東方紅魔姉妹   作:若止異

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日常に近いものになってしまった


11話:当主レミリア・スカーレット(笑)

「ふわぁ、よく寝たぁ」

昨日は色々大変だったから尚更よく寝た気がする。よし、起きて身だしなみを……………動けない。よく見たら私の両腕にお姉様とフランがくっついている。2人共寝る前には捕まえていたはずなのに、

 

 

〜昨日、イリスが寝た後〜

 

「お姉様、どうする?」

「どうするって言ってもこの手をなんとかしなきゃ。でもイリスが幸せそうに寝ているし、起こしたらなんかかわいそうだよ?」

2人はイリスが出した影の腕に捕まっていて、そこにイリスが抱きついて眠っている状況。

「でもこれじゃあたし達が寝れないよ?それにイリスお姉様は寝ているから腕の力が弱まってるはず」

「確かにそうだね、だったらそ〜っと腕を外してっと。なんとか解放された」

「イリスお姉様〜」スリスリ

「ちょっとフラン、イリスが起きちゃうよ」

「スヤァ……………ZZZ」

「もう寝てる、それに寝ている間もイリスに抱きついているし……………イリス」チラッ

「( ˘ω˘ ).。oO」

「……………イリス〜」ダキッ

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「まぁいいか、ほらレミリアお姉様、フランも起きて」

「え〜、もうそんな時間?眠い〜。ほらフランも起きてあなただけずるい」

「いやだ〜ねむい〜あともう少しだけ寝かせて〜」

「じゃああと五分だけだよ?」

「うん」

「……………フランには甘い」

 

5分後……………

 

「ほらフラン、五分経ったから起きて」

「ん〜、眠い〜あと五分〜」

「だめ!起きて!」

「いや〜〜眠い〜起きたくない〜」

「ふーん、だったら…………」

イリスが影から大量の腕を出し、くすぐる仕草をする

「ん〜?なに〜?………っ!? 分かった!今すぐ起きるからそれだけはやめて!それだけはいやだ!」

すごい速さでフランがベッドから飛び起きる

「よろしい!」

「どんだけトラウマなのよ…………まぁあたしでも辛いけど(その後に見えるイリスの満足したような笑顔がたまらないけど)」

 

 

館の大きい部屋にて………

 

「それで、当主レミリア・スカーレットさん。これから私達はどうすればいいんですか?」

「いつも通りでいいよ、それにどうすればいいのかあたしにも分からないよ」

分からないのか……正直私も分からないが。とりあえずお父様と同じことをすればいいじゃないのかな。だったらお父様の仕事の物を見れば分かるかもしれない

「だったら、お父様の机の中を見てみれば?もしかしたらそれで分かるかもよ?」

「そうだね、見てみる。えーっとどれどれ……………え?」

「どうしたの?何かあったの?あたしはお父様の仕事がしているところ見たことないから、どんなのがあるか知りたーい」

「それが、仕事に関係のある物が一つも入って無いの」

「え?私にも見せて………ほんとだ、入ってるのは写真やぬいぐるみばっかり」

「ということはお父様はただ当主をしていただけってこと?」

「そういうことになるね。でも!これだったらあたしにも出来そう!」

「えー、だったらフランも、'とうしゅ'をやってみたい!」

「だめ!あたしがする!あとからはずるいよ、それにあたしを勧めたのはフランじゃん」

「ちぇっ、だったらいいもん!レミリアお姉様が'とうしゅ'のしてるときはイリスお姉様と遊んでいるもん!」

「くそぉっ!あたしもイリスと遊びたい………」

「それじゃあ頑張ってね、あたしはイリスお姉様と遊んで来るから。イリスお姉様、あれは置いといて行こ?」

「あれ、とは何よ!あたしも遊ぶー!」

「3人で遊ぼ?フランもいいでしょ?」

「まぁ、イリスお姉様が言うならしょうがない」

「やったぁっ!!」

 

にぎやかだなぁ、我が姉と妹は。

 

この2人は絶対守りたい




なんかオチが無理矢理な気がしますがご了承ください


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