魔法少女リリカルなのは~赤い龍のリリカルな物語~リメイク版(凍結)   作:DxD

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 大変長らくお待たせしました。リアルの方で学校でテスト期間に突入していて時間が取れなく、期間が空いてしまいました。今回の久しぶりの投稿は記念回の続きです。お楽しみください。


お気に入り200人突破記念回3話

 前回のあらすじ

 

 衛宮士郎と戦う一誠

    ↓

 龍神化のインフィニティ・ブラスターを放ち勝利

    ↓

 士郎と別れを告げた時神のおっさんに士郎が落とし穴に落とされる

 

 「それでは次に行くぞい」

 

 「その前に士郎に謝れじいさん…」

 

 「…次の奴を呼ぶぞ」

 

 「オイコラ」

 

 「次の戦士はこいつじゃ!」

 

 じいさんのセリフの後、士郎が現れた時と同じ現象が起こる。光が空間を照らし出す。光が晴れたそこには学ランにヘッドフォンを身に着けた金髪の不良少年みたいな人物がいた。

 

 「よぉ、あんたが次の相手か?」

 

 「あぁ、お前かなり強いな」

 

 「そっちこそ。俺は兵藤一誠」

 

 「逆廻十六夜。早速だがやろうぜ!」

 

 「同感だ。じいさん!合図頼む!」

 

 「それでは二人とも位置につけ。両者、構え…始め!」

 

 俺は合図とともに鎧を纏う。俺と十六夜は同時に飛び出す

 

 「うおぉぉぉぉぉ!!!!」

 

 「しゃらくせぇぇ!!!!」

 

 お互いの拳が衝突する。衝撃は突風となってあたりに吹き荒れる。

 

 「マジかよ…生身の拳で鎧が砕けちまったよ」

 

 生身で砕かれたのサイラオーグさん以来じゃないのか?

 

 「ヤハハ、俺の一撃と真正面から打ち合えるとかやるじゃねぇか!」

 

 くっそ向こうは余裕そうだな…それにしてもこの一撃、もしかしたら龍神化の拳と同じくらいの威力あるんじゃないか?…少し試してみるか

 

 【Boost Boost Boost Boost Boost Boost!!】

 

 「くらえ!ドラゴン・ショット!!」

 

 タイミング的にこれは避けれないはず!

 

 俺のドラゴン・ショットが十六夜に当たろうとしたとき…

 

 「ハ、しゃらくせぇぇぇ!!!」

 

 十六夜はドラゴン・ショットを蹴り上げた。蹴り上げられたドラゴン・ショットは空中で爆発し、爆風が空間に広がる。

 

 「うそだろ…倍加したドラゴン・ショットを生身の体で蹴り飛ばすなんて…」

 

 「確かにすごい威力だがな、この程度じゃ俺には効かないぜ。倒したかったら星を揺るがすほどの力がないと俺とは張り合えないぜ」

 

 「星を揺るがすほどって、もう人間やめてるだろお前…」

 

 「ヤハハハ、よく言われる!」

 

 「…だったら見せてやるよ、星を揺るがすほどの力をな!!」

 

 「我に宿りし紅蓮の赤龍よ、覇から醒めよ。我が宿りし真紅の天龍よ、王と成り啼け。濡羽色の無限の神よ、赫赫たる夢幻の神よ。際涯を超越する我らが偽りの禁を見届けよ。汝、燦爛のごとく我らが燚にて紊れ舞え」

 

 俺は疑似龍神化形態となる。これなら十六夜と渡り合える!!

 

 「無限の力を宿したこの形態なら、お前と互角以上に出来るはずさ!」

 

 「マジかよ…まさかこんな奥の手を隠してたなんてな」

 

 「まさかビビっちまったんじゃないだろうな?」

 

 「それこそまさか。むしろ俺好みの展開で面白くなってきたぐらいだぜ!」

 

 俺と十六夜は再び構える。そしてお互い同時に飛び出す。二人の速さは常人には見えないほどの速度での肉弾戦を繰り広げている。

 

 「ヤハハ!さっきよりも面白くなってきたぜ一誠!!」

 

 「そっちだって、さっきとはパワーもスピードも桁違いに上がってるぞ!それに、まだ何か隠してるだろお前!」

 

 「それはお互い様だろ?まだ全開じゃないんだろ?」

 

 そう、この二人は最上級悪魔クラスの戦闘を繰り広げておきながらまだ上があるというのだ。これを他の者が聞けば卒倒するだろう。

 

 お互いほぼノーガードの殴り合いを続ける。鎧を纏ってるイッセーに対して、人間離れした肉体を持った十六夜ではイッセーにわずかながら軍配が上がる。

 

 「そろそろ本気でいくぞ、十六夜!!」

 

 「イイゼ、決着をつけようか一誠!」

 

 俺は背中の翼から砲門をだし、無限のエネルギーをチャージする。十六夜は手のひらに光り輝く極光の柱のようなエネルギーを出す。

 

 「こいつは威力が強すぎて相手を殺しかねないんだ。死んでくれるなよ一誠!!」

 

 「そっちこそ、俺のフルパワーの砲撃なめるなよ!!」

 

 お互いエネルギーの収束が終わると同時に、お互いの切り札をぶつけ合う!

 

 「くらえやぁ!!」

 

 「インフィニティ・ブラスター!!」

 

 両者の必殺技は拮抗し合う。

 

 「うおぉぉぉぉ!!負けるかァァァ!!!」

 

 「さすがだな、俺も負けねえぞ一誠!!」

 

 「「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」

 

 両者は最後の力を振り絞る。先ほどまで拮抗していた両者の技はそのまま膨大なエネルギーと化して爆発する。その爆発に二人は巻き込まれる。

 

 「く、うおぉぉぉぉ」

 

 「チィ!ヤベェ!」

 

 爆発が二人を飲み込む………爆発が晴れたその空間には満身創痍の両者がいた。

 

 「「はぁ、はぁ、はぁ」」

 

 二人とも全身傷だらけで、どちらも立つのがやっとという所だ。

 

 「はぁ、はぁ、クッ、もう鎧を維持する力もねぇや」

 

 「はぁ、はぁ、ヤハハ、俺も結構ヤベェな…」

 

 「「けど!この勝負、俺が絶対に勝つ!!」」

 

 両者共に残された力を振り絞り駆け出す!!両者の取れる行動はただ一つ!それは…

 

 「「この拳でケリをつける!!」」

 

 「「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」」

 

 バコォォォォン!!!!

 

 互いの顔面に拳が入りクロスカウンターの形になる。しばらくの間、二人は拳を突き出したまま硬直する。その数秒後、勝敗が決する!

 

 「クッ、俺の、ま、け……」

 

 バタッ

 

 「はぁ、はぁ、俺の、勝ちだ、十六夜!!」

 

 「ふむ、決着はついたようじゃの。勝者、兵藤一誠!!」

 

 勝ったのは俺だった。




 いかがでしたか?久しぶりの投稿ではありますが、戦闘の描写は今までで一番うまくかけたと思ってます。まぁ、まだまだではありますが…今回は記念回の続きでしたが次回は本編を進めていきたいと思います。

 それではまた次回

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