「ふわぁ、よく寝たぁ」
昨日は色々大変だったから尚更よく寝た気がする。よし、起きて身だしなみを……………動けない。よく見たら私の両腕にお姉様とフランがくっついている。2人共寝る前には捕まえていたはずなのに、
〜昨日、イリスが寝た後〜
「お姉様、どうする?」
「どうするって言ってもこの手をなんとかしなきゃ。でもイリスが幸せそうに寝ているし、起こしたらなんかかわいそうだよ?」
2人はイリスが出した影の腕に捕まっていて、そこにイリスが抱きついて眠っている状況。
「でもこれじゃあたし達が寝れないよ?それにイリスお姉様は寝ているから腕の力が弱まってるはず」
「確かにそうだね、だったらそ〜っと腕を外してっと。なんとか解放された」
「イリスお姉様〜」スリスリ
「ちょっとフラン、イリスが起きちゃうよ」
「スヤァ……………ZZZ」
「もう寝てる、それに寝ている間もイリスに抱きついているし……………イリス」チラッ
「( ˘ω˘ ).。oO」
「……………イリス〜」ダキッ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「まぁいいか、ほらレミリアお姉様、フランも起きて」
「え〜、もうそんな時間?眠い〜。ほらフランも起きてあなただけずるい」
「いやだ〜ねむい〜あともう少しだけ寝かせて〜」
「じゃああと五分だけだよ?」
「うん」
「……………フランには甘い」
5分後……………
「ほらフラン、五分経ったから起きて」
「ん〜、眠い〜あと五分〜」
「だめ!起きて!」
「いや〜〜眠い〜起きたくない〜」
「ふーん、だったら…………」
イリスが影から大量の腕を出し、くすぐる仕草をする
「ん〜?なに〜?………っ!? 分かった!今すぐ起きるからそれだけはやめて!それだけはいやだ!」
すごい速さでフランがベッドから飛び起きる
「よろしい!」
「どんだけトラウマなのよ…………まぁあたしでも辛いけど(その後に見えるイリスの満足したような笑顔がたまらないけど)」
館の大きい部屋にて………
「それで、当主レミリア・スカーレットさん。これから私達はどうすればいいんですか?」
「いつも通りでいいよ、それにどうすればいいのかあたしにも分からないよ」
分からないのか……正直私も分からないが。とりあえずお父様と同じことをすればいいじゃないのかな。だったらお父様の仕事の物を見れば分かるかもしれない
「だったら、お父様の机の中を見てみれば?もしかしたらそれで分かるかもよ?」
「そうだね、見てみる。えーっとどれどれ……………え?」
「どうしたの?何かあったの?あたしはお父様の仕事がしているところ見たことないから、どんなのがあるか知りたーい」
「それが、仕事に関係のある物が一つも入って無いの」
「え?私にも見せて………ほんとだ、入ってるのは写真やぬいぐるみばっかり」
「ということはお父様はただ当主をしていただけってこと?」
「そういうことになるね。でも!これだったらあたしにも出来そう!」
「えー、だったらフランも、'とうしゅ'をやってみたい!」
「だめ!あたしがする!あとからはずるいよ、それにあたしを勧めたのはフランじゃん」
「ちぇっ、だったらいいもん!レミリアお姉様が'とうしゅ'のしてるときはイリスお姉様と遊んでいるもん!」
「くそぉっ!あたしもイリスと遊びたい………」
「それじゃあ頑張ってね、あたしはイリスお姉様と遊んで来るから。イリスお姉様、あれは置いといて行こ?」
「あれ、とは何よ!あたしも遊ぶー!」
「3人で遊ぼ?フランもいいでしょ?」
「まぁ、イリスお姉様が言うならしょうがない」
「やったぁっ!!」
にぎやかだなぁ、我が姉と妹は。
この2人は絶対守りたい
なんかオチが無理矢理な気がしますがご了承ください