まっしろレポートとふたつの炎   作:アリィ

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Report4-6 [突入、おつきみ山!]

[Report4-6 突入、おつきみ山!]

 

「ふぁぁ…」

「んにぃ…眠たいぃ…」

「スゥくん、こんなに早く出かける必要が有ったんですか…?ふぁぁ…」

 

朝6時、ようやく空が白んできた時間。

スゥ達一行はおつきみ山の洞穴に突入していた。

ポケモン達は皆眠そうな様子。

 

スゥはおつきみ山内の周囲を見渡しながら気まずそうにメルティに答える。

 

「あー…いや、おつきみ山って洞窟だからさ。

 出来たら洞窟での野宿は避けたいなと思って朝早く出たんだけど…」

 

彼が気まずそうにしている理由、それは…

 

「スゥ、これだけ明かりが付いてたら夜でも大丈夫じゃないの?」

 

眠たそうな目を擦りながらファルナが言った。

少し文句を言いたげな表情をしている。

 

おつきみ山は「ニビシティ」と「ハナダシティ」を繋ぐ連絡路である為、

利用者が野宿をしても危険の無いよう洞穴内には照明が設置されていた。

つまり無理をして一日で通り抜けようと、早朝に出発する必要は無かった訳である。

スゥは今日の今日までそんな事は知らず、今の状況となっていた。

 

「…そうだね、こんなに整備されてるなんて知らなかった…

 ま、まあ!安全なのは何よりだし、早起きは三文の得って言うし良いだろ!」

 

冷や汗を流しながら笑顔で誤魔化すスゥ。

ファルナ達は彼を責めても仕方ないというように、「はぁ」と溜め息をついた。

 

「んにー…昨日は寝るの遅かったから眠たいよー…」

 

「そうですねぇ…でもいい物が見れたので良いですけど♪」

 

メルティは悪戯な顔をしてファルナの方を向いて言った。

ボッと顔から火を出さん勢いで赤くなるファルナ。

昨夜のスゥとファルナの件。

当事者である彼らは当然として、ピコとメルティも心が浮ついて

なかなか眠れない夜だったようだ。

 

「えぅっ!!もー、メルちゃんもピコくんも、

 遅くまで起きてて眠たいのは自業自得だよ!」

 

ぷいっと顔を背けて二人に言うファルナ。

スゥは自分にも飛び火しないよう、場の雰囲気を切り替えるように言う。

 

「さ、さーて!

 みんな眠たい時間に出たのは悪かったけど、とりあえず先に進もうか!」

 

______________________________________

 

 

洞窟内をしばらく散策するスゥ達。

照明のある道中には矢印付きの看板が要所要所に立っている。

案内のまま寄り道をせず通り抜けるなら、ハナダシティまで3時間程度歩けば出られるようだ。

 

「ねぇスゥ、この調子ならお昼には次の街に着きそうだね!」

 

「そうだね、もっと迷ったりして時間がかかると思ってたんだけど、

 これだけ案内板が有ればまず大丈夫だね。」

 

スゥは少しの間、このまま進路通りに進むか迷ってから

皆に相談した。

 

「…みんな、少し脇道に入ってもいいかい?

 順路の通りに進んできたけど、全然ポケモンを見かけないし、

 他の道なら見つかると思うんだ!」

 

スゥの言う通り、人間が利用する通路を通ってきた道中は

全く野生のポケモンを見かけなかった。

恐らくトキワの森の時と同様、人間の行動圏とポケモンの行動圏で

棲み分けが出来上がっているのだろう。

 

スゥの問いかけにファルナ達はそれぞれ答えた。

 

「私はいいよ!寄り道してみたい!」

 

「ボクももっと洞窟探検したいー!」

 

「オーキド博士が言ってた図鑑のためですよね?

 私もいいですよ!」

 

特に反対意見は無かった。

スゥは皆の同意を得て、おつきみ山内部を探索する事に決めた。

 

「ありがとうみんな!

 洞窟の中なんだ、こういう所に住むポケモンだっていると思うし、

 色々歩き回ろう!」

 

そう言ってスゥは案内板が示す方向とは逆に歩みを進めようとした。

その時、後ろから誰かが大きな声で彼らを呼び止めた。

 

「ちょっと待ったー!!」

 

スゥ達を呼び止めたのは、大きなリュックを背負っている女性。

年はスゥと同じ程度のように見える。

茶色の髪を結わえて帽子の中に入れ込んでおり、着ている服は

カーキ色で作業着のようなラフな格好。

よく見れば服は所々、土埃を被っていたり擦れた跡が見られる。

 

「だ、誰?

 何だか探検するような恰好だね…」

 

スゥは初対面の相手に尋ねた。

 

「探検するような、じゃなくて探検してるから!

