覚醒の堕天使   作:吹雪狐

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今回も少し飛ばしました。
というか原作キャラ以外のキャラも紹介すべきなのだろうか...


5話 海開き

―――あれから数日経った

 

結局、善さんの妹こと善子さんもAqoursに加入することになった。

それとほぼ同時に、統廃合の知らせが来た。

最も、千歌さんはμ’sと同じ展開だと喜んでいるが...。

そして、当然それを阻止するため、PVを作ったとのこと。

今日は理事長にそれを見せに来たのだが...

 

「「......」」

 

部屋にただPVの音だけがする。偶然だが、俺もその場に居合わせた。また会長からの命令だ。

しかしこのPV、お世辞にも良い出来とは言えない。少なくとも俺はそう感じた。

 

「どうでしょうか...」

 

千歌さんが沈黙を打ち破る。すると理事長は

 

「...はっ!!」

 

「もう!本気なのに...ちゃんと見て下さい!!」

 

「本気?それでこのテイタラックでーすか!?」

 

どうやら、理事長にとってあまり良い感じではなかったようだ。

曜達がそれに反論するも、理事長は

 

「努力の量と結果は比例しません!大切なのは、このタウンやスクールの魅力を、ちゃんと理解してるかでーす!」

 

それには一理ある。

やがて、彼女達は部屋から去った。俺も部屋を去り、その後、偶然体育館を通る

体育館を通り、何気なく中を覗いてみると、会長が書類を持ちながら踊っていた。

彼女は俺には気付いてないようで、そのまま同じような行動をとっている。

俺はその場を去ろうとしたが、やはりそのまま見続けていた。見とれていたと言われると、やはりそうだろう。少しだったが、素晴らしいものだった。スクールアイドルでもやるべきだろう。

もしくは、以前やっていたとか...。少なくとも素人のものではない。

俺が話してみよう...と思ったが、

 

「...その必要はなさそうだな。」

 

既に千歌さんが入っていた。これは彼女達がするべきだろう。俺が手を出しちゃいけない。

 

 

―――その後を日の早朝

 

「...ゴミ拾いめんどいな...。クラ○ワやろ...。」

 

「お前...ゴミ拾いサボるなよ...。」

 

「まあ、気持ちはわかるよ...。僕なんて30分しか寝てないし...。」

 

「だから言っただろ...。海開きの前日にポ○モンするなって...。お前は一回対戦したらその後10回は続くし...。」

 

そう。今日は海開きである。

海辺のゴミを拾う等をするんだ。勿論、ここにいる俺と帝と俺らの友人の海鳴 白(うみなり はく)も参加のな。

俺等以外にも多くの人達が参加している。知った顔も多い。

 

「私達、浦の星学院でスクールアイドルをやっているAqoursです!!」

 

千歌さんの声がした。相変わらず元気だな。

 

そして、彼女の話から入り、6人で歌った。

 

―――素晴らしいものだった。

それと同時に、俺は確かに感じた。彼女達がこれからさらに成長し、大きな存在になっていく可能性を...。

いや、可能性じゃない。きっとそうなるだろう。

そして、彼女が最初に言ってたように、ここにいる皆の気持ち、それが形になっただろう。

―――Aqoursはまた一歩、前に踏み出した。

 

 

 

 

―――その一方で

 

「奴がか...。少し時間がかかったが、やっと見つけたぜ...。」




うーむ... 今回はあまり面白くなかったと思います。
次回、急展開か!?

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