まっしろレポートとふたつの炎   作:アリィ

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Report3-6 [眠れない夜]

[Report3-6  眠れない夜]

 

弱ったスピアーを奪い、廃坑へと去って行った黒服の男。

その正体は『ダイチ』と名乗る、『ロケット団』の団員だった。

スピアーを取り戻すべく、彼を追ったスゥとタケシ。

彼らは説得による解決を試みるもダイチは応じず、力ずくの奪還となる。

しかしタケシのイワークが普段の実力が発揮できず返り討たれ、深い傷を負ってしまった。

苦しくもピコとファルナの活躍の末、スゥ達はスピアーを取り返すことが出来た。

 

…片や、スピアー奪還騒動の中でダイチのポケモンの一人が彼の元から逃げだしていた。

『彼女』はその夜、ポケモンセンターの病室で無事再会するスピアーと虫取り少年・ナツを見てほっと胸を撫で下ろす。

だが安心したのも束の間、次に心配すべきは己の身である事を思い出した。

 

「はぁ、考え無しに逃げてきちゃった…。

 だけど、あの場に残ってたら今頃きっと…」

 

寝静まったポケモンセンターを遠くの木の枝に腰掛けて見下ろし、

ため息交じりにつぶやいた。

頭をよぎるのは、スピアーが閉じ込められていた黒いボール。

そのボールに入れられる事がどういう事なのかを彼女は知っていた。

ふと想像するだけでも、悪寒が走り、身がすくむ。

そして憂鬱な気持ちに押しつぶされないよう、別の事を考えようとした。。

その時、ポケモンセンターから出てくる二人の人影が目に入った。

 

「あれは…」

 

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夕刻・ポケモンセンターにて。

 

今回の強盗騒動の当事者であるナツ達は、ニビ警察に被害届を出し事情聴取を受けていた。

残念ながら、その後の捜査によってもダイチを捕まえるには至らず

警察はニビ市民にロケット団の被害に十分注意を呼びかけた後に帰っていった。

 

やがて日もすっかり暮れてしまった。

 

スゥ達はというと、食事入浴を済ませ、宿泊室のベッドで微睡んでいた。

スゥが真ん中、ファルナとピコが両脇で寝転がっている。

この日一日もずっと走り回り、戦い、疲れ、みんな強い眠気に包まれていた。

 

それでもファルナとピコは喋る。

話題といえばタケシのイワークとの戦いの復習のような事、

スピアーを盗んだダイチ、そして彼が所属する団体、ロケット団について。

どれも今日という一日を振り返るに重要すぎるキーワード。

しかし、真剣にそれらについて考えて話してはいない。

スゥとまだ何かを話したい。でも疲れて頭は回らない。

とりあえず口を開いて言葉を発する。そんな惰性で二人はスゥに話しかけていた。

 

その中の、少し理屈っぽいお話。

 

ファルナ「ふぁぁ・・・。

   そうだ、スゥ・・・。ダイチのポケモンが襲ってきたときにスゥが火を噴き出したよね。

   あれ、どうやったの?」

 

ピコ「んにぃ・・・ボクも、知りたい。」

 

あくび交じりに問いかける二人。

 

スゥ「ああ、あれか。『どくけし』とか、『きずぐすり』って霧のように薬が吹き出るよね。

  あれって、容器の中にぎゅうぎゅうにガスが入っているからなんだ。

  そのガスが『引火性』だから、ライターの火に通すと…」

 

ファルナ「ん…ぅ…」

 

スゥ「…二人とも、もう眠そうじゃないか。

  そろそろ寝ようか?」

 

ファルナ「ん、だい…じょぶ…」

 

スゥ「そっか。だけどこっちはもう駄目みたい。」

 

うつ伏せで話しを聞く格好のまま、よだれを垂らして眠っているピコ。

淡々とした理屈の話で興味が薄れた途端、なんとか堪えていた睡魔の圧力に負けてしまった。

 

ファルナ「ふふ…ピコ君、今日はお疲れさま。」

 

ファルナは体を起こし、スゥの上に体を跨いで、ピコの頭を撫でる。

 

スゥ「小さい体なのに、大活躍だったなピコ。ありがとう。

  …もちろん、ファルナもな。よく頑張ってくれたね。」

  

スゥは自分の上を跨ぐファルナの頭を抱えて言った。

思いがけずに腕を回され、彼の胸の上に体を落とす。

急に体勢をくずして声が出たが、頭を撫でられている事に気持ち良くなり目を閉じた。

 

ファルナ「きゃっ!

   …がぅ……。

   …ねぇ、スゥ。」

 

スゥ「ん?」

 

ピコが先に寝ついたのを機に、ファルナが提案する。

 

ファルナ「ちょっと、外でお話しよう!」

 

スゥ「ファルナも寝たほうがいいんじゃないか?