 アタシはツルハっていうの。」

 

ツルハと名乗るその女性に、スゥは自分と彼のポケモン達を紹介した。

 

「俺はスゥ。この3人が俺のパートナーだよ。

 リザードのファルナと、ピカチュウのピコ。それとポニータのメルティ。」

 

「よろしく、スゥね。

 皆にニックネームを付けてるんだ。結構マメなのね。

 それで、さっき洞窟の中を探検するって言ってたでしょ。

 …そんな格好で?」

 

ツルハはスゥの服や荷物をジロジロと見ながら、

眉をしかめて質問した。

質問というよりは、文句に近い口調で物を言う。

ツルハの顔が近く、スゥは戸惑いながら答えた。

 

「う、うん…そのつもりだけど。」

 

スゥの返事に対して、ツルハは「はー…」と大きく溜息をついて話した。

 

「あのねえ、スゥ。洞窟ナメてるのかしら?

 その長い上着、岩に引っ掛けて破れるわよ?

 それに帽子も付けずに頭ぶつけたらケガするし、

 ライトとか明かりも持ってるの?

 順路から外れたら暗くて狭い道だらけなんだけど、知ってるの?」

 

畳み掛けるように早口で責め立てる。

ツルハは気が強いタイプのようだ。

スゥは彼女が言う事は理解出来たが、強い剣幕に押されて冷や汗をかいている。

しかし、スゥは一方的に言われるのも面白くないと思い、

少し反論した。

 

「た、確かに服については甘かったかも…

 だけど、明かりはこの子達が居たら大丈夫だと思うんだけど。

 それに明るければ、服が引っ掛からないように気を付けられるしね。

 な、ファルナ、メルティ!」

 

そう言ってスゥはファルナとメルティに炎を灯させた。

 

「そうだよ!ツルハさん、これなら洞窟でも明るいでしょ?」

 

「私も…明かりを灯すくらいなら出来ますよ。」

 

二人はツルハに文句を言われないように、少し大げさに強めの炎を出して周囲を明るく照らす。

ツルハはそれを見て、ムッとしてスゥに言った。

 

「ふうん…まあいいけど。

 だけど、その二人が戦いで倒れたらどうするつもり?

 順路を外れたら、野生のポケモンが沢山いて襲ってくるわよ。

 例えば…こんなポケモンがね!!」

 

ツルハは腰のベルトに付けたモンスターボールを1つ取り出した。

ボールから赤い光が放出され、ポケモンの姿に収束していく。

そのポケモンは、小柄だが腕に大きな蝙蝠の翼を持っていた。

パタパタと小刻みに揺れながら宙に浮いている。

また、もう二つ特徴的なのは目を隠すほどの長い前髪。

そして前髪に隠されてチラと見える瞳に、光が灯っていない事だった。

 

スゥは初めて見るそのポケモンに興味を惹かれ、ツルハに質問した。

 

「これが洞窟にいるポケモンか!

 ツルハ、この子は何て言うポケモンなんだ?」

 

「この子はね、ズバットっていうの。

 エコーっていう名前を付けてるわ。

 私の洞窟探検に欠かせないパートナーよ。

 スゥ、このまま洞窟を進んで大丈夫かどうか、軽く力試ししてあげるわ。

 私と勝負しなさい!」

 

ツルハが勝負を挑んできた。

軽く力試し、という言い方に、自分が負ける事は考えていないという自信を感じる。

スゥはファルナ達の顔を見てみた。

3人ともやる気の様子。

スゥは皆の様子を見て、勝負を受ける事にした。

 

「いいよ、勝負だ!」

 

「そうこなくちゃ!それじゃあ、1対1で勝負しましょう。」

 

1対1の勝負。

選ぶ一人について、スゥは誰を戦わせるか既に決めていた。

 

スゥはメルティを見て話しかける。

彼は昨日のメルティの戦い方を見てから、試したい事が有った。

相手のツルハとズバットはどんな戦い方をするのか未知であったが、それを試すために彼女を立てる。

 

「メルティ、行けるかな?

 昨日のバトルの後に説明した事、覚えてるよね?

 あれを試してみるよ。」

 

「ぁ…はい!スゥくん、初めて一緒に戦いますね!

 よろしくおねがいします。」

 

メルティはスカートの裾を指で軽く掴み、

スゥに向かってお辞儀をした。

彼がどのように戦わせてくれるのか、楽しみで浮足立った様子。

 

「よし、ツルハ!

 準備OKだよ。

 こっちも、『軽く力試し』させてもらうよ!」

 

スゥはツルハに戦闘開始の合図を促した。

ツルハの言葉を返すように、少し挑発気味に。

気の強い彼女は、楽しそうに笑みを漏らして答える。

 

「言ったわねスゥ。

 どの程度の実力なのか、見せてもらうわ!

