まっしろレポートとふたつの炎   作:アリィ

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今回はメルティの服選びです。
折角の私服選びなので、全員のイラストも描きたいのですが
なかなか時間が・・・
一旦は文章にて脳内補完して頂けると助かります!




Report5-2 [ハナダシティの休日 ーメルティの服選び―]★

「さー、次はメルちゃんの服を選ぼ!

 メルちゃんはどんな服がいいの?」

 

ファルナはウキウキとした表情でメルティに尋ねる。

 

メルティは口元に指を当てながら、うーん・・・と呟く。

無意識の行動なのだろうが、彼女は尻尾をひょこひょこと左右に揺らす。

 

「そうですねえ・・・

 私、今になってちょっと困った事に気が付きました。」

 

「えぅ?困ったことって・・・?」

 

メルティの言う『困った事』。

ファルナは見当もつかず、首を傾げて聞き返した。

 

「この尻尾です。」

 

「あっ・・・」

 

「人間さんの服って、『尻尾用の穴』なんて開いてないじゃないですか。

 私、着れる服が無いかもしれません・・・」

 

メルティは目を瞑って項垂れる。

そんな彼女の言葉を聞いていた店員が言う。

 

「お客さん、ありますよ。

 尻尾が有っても着れる服も、一応ですが。」

 

彼女の言葉にメルティは一気に表情を明るくした。

 

「ほ、本当ですか!?

 ポケモン用の服って売ってるんですか?」

 

「ええ!

 一番いいのは、『タマムシシティ』にあるポケモン向けの服の専門店なんですが。」

 

「『タマムシシティ』・・・っていう街が有るんですか?」

 

店員の口から出てきた、メルティ達が聞いた事の無い街『タマムシシティ』。

どんな場所なのか、それを聞こうとする前に店員が続けて言う。

 

「まだ行った事がありませんか?

 それなら、是非行ってみて下さい!

 あそこは大きな街ですよー。沢山のお店や、デパート、カジノまである

 楽しい街なんです!」

 

デパートやカジノ。メルティもファルナも聞いた事が無い単語ではあったが、

店員の口ぶりから早くも興味を持つ二人。

 

「タマムシシティかあ。

 メルちゃん、後でスゥに話してみよう!」

 

「ええ、旅の楽しみが増えましたね!」

 

彼女らの楽しみにしている様子を店員は微笑ましく見ている。

 

「きっと期待してる以上の街ですよ!

 このハナダも綺麗な街なので楽しんで貰いたいですが。

 これからの旅の楽しみにしておいて下さい。

 ・・・コホン、話を戻しますね。

 タマムシの専門店なら、どんな服でもポケモン用に加工して

 着れるようにしてあげられるんですけどね。

 残念ながらハナダシティにはそういう職人さんが居ないんです。

 なので、いくらか妥協案になってしまいますけど、

 気に入ってもらえる服を選びますよ!」

 

「妥協案、ですか?

 でも着れる服があるのは嬉しいです!

 どんな服なんですか?」

 

メルティは興味深そうに尋ねる。

彼女の問いに、店員はにこやかに答えた。

 

「ふふっ、それじゃあ選んできますね!

 少しお待ちください。

 ・・・お二人とも仲が良さそうなので、

 ちょうどいいと思いますよ!」

 

 

何やら意味深な言葉を残して店員は服を選びに行った。

試着室の前で残されたメルティ達。

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「メルちゃん、最後のお姉さんの言葉・・・」

 

「・・・ええ、何だか嫌な予感がしてきました・・・」

 

 

______________________________

 

 

そして店員が戻ってきた。

例によって、籠の中に服を一式詰めている。

 

「さあ、持ってきましたよ!

 メルティちゃん、着てみてください!」

 

店員は籠の中の服をメルティに渡すと、期待に満ちた目で彼女を見る。

 

「あ、ありがとうございます・・・」

 

メルティは頬に一筋の汗を流したが、自分の不安は気のせいだろうと

試着室の中に入っていった。

 

 

そして試着室の中。

メルティはとりあえず渡された服を一着ずつ広げて見てみた。

 

 

 

「あーっ、やっぱりー!!」

 

 

 

彼女が見たのは、上も下も非常に丈の短い服。

何となく抱いていた嫌な予感は気のせいでは無かった。

 

上の方については、おへそが確実に見える短さの赤いインナーシャツ。

それに羽織るように重ねて着るのであろう、同じく丈の短いピンク色のアウター。

 

そして下の方については、脚を全て見せるデザインの

青いジーンズ生地のローライズなホットパンツ。

 

「これはまた・・・どれもこれも丈が短いですねえ・・・」

 

成程。これだと尻尾を避けて着る事が出来るだろうな、と

メルティは一式を見て思う。

 

彼女は顔を赤くして、おどおどとカーテンを開けて

店員とファルナに顔を見せる。

 

 

 

「ぁ・・・あの・・・」

 

 

 

彼女の恥ずかしそうな表情でファルナは察した。

 

「メルちゃん、もしかして私のと同じような感じ・・・?」

 

コクコクと頭を上下に動かすメルティ。

相変わらず、こっちの恥ずかしさについて

気に留める事無く、にこやかに店員が言う。

 

「いかがでしょうか!

