覚醒の堕天使   作:吹雪狐

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はい。2話が始まります。
はっきり言って最初ら辺はかなりつまらないと思いますが、ご了承下さい。
奏と他のキャラのつながりも書いておいた方がいいかなと思ったので...
なるべく最初ら辺はハイペースで行きます。だから結構飛ばしていくつもりです。


2話 入学と生徒会

―――目が覚める

 

目が覚めると、目の前には俺が一番憧れている人...のポスターがある。

その人は、俺と同じ灰色っぽい髪色で、頭にトサカみたいなのが生えている髪型の人だ。

 

...もうお気づきの人はいるだろうが、その憧れの人ってのは、μ’sの南ことりちゃんだ。

部屋にはあちこちにことりちゃんのグッズがある。 ...要するに俺は所謂オタクという人種だ。

ちなみに、ことりちゃん以外にも、真姫ちゃんや希ちゃん、後は...A-RISEのあんじゅ様もお気に入りだ。

 

そういえば今日は姉さんが早出だから今は家にいないんだよな...。

俺はいつものようにことりちゃんみたいなトサカを作り、朝食を摂り、身支度をして家を出る。

 

 

―――暫くして...

 

やっと学校に着く。沼津から登校はやはり色々と面倒だ。

じゃあなぜこんなとこに来たのかって?別に学力に問題があった訳ではない。まあ、中学時代に色々あってな...。どんなことがって?まあ、そこは追々な...。

 

っと、こうしてる間にも生徒会室に着く。

 

「おはようございまーす。生徒会会計の鷲喰奏でーす。」

 

「御早うございますわ。意外と早かったですわね。もう少し遅いと思っていたのですが...。」

 

「まあ、普段全く来れてないですからね...。こういう時くらいは...。」

 

「あら、貴方は別にいいんですのよ。選抜メンバーですし...。そっちの方を頑張っていらしてるのなら...。仕事なら私や他ですればいいことですからね。」

 

この人は生徒会長の黒澤ダイヤって人だ。どうやらこの辺りのいいとこの娘さんなんだとよ。つまり、お嬢様ってとこだな。少し抜けてるところがあるが...。

実は、彼女のことは割と小さい頃から知っている。といっても、彼女の親とうちの親とのつながりで、時々会う程度だったんだがな。段々会う機会も減っていったけどな。

で、未だにその時の影響があるのか、俺は彼女から弟のような扱いを受けている。可愛がられてるのか、からかわれてるのかはよく分からんが...。

 

「それで、話は変わりますが、貴方には入学式の会場の最終準備をして頂きたいのですわ。まだ少しだけ残っていますからね。すぐ終わりますから、任せましたわ。」

 

「了解です。そして、書記長は...?」

 

「善さんは彼の妹さんの件で遅くなるって仰ってましたわ。私もこの後の挨拶やルビィのことで手が離せないですからね...。頼みましたわ。」

 

「あー...。そういえばあの人も妹いるって言ってましたからね~。ルビィちゃんも結局ここに入学することになったんですね。」

 

「ええまあ。ルビィも喜んでましたわ。久しぶりに奏さんに会えるとなって...。」

 

「久々...ですねぇ...。」

 

「貴方に色々あってから、会わなくなりましたから...。まあ、今となってはそれは昔の話ですわ。貴方も前とは違いますし。また昔みたいに、ダイヤお姉ちゃんって呼んでもらってもいいのですのよ。」

 

「うっ...//// 遠慮しておきます。ってな訳で、早速準備に行ってきます。」

 

...黒歴史だってのそれは...。黒澤だけに。

おっと、準備に行かないとな...。

 

 

―――準備終了後

 

やっと終わった...。確かに少しだけだったが、意外と時間がかかったな...。

会長から終わったら自分の教室に戻っていいって言われてるし、戻って大量にある弁当の一部を食うとするか。少し腹も減ったし...。

座席を確認すると、案の定曜の前の席だ。近くに友人がいるってのは安心感が違うんだよなぁ。

 

「あっ、奏君。おはヨーソロー!」

 

「相変わらず元気だな曜は...。てかなんなんだおはヨーソローって...おはようって意味なのか!?」

 

「正解!流石だね。」

 

そうやって曜と少し雑談しながら弁当食ってると、もう一人の女の子が近づいてきた。

 

「おはよー!曜ちゃんに奏君!!」

 

そう、曜の幼馴染の高海千歌さんだ。

彼女は入学してから割とすぐに仲良くなった人だ。曜との仲もあるがな。

 

「あ、奏君またお弁当食べてる。卵焼きと唐揚げもーらいっ!」

 

良いやつなのに変わりはないが、無断で弁当の一部を食うのは少しやめて欲しいが...。

 

「美味いだろ。姉さんの弁当は。」

 

「うん。とても美味しいよ。最初こそこんな大量の弁当に驚いたけど、もう見慣れちゃった。ね、曜ちゃん!」

 

「あはは...確かにね。」

 

「ところで、千歌さんにしては早くないか?」

 

「失礼だなぁ...。まあ、今日は準備があるからね!曜ちゃんと。」

 

「準備...?なんだそれは...。」

 

「今は秘密!じゃあ行こうか、曜ちゃん!」

 

「そうだね!」

 

なんだ?曜も一緒になって...まあいいや。

俺も弁当を片付けて、部活勧誘の様子を見に行くつもりだからな。




はい、2話投稿完了です。
しかし、キャラの表現って難しいですね...。特に梨子ちゃんは難しくなりそうです...。
ちなみに、男キャラは他にも出す予定です。

次回の投稿は、少し先になりそうです。

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