東方神影録   作:如月という者だったやつ

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前回のあらすじ

大会目前に再幻想入りした
影斗、織冥、五月雨の三人
異次元空間の中で織冥は突然紅魔館に行くといい出す
そして紅魔館の門番「紅美鈴」に
トラウマを植え付けた織冥
影斗と五月雨は人里と呼ばれている場所に家を建てた
紅魔館ではフランが狂気化し暴れていた
織冥がフランを止めたのだが
狂気化が治ったフランは紅魔館の扉を粉砕して入ってきた影斗に
スペルカードを直撃させてしまう
織冥曰く絶対に怒らせてはいけないらしい影斗
さて、今回・・影斗の強さが明らかになる・・かもしれない・・


#2 紅魔館消滅の危機

『どういうこと!?紅魔館が消えるって』

 

レミリアは焦りながら織冥に聞く

フランが影斗を攻撃するのを止めようとした織冥だったが

それに聞く耳すら持たないフランは影斗を攻撃した

今も影斗が立っていた所には煙が立ち上っている

 

『あいつだけは怒らせてはいけない・・』

『あの人・・そんなに強いの?』

 

震えながら危険を伝えている織冥に対して少し冷静さをとり戻したレミリアは

この状態なら誰でも疑問に思う質問を織冥にぶつける

 

『フランがどんだけ全力を出してもかすり傷を付けれるかどうか・・』

『え!?』

 

淡々と事実を伝える織冥だがレミリアはその事実に驚愕した

そうこうして煙が晴れてきたが・・

 

『お姉様!私やったよね!?』

 

フランが上機嫌でこちらに向かってくるが織冥は

何かを警戒する体制をとっており

そしてレミリアは・・煙の中に人影を見た・・

レミリアは能力で影斗の運命を少し見た後とっさに叫んだ

 

『フラン!あの人は無傷よ!』

『え?』

 

そしてフランが振り向いた時

 

パチン・・

 

指を鳴らした音が紅魔館に響き渡り煙が消え・・平気な表情で

傷一つない影斗が立っていた

 

『なぁフラン・・今のが全力かい?』

『え?』

 

フランの全力の一撃は影斗の前では無力だったようだ・・

 

『吸血鬼が人間に勝てないのか・・世も末だな・・』

『お前は人間であって人間じゃないだろうが!!』

『あえて否定はしないでおくよ』

 

一応人間らしい影斗は織冥との会話に答えた

 

(人間であって人間じゃ・・ない?

 そのフレーズ・・どっかで聞き覚えがあるんだけど・・)

レミリアはこの言葉に聞き覚えがあるようだ・・

だが思い出せないようだ

 

実は影斗達は三年前までここ、幻想郷に住んでいたのだ

だが三年前のとある事件がきっかけで幻想郷を離れることになった

その際、自分たちの記憶を消したはずなのだが・・

影斗は三年前、幻想郷民の中ではレミリアと一番仲が良かった

その時の信頼関係がレミリアの記憶に影斗の記憶を呼び覚まそうとしている

完全に思い出すのはまだ先の話・・

 

『なんであなたは私が吸血鬼だって知っているの?』

『ただの情報網だよ』

 

フランは影斗に対して疑問に思った

なぜ影斗が自分のことを吸血鬼だって知っているのか

実は影斗の使った記憶スペルは自分に対しての情報のうち

(・・・・)⬅︎まだ見せれません

を知られるとスペルの効果が解ける簡易的なもの

実際は記憶を消すというより隠すといった方がわかりやすいかもしれない

フランに聞かれた質問に対しての返答次第ではこの解除情報に

たどり着く危険性があるため影斗は答えをはぐらかしたのだ

 

『とりあえず・・攻撃したってことは闘う意志g・・』

ピチューン!

『え?今誰が・・・・?』

『時間を止めるならもう少し早くしとくべきだよ・・咲夜』

『え!?』

 

影斗が攻撃体制に入ろうとした瞬間

咲夜がピチュった

理由は咲夜も影斗を攻撃しようとしていたらしいからなのだが・・

それにしても・・

 

『それにしても・・咲夜がいた位置はあなたの位置からなら死角のはずなのに

 どうして・・咲夜の位置がわかったの?』

 

フランは知っていた・・咲夜が時間を止めて影斗を攻撃しようと気配や音までも殺していることに

でもそれをあっさりと看破し影斗は咲夜を倒した

そして驚くべきは影斗が全く動いていないこと

本当は一瞬で咲夜をピチュらせて戻ってきて動いてないように見せかけているのだが

 

『俺の目は二つじゃないから』

『え? (シッテタ)』

 

影斗はファントムアイ (わからない場合前回をごらんください)

で紅魔館全体を紅魔館に着いてから常に見ていたので

咲夜の動きが手に取るようにわかっていたのだ

そして織冥がボソッと知ってたと答えた

 

『フラン、もう闘う気は無いように見えるけど、どうする?』

『ぜ、全力で遠慮します・・』

『じゃあきちんと戦おうか、大会の場で』

『・・・え?』

 

フランはこの時優勝できないことを悟った

 

『織冥先に帰ってろ

 家はわかるよな』

『知らんな』

『はぁ・・ここから人里までまっすぐいったらわかる』

『おk』

 

織冥の能力は

ありとあらゆるスペカをコピーする程度の能力

コピー可能になる条件がそのスペカの名前、形状を知ること

この能力で織冥はフランのレーバテインをコピーしたのだ

しかし影斗のスペカは基本的に反動があったり

あまりにも使いにくかったりするため

コピーしても使いこなせないのだ

 

『影斗はこないのか?』

『少しレミリアに話があるからそれ話したら帰る』

『おk、じゃあ俺はこれで・・まっすぐだったよな・・

 森・・邪魔・・』

スチャ・・(なぜか剣を構える)

 

ウェーーーーーーイ!!

『おいバカ!!やめろ!!』

 

なんということでしょう・・

紅魔館の目の前の魔法の森が人里までしっかり整地・・っておい!!

○efore ○fter じゃ無いんだから!!

影斗の声も虚しく・・人里まで木も・・建物も・・

群青の悪魔(織冥の服は青い)によって綺麗に整地されてしまったのだ・・

 

『すまん、レミリア話は大会で・・俺らも出るから!』

 

影斗は大急ぎで織冥のあとをおった・・・

レミリアは整地された魔法の森に呆然として影斗の言葉が耳に入らず

大会でまた呆然とするのだった・・・




最近暑すぎませんか?
てことで第二話でした大会の要素が全く無いことについては触れないでください・・
ちゃんと次回にでてきますのではい・・
ここからは裏話なのですが第一話をみた友人から
『タグがネタバレになってるよw』
と言われたのですが・・確かにそのとうりですね (汗)
実はこの東方神影録なのですがどんな感じに完結させるかまで決めてるんですw
ってことで未来で出てくる要素もタグとして入れたんです・・
それが理由でネタバレにたいな感じに・・
「恋愛要素あり」とかどう見てもそうですよねw
まぁそれも踏まえてどうなるか予想しながらどこで出てくるもじゃ予想しながら
お楽しみしていただけたら嬉しいです
長々喋ってしまいましたねw
ではもう次回予告に入ります

織冥は魔法の森を平らにした・・
その結果五月雨が激怒!?
今回の次回予告は簡単にしておきます
それでは次回をお楽しみに!

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