「イリスお姉様ぁ、暇だねぇ」
「そう言えば、あれから1週間だねぇ」
「そうだねぇ、まだ実感湧かないよ〜」
今は暇だからフランと夜風に浴びている。最近はこのようにフランとのんびりしていることが多い。レミリアお姉様はなにかと忙しいらしく、私達と違って暇ではないらしい。
「イリスお姉様ぁ、暇だねぇ」
「そうだねぇ、風が気持ちいいねーー」
「何2人共のんびりしてるの!」
「あ〜レミリアお姉様か〜、今はイリスお姉様と風を浴びてるのから、邪魔しないでよ〜?」
「そっか〜、だったらあたしも〜〜…………っ!?危なかった、あたしものんびりするところだった」
面白いな、さすが我が姉。
「それで、どうかしたのレミリアお姉様?そんなに慌てて、あっ!元々か!」
「フラン、それはちょっとひどいと思うよ?まぁその通りだけどね!」
「「HAHAHAHAHAHAHAHA………」」
「イリスもひどいよ!それに仲いいわね!………(羨ましい)………そんなことは置いといて2人共、あたしに着いてきて」
「「は〜い(レミリアお姉様楽しい♪)」」
「ん?」
姉妹移動中………
「それで、どうしたの急に私達を呼んで」
「あ、話すの忘れてた。あたしちょっとこの館を探索してたの、そしたら面白そうな部屋見つけたから2人を呼んだの」
「へぇ、面白そうなとこね。なんか新しい遊び道具とか無いかな?最近暇だし」
「ここだよ、ここ。中見てみてよ」
「ん、どれどれ………階段?」
「そう!しかも地下に続く階段。さぁ早く降りよ?」ササッ
「そうだね、なんか面白そうな物がありそう」ササッ
「なんで2人共私の後ろにいるの?」
「「イリス(お姉様)が先に降りて!」」
「わ、分かったよ。(なんで姉が妹の後ろに)」
〜降りる〜降りる〜もっと降りる〜〜
「うわぁ結構暗いね。後ろの2人大丈夫?」
吸血鬼じゃなかったら絶対に自分の手の平すら見えないと思う。
「うん大丈夫」
ん?目の前に何かが見えてきー
「痛い!急に止まらないでよ」
「ごめんごめん、でも目の前に何かあるよ。これはドアかな?」
「ドア?ということは地下室!?面白そう!」
「開けてみよう、うっわぁ埃がすごい。とりあえず電気をつけて」
「広いなぁ、本がたくさんあるよ。絵本とかあるかな?」
「それじゃあ、分かれて探索して何か見つかったらみんなを呼ぶということで」
「「分かった」」
sideイリス
見た感じ倉庫か書物庫って感じがする。
キャーーーームシーー!!!タスケテーー!!
あっちはにぎやかだなぁ、とりあえず本を読んでみよう。この本魔術のことが書いてある!?こっちも、これも、魔術の本がたくさんある。これは大収穫だ。ほかに何かないかな…
「ん?この箱は?」
何が入っているんだろう?魔法の本が多いから、魔法の道具か何かかな?開けてみよ………
「え?これは、ペンダント?」
左にお父様とお母様、右にはレミリアお姉様とフラン…………あっ!?これはこの前の誕生日で私がお父様に頼んだ物だ。しかもお姉様と同じく薔薇の模様がある。
「お父様、ありがとうございます、大事にしますね……ぅぅぅ」ポロポロ
このペンダントは形見として持っておこう。他には何か無いかな?
sideレミリア
一体どのくらい放置されていたんだろう
ん?頭に何か付いてる?…え、虫?
「キャーー虫ーー!!!助けてーーー!!」
「やっとどこかに行った、ハァ、ハァ、ハァァァ………最初からひどい目に遭った。埃がすごいわ虫がいるわでそんなところに何があるっていうのよ。まぁあたしが誘ったんだからしっかり探さないと……にしても本が多いなぁ」
結局レミリアは魔術本を何冊か手に入れて倉庫の探索を終えた
sideフランドール
「なんかイリスお姉様達と遊べる面白そうなおもちゃないかな~、お?」
あたしの名前が書いてある箱発見、早速開けてみよ。
「あ!おもちゃがいっぱい入ってるー!んぅ?後ろにもうひとつ箱がある。こっちはぬいぐるみがいっぱい入ってる!おもちゃはイリスお姉様、ぬいぐるみはレミリアお姉様と遊ぼ〜♪」
フランは大量の遊び道具を見つけ探索終了
side end
『みんなー!集まれ〜!』
「「当主(笑)が呼んでいる!!」」
「それで2人は何を見つけたの?」
「あたしはおもちゃをいっぱい見つけた!ほらこの箱!」
「そんなに大きい箱を2つも!?」
「フランは大量だね。私は一つだけどペンダントを見つけたよ。誕生日にお父様に頼んだ物でレミリアお姉様と同じく薔薇の模様が入ってる。それでレミリアお姉様は?」
「あたしは………これ」
「「本?」」
「うん………本。でも魔術のことが書いてある」
「「あ、それ私(あたし)も見つけた」」
「………………………」
《手に入れた物》
イリス→ペンダント
レミリア→無し
フラン→大量の遊び道具
フランはちゃんとレミリアのことも考えているんです