 メルティちゃんは細身で綺麗な雰囲気なので、

 カッコいい雰囲気の服を選んでみました!」

 

自信満々の店員の態度。

ファルナの時もそうであったが、全く悪気は無いのだ。

基本的には客の要望に沿った服を選んでいる。

そこに、この店員本人の趣味が入っていない事は否めないが。

 

傍らで聞いていたファルナは、先の仕返し・・・

という気持ちが全く無い訳ではないが、

着替えたメルティを見てみたい気持ちに駆られ、笑顔で彼女に言う。

 

「めーるーちゃーん!

 どんな服か着てみてよ!

 大丈夫、ちょっと恥ずかしいくらいなら慣れるから!」

 

経験者のファルナは語る。

彼女の言葉に、メルティは涙目でうーうーと唸っている。

完全にさっきと立場が逆である。

 

「ファルナちゃんー!

 いつもは助けてくれるのにー!

 ・・・もぅ、分かりましたよー・・・

 私も頑張って着てみます!」

 

少しむくれていたメルティだったが、店員が選んだファルナの服が

彼女によく似合っていた事を思い出し、そう悪い事にはならないだろうと

判断して、再び試着室に入っていった。

 

 

試着室の中で店員が選んだ服に着替えるメルティ。

一つ一つ着ていく中で、一人つぶやく。

 

「うー・・・私までこういう服を着るなんて

 思ってもみませんでしたよ・・・」

 

一通り着替え終わり、正面の鏡で自分の姿を見てみた。

 

「ぁうう・・・やっぱり恥ずかしい・・・

 確かに尻尾は問題ないけど、まさかお腹を出すことになるなんて・・・」

 

手でお腹の辺りを隠しながら、顔を赤くしてじっと鏡を見ている。

しばらく呼吸を整え、意を決して彼女はカーテンを開けた。

 

 

「ど・・・どうですか・・・?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

彼女は手を前で組んで、ファルナ達に顔を背けながら尋ねる。

その姿を見たファルナは明るい声で彼女を褒めた。

 

「わあ!メルちゃん、可愛いよ!

 確かにちょっと恥ずかしそうだけど、私みたいに

 下着の心配しなくて良さそうだね。」

 

「ほ、本当ですか・・・?

 脚もお腹もスースーして、なんだか落ち着かないです・・・」

 

 

恥ずかしさのあまり、ファルナ達と出会った頃のような小声で話すメルティ。

彼女の衣装をまじまじと見ながら、ファルナは羨ましそうな表情で言う。

 

 

「それにしてもメルちゃん、スタイルいいなあ・・・

 お腹もくびれてるし、足も細いし長くて本当に綺麗。

 私はそういう服はカッコよく着れないだろうなー。

 むぅ・・・」

 

ファルナは自分のお腹を触っている。

自身も別に太っている訳ではないが

メルティのそれと見比べると、彼女は少し思う所がある様子。

 

そんな彼女の反応を見て、メルティは赤い頬のまま笑顔を浮かべた。

 

「ふふ、ありがとうございます。

 何だかお互い、無いものねだりですね。

 私はファルナちゃんが羨ましいんですけど。

 ・・・主に胸とか・・・」

 

言葉の最後の方は、ほとんど聞こえない程の大きさで言うメルティ。

 

「んぅ?メルちゃん、何て言ったの?」

 

「い、いえ!何でもありません!

 ・・・お姉さん、着てみた感じ変じゃないですか?」

 

メルティはファルナだけでなく、店員の感想も聞きたくなり

答えを求める。

 

「ええ、もちろんバッチリですよ!

 よく似合ってます!

 ボトムについては七分丈のジーンズと迷ったんですけど、

 こっちで正解でしたね!

 ファルナちゃんにも言いましたけど、

 最初は肌を出すのって恥ずかしいですよね。

 だんだん慣れてきますから、安心して下さい!」

 

「・・・はい!

 せっかくの機会なので、この服にしてみます!

 私も気に入ってきたような気がしますし。

 ま、まだ恥ずかしいですけどね・・・」

 

そうモジモジと体の前で手を組んで言うメルティ。

こうしてファルナとメルティの女の子組の服選びが終わった。

あとはスゥ達と合流するだけ。

 

 

 

 

彼女達がそう思っていた所に、ちょうど試着を終えたピコがやってきた。

店内を走って寄ってくるピコと、離れて後ろを歩き彼を注意するスゥ。

 

「あ、スゥにぃー!

