東方神影録   作:如月という者だったやつ

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遅れてすいませんでした!理由はあとがきに書きますので!
今は本編へどうぞ!


#18 博麗の巫女の怒り

紫の試合が終わり、影斗が一息ついていたその時博麗の巫女は目覚めた

 

『うーん、あ魔理沙?私どんくらい寝てた?』

『だいたいひと試合ぶんぐらいだぜ』

 

魔法使いはそう答え、だがな、と付け加える

 

『博麗神社、跡形もなくなってるぞ』

『・・・はあああ!?!?』

 

現博麗の巫女、霊夢は飛び起きて自分神社があったはずのとこへ向かう

だがそこには神社はなく、柱などに使われていたであろう木片が散らばっていた

ただし証拠となり得るのが一つの木材だけ歯型が付いていたのである

ーーー誰かが食べた 

 

その事実と戻った記憶から犯人を絞り出す

間違いなく織冥だ、あいつ以外の誰にも考えられない

やつはありとあらゆるものを食べることができる

しかも食べたものを記憶することで、能力につなげることができる

どんな仕組みなのかはわからないが

 

そこでふと思い出す、自分の次の対戦相手に織冥がいることを

霊夢はうっすらと笑い

 

『覚悟なさいよ・・・』

 

どうやら完全におこのようだ

見当たらない賽銭箱、粉砕され、食べられた自分の神社、これだけの要素があれば流石にキレる

 

魔理沙はここまで起こっている霊夢を見るのは初めてで、殺気すら込められたその視線に恐怖心すら覚えていた

いや、昔に見たことはあるのかもしれないが、忘れているだけなのかもしれない

とにかく今のこの霊夢を止めるためには霊夢よりも強いやつじゃないと止められない

そのことを考慮すると対戦相手が織冥で本当に良かった

 

『ボコボコにされるかもしれないけどな・・・』

 

魔理沙は誰にも聞こえないような声でそう呟いた

 

 

 

ー*ー*ー*ー*ー*ー

 

 

『博麗神社美味しかった!!』

『お前は何食ってるんだ!!!!

 森の木は食ってないよな!?』

『氷の塊は食った』

『そう話しながら博麗神社の残骸食べるのやめないか?』

『ヤダ美味しいから』

 

博麗神社をうまいとかいうやつ初めて見たんだけどな・・・

影斗は味が気になり聞いてみた

 

『なぁ、神社どんな味がした?』

『肉じゃがみたいな味?』

『味覚大じょ・・・大丈夫なわけないな、うん』

『そういえば守矢神社はカエルの煮付けの味がしたなぁ』

『うんアウト』

『神社も美味しいけどたまにはミスチーの唐揚げが食べた・・・』

『アウトォ!!!!!』

 

ここまで行ってから影斗は幻影の覇眼でミスティアを確認する

あ、なんか危険を察知してガタガタ震えてるし

うーん、今日の飯は唐揚げにしてやろうかな・・・あ、多分宴会だわ

そこまで考えてから影斗は霊夢の方を見る

織冥に殺気を放ちながらこっちを睨んでいる霊夢は五年前(・・・)に彼女に向けた本気の殺気そのものだった

 

『それでは試合を始めます

霊夢達と影斗達は前へ』

 

藍の一声で霊夢達(霊夢、魔理沙、早苗)は前に出てくる

それを確認した織冥も欠伸しながら前へ出る

 

『眠い、、だるいこんな雑魚さっさと終わらせて寝たい』

『なぁ早苗・・・これ間違いなく私たち逃げた方がいいよな』

『えぇ・・・それには超同意します』

『いいわよ別に、この寝太郎は私一人で倒せるから』

『『私たちは降参します!!(するぜ‼︎)』』

 

魔理沙と早苗はそれだけ言い残すと全速力で逃げて行く

それをじっと見ていた織冥は

 

『えぇ〜サボリ魔一人じゃ楽しめないな〜戻ってきてよ二人とも』

『お断りします!!!』

『絶対嫌だぜ!!!』

『私をスルーしないで!』

 

ここまでずっとスルーされていた霊夢がそろそろ我慢の限界のようだ

試合開始の合図も待たずに弾幕を放ってくる

 

『アーアブナイナー』

『危ないなら棒読みをやめなさい』

『・・・あ、試合開始です』

 

その後もずっと放ち続けられる弾幕とスペカを全てかわし、武器すら出してない織冥は鼻歌まじりに霊夢の弾幕を避ける

 

(ここまで実力差があるのね)

 

 

霊夢はそう思った

夢想封印を打とうがどんな弾幕を打とうが涼しい顔をして全て躱されている

それだけの事実が揃えば自分の力不足を感じられずにはいられない

 

(やっぱり・・・諦めるしか・・・)

[お前じゃ力不足ってことだよ]

[ダメ!あなたは出てこないで!ここで眠ってて!]

