魔法少女リリカルなのは~赤い龍のリリカルな物語~リメイク版(凍結)   作:DxD

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第4話

 この前高町家の中を取り持った翌日、俺は今高町家が経営している「翠屋」に向かっている。昨日のお礼だと招待されたからだ。ッと着いたみたいだな。

 

 「ここが翠屋か……噂ではかなりおいしいって聞いてるから楽しみだな」

 

 昨日父さんと母さんに事情を説明したら翠屋の事を教えてくれたんだ。以前二人で食べたことがあったみたいだけど、俺、一度も連れて行ってもらった事ないんだけど・・・・・・。

 

 「とにかく入るか」

 

 ガチャ

 

 「いらっしゃい。あら、イッセー君じゃない。よく来てくれたわね!」

 

 最初に出迎えてくれたのは桃子さんだ。その隣にはどこか恭弥さんに似た雰囲気の男性が経っていた。

 

 「お、君がなのはが言っていた子かい?」

 

 「え~と、あなたは?」

 

 「僕は高町士郎。なのは達の父親だ。話はなのはから聴いているよ」

 

 若!?桃子さんもだけど士郎さんも若すぎだろ!?うん?というか確か士郎さんて・・・

 

 「確か入院されてたんじゃ・・・」

 

 「実はイッセー君が帰った後に病院から連絡が有って目が覚めたって来たのよ。だから迎えに行ったのよ」

 

 「あ~!イッセー君だ!」

 

 この声は、

 

 「よ!なのは。士郎さんが退院できてよかったな!」

 

 「うん!イッセー君もありがとうね!」

 

 「今日はお礼に翠屋自慢の品をごちそうするよ」

 

 「ありがとうございます!一度食べてみたかったんですよ!」

 

 「そう、じゃあ今日はいっぱい食べて行ってね!」

 

 「じゃあコーヒーとシュークリームで」

 

 「コーヒーはミルクを入れるかい?」

 

 「いえ、ブラックで」

 

 「その年でブラックかい?凄いね。ブラックコーヒーとシュークリームね。なのはとおしゃべりでもして待っててくれ」

 

 「イッセー君の事いろいろ教えて!!」

 

 士郎さんがいなくなった瞬間、なのはがものすごいぐいぐいと近づいてくる。

 

 「なのは近い、近い!」

 

 「ご、ごめんなの……」

 

 「い、いやそこまで落ち込まなくていいから。それじゃあおしゃべりしようか」

 

 「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「おまちどうさま、ブラックコーヒーとシュークリームだよ」

 

 なのはと話してる間に来たみたいだな。

 

 「それじゃあ頂きます」

 

 まずはコーヒーから……こ、これは!?

 

 「すごくおいしいです士郎さん!」

 

 「そうかそれは良かった。コーヒーは僕が入れてるからね」

 

 「すごいですよ、こんなにおいしいの今まで飲んだことありませんよ!」

 

 次はシュークリームを……

 

 「はむ……!?このシュークリームもめちゃめちゃうまいです!しかもコーヒーに合ってるからよりおいしく感じます!」

 

 「そのシュークリームやほかの品は桃子が作ってるんだ」

 

 !?これだけの腕を持ってる人がこんなところにいてなんて……

 

 「桃子さん!お願いが有ります!」

 

 「どうしたの、イッセー君?」

 

 「俺を弟子にしてください!」

 

 俺は土下座をしながら桃子さんに向けてそう言い放つ。

 

 「顔をあげて、土下座しなくてもいいから理由を教えてくれないかしら?」

 

 「俺もよく料理をするので、これだけの腕を持った桃子さんに教えてもらえれば今よりもっとうまく成れると思うんです。だからお願いします!」

 

 俺は転生してから性欲がほとんどなくなって、年相応に成ったから前世みたいに修行以外にやることもあまりなかったから料理をしてみようと思ったんだ。まぁ、料理の出来る男の方がモテるからな。やっぱり男ならモテたいと思うのは当たり前だからな!それで料理をして見たら予想以上にはまって今じゃ母さんと当番制で料理を作らせてもらってるほどだ。

 

 「いいわよ」

 

 「本当ですか!」

 

 「ええ。ただし、やるからには厳しくいくから、覚悟してね」

 

 「はい!!師匠!!」

 

 「・・・なんだかすごい置いてけぼりにされてしまったな」

 

 「・・・私もなの」




 いかがでしたでしょうか?今回は翠屋訪問回にいたしました。この世界のイッセーは料理が趣味みたいになってます。そこで桃子を師匠呼びにしてみました。ただあまり料理の描写は多く書かないと思います。理由は私があまり料理にくわしいわけではないからです。

 それでは次回にお会い致しましょう。

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