1.東京喰種〜二人の死神〜   作:0528(零伍弐捌)

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こんにちは。0528です。
これから東京喰種のSSを書こうと思っています。
では、早速ですがどうぞ!
(「おや、この題名知っているぞ?」と言う方。その通りです。諸事情により一回垢を消したのでこうなりました。中身はほとんど変わっていません。ご了承ください。)


第一章 事の始まりと突撃
1.とある一日(平日version)


 私は目が覚めた。そして、いつもの通りに顔を洗い、いつも通りにトイレに行き、いつも通りに服を着替え、そしていつも通りに飯を食う。但し、一番最後のは昔のいつも通りではない。ある時から食べ始めていた食材だが、最近はなくてはならない食材になってしまった。それはズバリ、人肉である。そう、私は喰種だ。最近の事件でよく出てくる喰種である。ネットとかで、「大喰い」とかいう名前がよく出ていたが、その「大喰い」とは知り合いだ。まあ、仲については後で記す。

 

 まあ、そんなことどうでも良く、さっき、おかしなことをいったの覚えているだろうか?「ある時から食べ始めていた食材だが、最近はなくてはならない食材になってしまった。」それはズバリ、「人肉」である。すなわちここから2つのことが読み取れるということがお分かり戴けるでだろうか?

 

 1つ目、私は元々生粋の人間であったということ。ちなみに私はいつ喰種になったのかは覚えていない。詳しく言うと、半年前、夕方「お遊戯」(詳しい意味はこのあと説明する)をしようとして、女の人を襲ったのが最後の記憶で、次にある記憶は、朝目覚めたところ、つまり、10時間ぐらい記憶がない。ただし、自分は喰種になってしまったこと、喰種とは何かということ、生きるためには何をするべきか、など大体のことは何故か知っていた。(まるで、新たに備わった本能のよう。)つまり、人肉を食べなければならないのは何故か知っていたということである。

 

 2つ目、喰種になる前から人を食っていたのだ。私は、子供の頃から、血の味が好きだった。だから、喧嘩は好きだった。私は、裏側のチンピラ界では結構、名の知られたものだったらしい。それで、学生の時、バスケ部に入っていたのだが、一ヶ月ぐらい部活をサボったことがある。その時に出た自分の血の味を思い出すと吐きそうになる。不味かったのだ。要は、血の味がわかるようになってしまったのだ。そんな衝撃的な出来事があったりしながら、なんだかんだいって平和(?)に過ごして高校2年生になった。私は「学校始まって以来の天才」とされていたから、医者になろうと思った。ただ、裏ではバレないようにチンピラに喧嘩を売ってぶちのめしたり、金を巻き上げたりすることはまだやっていた。ただ、飽きてきてしまったので、何か打開策を考えていた。そうしたら、ある時チンピラと喧嘩していたら、殴り殺してしまった。その時、思ったこと、

 

「愉しい。」

 

 その時から、人を殺すのに楽しみを覚えてしまった。そして更に色々あり、医学部では一位の成績だ。それで、今度は殺したその場で人間を解剖するのにハマってしまった。そして、いよいよ肝臓を食べてみようと思い立ち、食べてしまった。自分のお気に入りは、王道だが、目の周りの筋肉が好きだ。

 

 つまり、「お遊戯」というのは、人の体で遊ぶということだ。

 

 とは言っても今までに人である時、殺したり遊んだりした数は、5体だけだが。

 

 

 

 

 長くなってしまった。というわけで、ブルーマウンテンと角砂糖状のもの(これは後々のやつ説明する。というか二話に記す。)を朝ごはんに食べる。ブルーマウンテンと角砂糖状のものは別々にして食べるのが自分のこだわりである。とは言ってもたまには溶かして飲むこともあるが。

 

 そして、普通に大学に行く。1人の学生として、学業を一生懸命こなす。私は、さっき記した通り医学生だ。

 

 昼食に弁当を食べる。みんなお分かりかと思いますが、喰種は人間しか食べられないわけだから、弁当を食べるのはどうかと思うかもしれない。しかし、人間界の近いところにいる喰種は、胃の中に飲み込んで、消化が始まる前に吐き出す、ということをしているらしい。これは、「大喰い」に教えて貰った。というわけで、食べたら早く出し、元の席に戻る。

 

 

 

 

 なんやかんやあって授業終了。食料調達に自宅に行く。自宅から狩場まで行く途中、体の形(身長とか、たまにデブになったりする。要は、シークレットブーツを履いたり、服の中に風船を入れたりするということだ。)を変えて別の区のところに行って、飯を調達しに行った。そうしたら私が漁りに来るのをよく思わない喰種共が、4匹ほど襲いかかってきた。

 

「テメェ勝手に人の縄張り入ってくるな!死ね!」と言いながら。

 

 めんどくさいなと思いながら、適当にかわしてみぞおちに一発、拳骨。

 

 そいつのお腹のお腹から、「メリッ」という音と、少し液体を出して倒れる。

 

 ひとりは、赫子で攻撃してきたので、赫子を引きちぎる。

 

 んで、根元の方の残っている赫子を引っ張って引き寄せ、そして首に一発、手刀を食らわせる。

 

「ボキッ」という音がしたけど気にしない。

 

 めんどくさくなってきたので、突っ込んできた奴に回し蹴りを華麗に食らわせ、足で腹に穴を開ける。

 

 足を抜いて外に出しておく。

 

 そして片付けて(道の横の人目につかないところに寝かせておく)、帰った。飯を調達する気にはならなかった。まあ、貯蔵しているのもあるし。ちなみに人数が1人足りない気がするのは、気のせいでしょう。逃げたわけじゃないと思っておきましょう。まあ、あの三人組は所詮その辺のチンピラと同レベルでしょう。

 

 

 

 

 体を元に戻して帰宅。家でネットでニュースを見る。「美食家達のやり方かね、こりゃ。」

 

 ニュースで表面的なことを見てから友達から送られてきたCCGのサーバーのデータを少し覗き見る。「『目だけ消えてる人間発見』か、最近の美食家の好みは目か。」「『襲ってきた四人組の喰種の三人はCCGにより処理された』か。まあ、襲ってくるのが悪い。『犯人は不明。多分喰種同士の仲間割れだろう。』か。仲間ではないけどね」

 

 そして、飯を食ったり、(角砂糖状のもの)風呂に入ったりした後、寝る。神様がいるとしたら、コーヒーと睡眠は、人間と平等に与えてくれたものなのかと思うほど幸せになれるものである。

 

 これがいつもの平日の過ごし方だ。

 

 そういえば、名前を言っていなかった。私は「賢剣 凱(けんけ かい)」だ。




どうでしたか?
よかったら今後も読んでください。
しかし、作者はすごい遅筆なので、一週間に一回ぐらいしか投稿できません。ご了承ください。
では次回に。

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