魔法少女リリカルなのは~赤い龍のリリカルな物語~リメイク版(凍結)   作:DxD

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 なのはVS一誠。突如始まった原作主人公対他作品の主人公。果たしてどうなるのか…結果は実際に読んでみてください!

 それではゆっくりして行ってください!


第19話

 「準備はいいか、なのは?」

 

 「うん、いいよ」

 

 前回、特訓の途中になのはとの模擬戦へと発展した。

 

 「それにしてもどうして模擬戦しようなんて?」

 

 「現時点のなのはの実力が知りたいと思ったんだ」

 

 「今更なんだけどイッセー君ってどこでその力を手に入れたの?」

 

 「……そういえば説明して無かったな。模擬戦が終わったらちゃんと教えるさ」

 

 …先にドライグの説明だけはしといたほうがいいかな?いいか、ドライグ?

 

 『構わん』

 

 「なのは、始める前に紹介しとくわ。ドライグ」

 

 『初めましてだな、高町なのは。紹介に預かったドライグだ』

 

 俺は籠手を出し、そこからドライグが話す。

 

 「「こ、籠手が喋った!?」」

 

 「お、ユーノいたんだ?」

 

 「僕の扱いが酷くない!?」

 

 『…ユーノ・スクライア、お前も影が薄くて忘れられるのか』

 

 「…まさか、ドライグさん、あなたもなんですか?」

 

 なんか二人が意気投合したんだけど…

 

 「とりあえずドライグはこの籠手に宿っている本物のドラゴンなんだ」

 

 「「ド、ドラゴン!?」」

 

 「ここから先はまた後でな。今は、な?」

 

 「う、うん。模擬戦だね!」

 

 「なのは、先に言っとくけど、俺の事は格上だと思った方がいいぞ?」

 

 俺は体から少し威圧するように魔力を開放する。

 

 「ッツ!?」

 

 「い、イッセーからなのはと同等、いやそれ以上に値する魔力を感じる!?」

 

 「ごめん、少しやりすぎたわ」

 

 「もう大丈夫だよ。それよりも早くやろ!」

 

 「…分かった。行くぞなのは!俺の力、見せてやるよ!ドライグ!!」

 

 『おう!見せてやれ相棒!この世界の者にお前の、いや俺たちの力を!!』

 

 「『禁手!!【バランス・ブレイク】』」

 

 《Welsh Dragon Balance Breaker!!!!》

 

 「赤龍帝の鎧【ブーステッドギア・スケイルメイル】!!」

 

 「な!?す、すごい力だ!!それにあの鎧は…」

 

 「来い、なのは!!お前の力、見せてみろ!」

 

 「行くよ!ディバインシューター!」

 

 なのはは周りに五つほどの魔力弾を生成し、それを俺に向けて撃ってくる。向かってくる魔力弾を避けていく。避けた魔力弾はなのはが操っているのか追尾してくる。

 

 速さはそこまでじゃないから避けるのは容易いな。

 

 「う~ん当たらないなぁ。だったら、《アクセル》!!」

 

 なのはがアクセルと叫んだとたんなのはのディバインシューターの速度が上がった。

 

 「クッ、速い!!」

 

 俺は避けきれずに当たってしまう。

 

 「!?結構威力あるな!!」

 

 「もう一度!」

 

 「ッツ、させない!ドラゴンショット!」

 

 「わ、わわわ」

 

 なのははあわてているようだが、思ったよりも冷静に対処する。

 

 「プロテクション」

 

 「あまり魔力を込めてないとはいえドラゴンショットを止めるなんてな…」

 

 『おそらく、あれは高い魔力量による所だろう。今の相棒はヴァ―リ・ルシファーと同等の魔力量があるのだ。それに近しい量の魔力を持つあの少女ならば不思議ではないさ』

 

 「確かにそうだな」

 

 「イッセー君結構速いな…そうだ!動けなくしちゃえばいいんだ!レイジングハート」

 

 俺の手足に拘束が付く。しかもかなり固い!

 

 「な!?これすげぇ硬い!?」

 

 ぬ、抜けられない。鎧の力でも壊すのに時間がかかるなこれ。

 

 「行くよイッセー君!」

 

 なのははデバイスに魔力を充填していく…こ、これって!?

 

 「おま、なのは!?」

 

 「いくよぉ~、ディバイン~~~」

 

 「や、やば……」

 

 「バスター!!!」

 

 俺がバインドで動けないところを容赦なく砲撃を撃ってくる。

 

 「ま、マジかよ~~!!!???」

 

 ドカァァァァン!!

 

 爆発によって煙が俺を包み込む。

 

 「い、イッセー!?な、なのはやりすぎだよ!」

 

 「あ、や、やっちゃったの!?イッセー君、大丈夫!?」

 

 煙が晴れた先には無傷の俺がいる。

 

 「う、うそ。無傷?」

 

 「メッッッッッチャ怖かった~~!」

 

 「あれだけの砲撃でどうやって無傷で…」

 

 「それはこの赤龍帝の籠手の能力の【倍加】だ」

 

 「倍加?」

 

 「これは十秒ごとに俺のあらゆるものを二倍にしていくんだ」

 

 「そ、それって十秒で二倍、二十秒で四倍、三十秒で八倍ってことなの!?」

 

 「な、なんでいつもは勉強できてないのに計算だけはそんなにできるんだよ…」

 

 「あれ?でもそれだとさっき砲撃を撃ってから十秒たってなかったよね、どうやって…」

 

 「本来だったら十秒必要だけどこの鎧の状態なら一瞬で倍加できるんだ」

 

 「そんなのチート過ぎるなの!!」

 

 「さっきのお返しだ」

 

 俺はさっきのなのはの砲撃の意趣返しとして倍加した巨大なドラゴンショットを放つ。

 

 「え、ちょっと、キャァァァァァ」

 

 ドラゴンショットがなのはを飲み込む。

 

 「…やりすぎたな」

 

 「『いや、やりすぎだぞ(だよ)!?』」

 

 今回の模擬戦は俺の勝利で終わった。

 

 




 いかがでしたか?模擬戦は一誠の勝ちに終わりました(まぁ、実力差を考えたらわざとでもない限りイッセーが負けることはないんですけどね…)

 次回はなのはにイッセーの能力についての説明回になります。

 それではまた次回!

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