 ファルねぇ達が・・・いた・・・よ・・・っ!」

 

ファルナ達の姿を見たピコは、彼女らを呼ぼうとしたが、

言葉が詰まった。

珍しくピコが顔を赤くしている。

 

「こら、ピコ!

 さっきから店の中を走るなって言ってるだろ!

 他の人にぶつかったらどうするんだよ。」

 

ピコを叱るスゥに向かって、ピコは彼の顔面に向かって飛びついた。

 

「もがっ!!

 ぴ、ピコ、だから何度言ったら・・・!」

 

言っても聞かず、相変わらず走り寄ってきたピコを

再度叱ろうとするスゥ。

そんな彼の言葉に構わず、ピコはスゥの顔に張り付いたまま

小声で伝える。

 

「スゥにぃ・・・!

 ファルねぇとメルねぇ、凄いよ・・・!」

 

「凄いって何が?

 ピコ、とにかく離れてくれよ。

 く、苦しいから!」

 

鼻と口、呼吸する場所を塞がれているスゥは

両手でピコを引きはがそうとする。

 

 

 

そんな二人を見ているファルナ達。

幼いピコですら顔を赤らめて引き返していったのを見て、

彼女らは今の服装をスゥに見せる覚悟が引っ込んでしまった。

 

「メルちゃん・・・

 わ、私、やっぱり着替えてくる!!」

 

そう言って試着室の中に逃げ込もうとするファルナの腕を

メルティはがっしり掴んだ。

 

「だ、ダメですファルナちゃん!

 私を一人にしないでください!」

 

「やだー!

 だって、恥ずかしいもん!!」

 

体をこじるように動かして駄々をこねるファルナ。

 

「何を言ってるんですかファルナちゃん。

 今の服を見て貰わないと意味が無いじゃないですか!

 ・・・そういう訳で、私は着替えてきますね!」

 

そう言ってファルナを差し置いて試着室に入ろうとするメルティ。

当然、ファルナもそうは行かせまいと抵抗する。

 

「め、メルちゃん・・・!!

 全然メルちゃんが着替える理由になってないよ!

 と、とにかく早くしないとスゥが・・・!」

 

組み合ってジタバタしている二人を見て、

店員は向こうにいるスゥが彼女らの主人であることを理解した。

 

彼が二人を見た時の反応を見たい気持ちが強かったが、

恐らく笑いをこらえられない展開になりそうだと思い

その場を離れることにした。

 

「ふふふ、それでは私はこれで!

 二人とも、健闘を祈ります!」

 

そう言って逃げるように去っていった店員。

 

「あー!お、お姉さん!」

 

「あからさまに逃げて行きましたね・・・!」

 

そうこうしている内に、

スゥはピコを顔から引きはがしていた。

 

「ぷはっ!

 まったく、ピコ!後で説教だからな。

 ファルナとメルティが居たんだろ?

 とりあえず合流・・・しな・・・いと・・・っ!」

 

スゥはここで初めて二人の姿を見た。

ボッと顔から火を噴くスゥ。

 

体中から汗を流し、たどたどしく二人を呼ぶ。

 

「ふ、二人とも・・・

 服、決まったみたい・・・だね。」

 

彼に呼ばれ、流石に観念したファルナとメルティ。

二人はスゥに顔を背けながら答える。

 

「がう・・・い、一応ね!

 こ、これはとりあえず着てみただけだから!

 別に気に入ってるとか、そんなのじゃなくて・・・!」

 

「そ、そうなんです!

 とりあえず着れる服を選んでもらっただけです!

 ぁ、あうう・・・ファルナちゃん、やっぱり恥ずかしいですー!」

 

わたわたと両手を振りながら言い訳がましく説明する二人。

先程まで『気に入り始めた』と言っていたのだが。

今言っている事が滅茶苦茶な事に本人達は気付いていない。

 

「へ、変だったら別のにするよ!

 一応、どんなのか試してみただけだから!!

 

ファルナがそう言った途端、スゥは反射的に答える。

 

 

 

「いや、変じゃないよ!」

 

 

 

ここで『変だ』と答えたら、彼女らはもっと露出を抑えた服に

選び直すだろう。

 

彼は目のやり場に困っているが、

二人の服や肌をチラチラと横目で見ながら

正直な所、選び直して欲しくないと思っていた。

 

・・・詰まる所、彼の下心から出た反射的な答えだった訳である。

 

そんなスゥの気持ちを見透かしたのか、

ファルナはジトっと据わった目で彼を見る。

 

「がう・・・本当?