  さっきからずっと眠たそうだよ。」

 

ファルナ「いいの!ちょっと外の空気吸いたいの。」

 

スゥ「わかった。ファルナが大丈夫なら構わないよ。」

 

そうして彼らはピコを部屋に残し、ポケモンセンターの外庭へと出かけた。

 

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???「…あの人達、スピアーを取り返してくれた人だ…

   何話してるんだろ…」

 

ふわふわの髪と尻尾が灯す炎。

その自らの明りで気づかれないように、

白い衣で頭を覆い、目立たないように装う。

そしてポケモンセンターの庭のベンチに座り会話する

スゥとファルナに聞き耳を立てていた。

 

ファルナ「うーん、涼しい♪」

 

スゥ「さっきまで眠たそうだったのに。

  外に出て目が冴えちゃった?」

 

ファルナ「えへへ、そうかもね。」

 

ファルナは夜風でなびく髪を手でかき上げ、上機嫌な顔をスゥに向ける。

月と小さな街灯が照らす、薄暗い夜の庭。

この数日でずいぶん扱い慣れたのか、常に灯している髪の炎。

そのゆらめく炎の橙色の輝きが彼女の顔を血色良く照らしている。

 

長い自分の髪を膝に置き、纏う炎を労わるように撫でながら話しかけた。

 

ファルナ「…旅に出てから、もう一週間だね。」

 

スゥ「そうだね。明日でちょうど一週間か。

  毎日忙しくて、あっという間に感じるよ。」

 

忙しい事と言いつつも、主に苦労した事を思い出しながら苦笑交じりに答えるスゥ。

 

ファルナ「あのね、今だから言うんだけど…

   私ね、最初はこの旅に出たくなかったの。」

 

スゥ「…最初、っていつの事?」

 

ファルナ「ほんとに最初。スゥに会うよりもずーっと前だよ。

   『トレーナーと一緒になって、旅に出て欲しい』

   ってオーキド博士に言われた時。

   そのときはアクアちゃん、ロゼちゃんと三人して

   イヤだなーって思ってたの。」

 

スゥ「まあ…、理由は何となく分かるよ。

  ファルナたちがイヤだったのは、『旅』じゃなくて…」

 

ファルナ「…うん。その通りだよ。

   私たち、みんな『人間』が怖かったの。

   私の場合は、直接人間に何かをされた訳じゃないけれど、

   アクアちゃんとロゼちゃんの話を聞いてから…ね。」

 

アクアとロゼ。

スゥは、彼女らが『人間に何をされたのか』は知らない。

その話を聞くだけで人間を怖がる程の事らしい。

スゥはあえてファルナの口から語らせることも無いと思い、聞き返しはしなかった。

 

スゥ「…無理もないね。博士からは、あの施設に入れられているポケモンの多くが

  人間からどんな酷い事をされたのか、それで人間を恐れているのかを

  何度も聞かされたよ。

  俺とノンが博士のそばで働きながら、一度も本物のポケモンを見たことが無かった理由もそこにあるんだ。」

 

ファルナ「みんな、怖がるもんね。知らない人間が突然施設に入ってきたら。」

 

スゥ「うん。博士からは、いずれ本物のポケモンを見せてあげるから、それまでは我慢してくれと言われてたんだ。

  …その『いずれ』が、ちょうど『一週間前』だった。

  いつもの博士の手伝いだと思って、寝坊して呑気に研究所に行ったらいきなりポケモン図鑑を完成させてくれ、って頼まれてね。

  あまりに突然で、『これからの生き方』まで考えさせられて、正直に言うと困ったよ。」

 

ファルナ「これからの、生き方…?」

 

スゥ「うん。今までは『何となく』、母さんの育てている菜園の手入れや、博士の身の回りの手伝いをしてきた。

  そして、これからもずっと、何となくそれを続けて大人になって…

  その後はどうやって生きようか、何も考えてなかった。」

 

黙って、スゥの話を聴き続けるファルナ。

 

スゥ「だけど、本当は『何か大きな目標』のために生きたい、って感じてたんだと思うな。

  だって、博士の『旅に出てくれ』って言葉を聞いて、すごくワクワクしてたからね。  

  マサラの外の世界を見てみたい。

  世の中にある、自分の知らないモノをたくさん知りたい。

  こんなチャンスをくれたオーキド博士には感謝してるよ。

  俺に付いてきてくれるファルナには、もっと感謝してる。

  本当にありがとう。」

 

スゥは一しきり語った後、柔らかい笑顔で丁寧に礼を言った。

それに対するお返し、と言うようにファルナも口を開き始めた。

 

ファルナ「どういたしまして。

   スゥが、私を頼ってくれる。

   私だって、スゥにいっぱい頼ってるよ。

   …スゥが思い出させてくれた『炎』で私はスゥの役に立てる。

   あの保護施設に引き篭ってたままじゃ、こんなに嬉しい気持ちにはなれなかったもん。

   こんなに充実して、こんなに楽しい事がたくさんあって、

   私も、ほんとに旅に出てよかったって思ってるよ。

   私を連れてきてくれて、ありがとうね。スゥ。」

 

スゥ「うん。これからも頼りにしてるよ、ファルナ。

  俺の方も、頼りになるように頑張るからさ。

  なんとか俺に付いてきてくれたら嬉しいよ。」

 

ファルナ「もちろんだよ!

