き桃の木20世紀!)そして、両手で構える。

 

「デカっ。というか、手から武器が……。」

 

「でしょ〜。じゃあやりますか。そちらからどうぞ。」

 

「まあ、やってみるか。初手ありがとよッと!」

 

 と言いながら鉈を振るいながらこちらに飛び出してきた。勿論太刀で抑える。

 

「その体のくせに素早いですね。」

 

「これでも喰種捜査官なんでねッ!」

 

 相手が鉈にかける力を緩めたので、こっちが太刀で相手を押す形となり、相手がその反動を使って後ろに下がった。

 

 そしてこっち側にもう一回攻めてきたので、太刀を上から下にに振るう。こっちの方がリーチが長いし。

 

 そうしたら、相手はジャンプしてよけ、上から切ろうとしてくる。

 

 当たると困るから、そのまま太刀を下に振るい、その反動でジャンプする。(その時に、太刀と手のひらから出ていた線を切って、太刀が砂のようになって消えてった。線とつながっていないと消えてしまうのだ。)

 

 相手が着地した頃には、逆に私が上になっていた。

 

 そして、右手から大鎌を出す。

 

 それで、上から振り下ろす。

 

 が、相手は勿論横に避け、鉈を振るう。

 

 こっちはリンボーダンスのように体を曲がらせ、避ける。

 

 そして体制を起こしながら、大鎌を振る。

 

 相手は後ろに飛び退く。

 

「君、なかなかのものだね。今まで名が知られていないのが不思議なぐらいだよ。」

 

「そうですか?お褒めに頂き光栄です。ではS+レート認定ですか?」

 

「いや、頑張れば倒せそうだからなしかな〜。」

 

「ほうほうほう。まだやりますか。」

 

「どちらにしろ、強いことには変わりないし、これからすごい成長して強くなりそうだから、早めにその芽を摘んでおかないと危ないでしょ。」

 

「そうですか。なら、まだやりましょう。」

 

「いいとも。」

 

 また切りかかって来た。ので、今度は右手にナックルを出す。

 

 そして、例の如くナックルで抑える。

 

「同じ手ばかりですね。」

 

「全くラチがあかないな。このクインケさあ、尾赫なんだけど、その君の手から出ているその赫子は何に当たるんだい?」

 

「私にもよくわからないんです。少なくともこれは鱗赫ではないですね。そうだったらとっくの昔にこれは壊れているし。だからと言って、羽赫ではなさそうですし。」

 

 と言いながら気づいてしまった。これは「赫者」になった時に出てくるものではないかと。Kが言っていたのはもしかしてこれのことだったのではないのかと。

 

「何かに気づいたのかい?」

 

「いやあ、それはさすがに教えられないでしょ。普通の赫子じゃないんじゃないかとだけ言っておきます。」

 

「情報提供ありがとさん。では、戦いに戻りますか。」

 

 後ろに再びお互い下がり、また攻める。

 

 私が相手の顔を狙おうとすると、鉈で止められる。もう一方の手で攻撃しようとすると、鉈で抑えていた手を後ろにやられる。

 

 ジャンプしながら両手で襲いかかろうとすると、鉈で止められる。

 

 まあ、逆にあっちが襲いかかって来ても、片手で止める。で、片手では止められなくなるから両手で止めざるを得ない。

 

 ある程度押す力が弱ったら、胸のあたりを突こうとする。

 

 が、左に避けられる。そして、後ろに下がる。これの繰り返し。

 

「対人戦の様な物には慣れていないんですね。」

 

「そっちも全然大口叩く割には全然倒せないじゃないか。」

 

「ハハハハハ。」

 

「ハハハハハ。」

 

 口では笑っているが今とてつもなく焦っている。どうやってトドメを刺そうか。いや、トドメを刺してはいけない。あくまで人を殺さない様にするのが今回の自分で決めたルール。だからと言って頼んでもここを通してくれそうにないし、ゴリ押すことも無理そうだ。ああ、どうしよう。

 

 そこにさらに悲報が舞い込んできた。

 

「遅いなと思ったらまだ戦っていたのかい。それで、そこのボ〜イ、こんなところで遊んでいないで早くお家に帰りなさ〜い。」

 

「これはこれは。手から赫子を出している。新しい種類の喰種ですね。これは結構戦いかたが違うはずなので大変でしたね。」

 

「悪い悪い、すぐ終わると思ったんだが、結構手こずった。」

 

 お仲間が二人現れた!

 

 




というわけでまたまた戦闘回でしたね。(そりゃそうか)
字数、またまた少ないですね。
高評価、お気に入り、感想(読者と話したい)など待ってます。
ではまた。

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