魔法少女リリカルなのは~赤い龍のリリカルな物語~リメイク版(凍結) 作:DxD
さて、敵は倒した。いや、封印したの方が正しいか…
「なのは、フェレット、とりあえずここを離れよう。話はそれから」
「う、うん。そうだね」
俺となのは、フェレットはその場を後にした。
「さて、それじゃあなのはの家に移動しようか。どうせ、何も言わずに出てきたんだろ?」
「ギク!?」
ギクって口にしてるやつ初めて見たな…
「それと士郎さんたちには俺の事や魔法についてはある程度教えてあるから隠す必要はないからな」
「え!?そうだったの!?」
「もうすでに言ってしまわれたのなら仕方ありませんが、あまり魔法の事は他言しないようにしてくださいね」
「あぁ、気を付けるよ…そういえばまだ自己紹介して無かったな。俺は兵藤一誠みんなにはイッセーって呼ばれてる」
「私は高町なのは。イッセー君とは幼馴染なの!」
「僕はユーノ・スクライアと言います」
「よろしくな!…っと、着いたぞ」
ん?どうやら恭弥さん待ち構えてるみたいだな…入るのちょうこぇ~
「…なのは、やっぱり明日でもいいか?恭弥さん玄関で待ち構えてるから」
それを聞いたなのはは、俺をものすごい勢いで引き留めようとする。
「ダメ!一緒にいて!私だって怖いんだから!」
「わ、分かったよ…」
俺は覚悟を決める。
「い、行くぞ…」
「「う、うん」」
ガチャ
扉を開けた先にはやはり恭弥さんがいた。鬼のような形相で…正直言ってめちゃくちゃこぇ!?
俺は思わず逃げようとして首根っこを掴まれる。
「どこに行く気なんだ?これからじっくりとお話があるんだからな?」
「「「ヒィ!?」」」
こんな重圧今までの恭弥さんの比じゃない!?
「さぁ、中でゆっくりと話そうな、お前たち…」
「「「い、いやぁーーー!!!!」」」
「なるほど、そんなことがあったのか」
俺たちは何があったかの説明をした。
「なのは、なぜ何も言ってくれなかったんだ?言ってくれれば俺も力を貸せたのに…」
どうやら怒ってるよりも、心配の方が上回ったようだな。
「…ごめんなさい」
「なぁ、ユーノ、教えてくれ、あの宝石はなんなんだ?この街で…いや、この星で何が起こってるんだ?」
「…分かりました。あれは…」
ユーノの説明をまとめると、
ユーノはスクライア一族という考古学者の集まりみたいなの者の一人で、ある時発掘したジュエルシードを突然の襲撃で地球に落とし、それに責任を感じたユーノが回収しようと一人で地球に来たと。
うん、これ別にユーノに責任はなくね?
「別にユーノがそこまで気負う必要はないだろ?」
「ですが、そもそも僕たちがジュエルシードを発掘しなければこんなことには…」
「私、手伝うよ!」
「なのは!?何を言っているんだ!?」
「俺も恭弥さんに賛成だ。とてもじゃないがなのはにやらせるわけにはいかない!」
「私はユーノ君の力になってあげたい!それにこれは私がやらなくちゃいけない気がするの!お願い、お兄ちゃん、イッセー君!」
「なのは…」
「分かった」
「イッセー!?何を言ってるんだ!!」
「恭弥さん。今のなのはに何を言っても無駄ですよ。こいつの目は絶対にひかないやつの目です。俺はこんな奴らをたくさん見てきました。こうなったらもう止まりませんよ。かつての俺がそうだったように…」
「分かった。その代りイッセー、なのはを俺の代わりに守ってやってくれ。魔法だと、俺では無理だ」
「はい、必ずなのはは守り切ります!」
「本当にいいのかい?これはとても危険なんだよ!?それに、今後はきっとさっきのよりももっと強いのも出てくるはずだ!!」
「俺は守ると誓ったんだ。大切な人たちを、守りきると…」
「ありがとう。確かに君たちがいれば百人力だ!これからもよろしくね、イッセー、なのは!」
「あぁ、こちらこそ、ユーノ!」
「よろしくね、ユーノ君!」
こうして俺たちのジュエルシード集めは始まったのである。
前回から少し期間が空いてしまいすいませんでした。この前までリアルが忙しかったんですよ…これからもこのような事は有りますが、よろしく頼みます。
今回は前回の続きでジュエルシード事件の簡単なまとめみたいなものです。詳細を細かく書くのは時間がかなりかかりそうだったので、かなり短縮したと思います。ここの作品では、高町家は最初から魔法の事を知ってることにしました。
それではまた次回