魔法少女リリカルなのは~赤い龍のリリカルな物語~リメイク版(凍結)   作:DxD

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 今回も特別編第2話です!今回から別作品の主人公とイッセーを戦わせていこうと思います。今回戦う相手はFateからです!もう分かった人もいるとは思います。真実は本編をご覧ください!
 それとすごい今更なのですが、設定を少し付け足します。内容は、イッセーは自身の魔力で体を前世と同じ大きさにすることができるようにしました!そうすることで龍神化も可能にします。それでもまだ龍神化は完全に制御できるのは先です。
 それではどうぞ!


お気に入り200人突破記念回2話

 「それでは早速一人目と戦ってもらおうかの」

 

 「望むところだ!それで、最初は誰なんだ?」

 

 俺が早く戦いたいとうずうずしていると、爺さんの隣に光の柱が現れ、そこから赤い髪の俺と同い年ぐらいの青年がいた。

 

 「あんたが俺の相手なのか?」

 

 「衛宮士郎だ。宜しくな」

 

 「兵藤一誠だ。こちらこそ宜しくな!」

 

 「それでは早速戦ってもらおうかの」

 

 俺と士郎はお互いに距離を取って構える。

 

 「ルールは簡単。どちらかが戦闘不能になった時点で終了じゃ。それでは…はじめ!!」

 

 合図と同時に俺は鎧を纏い、士郎は何もないところから二本の剣を出す。

 

 「行くぞ士郎!」

 

 「投影開始、来い!」

 

 お互い同時に飛び出す。そして俺の拳と士郎の剣がぶつかる。俺はそのまま剣を押し切り士郎を殴り飛ばす。

 

 「はぁ!」

 

 「グッ!?あぶねぇ~、何とか防御が間に合ったか。すごいパワーだなイッセー」

 

 「士郎こそ。これでも単純なパワーならかなり強い地震があったんだけどな!生身なのによく耐えたな」

 

 お互いを称賛し合った俺たちは再びぶつかる。もう一度士郎の剣に俺の拳が衝突する。すると剣は砕ける。俺は行けると思い士郎に一撃を食らわせようと右手にオーラを纏わせて殴ろうとする。しかし、

 

 「投影開始!」

 

 士郎はどこからか突然先ほどと同じ剣を握っていて、俺の拳を受け流し、カウンターを仕掛けてくる。俺は突然の事で防げず、直撃を食らう。

 

 「イテぇ~、いったいどこから剣を出してるんだ?」

 

 「あぁ、これは俺の投影魔術で作ったものなんだ」

 

 「投影魔術?よく分かんないけど、まるで木場みたいだな」

 

 「憑依経験、共感終了、工程完了。全投影、待機。停止解凍、全投影連続層写!!」

 

 士郎が言葉を発した後、士郎の周りに無数の剣が現れ飛んでくる。

 

 「クッ、捌き切れない!こうなったら全部まとめて吹き飛ばす!」

 

 俺は倍加をし高めたオーラは広範囲に放つ。すると迫っていた剣は叩き落される。

 

 「ここからは一気に行くぞ!体は剣で出来ている…」

 

 「血潮は鉄で心は硝子、幾たびの戦場を越えて不敗、ただ一度の敗走もなく、ただ一度の勝利もなし、担い手はここに独り、剣の丘で鉄を鍛つ、ならば我が生涯に意味は不要ず、この体は、無限の剣で出来ていた」

 

 士郎が呪文を唱えきると士郎を中心に何かが広がっていく。そこに広がっていたのは、無限と思える剣が刺さった荒野が広がっていた。

 

 「これが俺の奥の手。固有結界、無限の剣製【アンリミテッド・ブレイドワークス】だ!」

 

 「す、すげぇ。これが士郎の…」

 

 面白れぇ!どの剣からもすごい力を感じる。

 

 「こっからが本番だ!」

 

 士郎は周囲の剣を次々と俺に向けて掃射してくる。それと同時に突っ込んでくる。

 

 「なぁ!?さっきよりも速い!?」

 

 剣の対処に意識を向ければ士郎に切り刻まれ、士郎の対処に向ければ剣に串刺しにされる。どうすれば…そうだ!どちらかだけに対処する必要はない。

 

 「どちらかを選ぶくらいなら、全部まとめて吹き飛ばす!!」

 

 俺は久しぶりに禁忌の呪文を紡ぎだす。

 

 「我に宿りし紅蓮の赤龍よ、覇から醒めよ。我が宿りし真紅の天龍よ、王と成り啼け。濡羽色の無限の神よ、赫赫たる夢幻の神よ。際涯を超越する我らが偽りの禁を見届けよ。汝、燦爛のごとく我らが燚にて紊れ舞え」

 

 「疑似龍神化。行くぜ!インフィニティ・ブラスター!!」

 

 俺はインフィニティ・ブラスターで士郎ごと剣の山どころか結界ごとぶち抜く。

 

 「な!?クッ、熾天覆う七つの円環!!」

 

 士郎は目の前に花のような障壁を張る。

 

 「つ、強すぎる!う、うぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

 砲撃が打ち終わると結界も消え、そこは元の空間に戻っていた。

 

 やっぱり龍神化はきついな…士郎はどうなった?

 

 「…ぷはぁ!し、死ぬかと思った…殺す気かイッセー!!」

 

 「あ、生きてたんだ」

 

 「ひど!?」

 

 「それじゃあ、続けようぜ!」

 

 俺は戦いを続けようと構えを取る。しかし士郎は構えない。

 

 「どうしたんだ、構えないのか?」

 

 「いや、降参だ。もう魔力もなくなった。体も動けない。おい、爺さん。居るんだろ?俺は降参する」

 

 「そうかい?ならば、勝者兵藤一誠!」

 

 最後はなんかあっけなかったな。

 

 「ありがとうな士郎。すげぇ~楽しかったぜ!」

 

 「こちらこそ、ありがとうなイッセー」

 

 「それでは衛宮士郎、元の世界に返すぞ。今のうちに挨拶しておくのじゃ」

 

 「短い時間だったけど、お前と出会えてよかったよ、イッセー」

 

 「こちらこそ、士郎とあえて楽しかったぜ!もしまた逢えたらそん時は宜しくな!」

 

 「あぁ。爺さん」

 

 「それではもう良いな、衛宮士郎、送るぞ」

 

 「じゃあなイッセー!」

 

 「じゃあな士郎!」

 

 あいさつを交わし終えた途端、士郎の足もとに穴が開く。

 

 「「え?」」

 

 「それじゃあの~」

 

 「な、なんでさぁ~!!!!!!!」

 

 「し、士郎!?」

 

 「それじゃあ次に行くぞ!」

 

 「スルー!?」

 

 何とも閉まらない最後であった。

 

 




 いかがでしたでしょうか?戦闘シーンは初めてではないですが、ここまで長く書いたのは初めてです。あまり戦闘らしさは出せませんでしたが…とにかく第2話かなり長く、約2000文字ほど書くのは初めてだったので疲れましたよ~。
 今回の相手はFateから衛宮士郎でした!以前書いてたこの作品のリメイク前には無限の剣製が有ったので、特別篇では出したいなと思ったため出しました!まぁ、士郎は元々好きなキャラだったので出すつもりだったんですけど…
 次回もまた他の主人公と戦っていきます!誰になるかはお楽しみに!それと、今回の特別編。長くなりそうな予感がするので、もしかしたら本編と並行して書くかもしれません。特別編と本編は基本無関係です。改めご了承ください。
 それではまた次回。

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