[そうはいかない、このまま呆気なく負けてくお前を見てるのは腹立たしいからな、抵抗しようが関係ない、無理やりでるからな]

[だ、ダメ!]

 

その瞬間霊夢の意識は闇の中に沈んだ

 

 

 

織冥は一つため息をつく

この3年間、しっかりと修行を続けていれば神力の誰かが振り向くほどの力を持ちながらそれを伸ばさなかった、伸ばそうとしなかったそれが原因でここまで落ちた、幻想郷の博麗の巫女

その哀れなまでの姿を

その弾幕は自分から見るとあまりにも弱々しく

眠気をさらに誘ってくる

しまいには・・・

 

『・・・・・・』

 

半分ほど眠りにつきながら霊夢の弾幕を避けていた

織冥には霊夢の弾幕の飛んでくる方向を読むことなど朝飯前でそれがギリギリ当たらないとこへ歩くだけで避けれる

だが・・・

 

『・・・・・・⁉︎』

 

何か異様な気配を察知した織冥は飛び起き、目前の霊夢の姿を確認する

それはあまりにも禍々しく霊夢と呼べるものではなかった

そう禍霊夢

目前の霊夢は自我を完全に乗っ取られた

織冥はそれを確認すると少し距離を置き

 

『顕現せよ・・・全てを無に帰す獄炎の魔剣・・・獄炎崩剣(クラウ・ソラス)!!!』

 

相剣の詠唱を唱える

すると天に掲げた織冥の手に赤黒い大剣が現れた

 

『そうとうやばいようね、私も能力使うべきかしら?』

『かもしれないな・・・最悪頼むよミカエル』

 

いつの間にか隣に現れていたミカエルからの言葉に織冥はそう答える

禍霊夢は静かにこちらを見てから黒い弾幕を大量に表す

その数百は軽く超える量

禍霊夢が手を振り下ろすとその弾幕は全て織冥に向かって飛んでくる

 

『・・・!ミカエル!!!能力使ってくれ!』

『わかったわ』

 

途端、織冥の体はさっき影斗が見せた極限領域(ゾーン)を発現させ

飛んでくる弾幕全てを斬り裂いた

 

 

 

『おいおいマジかよ』

 

俺、禍霊夢は今霊夢が戦っていた織冥というやつと戦っていたがその強さは異常だった

今使ったのは霊夢の夢想封印を軽々20発撃ったやつよりも強いスペルカード

多重弾幕(オペレートキャスト)

だがその軌道を一瞬で見切り、全てを斬り裂いた

 

弾幕の破裂した後の煙がたった後に織冥はいない

 

『くそっ!どこだ!』

 

禍霊夢が織冥を探した2秒ほどの時間の間に織冥は自分のいるはるか上空にいるとは微塵も考えず、博麗神社を探す

ハッとして気づいた時にはもう時は既に遅し

巨大な大剣が炎を纏いながら横殴りに振り下ろされていた

その時かすかに声が聞こえていた

 

獄炎流星(メテオボルケーノ)」 と

 

 

[なぁ霊夢、あいつと戦うのは5年は早いは俺でもな]

[そう・・・なのね]

[二人で、修行しようぜ]

[えぇ、そうね、それと・・・できればいいから・・・仲良く、しましょうか]

 

 

そう言い終えた二人の意識も深い闇の底へと沈み覚醒を待つこととなった

二人が起きた時にはもうすでに大会は終わっており、宴会の準備が始まっていたがそれはまた先の話

 




はい今回は少し焦り気味に書いてるので雑かもしれませんがご了承ください
遅れた理由ですが、pcの画面が\(^o^)/しまして修理だらなんだらでやる気消失してたんですよはい…しかもpcが使えないことでこの話は携帯で書いてるんですけどそれも含め、すごくならない環境でこの話を書いてました

次回はなるべく早く書けるように努力します!
さてとまた次回お会いしましょう〜

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