覚醒の堕天使   作:吹雪狐

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8話 海獣の王 降臨

「随分久しぶりだね。」

 

この人、松浦果南さんは会長の昔からの友人で、会長と遊んだときに何回か遭遇して一緒に遊んだことがある。

しかし彼女、昔は同じくらいだったのに今では俺より背が高い。あと、色んな部分が大きくなっている。というか、目線を少し下にするだけでガン見してると思われるんだが... 低身長の辛いとこだ。

 

「本当に懐かしいですね。」

 

「そうだね。...やっぱり可愛いな奏は。食べちゃいたいくらい 冗談だけどね。」

 

...まあ、果南さんなら冗談だろう。会長や理事長辺りが言うと文字通り喰われそうだ。俺が喰うのは鳥だよ。鷲喰だけにな。

 

「でしょうね。あ、それで今日はちょっと...」

 

俺は色々と説明してダイビング道具を貸してもらい、帝達とダイビングをしていた。

ダイビングを終え、その後は普通に泳いでいた。俺、普通に泳げるんだぜ。楓程ではないが...

が、途中で

 

「俺、ちょっとあっちの方に行ってくるわ」

 

「おう、わかった。ちゃんと戻って来いよ~」

 

俺は別の場所に移動した。

なぜかって?そりゃあ...

 

「...なあ、出てこいよ怪物。」

 

「ほぉ...。私に気づくとは、やはり貴様がラファエルに憑依された者か。」

 

その怪物が海から出てきた。蛇と竜が合わさったかのような姿で、かなりでかい

 

「何者だお前は」

 

「私はレヴィアタンという悪魔でな... まあ、お前ら天使で言うハニエル辺りの存在だ...」

 

「お前...かなり大物『変わって貰うわよ。』

 

ラファエルに変わられた。 どうやら奴はかなりの強者のようだ。この前のベリアルや今までの下級共のようにはいかないだろう...。

 

『それで、貴方は何をしにきたの?』

 

「貴様ならわかるだろう。貴様がサタン様の計画の邪魔になるから討伐しにきた。いくら大天使といえども貴様はその中でも強さは下位。私なら討伐出来ると判断されてここに来たまでのことだ。」

 

『なるほど... 計画と言うのは何かしら?』

 

「貴様が知る必要はない。ここで死ぬのだからな!」

 

『このブレス... エアスラッシュ!』

 

奴の水圧ブレスとラファエルの風の刃が相殺される

 

『なんて威力... あのブレスは当たったらヤバいわね...』

 

「ウォーターレイン!」

 

『雨雲ね... 竜巻!』

 

「雨雲を払っただけで安心するなよ 圧縮! からの...水蒸気弾!」

 

『竜巻! これでどうかしら?』

 

「隙有り! もう一度喰らえ!」

 

『しまっ... うぐっ!』

 

ッ!かなり痛手を負った... 少しうまく場所を外してダメージを抑えてもこの威力... やはり直撃は危ない

 

『ヒール!』

 

「回復したところで無駄だ ウォーターレイン!」

 

『...この雨...動きを抑える効果があるみたいね』

 

「とうとう諦めたか... 海に沈めてやろう。」

 

『馬鹿ね... ウィンドエッジ!』

 

「何! ぐぉぉ...」

 

奴の尻尾に大量の小さめの風の刃を直撃させた。結構効いてるようだ。

 

『沈めるのはこっちよ... ウィンドプレス!』

 

風を圧縮させた空気弾を奴の頭に直撃させた。すると奴は海に沈んだ。

 

『さぁ、第二ラウンドと行こうじゃない。水中で殺してやるわ!』

 

そのまま水中に潜った。

 

「貴様...ここで追い討ちをかけるつもりか... ここだと貴様が不利だというのに... ウォーターライフル!」

 

『...確かにここでは不利ね... だけど...』

 

彼女はそれを華麗に避けてから

 

『こっちだって考え無しに来たわけじゃないわよ。 ウルトラハリケーン!』

 

彼女は奴の真下から強大な竜巻を起こした。

 

「ぐぉぉぉ...! 貴様ァ!」

 

そのまま竜巻で奴を打ち上げた。

 

『作戦成功! この竜巻はどういうわけか雷を纏っているのよね。水は電気をよく通すって言うでしょ。 そしてそのまま...』

 

そのまま上がって追い討ちをかけるつもりだったが...

 

「アクアテール! 海底へと沈め!」

 

『しま... うぁァッ!』

 

奴の尻尾打撃をそのまま喰らって海に沈んだ。

 

「さて、止めをさしてや... ぐっ!なぜここに氷柱針が... そして何故私が落ちた直後に大量の氷の礫が... ハァ...ハァ... 今日は撤退だ... 恐らく他に誰かいやがる...」

 

俺の意識が遠のく中、奴が何処かへ去っていくのが微かに見えた。




やはり戦闘描写は難しい... もう少しレヴィアタンを強く書きたかったですね...
そして、LV当選しました!

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