魔法少女リリカルなのは~赤い龍のリリカルな物語~リメイク版(凍結)   作:DxD

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第2話

 俺は今座禅を組んで精神統一をしてる。なんでやってるかって?それは精神統一をすると魔力が少しづつではあるけど増えるんだ。

 

 『そろそろ終わらせたらどうだ、相棒?』

 

 「っと、そうだな」

 

 座禅を崩す。ずっと座ってたせいか少し体が硬いな。

 

 「ん、んぅ~~、っと。さてと今日はこの辺にしておくか」

 

 『最近相棒はずっと修行ばっかりだったし、今日は気分転換に出かけてみたらどうだ?』

 

 「確かに。うん、今日は町を歩き回ってみるか」

 

 俺は着替えをすました。

 

 「母さん、ちょっと出かけてくる」

 

 「あらそう?気を付けて行ってくるのよ」

 

 「わかってるよ、行ってきまーす!!」

 

 

 

 

 

 

 

 あの後俺はこの街を歩き回っていた。

 

 「いい街だな」

 

 『それは同感だな』

 

 ここは空気も澄んでいて、町の人たちもみんないい人ばっかりだったし。時間もあれだしもう帰るか。

 

 家に帰る途中、公園を通りかる。そこにはもう暗くなってきてるのに栗毛色のツインテールの女の子が一人だけでブランコに座り込んでいた。

 

 なんでだろうな、あの子の事が気になる。

 

 『相棒のしたいようにすればいいのではないか?いままでもそうだっただろう?』

 

 ・・・そうだな。あんなさびしそうにしてる女の子をほっとけないしな。

 

 「こんなところで一人でどうしたんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私はいつも通り、一人で公園に来てました。お母さんやお兄ちゃん、お姉ちゃんが忙しいからいい子にしてないといけないから。

 

 「こんなところで一人でどうしたんだ?」

 

 ただ、この日はいつもと違って私にとってとっても大事な忘れられない出会いが有りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「もう遅い時間だし、早く帰った方がいいんじゃないか?」

 

 「・・・別に、君にはかんけいないでしょ?」

 

 「でも、もうこんな時間だし、家族も心配してるんじゃないか?」

 

 「みんな、忙しくてなのははいい子にしてないといけないの」

 

 それ以降、女の子は喋らなくなった。

 

 「なんでそんなに寂しそうな顔をしてるんだ?俺でよかったら話してくれないかな?」

 

 「・・・お父さんが事故でけがして病院に入院して、それでお母さんやお兄ちゃん、お姉ちゃんが働いてなのはに構ってる時間はないの。だから、迷惑をかけられないからなのはがいい子にしなくちゃいけないの」

 

 言い終わった女の子はそのまま泣き出しそうになっている。って!?

 

 「ちょ、ちょっと、泣かないでくれ泣かないでくれ。だったら俺が一緒に行ってあげるからもっと構って欲しいっておねがいしに行こう!」

 

 「で、でも」

 

 きっと、迷惑がかかると思ってるんだろうな。

 

 「でもさ、子供って親に甘えるのが仕事みたいなものなんだし。それに、甘えられるのも今のうちなんだからさ!」

 

 俺はなのはに手を差し出す。

 

 「だから、一緒に行こうぜ!」

 

 「うん!」

 

 女の子は泣きそうだった顔から、今は笑った顔をしていた。そして手を握り返してくる。




 今回はなのはとの出会いを書いてみました。次に高町家に突入します!今日は二話投稿しましたが、もしかしたら、明日も投稿できるかもしれませんので、どうかお楽しみにしてください。

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