これで影斗達の昔も少しはわかるかと
では本編どうぞ〜
過去・・・三年前・・・いや四年前
この幻想郷に3人の戦士がいた・・・私の記憶はそれを思い出そうとすると
それから遠ざかる、一つの情景を置き去りにして
私は今までその情景を信じきれずに眺めるだけだった
でも・・・今はその記憶が本物の、現実であるとわかる
なぜなら私に剣術を教えてくれて、グングニルを完成させてくれた
幻想郷最強の剣士の使う何流ともわからない独特で常に変化し続ける、癖がない剣術。
それを眼の前で見ているからだ
でも疑問が残る
今その剣術を使っているのは本来、白狼剣術を使うはずの椛であるからだ
しかも急に上がった身体能力、剣術の種類の変更、相手の影斗のスペルカード
ここまでの情報から考えれるのは一つだ
「影斗が椛を操って織冥と戦っている」
という事実だけだ
ただし影斗にメリットがないのは明確だろう
そうして影斗のことばかり考えているとひとつ変化が起こった
いつも浮かんでくる情景とは別の、新たな情景が浮かび上がってきた
私は今回は信じることにした
本当に、本当に知りたかったからだ、私の意識はその情景に吸い込まれた・・・
ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー
『違うぞ?レミリア、そこは深読みして受けの方に回るより
せめてきたほうがいいと思うぞ』
『う〜〜〜・・・また負けた』
私はその人と弾幕禁止の剣術だけの試合をしていた
その時の私の記憶に意識を共有して何か情報を得ようとした
私がわかったのは今影斗が持っている漆黒の剣と黄金に輝く剣の名前を知れたくらいだ
漆黒の剣が「魔剣 バルムンク」
黄金の剣が「聖剣
黄金の剣はなぜか呼び名が二つあるようだ
ラグナロクは影斗が使う姿を見た誰かがそう呼び始め、それが広まったようだ
正式名称は久遠彼方
でもわかったことがある・・・今目の前にいる人は影斗そのもので
今バトリオンにいるその人そのままだ
これではっきりした、私は影斗にあったことがある
ただし、それ以外がまるで思い出せない、
『なぁ、レミリア』
影斗が口を開いた
『なにかしら?影斗』
これで確定だ、この人こそが影斗で、いまから戦う対戦相手
私はその事実に少し恐怖を覚えた
過去の私を鍛えた人で、なおかつ
『俺はあと3ヶ月もしたら幻想郷から出て行くだろう、さらに俺らの記憶を隠蔽して』
『・・・え!?ちょっと待って!?どういうこと!?』
『言葉の通りだよ・・・理由はその時に明らかになるさ
でも記憶は完全に消去するわけではないから、何かキーがあれば俺らの記憶は戻ってくる』
そうか、これで全てが繋がった
私たちは記憶を隠されているだけ
だから、思い出そうとしても何かにロックされているかのように思い出せなかった
『まぁ・・・その・・・だからなんだ、俺らは絶対に次回のバトリオンまでに戻ってくるから
その時にはぉ
ー*ー*ー*ー*ー*ー
・・・・・・!?
ここで私の意識は覚醒した
私はさっき手に入ったことをもう一度思い出した・・・
なぜか顔が熱くなる、さっきの私もどこかしら顔が赤かった
でも私は認めない、ありえないと、現実から目を背けて、
『ありえないわよ・・・私が彼のことを好きなわけ・・・』
その声は虚空に消えた
でも、私は自分の本心に聞くように、彼に話しかけるように
一言つぶやいた
『ーーーーー影斗・・・私は、あなたのことが・・・』
この話はレミリアの視点ですねw
一応戦いの描写はありませんw
次回あたりで椛戦が終わるかな?
ここでひとつ・・・
実はリア主一週間ぐらい小説の執筆ができなくなります・・・
なので次話は書溜めするか、投稿が大幅に遅れます
そこんとこご了承ください
では次回お会いしましょう〜
一応失踪はしませんのでそこはご安心ください