魔法少女リリカルなのは~赤い龍のリリカルな物語~リメイク版(凍結) 作:DxD
それでは今回もお楽しみください。
オッス!みんな、イッセーだ!今回、話が抜けてしまって本当にごめんな。作者も謝ってたし、俺からも謝らせてもらう。本当に申し訳ありませんでした。作者には改めて俺からも言っとくから。それじゃ、今回もお楽しみに!
「とりあえずここから出ようぜ」
俺とすずかが脱出しようとしたとき、
タタタタタタタァ、っと外から数名の足音が近づいてきた。
「すずか!無事かい!!」
「すずかちゃん!いるかい!!」
?この声は・・・
「恭弥さん!?士郎さん!?」
「その声、イッセー君かい!」
やっぱり士郎さんと恭弥さんだ。でもなんでこんなところに?
「無事だったかい!?二人とも!?」
「えぇ、犯人たちは気絶してます。それよりもなんでお二人が?」
「なに!?・・・まさか君がやったのかい?」
「詳しいことはあとで説明しますので、まずはここを出ませんか?」
「・・・そうだね、じゃあすずかちゃんの家に行こうか。そこで話そう。すずかちゃんもそれでいいね?」
「はい。大丈夫です」
「ここが私のお家だよ一誠君」
ここがすずかの家か。家っていうか……
「これ家じゃなくて豪邸じゃん!?」
すずかってお嬢様だったんだな。ってよく考えれば今回の事件も遺産関係だったな。そう考えれば納得できるか。それに豪邸は前世でリアスとかの家で見慣れてるしな。
「すずかお嬢様!!」
「ノエル!」
「御無事で何よりです、お嬢様」
「ノエル、みんなを案内して」
「かしこまりました。そちらの方は?」
メイドさんがこちらを警戒しながら聞いてくる。
美人な人ににらまれるのは結構堪えるな・・・
「兵藤一誠です。月村さんに危害を加える気は有りません」
「ノエル、一誠君は私を助けてくれたの」
「!?そうですか。先ほどの無礼、誠に申し訳ありませんでした」
「いえ、気にしないでください」
「ノエル、まずは忍の所に案内してくれるか?そこで詳しい話をしようと思う」
「かしこまりました。こちらへどうぞ」
「すずか!!」
「お姉ちゃん!!」
あれがすずかのお姉さんか。すげぇ美人な人だな。
「忍、悪いが先に今回の事を説明するから後にしてくれ」
俺は今回あったことをみんなに説明した。
「そう、すずかを救ってくれたのは感謝するわ。だけど、君はいったい何者なの?ただの子供が大人数人を一人で気絶させられるとは思えないの。ねぇ?教えてくれないかしら?」
確かに疑われるのはしょうがないか。
「教えるのは構いませんが、その前にその“眼”をやめてもらってもいいですか?催眠の類の魔眼ですよね?」
「お姉ちゃん!?」
「なんでわかったの!?」
「これでも俺はそういうのに敏感ですから。それと俺にはそのくらいの魔眼は効きませんよ。いきなり魔眼をかけられるとこちらもそうやすやすと話せないですね」
「あなたは私達夜の一族の事を知った。それに君は謎が多い。なら、警戒するのは当然でしょ?」
「忍!!」
「いいんですよ、恭弥さん。疑われるのも仕方がないですよ。それはすずかの事を心配したからでしょ?当然だと思いますよ?」
「一誠・・・。」
「忍さん。どうか俺の事を信じてくれませんか?俺は決してみなさんに危害は加えません。俺にできる事なら出来る限り協力します。なので・・・」
「・・・そこまで言うなら信じるわ。私も突然催眠をかけようとしたこと、本当にごめんなさいね」
「気にしないでください。平気でしたから」
「お姉ちゃん!もう一誠君にこんなことをしないでね!」
「ご、ごめんなさい……」
「それじゃあ俺の事を説明しますね」
「あぁ、じゃあ頼むぞ」
「まず説明するにあたって、かなり信じられないような事ですが、今から言うことは本当の事です」
全員がうなずく。
「ありがとうございます。俺には前世の記憶があります」
「「「!?」」」
「続けますよ?そこで俺はもともとは普通の高校生でした。高2のころ、俺は一度死にました」
「え!?死んだ?!?どういうこと!?」
「俺の中に眠る神器が原因で危険だとされ、殺されたんです」
「神器?それはいったい?」
「神器とは人間にのみ宿る聖書の神様が作った規格外の力です」
「神様が作った?まるで神が実在してるみたいに聞こえるのだけど?」
「はい、実在してました。他にも、天使、悪魔、堕天使など、神話の生物はすべて存在してました」
「ちなみに俺の神器はその中でも上位に位置する極めれば神ですら殺せる神滅具って呼ばれてます」
みんな信用できないっていうより、驚きすぎてどう反応すればいいのか分からないって感じだな。
「そこで一度死んだ俺は悪魔に転生して生き返ったんです」
「生き返った!?」
「悪魔には悪魔の駒という他種族を悪魔に転生させるチェスの駒に見立てたアイテムが有り、眷属とすることができます。そこで転生した俺はずっと自信を鍛え続け、さまざまな強敵たちと戦ってきました。その中でも聖書にしるされた伝説の獣666と戦いました。そこで戦ってた俺は負け、死にました。死んだ俺は世界を統括する女神さまにこの世界に転生させてもらったんです」
「これで俺の話は終わりです」
「なるほど、ようやく納得できたぞ」
「何が?」
「初めて一誠に会ったとき、その年に似合わないほどの覇気を感じた。それも俺や父さんですらかなわないであろう程のな」
「そうだったの……まさかそこまで重い事情があっただなんて」
「今はそこまで気にしてませんよ」
「それじゃあ最後に一つだけ確認したいことがあるのだけれどいいかしら?」
「はい?」
「私達夜の一族の秘密を知ったものは私たちに関することを忘れるか、それとも秘密を守って私たちと契約するか」
「後者で」
「即答!?もうちょっと悩んだりしないの?」
「悩む必要無いですよ。それに、せっかく知り合えたのに忘れるだなんて嫌ですよ」
「・・・そう、分かったわ。ならこれからもよろしくね一誠君」
「はい!よろしくお願いします。すずかもよろしくな!」
「うん!よろしくね、一誠君!」
今回は結構長くなりましたがどうでしたか?最初の方でも申し上げましたが話が抜けてしまった事改めて謝罪申し上げます。誠に申し訳ございました。以後、このようなことは起こらないよう、細心の注意をしていきます。
次は昨日飛ばして投稿した分なのですぐに投稿いたします。それではまた次回。