魔法少女リリカルなのは~赤い龍のリリカルな物語~リメイク版(凍結) 作:DxD
第13話
「今から話すのははやての持っている鎖の巻かれた本についてだ」
「あの本がどうしたんや?」
「あの本から魔力を感じたんだ」
「魔力って魔法を使う時に必要なあれやろ?」
「あぁ。それもかなり危険な感じがする。ただ、今の所は問題なさそうだけどな」
今はってだけでこれからも大丈夫とは限らないけどな。
「まさか家にそないな本があったやなんてな。それで、その本に魔力があるのは分かったんやけど、いったいどんな代物なんや?」
「それが分からないからはやてに何かわからないか聞いてみたんだけどな。俺もあまりこういうのは専門外なんだよな。ドライグでも分からないみたいだしな」
「?ドライグって誰なんや?」
「あぁそっか、まだ説明して無かったな。分かっているとは思うけど俺も魔法に関わってるんだ。後、今からはなすのは誰にも言わないでくれ。」
「了解や」
「実は、俺は一度死んで転生し、生まれ変わった存在なんだ」
「…は?」
なんか女の子がしちゃいけない顔なってるんだけど…
「まぁ、いきなり転生だとか言われてもよくわからないとは思うけど本当の事だ」
「まさかイッセー君が一度死んでるなんてな」
「話を続けると俺には神器、それも神滅具と言われるものが宿ってるんだ」
「神器?神滅具?」
「神器は人にのみ宿る神が作った規格外の力だ。そして神滅具はその中でも極めれば神をも殺せる力を持った13種の神器だ。俺はそのうちの一つ、《赤龍帝の籠手》が宿ってるんだ。ドライグっていうのは籠手に宿ってる龍の事だ」
「イッセー君ってそんなすごいモノ持ってたんやな。それに龍がいるとかもう何でもアリやな」
「せっかくだし話すか?ドライグ」
『こうして話すのは初めてだな』
俺は籠手を出してドライグにしゃべってもらう。
「籠手が喋った!?あなたがドライグさん?」
『別にさん付けしなくてもいい。敬語も不要だ』
「そか?ならドラちゃんで」
『ドラちゃん!?』
「ブッ!?ド、ドラちゃん…プクククク…」
『相棒も何を笑っているんだ!?』
「悪い悪い。あんまりにも面白くてさ。そろそろ話の続きをしようか」
俺は気持ちを切り替えて話の続きをする。
「とりあえず俺の前世については詳しくはまた今度話すとして、今ははやてについてだな」
「私はこれからどうすればいいんや?」
はやてに表情は少し不安そうだ。
「今あの本は封印されてる状態なんだ。そして俺もあまりこういうのは詳しくないから少しずつ調べてくしかないかな?」
「そうなんか…」
「一つだけ調べ方に考えがある」
「ほんまか!?どうするんや?」
「それはこの本の中に直接潜ることだ」
「潜る?どういう事なん?」
「俺の神器は精神世界みたいのがあってその中に出入りすることが可能なんだ。それと同じ要領でいけばもしかしたら…」
「なら今からでも…」
「いや、何が起こるかわからない。はやてにもしもの事が有ったら嫌だしな。この方法はなるべく最後の手にしたい」
「…分かった」
「とりあえず、今日はここまでにしておこう。いくら考えても今は何もできないしな。気分転換にゲームとか本読んだりでもしようぜ!」
「そうやな!じゃあゲームしようや!私は強いで?」
「俺だってゲームには自信あるからな。簡単にはいかないからな!!」
この後俺たちはゲームをしたり、本を読んで過ごした。ちなみにゲームは10回勝負をし、イッセーは一度も勝てず、ベットで涙したのは秘密である。
どうでした?今回は自分の中ではうまくかけた方だと思ってるのですが…次回はまだ決めてませんが、最近のは少しシリアスが多かったと感じたので、遊びを含んだ日常系にしようと思います。
それではまた次回