東方神影録   作:如月という者だったやつ

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前回影斗達だったので今回は紅魔館編です

ではどうぞ


#6 朝の一騒動 紅魔館編

『・・・あああああああああ!!もう!!』

 

紅魔館の主人、レミリア・スカーレットは寝れなかった

理由はわからない、だがあの二人が来てからだ

おかしいのは

いや、あの黒い服を着ていたすらっと身長が高いあの男性を見てからだ

なぜか嬉しく感じたもののなぜ嬉しいのか、それ以前にあの人とは初対面のはずなのに

でも引っかかるフレーズがあった

 

「・・・人間であって人間じゃない・・・か・・・」

 

レミリアは気になったフレーズを無意識のうちに言葉にしていた

その時うっすらと人影が見えた

 

その人影は幻想郷中を巻き込んだ大異変の中自分を助けてくれた

そして・・・

 

自分とは比べものにならないほど(・・・・・・・・・・・・・・・)強かった

 

そして・・・ずっと金色の髪の天使と一緒にいた

 

ここまでは思い出せた・・・

だが顔と名前だけは思い出せなかった

そうしてレミリアがずっと思い出そうとしていると・・・

 

 

コンコン・・・

 

ノックの音がした

 

『お嬢様、朝食の準備ができました』

『ありがと咲夜、もう行くわ』

 

『フゥ・・・もう大会だし・・・切り替えないと』

 

落ち着かない心を無理やり落ち着かせてレミリアは食堂へ向かった

 

 

 

ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー

 

 

 

朝食をとりながらレミリアはまたあの少年について考えていた

 

疑問なのは主に3つ

 

・「運命を操る程度の能力」を使っても正体どころか情報ひとつでて来ない

   まるで・・・隠されている(・・・・・・)みたいに

 

・なぜこうも体が熱くなるのか

 

・なぜ初対面のはずの相手に「懐かしい」などと思ってしまうのか

 

 

レミリアが考えていると

 

『・・・・様?お姉様!!』

『え?ど、どうしたの?フラン』

『出場メンバーの話ですよ

 お姉様とフランと咲夜っていうことでまとまったのだけど』

『え、えぇわかったわ。勝ちましょうね』

『『『勿論(です)!!!』』』

『そうそうパチェ?後で少し話しいいかしら?』

『?構わないわよ』

 

〜10数分後〜

 

『ねえパチェ、話なんだけど』

 

今レミリアは大図書館でパチュリーと話していた

そう、あの疑問について聞いてみるのだ

レミリアは今の自分の状況、そしてこの感情について全てをパチュリーに話した

 

『う〜ん・・・少し?いや結構謎が多いのだけどこれだけは言えるわ』

『どういうこと?パチェ』

『レミィよく聞いてちょうだいね、レミィあなたは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()をしているわ』

『え!?私が!?』

『えぇ、4年ぐらい前のさとりを思い出してちょうだいな

  今のあなたはその時のさとりそっくりよ、さとりが誰に恋してたかまでは思い出せないけど』

 

 

4年ほど前、さとりは織冥に恋していて付き合ってもいたのだが

何しろ記憶を隠蔽されているので思い出せない

だが隠蔽したのは記憶だけであって恋心までは隠蔽できないのだ

 

 

『そしてレミィ、私の記憶が正しければだけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今のあなたも4年前とそっくりよ』

 

『え・・・と、パチェ?急すぎて理解できないのだけど』

 

当たり前だろう、自分のこの気持ちが恋、さらには4年前の自分も誰かに

恋をしていたのかもしれないという事実

これらの事実をつなぎ合わせると・・・

仮定・・・しかも可能性は極端に低いといっても過言ではない・・・

だが、こうでもしないと懐かしいという感情が湧くわけがない

レミリアとパチュリーは一つの仮定にたどり着いた

その仮定とは・・・

 

「あの少年達は4年前に幻想郷にいた」

 

『だけどレミィ?これは試合中は忘れるのよ?集中できないから』

『わかってるわ、ありがとパチェ』

 

こうしてレミィの謎は一時的に解けた

 

そして・・・

 

 

『行くわよ!みんな!!』

 

 

こうして紅魔館組も博麗神社に到着した

 

目の前には問題の少年とチームメイトであろう二人がいた

 

『・・・ねぇ・・・私たちこの人達に勝たないといけないのよね・・・』

『『・・・・・・・・・』』

 

紅魔館組はゴクリと唾を飲んで

死闘を覚悟した

 

大会開催まで後・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

20分を切った




はいはい 今回は短めです
まぁ伏線も徐々に張っているので気づく人いるのかな?

ここでお礼を・・・

UAが340を超えました!!
こんな雑な私の小説を読んでくれてありがとうございます!!

ここもっとこうしたほうがいいんじゃない?などの感想もお待ちしてます!
基本はすべてのコメントに返信していこうと思っています

それでは次回またお会いしましょう〜

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