 バトル開始よ!」

 

________________________________

 

スゥとツルハ、そしてメルティとエコーが互いに対峙する。

先にツルハのエコーが動いた。

 

「エコー!かく乱しなさい!」

 

「キキッ、いつものようにだね!

 俺の動き、目で追えるかな!?」

 

エコーはバサバサと羽音を立てて宙を乱れ動く。

その動きはポッポのような風に乗る滑らかな飛び方ではなく、

一度羽ばたく毎に直線的に浮き、そして急激に沈む事を繰り返す動き。

ジグザグとした軌跡を描いてメルティの周囲を飛び回った。

 

エコーのかく乱に対応するよう、スゥはメルティに指示を出す。

 

「メルティ、周りの岩場を使ってこっちも走り回ろう!」

 

メルティはその指示を聞いて、昨日の夕方にスゥから教わった方法を試した。

その方法とは、『方向転換する時は壁や天井を使うこと』であった。

スゥはメルティの強みが直線的な動きの速さであることを把握していた。

ピコとの対戦の時、メルティは方向転換する時の減速が大きく、

折角のスピードが活かせていないように感じた。

そこで、壁を蹴り返す力で方向を切り替える方法を思いついた。

 

メルティはその通りの事を試す。

エコーをめがけて走り、彼はそれを避ける。

そのままエコーの後ろの岩の壁に足を突き、蹴り返す。

彼女の強力な脚のバネで、速い初速でエコーの背後を取った。

 

「キキッ!?は、速い!!」

 

「後ろを取りました!『踏み付け』!!」

 

メルティは岩から跳ね返る勢いそのままに、エコーに足を突き出した。

攻撃が彼の背中に当たり、ドカッ!と鈍い音がした。

 

「キィッ!!」

 

「エコー!大丈夫!?」

 

ツルハは攻撃を受けてよろよろと飛ぶエコーを心配した。

 

「だ、大丈夫!ツルハ、この人速いけどそんなに威力は無いよ!

 どんどん攻撃しよう!」

 

「そう、耐えられそうなのね…!

 いくわよ、エコー!」

 

メルティの攻撃を受けたエコーだが、大きなダメージにはなっていない様子。

彼らはある程度メルティから攻撃を受ける事は気にせず、攻勢に転じようとしていた。

 

「スゥくん、攻撃力が低いのが早速バレました…!

 どうしましょう?」

 

メルティは体勢を立て直したエコー達を見て、焦りながらスゥに尋ねた。

スゥの方はそれほど焦る様子ではなく、予想していたというように次の指示を出す。

 

「メルティ、大丈夫だよ。

 よく上手に決めたな!

 今のやり方を何度か繰り返すんだ!」

 

「は、はい!」

 

メルティは再びエコーに向かって走り出した。

エコーは一直線に蹴りを放ってくるメルティを避けた。

そして先と同じように、メルティは岩を蹴りつけてエコーの背後を取る。

 

「キキッ、そっちのやり方は分かったよ!」

 

エコーは羽を強く1回羽ばたかせ、大きく宙返りをした。

背後からのメルティの踏み付けは空を切った。

 

「よ、避けられた!」

 

「簡単に同じ手が通じないのは分かってる!

 もっとスピードを上げて、何度も繰り返すんだ!」

 

攻撃が外れて驚くメルティとは裏腹に、スゥは落ち着いて繰り返すように指示する。

彼は不意打ちの系統の攻撃は、早い内に対応されてしまう事は分かっていた。

それでもあえて同じ手段を繰り返させる。

それは決して『まぐれ当たり』を期待している為ではない。

 

「も、もっと速くですね…!分かりました、スゥくん!」

 

「メルちゃん、頑張れー!」

 

「メルねぇ、相手の目を回しちゃえー!」

 

気を取り直して再びエコーに突っ込むメルティ。

岩を蹴り返して踏み付けようとするも、エコーは宙を舞って避ける。

今度は避けられる事を分かっていたメルティ。

避けられたが、勢いを保ったままもう一度試す。

今度は高く跳び、天井に足を向けて蹴り返す。

急降下してくるメルティを再度、エコーは避ける。

 

攻撃しては避けられる。

この繰り返しを、スゥに言われた通りに信じて頑張るメルティ。

 

ツルハは素早いメルティの動きを追う事が辛くなってきた。

それは、彼女が疲れてきたからではない。

 

…メルティの動きが速くなったからだ。

初めの内は、余裕を持って回避していたエコーだったが

少しずつ動きがぎこちなくなっていく。

メルティがエコーの背後・脇を突くペースが上がっていく。

 

「キ、キキッ…!この人、また速くなってる!」

 

「まだまだです!」

 

その様子を目で追って確かめるスゥ。

ツルハと違い、まだ状況についていける様子だった。

今まで戦ってきたコラッタやイワーク、そしてピコへ指示を出してきた中で

彼はポケモン達の速い動きに慣れてきていた。

 

そして彼はメルティに改めて指示する。

 

「メルティ、エコーが段々ついて来れなくなってる!