 なんかスゥ、エッチなこと考えてない・・・?」

 

「か、考えてない考えてない!

 可愛いよ、二人ともよく似合ってる!」

 

慌てて取り繕った答えを言うスゥ。

しかし締まりの無い、嬉しそうな表情。

近くでじっと見てくるファルナに視線を落とし、ふと思う。

 

(い、意外にファルナって胸が・・・)

 

彼も健全な体の思春期。

今の彼女の姿を見て何も思うな、というのも無理な話である。

そもそもそういう気持ちを煽る服を店員が選んだのだから。

 

 

対して、男性の気持ちに理解が浅いファルナでも、

流石に彼の思っている事ぐらいは分かった。

 

自分を魅力的に見てくれる事自体は嬉しいのだが

こうも分かりやすく効果テキメンな彼の反応を見ると

少し複雑な気持ちになる。

 

ツルハが言っていた、『男って単純だから』という助言。

その意味をよくよく理解した。

まったくその通りだ、と思いながら

真っ赤な顔でとりあえず今の気持ちをぶつける。

 

「むー・・・ニヤニヤして言っても説得力無いよ!

 スゥのエッチ!」

 

「じ、自分でその服選んだんだろ!!」

 

「うー、そうなような、そうじゃないような・・・」

 

 

メルティはスゥとファルナのやり取りを見て、

自分まで恥ずかしい思いをした甲斐が有ったな、と思い微笑む。

この際、二人の為に多少の恥ずかしさは受け入れようと思っていた。

もちろん、店員が選んだ自分の服が結構気に入っているという事もあるが。

 

メルティはスゥの件はそれで済ませようと思っていた。

ただし、あくまでも『スゥについては』である。

 

 

 

 

彼女はデレデレした顔のピコの前でしゃがんで耳打ちする。

 

「ピコく~ん。」

 

にこやかな表情で彼を呼ぶ。

ピコはビクッと耳と髪の毛を逆立てて、彼女にしっかり向き合った。

 

「は、はい!!」

 

彼の表情からは、緩みが消えていた。

何故なら、メルティの笑みが決して優しい感情から

来るものでは無い事を感じていたからだ。

 

その表情は、彼が姉の『テラ』によく見せられたものと似ている。

 

「ピコくんも男の子ですね。

 ダメですよ、女の子にそんなにニヤけた顔を向けちゃ。」

 

「んにっ!?

 な、何のことかな~・・・

 ボク、子供だからわかんな・・・」

 

冷や汗を流しながらピコは答えかけた。

そんな彼を追い打ちするように、メルティは再び彼の名を呼ぶ。

さっきと変わらない笑顔で。

 

「ピコくーん・・・」

 

「ご、ごめんなさーい!!」

 

子供なのに、案外抜け目の無い子だなあ・・・と

メルティは彼を見ながら思っていた。

 

「ふふ、でもちょっと嬉しいんですけどね。

 ピコくん、この服似合ってますか?」

 

彼女にそう問いかけられ、ピコは元気に答える。

 

「うん!メルねぇ、すっごく綺麗!」

 

「ありがとうね、ピコくん。

 ピコくんの服も可愛いですよ!」

 

「にひひ、そうでしょ!

 気に入ってるんだー!

 メルねぇ達が服を選ぶの楽しみにしてたのが分かったよ!」

 

「そうでしょ!

 恥ずかしかったけど、やっぱり楽しかったです!」

 

____________________________

 

全員の服を選び終わったスゥ達。

 

会計に進むと、ファルナ達の服を選んだ店員がにこやかな表情で応対していた。

それとは対照的な、スゥの青い顔。

ニビシティでタケシから貰った賞金で随分助けられていたが、

今回の買い物はかなりの財政圧迫であったようだ。

 

彼はこれからの旅のお金のやりくりを考えなければ、と思ったが

ファルナ達の嬉しそうな顔を見ていると、

旅の中でこんなご褒美も必要だなと感じていた。

 

店から出て、スゥは皆の休日の為に買った服を見る。

ピコについては、探偵服じみた物で

やや遊び心が過ぎていないか・・・?とも感じるが、

本人が満足そうなので良い事にしておいた。

 

ファルナとメルティも、何だかんだで新しい服を気に入っている様子。

スゥ自身も新しい服で心機一転、気分良く笑顔になっていた。

 

しばらく戦闘続きだった日々。

たまには束の間の休息に、普通の日常に戻る事の大切さを知ったスゥ。

 

ハナダシティに到着してからの宣言通り、それから二日程休息を取った。

身も心もしっかり回復した4人。

そうして再び、彼らの冒険が再開する。

 

 

 




本話にて日常パートは終了となります。
日常は書いていて楽しいですが、話を進めなければいけませんね。
次話からは再び物語を進行させたいと思います。

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