〜美鈴が館に来てから1週間〜
「美鈴」
「ん?あぁイリスお嬢様。また来てくれたんですか!」
「だって門番って暇でしょ?少しでも暇を潰せたらなぁってね。それに私も暇だし」
「いやぁありがとうございます。暇っちゃぁ暇ですけど、たまに妖怪が襲撃に来るんですよ」
「ということは私達のお父様達が死んでしまったことが広まっているのか。それにしても私は襲撃に来ていることは気がつかなかった」
「まぁ襲撃に来るわりには弱いですからねぇ。修行にもなりまけんよ」
「フフフ、美鈴は強いね。あ、美鈴ほど上手ではないけど私も料理をしたの食べてくれる?これなんだけど」
「ぜひ、おぉこれはハンバーグですか。いただきます……………美味しいです!」パクパク
「良かった、お母様の本棚に料理本があったから見よう見まねで作ったの」
「見よう見まねで作ったとは思えない………ぐらい美味しい…………ですよ…………ご馳走様でした。ふぅ、やる気が出てきますね!」
「それは良かった。それじゃあ引き続き頑張ってね」
「はい、ありがとうございました」
イリス移動中………
テクテクテクテク……………
「ねぇイリス」
「ん?あ、レミリアお姉様とフラン、どうしたの?」
「さっき美鈴に何をあげたの?」
「お母様の本棚を漁ってたら料理本を見つけたからハンバーグを作ってみたの。それで美鈴に食べてもらったの」
「美鈴にあげるのはいいよ。でもあたし達のは!?」
「あたしもイリスお姉様が作ったハンバーグたべたいよ!」
「2人のハンバーグ?あるよ?」
「「え?」」
姉妹キッチンに向かって移動………
「はい、2人の分」
「やったー!いただきます!」←フラン
「あ、ありがとう、いただきます」←レミリア
「「美味しい!」」
本当にこの2人は面白いなぁ。こんなに喜ぶのならたまに作ってあげようかな?色々な種類の本を見つけたし。
「「ごちそうさまでした!!」」
「良かった」
「いやぁてっきりあたし達の分は無いのかと思ってたよ」
「そうよ、今回はいいけどこれからあたし達にもちゃんと伝えてよね!」
「分かったよ。それじゃあ私は倉庫に行くけど、2人も来る?」
「どうして倉庫に?」
「この前倉庫見た時に魔法が書いてある本を結構見つけたからこの本を取りに」
「魔法?まぁ行くよ」
「あたしも」
姉妹移動中…………
「相変わらず埃が多いなぁ」
やっぱり魔法の本がたくさんある。前世のこともあるから魔法には興味がある。1度ここにある魔術本を全て部屋に持って行ってもいいな。
「ねぇイリス、イリスはどんな魔法が気になるの?」
「ん〜、1度全ての本を読んでみたいな。そこから好きなものを選ぶかな。お姉様は気になる本はあった?」
「この量を全部…………あたしはさっきから色々見てはいるけど気になるものは無いかな。あたしは魔法は興味ないかなぁ。そういえばフランは?」
「おもちゃを探しに行った」
ウワーー!!コレモオモシロソーー!!!
「そのようだね、それじゃああたしは部屋に戻るね…………あとイリス」
「ん?」
「魔法とか色々するのはいいけど、たまにはあたし達と遊んでよね」
「分かったよ。私ももう少ししたら戻るから」
「うん」
レミリア部屋に移動………
「ん~~~~~~」
本当に色々な魔法があるなぁ。火を出すものやら、武器を作るもの、召喚系の魔法もあるのか、これは興味ないかな。
「武器かぁ、私も武器作ってみようかな」
前世の記憶で色々な武器を知っているし、アニメの武器も作ってみたい。前世の記憶があると何かと便利だな。よし、ここの本棚の本を全て部屋に持って行こう。フランにも手伝ってもらおう。
「フラーーン!ちょっとこっちに来てーー!」
・
・
「何!?どうしたの?」
「おもちゃは見つかった?フランにこの本棚の本を私の部屋に持って行くのを手伝ってほしくて」
「この量を?手伝うよ。おもちゃは面白そうな物は見つけたけど、あんまり無かったよ」
「そう、じゃあよろしく」
「手伝うけど御褒美が欲しい!」
「え?まぁいいけど何がいいの?」
「ん〜、! 今日イリスお姉様といっしょに寝たい!」
「いいけどそんなのでいいの?」
「うん!よし、頑張る!」
「私も能力を使って運ぶからすぐに終わるかな?」
「影から手がいっぱい出てきた!すごい!」
「いつもこの手でフランをくすぐってるんだよ?」
「え…………」
イリス・フラン本を運び終える………
〜イリスの部屋の前〜
「重かったぁ、でも本当にすぐに終わったね」
「うん、これでイリスお姉様と寝れる!久しぶりに!」
「ごめんね、フランは寝る準備をしてきたら?」
「うん!やったぁぁーーー!!!」
フランが喜びを叫びながら部屋に戻っていった……………そんなに嬉しいのかな?
・
・
・
「イリスお姉様!準備OK!」
「フラン、静かにレミリアお姉様寝てたから」
「分かりました!(小声)」
「フフフ、元気だね」
イリス・フラン部屋に入りベッドに潜る………
「はあぁぁぁ~~~♪幸せ♡」ギューーーーー♪
「そんなに?じゃあ私からも」ギューーー
「はああぁぁぁぁぁ~~~♪♪♪」ギューーーー♪
「フフ、寝ちゃってるし、すっごい幸せそうな顔をして、おやすみなさいフラン」
翌朝、レミリアがイリスの部屋に行ったら幸せそうな顔で抱き合って寝ているイリスとフランがいた。
レミリアは自分の部屋に戻り自分の布団に顔を埋めて大声で叫んだという
レミリアが不遇なきがする