 チャンスだ!」

 

「行きますよ、火の粉!」

 

天井を蹴ってエコーの方向へ飛び込むメルティ。

手に持つ火球を放ち、火の粉として散らせる。

エコーは踏み付けが来ると思っていたが、出された攻撃は火の粉。

踏み付けよりも広範囲な攻撃に驚き、バサバサと慌てて羽ばたいて回避した。

精一杯で回避したため、エコーは姿勢を崩してスピードを落とした。

 

メルティはそれを見逃さなかった。

天井から急降下し、地面に足を着く。

ググッと脚に力を込め、ふらついているエコーを目がけて飛び上がった。

 

「こっちが本命です!

 『踏み付け』!!」

 

「キーッ!!」

 

メルティはエコーのお腹を下から蹴り上げた。

急所に当たり、堪らず地面に落下するエコー。

 

「ああっ、エコー!」

 

「き、キキっ…!ツルハ、ごめん…反撃する暇が無かった…」

 

苦しそうにうずくまるエコーに駆け寄ったツルハ。

攻撃の手を止めたメルティはスゥに嬉しそうな顔を向けた。

 

「スゥくん!」

 

「やったな、メルティ!

 壁蹴り、慣れてきたみたいだね!」

 

「はいっ!」

 

スゥがひたすら同じ攻撃をメルティに指示していた理由。

それは、『慣らす』為であった。

やり方については昨日説明していたが、実行したのは今日が初めて。

スゥは相手のツルハとエコーには悪いと思っていたが、

メルティがこの攻撃方法に慣れる為の練習台として相手をさせた。

バトル前に『軽く力試し』と言ったのは、嘘では無かったのだ。

 

「…スゥ、私たちの負けね。

 はー、結構自信有ったんだけどなぁ。

 思ってたよりずっと強いのね。」

 

ツルハはエコーの体を撫でて労わりながらスゥに言った。

会った時のような厳しい顔つきは無くなり、彼を認めたように

穏やかな表情だった。

 

「ありがとな、ツルハ。

 エコーは大丈夫かい?」

 

「ええ、ちょっと休んだら元気になると思うわ。

 様子を見ようとして、かく乱から始めたのは失敗だったわね。

 正直、あなた達を甘く見てたわ。ごめんなさい。」

 

ツルハはスゥに頭を下げて言った。

そのやりとりを聞いていたピコは、自分が戦った訳でもないのに意気揚々と言った。

 

「にひひ!ボク達は強いんだよ!

 何たって、タケシのイワークにも勝ったんだしね!」

 

それを聞いてツルハはピクッと反応した。

 

「…は?」

 

その顔は、再び厳しいものになっていた。

 

「イワークに勝ったって…あなた、ニビのジムバッジを持ってるの?」

 

ツルハの顔を見ていたスゥは、気まずそうにパーカーの裏につけた

グレーバッジを彼女に見せた。

 

「ほら、これ。」

 

グレーバッジを見たツルハは、ワナワナと肩を震わせて大きな声で言った。

 

「あんたねー!!

 それならそうと先に言いなさい!

 そんなに強かったら文句無いわよ!

 っていうか、手加減しなさいよ!」

 

そしてスゥの肩を掴んで前後に揺さぶった。

スゥは、ピコが地雷を踏んだなと思いながらツルハに振り回される。

 

「ご、ごめんごめん!

 だって言わせて貰う余裕が無かったし!」

 

「もーっ!私が赤っ恥じゃないの!

 …ふふ、ふふふ!まあいいわ!

 そんなに実力があるのなら、この先を案内するから

 ボディーガードとしてついて来なさい!」

 

ツルハは相変わらず有無を言わせない勢いでスゥに命令した。

エコーをボールに戻し、スゥの手を強引に引いて暗い道の方へ進みだした。

スゥは、案内して貰える事については有難かったが

正直な所ツルハの気の強さに参っている様子。

 

そんなスゥの気持ちを分からずに、スゥとツルハの距離が近い事に

ファルナは少しやきもちを焼いていた。

 

「えぅ…スゥ、ツルハさんと仲良さそうだね。」

 

ファルナは腕を組んで、ジトっとした目をスゥに向けながら言った。

 

「そう見える?

 出来たら助けて欲しいんだけど…」

 

「むーっ、知らない!」

 

ぐったりと引き連れられるスゥに、むくれながらファルナは冷たく言った。

その様子を面白そうに見ているピコとメルティ。

 

「スゥにぃ、ファルねぇと恋人になって一日目でこれかぁ。

 先が思いやられるねー、メルねぇ!にひひ。」

 

「ふふふ、恋は盲目、ですねえ。

 さ、遅れないようにみんなについて行きましょう!」

 

 

 


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