とあるのタグ外すべきだろうか。幻想殺ししかとあるの要素がない・・・。
競技祭り当日。俺達二組はぼろ負けするかと思いきや、どんどん勝ち進んでいった。
次の競技は”精神防御”だに。ちなみに選手はルミアだ。
俺はグレンに問いかける。
「この競技は捨ててんのか?」
「いんや。」
おかしい。彼女が得意なのは白魔術のはずだ。
「・・・精神防御の魔法は、魔力とかの問題じゃない。精神防御で必要なのは・・・。」
「”精神力”だろ?」
昔、グレンに習ったことだ。グレンには魔術のいろんなことを教えて貰ったな。
ショックボルトを四節に区切ると、右に曲がることとか。
「よく覚えてたな。だから、このクラスで最も肝の据わっているルミアを出場させたんだ。」
「へぇー。ルミアって、すごい精神力の持ち主なんだな。」
精神攻撃は下手すると後遺症が残る可能性があるから、護衛として彼女から目を話すわけにはいかないな。
彼女の服につけた盗聴器を付ける。あ、普段は付けないからね?更衣室に入った感じになったら消してるから。俺、紳士だから。
すると、雰囲気が他の選手たちと違う生徒との会話が聞こえてきた。
「女がこの競技に参加するなんてな。辛くなったら、すぐにリタイアしろよ。」
「心配してくれてありがとう。ジャイルくん、優しいだね。」
「ふっ・・・。ライバルはいない方が有利だからな。」
「これで私が勝ったら、二組が追い越しちゃうね。」
「ふっ・・・。言っとけ。」
ルミアたんは天使なのですか?追い越しちゃうね。が可愛すぎて臓器吐いちゃうかと思いましたまる。
俺が悶えていると、競技が始まった。
すると、精神攻撃を行う先生が攻撃を開始した。
しばらくすると・・・。
「ルミアたんが壊れる所を見たのじゃぁぁぁああああ!!!!」
なんだ、このじじぃ。セクハラで訴えるぞ。要注意人物に追加だな。
グレンの言った通り、ルミアはどんどん勝ち上がっていた。
最終的にルミアとジャイルの二人が残った。
「最後に、《マインド・ブレイク》を行う。」
⦅マインド・ブレイク⦆か。気を付けないとな。ルミアがあまり無理をしないでくれるといいんだが・・。
変態教師が攻撃を始めた。
「・・・ッ!!」
すると、耐えられなくなったのか、ルミアが膝をついた。
俺はグレンを見る。そして目で伝える。
「ルミア!もういい!・・・二組はここで危険だ。」
会場がざわめいた。このまま続ければ必ず後遺症が残る。
「私は、まだ、やれます。」
ルミアは息が上がっており、明らかに大丈夫ではない。
俺は、ルミアに近づき、言った。
「お前は頑張った。大丈夫だ。お疲れさん。」
グレンが小声で、それだけかよ。と言ってきた。でも、ルミアが微笑んでくれた。
「ありがとう。・・・わかりました。棄権します。ジャイルくんすごいね!」
ルミアがジャイルに話しかけるが、彼は無反応。
「お前、何か言ったらどうだ?」
すると変態教師がジャイルの事をよく観察してから、驚いた。
「ジャイルくんは、立ったまま気絶している!!」
「「「「な、なんだってー!」」」」
立ち姿が完全にラ○ウなんだけど・・・。
結局、精神防御はルミアの優勝で終わった。
そのあと、様々な競技が行われ、午前最後の競技である”格闘無双”が始まる。
クラスの皆から応援の言葉を貰う。
「転校してすぐで悪いけど頑張ってくれよな!」
クラスの中心人物みたいな人が俺の背中を叩きながら、俺に話かけてきた。
「お、おうよ。」
転校してから、いろんなことが多すぎて、クラスメイトとのコミュニケーションを取るのを忘れていた。護衛として、周りから変な目で見られないように、必要最低限のコミュニケーションは取るように心がけよう。そのためには、”格闘無双”で優勝して、皆に話題を提供しよう。
―ルミア視点
「先生。ジンくんを出しちゃって大丈夫なんですか?」
「ん?あぁ、大丈夫だぞ。」
「パワーが桁違いだったと思うんですけど・・・?」
「まぁ、あいつは本気出さねぇよ。つーか、一瞬で終わるから、よーっく見とけよ。」
私は競技を見ることに集中する。この競技は、各クラスの代表が一斉に戦闘を開始する。
全クラスの代表がいるわけだから、一瞬で終わるとは思えないんだけど・・・・。
すると、開始のホイッスルが鳴った。
私は、ジンくんを見る。何か、気怠そうに準備体操してるし。手、抜きすぎじゃないかなぁ。すると、ジンくんが大きな欠伸をする。それを、挑発と受け取ったのか、選手全員が一斉にジンくんに向かった、攻撃を仕掛ける。
さすがに、ジンくんでも全員は無理なんじゃ・・・?
そう思った刹那、ジンくんは選手を全員吹き飛ばした。
どうやら、蹴りで風を巻き起こして、全員を吹き飛ばしたようだ。
その攻撃によって、何人かはダウンしたみたいだ。
これによって、一対全クラス代表のようになった。観客からすると、ジンくんが魔王で、
全クラスの代表が勇者たちに見えてくる。気怠そうに勇者と戦う魔王。なんかシュールだね。
選手はほとんど残っておらず、ジンくんが全員を投げ飛ばしたり、殴ったりして、この競技は終了した。
精神防御ってこんな感じだったっけ?記憶がかなり曖昧だ‥。もう、違う作品として考えて下さった方がいい気がしました・・。