   あのね、スゥ、ひとつ聞いてみたいんだけど…。

   今までずっと聞きたくて、聞けなかった事…聞いてもいい?」

 

ふと、ファルナはスゥに改まって尋ねる。

何を言おうとしているのか、首を傾げて次の言葉を待つスゥ。

ファルナは少し間を置いて、口を開く。

 

ファルナ「…スゥは、どうして私を選んだの?」

 

スゥ「えっ…!?

  そ、それは…えーと…」

 

不安そうな顔で自分の答えを待っているファルナ。

スゥは自分の回答次第で、この子を悲しませてしまうという事だけは強く感じた。

だからこそ、ファルナはずっと『聞けなかった』のだ。

『別に誰でもよかった。』という答えだけが怖かったのだろうから。

 

ファルナ「えぅ…やっぱり、私じゃなくても良かった…かな?」

 

スゥ「ち、違うって!それは違うよ!」

 

ファルナ「それじゃあ、最初に会ったのが偶然私だったから?」

 

スゥ「そうだな…、それは否定できないんだけど、それだけじゃないよ。

  初めてファルナを見て、びっくりするくらいかわ…

  …っ!!」

 

眠気と疲れは人の判断を鈍らせる。

旅の途中では漏らさなかった本音が思わず出そうになってしまった。

しまった、という表情の彼に対して、

驚いたように目を丸くするファルナ。

 

ファルナ「!!

   ……何?今、何て言ったの?

   びっくりするくらい…?」

 

スゥ「あ…」

 

ファルナ「『かわ』…何?」

 

口を滑らせてしまったスゥに対して、それに食いついてしまったファルナもファルナだった。

最早お互いに引っ込みがつかなくなっていた。

だが、それで良かったのかもしれない。

 

あと一息。もう一押し。鼓動を高鳴らせて向き合う二人。

次の言葉で、きっと本音が暴かれることだろう。

 

それを今か今かと、息を飲んで盗み見る、木の上のポケモン。

 

???「…あと、あともうちょっと!!

   早く言っちゃおうよ!!」

 

両手をぐっと握りしめ、枝から落ちそうな程に身を乗り出す。

押し殺すような小さな声で応援していた。

 

ファルナ「ねぇ、最後まで言って。スゥ…。」

 

目を潤ませ、顔を近づけて問い続けるファルナ。

可愛い。

幼さは少なからず交じってはいるが、十分に女の子としての魅力を感じる。

夜で判断が正常ではないからなのだろうか。

普段の彼女よりも変わって見える。

…そう思った瞬間、ひらめいた。

この場を乗り切る言葉。

 

スゥ「かわ…『変わってた』からだよ!」

 

バキッ!と木枝が折れる音がした。

 

???「そ、そうじゃないでしょ~~~っ!!」

 

白い衣のポケモンは、折れた枝から落ちそうになり、下の枝にぶら下りながら

心の中で思いっきり叫んでいた。

 

ファルナ「……『変わってた』?」

 

スゥ「そ、そう!ほら、ファルナって髪に炎を纏ってるだろ?

  まさにポケモンって感じがして、すごくカッコ良かったからさ。

  だから、びっくりするくらい人間と『変わって』…

  …あれ、ファルナ?」

 

ファルナ「……」

 

むぅ、と頬を膨らませていた。

真っ直ぐに睨んでいる。こんなに期待させておいて、という目で。

 

ファルナ「スゥ~~…!!」

 

ファルナはベンチから立ち上がり、スゥの正面に立った。

そしてスゥの頬を両手で掴み、上に、下に、左に、右に引っ張る。

 

スゥ「ひ、ひはぃ…ふぁふは…」

 

ファルナ「私が髪に炎を纏ってるのって、いつからだっけ?

   ちゃんと覚えてるの?」

 

スゥ「…!ほ、ほうはっは…」

 

スゥがファルナに出会った時。

彼女が使えた技は『ひっかく』と『なきごえ』だけ。

まだ炎への恐怖が強く根付いていた時。

言うまでも無く、『火の粉』なんて使えなかった。

そしてファルナは更にたたみかける。

 

ファルナ「それにね!!

