ツナま!   作:ばすけばすけ

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第31話

チアリーディングのショーも見終わり美砂・円・桜子と合流し出店で買い食いをしながら回っていたが、時間になり8人はお店へと戻ることに。

 

「ッ!!」

 

ツナは嫌な予感がし思わず身震いする。

 

「どうかしましたか?」

 

ツナは周りをキョロキョロと見回していたが、7人が心配そうにツナを見つめていることに気がつき

 

「なんでもないよ。あやかちゃん。追加で材料の注文はできるかな?」

 

「??大丈夫ですが?」

 

ツナは苦笑いを浮かべながらあやかに追加注文をしたいと頼み電話を借りる。途中で最終日だからとエヴァンジェリンを回収しお店に向かう。

 

「おい!私は行かないぞ!この持ち方をやめろ!持つならお姫様抱っこにしろ!」

 

「ハイハイ。これでよろしいですか?」

 

暴れていたエヴァンジェリンだが、要望通りにお姫様抱っこをすると悪くないと言い大人しくなる。

 

お店に着いて18時まではトラブルがなく過ぎていき、20時の閉店後にクラスで打ち上げをするということもありクラスの全員が集結していたが

 

「ヴォオォォォォイーーーー!!」

 

と店内にも響き渡る声が入り口付近から聞こえてきた。

 

「なに?」

 

「すごい声!!」

 

2-Aの面々や店内にいたお客も驚き戸惑う中、入り口の方に目を向けると

 

「沢田ーーー!!」

 

「あらーツナちゃんの格好素敵ね。」

 

「フンッ ドカスが。なに遊んでやがる。肉もってこい。」

 

とてつもなくデカイ声で喋る銀髪の男。モヒカンで腰をクネクネとさせたオカマ。顔に火傷の傷があり銀髪の男が運んできた椅子に座る男がいた。

店内にいたお客は我先にと出ていき、店内には2-Aの面々とツナしかいなくなってしまう。

 

「ツナさんの知り合い?ヒッ」

 

明日菜はツナに確認をするためにツナの顔を見ると、見たこともない表情のツナがいて思わず悲鳴をあげてしまう。ツナは明日菜に気づいて頭を撫でながらごめんねと呟き入口に歩いて行く。

 

「なにしに来たザンザス。スクアーロは五月蝿い。」

 

「ハッ!腑抜けてないか見に来たんだ。その調子なら問題なさそうだな。」

 

「悪いな沢田。うちのボスさんのために肉を用意してくれないか?」

 

「はぁー ちょっと待ってろ。お前らのせいで客がいなくなったんだから責任とれよ。」

 

「それなら問題ないわよ〜。まだ増えるから。」

 

ザンザスとツナが睨み合うがザンザスが不敵に笑うと、スクアーロがツナに近づいて謝罪しながら肉を注文する。ルッスはザンザスの後ろに控えていた。

 

「増える!?」

 

ツナはルッスの言葉に冷や汗をかいて入口を見るといくつもの人影があり

 

「クフフ クハッアハハックハハハハ!!ツナヨシくん。なんですかッゴホゴホックハッ その格好は?」

 

「骸様落ち着いて。ツナさん格好良い。」

 

お腹を抱えながら爆笑している骸と、骸の背中をさすっている凪。

 

 

「ワオ 僕の屋敷で働いて見るツナヨシ?」

 

「恭さん。沢田にリーゼントは似合わないかと。」

 

ツナの格好に関心を示して働いてみないか口説く雲雀と、苦笑いの草壁。

 

 

「にゅにゅにゅ?ツナ似合ってる。」

 

「ハハン ロリコンとはボンゴレも地に落ちましたね。」

 

「バーロー。あいつに性欲なんて感じるのかよ。」

 

「ヤッホー♪遊びに来たよツナヨシくん。」

 

ツナに駆け寄り抱きついてくるブルーベルと呆れている桔梗。ブルーベルに性的な魅力なんてないだろとため息をつくザクロ。ニコニコと手を振る白蘭。

 

 

「ツナさん。遊びに来ちゃいました!」

 

「姫!」

 

「γは過保護すぎよ。」

 

ブルーベルとは逆側に抱きついてくるユニ。そんなユニに焦るγ。焦るγをみてニコニコとしているアリア。

 

 

「ツナ!久しぶりだな!おい!」

 

「ボス。沢田さんももうガキじゃないんだからあんまり撫でるなよ。」

 

ツナを見ると笑いながら頭を撫でるディーノ。そんなディーノにため息をつきながら注意するロマーリオ。

 

 

「ツナさん。ヤバイ!格好良い!」

 

「真美落ち着いて。久しぶりツナくん。」

 

抱きつきたいがブルーベルとユニがいて躊躇いながらも駆け寄る真美。そんな妹を注意する炎真。

 

 

「つっくん。来ちゃった!」

 

「はひ!ツナさん写真を!」

 

「ほー化けるもんねー」

 

ニコニコとしている京子。カメラを構えるハル。ツナの姿に頷きながら感心する花。

 

 

「つっくん。元気にしてた?」

 

「ボンゴレ。久しぶりだな。」

 

ブルーベルとユニに抱きつかれているツナを見ながらあらあら私ももうすぐおばあちゃんねーと呟く沢田奈々。奈々を守るように横に立つランチア。

 

 

「どうしてここに!?」

 

「ブルーベルと真美さんから学園祭があると聞きまして、全員では来れないので各組織から人選して来ました。」

 

「人選してこのメンツ!?何人か人選ミスだよね!!」

 

「あらあら、つっくんたら嬉しいからってあんなに騒いじゃって。大きくなってもまだまだ子供なのね。でもお客さんを待たせたらダメよ。」

 

騒いでいたツナだが奈々から注意を受けると各組織毎に席に案内をする。

①京子・ハル・花

②奈々・ランチア

③ユニ・アリア・γ

④炎真・真美

⑤ディーノ・ロマーリオ

⑥白蘭・ブルーベル・桔梗・ザクロ

⑦骸・凪

⑧恭弥・草壁

⑨ザンザス・スクアーロ・ルッス

 

①〜⑤の安全なメンバーを生徒達に託し、⑥〜⑨をツナが見ることにした。




雲雀さんはツナの仲間の場合は群れることも我慢できるようになってます。

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