魔法少女リリカルなのは~赤い龍のリリカルな物語~リメイク版(凍結)   作:DxD

12 / 28
 たまには前書きも書こうと思います。今回はすずかとの出会いを書いてみたいと思います。いまさらですがかなりうろ覚えで始めた作品なので本当にいまさらですが、よろしければ、これからもよろしくお願いいたします。

 それでは、第5話をお楽しみください。


第5話

 みんなさっき振り。今回は連続で投稿だからその分俺の出番が見れるってことだな!(超メタ発言)

 

 『また独りごとか……』

 

 なんかドライグが凄いあきれた声で言ってくるけど無視だ無視。ところでドライグ……なんでこんな事になったの?

 

 確か外に出かけていたら帰り際に、目の前で紫髪の女の子が黒服のおっさんたちに車に詰め込まれているところに遭遇してそれを見た俺も一緒に車に詰め込まれて誘拐されたんだっけ?

 

 『相棒ならどうにでもなったんじゃないか?』

 

 もし誰かに力を見られたりしたら大変だから、今はおとなしくして縄に巻かれて後で隙を見て女の子を連れて逃げ出せばいいさ。

 

 「私のせいで巻き込んでしまって、ごめんね」

 

 隣の女の子が俺に謝罪の言葉を言う。

 

 「気にしなくていいさ。俺は兵藤一誠。よくイッセーって呼ばれてる」

 

 「私は月村すずか」

 

 俺たちがお互いの名前を教え合っていると、

 

 「お前ら何をくっちゃべっている!!お前らついたからその二人を下ろせ!!」

 

 どうやら奴らのアジトについたみたいだな。

 

 「例の娘を連れてきました。あと、連れてくる際に見られたためこの餓鬼も連れてきました」

 

 「そうかご苦労だったな」

 

 あれがやつらの主か。

 

 「そんな!?どうして安次郎おじさんが!?」

 

 どうやら知り合いみたいだ。

 

 「やあ、久しぶりだね、すずか」

 

 「どうしてこんなことをするんですか!?」

 

 「どうしてだと?なぜ月村の遺産が私ではなく忍のような小娘に取られなければならんのだ!!」

 

 聞いてる限りでは月村家の遺産相続トラブルか。にしても月村ってお金持ちだったんだな……

 

 「所で安次郎様、この餓鬼はどういたしましょうか?」

 

 「ふむ?確か現場を見られた故に連れてきたのだったな?という事は夜の一族の事も知らないのかな?」

 

 夜の一族?

 

 「!?ダメ!言わないで!!」

 

 「すずかや私達月村の一族は、吸血鬼の一族なのだ。」

 

 「あ、あぁ……」

 

 吸血鬼の一族……ギャスパーみたいな種族の事か。まさかこの世界にも吸血鬼がいたなんてな。

 

 「貴様らみたいな下等生物とは違うのだ!我々は選ばれた一族なのだ!!」

 

 「・・・それがどうした」

 

 「な、なに?そこにいるすずかは貴様らが忌避する化け物なのだぞ!!」

 

 「化け物、ねぇ?なら俺はそれ以上の化け物だな」

 

 「なんだと!?」

 

 俺は魔力を開放して背中からドラゴンの翼を出し、体に巻かれた縄を外した。

 

 「俺はドラゴンなんだからな!!」

 

 「ド、ドラゴンだと!?」

 

 「一誠君がドラゴン?」

 

 全員かなり驚いているな。

 

 「俺はすずかが化け物だなんて思わない。だってこんな状況にもかかわらず他人のはずの俺を心配してくれる、そんな優しいただの女の子だ!!」

 

 「い、せい、くん……」

 

 「これ以上すずかを泣かすなら、てめぇら全員俺がぶん殴ってやる!!」

 

 「えぇい、何をしているさっさとこのクソガキを殺せ!!」

 

 周りの手下たちが俺に向けて銃を乱射してくる。ここは徹底的に思い知らせてやるか!ドラゴンの、赤龍帝の力を!

 

 『あぁ、目に物見せてやれ相棒!』

 

 「バランス・ブレイク!!」

 

【Welsh Dragon Balance Breaker!!!】

 

 俺は鎧を着てそのまま銃弾を浴びる。

 

 「な、なんなんだ貴様わ!!!」

 

 「俺は兵藤一誠!大切なものを守るため、力をふるう異世界の龍、赤龍帝だ!」

 

 あまり時間をかけたくはない、一気に終わらせる!

 

 【Boost Boost Boost Boost Boost Boost!!】

 

 俺は倍加した超スピードで一気に接近し、おっさん以外を全員気絶させる。

 

 「い、いつの間に気絶させたのだ……」

 

 「後はあんただけだぜおっさん」

 

 「み、見逃してくれ。もう手を出したりはしないと誓う。だから……」

 

 「・・・分かった」

 

 「ほ、本当か!?」

 

 (ふ、やはりただの餓鬼だな。この屈辱は必ずいつか……)

 

 「じゃあ気絶させるか」

 

 「へぇ?」

 

 「見逃すわけないだろ?そんな口約束信じられるわけないだろ?このまま警察とかに突き出せばいいだけだしな」

 

 俺はそういっておっさんを気絶させる。

 

 「これで終わりだな。大丈夫か、月村?」

 

 パサ(すずかの縄を切った音)

 

 「こわくないの?」

 

 「何がだ?」

 

 「吸血鬼なんだよ?血を吸うかもしれないんだよ?」

 

 「すずかはそんなことするのか?」

 

 「しないよ!?」

 

 「ならいいじゃん。それに俺ドラゴンで赤龍帝で無限と夢幻だからな?どっちかっていうと俺の方が化け物だから」

 

 「そんなことない!一誠君は吸血鬼だと知っても私を助けてくれた。そんな一誠君が化け物な訳がないよ!」

 

 「サンキュー月村」

 

 「すずか」

 

 「え?」

 

 「すずかってよんで?それにさっきは私の事すずかって呼んでたし」

 

 「そ、それはつい勢いで、、、でもいいのか名前で呼んで?」

 

 「私が呼んでほしいの」

 

 「わかった、すずか。これでいいか?」

 

 「うん!」




 いかがでしたか?戦闘描写が少々適当に成りがちになってしまいましたが、会話をメインにしました。時系列とかは完全に無視した感じになりましたけど、、、今回いつもの約二倍の文字数に成ったので結構疲れましたね(笑)意外と夢中になって書いてたのできずきませんでしたけど。次回は月村家についてを終わらせたいと思います。

 それではまた次回。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。