   『変わってる』って言うんだったら、

   『背中に亀のコウラ背負ってる子』や

   『頭の上に種がついてる子』

    の方がよ~っぽど人間よりも変わってると思うんだけど!?」

 

頬の引っ張りに、回転とねじりが加わる。

 

スゥ「ほ、ほぅへふへ…」

 

ファルナ「…

   …ねぇ。本当は何て言ってくれるつもりだったの?スゥ。

   …このままでもいいから、言って欲しいな…。」

 

ファルナは両手をスゥの頬から離さず、再び尋ねる。

もう怒った目はしていない。

頬を染め、下を向いて言葉を待っていた。

 

スゥ「…『はわ』…」

 

ファルナ「……」

 

スゥ「…『はわひひ』…。」

 

スゥは頬をつねられたまま、目を斜め上に逸らしながら

はっきりとしない発音で言った。

勿論、そんな発音の原因はファルナの手が頬を引いている所為なのだが。

 

それを聞いて、ファルナはうつむいた顔を上げた。

つねっていた両手を離し、満足そうに笑ってスゥの顔を見た。

 

ファルナ「……えへっ♪

   今は、それでいいよ。スゥ♪」

 

スゥ「っつぅ~…」

 

スゥは照れ隠しと、本当に痛いのと両方で、顔を手の平いっぱいで覆いさすっている。

ファルナはその手を払い、自分の手でスゥの頬を撫でた。

 

ファルナ「ごめんね、つねっちゃって。痛かった?」

 

スゥ「ん。痛かったよ。

  ファルナ、力持ちだからな。頬が千切れるかと思ったよ。」

 

ファルナ「…むぅ、またそういう事言って!

   またやってほしいの!?」

 

撫でる手に、ぐっと力を入れるファルナ。

 

スゥ「ま、待った待った!

  ごめんってば。もう顔を弄るのは勘弁してよ。」

 

ファルナ「ダメ。イワークさんと戦ってる時にも

   力持ちって言われたの忘れてないもん。」

 

スゥ「…やっぱり覚えてたかな?

  あれは褒めてるんだよ。一応。」

 

ファルナ「女の子なんだから、ちっとも嬉しくないよ。ばか。

   ほら、目を閉じて、覚悟してよね。」

 

そう言って、スゥの頬に当てた両手に更に力を込めた。

彼の顔をきっちりと動かないようにし、ファルナはスゥの顔をじっと見ている。

 

スゥ「あはは…まあ、仕方ないか。

  …お手柔らかにね。」

 

この状態から、どんな仕返しをされるのだろうか。

穏やかな彼女の事だから無茶な事はしないだろうと思いながらも、スゥは身構えてぐっと目を閉じた。

 

…何となく、ファルナが顔を近づけてくるのが感じ取れる。

彼女の体温と息が、自分の顔の肌から伝わってくる。

そして自分の額にかかる前髪が、彼女の片手によってかき分けられ、額が空気にさらされた。

 

…ああ、わかった。

コレはもしかして、頭突きでも食らわされるのか。

だとしたら彼女のイメージとは随分違う、乱暴な仕返しだなと、スゥはそんな事を考えていた。

 

ファルナ「ん…」

 

…何かが、額に触れた。暖かくて柔らかいもの。

それがほんの一瞬だけ触れ、離れていった。

 

スゥが目を開けると、真っ赤な顔を逸らし、長い髪で口元を隠しているファルナがいた。

その様子を見た途端、スゥは『何』が自分の額に触れたのか、

自分がファルナに『何』をされたのか、おおよそ推定できた。

途端に、彼女に負けないくらい紅潮する頬。

ぱくぱくと、頭が混乱して口からまともな言葉が出てこない。

 

スゥ「あ、あれ…仕返しって、あれっ…!?えっ…!?」

 

ファルナ「…きょ、今日はこれだけ!

   スゥが『中途半端』にしか言ってくれなかったんだし…

   だから、私も『中途半端』で止めとくね!

   わ、私、先に部屋に帰るからっ!

   おやすみっ!!」

 

自分だけ一通り言いたい事を言い、慌てるように小走りで

ファルナはポケモンセンターへと一人帰っていった。

 

ぽつんと庭に取り残されたスゥ。

混乱がやや解けてきた頭で、ぼーっとベンチに背を預ける。

片手を唇が触れた額に、もう一方を胸にそっと当て、星空を見上げた。

 

スゥ「…はー、仕返し食らったな…。」

 

その一方で、彼らの様子をじっと見ていた白い衣のポケモンも、

顔を火照らせ、スゥと同じ台詞をつぶやく。

 

スゥ・???『…今日は…眠れないなあ。』

 

 


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