魔法少女リリカルなのは~赤い龍のリリカルな物語~リメイク版(凍結) 作:DxD
やぁ!イッセーだ。今は神器の中に潜ってるところだ。理由か?それは新たな覇龍に関することだ。今は歴代の先輩たちはいないから、自分で探してるんだ。まぁ、結果はあまりよくはないかな。ただ一つだけ、気になるもの扉を見つけたんだ。
『これはグレートレッドの力の扉だ』
「グレートレッドの?」
『あぁ。ただ今はまだ閉じていて力を使うことはできないがな。だが、相棒が成長していけばきっと扉は開き、新しい力に至れるだろう』
グレートレッドの力。これがあればもっと強く成れるのか…
『相棒?どうかしたか?』
「!?い、いや、なんでもない」
いけない、ボォーっとしてたみたいだ。
『ならばいいが…』
そろそろ休憩するか。それにしても最近は士郎さんたちと特訓か、ずっと神器に潜ってるしかしてないんだよな。
「最近はやてに会いに行けてなかったから今日行ってやるか」
「という訳で遊びに来たぞはやて」
「何がという訳なんや。全く連絡もよこさへんで。結構さびしかったんやで」
「そっか、ごめん」
「気にしなくていいって。今こうして来てくれたんやからな!それで今日は何するん?」
「あまり考えてなかったな。はやての部屋にある本でも読ませてくれないか?最近忙しかったから少しゆっくり過ごしたいからさ」
「別にええで。それじゃあ飲み物とか持ってくから先に部屋に行っといてくれへん?」
「分かった」
「はやての部屋久しぶりに入ったな。それに…」
以前にも見た鎖のついた膨大な魔力を秘めた本もある。はやてが来るまで少し調べさせてもらうか。ドライグ手伝ってくれ。
『了解した。あまり時間もないからさっさと済ませよう』
う~ん、あまりよくわからないな。ドライグは何か分かったか?
『俺の方もさっぱりだ。なにせこういうのは専門外だからな。アザゼルやアジュカ・ベルゼブブとかなら何か分かったんだろうがな』
ドライグでも分かんなかったか…
何か手がかりがないか思案していた時、
【タスケテ】
「ッ今の声は!?」
『?どうしたのだ相棒?』
「いや、今誰かが助けてって…」
『俺には何も聞こえなかったが…』
気のせいだったのだろうか?でもどうしてか頭から離れない。とりあえずはやてももう来るしここまでにしておくか。
「イッセー君、飲み物とおやつ持ってきたで」
ちょうど来たみたいだな。
「ありがとうな、はやて」
…なぁドライグ。はやてにあの本の事を伝えた方がいいのかな?
『それは相棒次第だな。このまま隠し通して今まで通りの平凡な人生を歩ませるか、それとも真実を伝え、裏に関わらせるか。相棒が決めるといい。俺はどちらでも相棒を信じてるからな』
そうか、なら…
「なぁ、はやて。突然なんだけどさ、魔法ってあると思うか?」
俺は真実を話す。
「な、なんや突然。魔法がどうたらって…まぁ、でも実際に魔法って少し憧れてたりはするんよなぁ~」
「突拍子のない話だけど魔法は存在する」
「ほ、ほんまに?冗談やなくて、本当に魔法があるんか?」
「あぁ、と言ってもはやてが思ってる魔法とは少し違うと思うけどな」
「信じるで、その話」
「本当か!よかった。それじゃあ魔法の存在を知ってもらった上で大事な話をする。もしかしたらこれから危険なことに巻き込まれるかもしれない。今ならまだ知らないふりをして日常を過ごすこともできる。それでも話を聞くなら、止めはしない。もし、はやてが危険な目にあっても俺が必ず守ってやる!」
「イッセー君……話してくれへんか?」
「いいんだな?」
「イッセー君が必要だと思って私にも話そうと思ったんやろ?それにもし何かあっても守ってくれるんやろ?なら心配することは何もあらへん!イッセー君の事を信じるだけや!」
「…ありがとな、はやて」
俺も覚悟を決めるか。
「今から話すのははやての持っている鎖の巻かれた本についてだ」
今回ははやてメインの回でした。少し長くなりそうだったので次回に続きます。次回ははやてにイッセーの事や闇の書について物語の中で分かってる限りのことを説明していく回です。書けたらすぐに投稿します。
ここで一つ関係のない話ですが、普段はなるべく後書きや返信など基本はなるべくみなさんに失礼の無いように、丁寧になるよう心がけておりますが、もう少し砕けた感じで書きたいなと思う事がございましが、砕けた感じでもよいでしょうか?このようなことを聞くのは少し違うとは思うのですが、やはり失礼がないようにしたいので一応の意見をお聞きしたいと思いました。皆さまの素直な意見を伺いたいと思っております。どうか、宜しくお願い致します。
それではまた次回。