社畜の俺が一色いろはの恩人になるなんて間違っている。 作:ぱぶぃーる
お久しぶりでございます。
なんかぱっと思いついたのでばばばっとかいてしまいました。
それでは、どうぞ。
「ぱぱー、はやくおきろー!」
朝っぱらからどうもうるさいようで。
今日は休日。眠い。
「せんぱーい、もう九時ですよ〜?十時に出るんじゃ無かったんですかー???」
「うぅ、、、あと一時間寝させて、、、」
「もう!パパのねぼすけ!はちまん!」
んっ?八幡って悪口じゃないよね?え??
「分かったから、、、ちょっとまてって。」
かれこれあの時から七年ほどたった。
子宝にも恵まれ、幸せな部類だと思っている。ちなみに今騒がしいのは娘。息子は最近生まれたばっかり。
今日は久しぶりに家族で休日買い物に行こうという話だった気がする。うん。
久しぶりとはいえ、週末は家族で過ごしている。いろはの希望もあるが、俺がそうしたいというのはある。
相変わらずいろはは可愛いし、娘もいろはに似て可愛い。息子もイケメンになるはず。小町がごみいちゃんの腐った目が遺伝してないっぽいからよかったとか言ってた気がするけど小町ちゃん?お兄ちゃんに酷すぎませんかねぇ?
よし、とりあえず出かけるとしよう。
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「せんぱーい!この服とこのスカートあうと思いますかぁ?」
この子、結婚したのに先輩呼び抜けないんだわ。まあ呼ばれ慣れてるしいいけど。
「いろは、お前にはなんでも似合うぞ。、、、、というか綾音の服買いに来たんじゃないの?」
綾音というのは娘の名前。ちなみに息子は裕貴。今日は綾音の服買うから行こうって言われてたはずなんだけどなぁ。。。
「あやね、このピンクのやつが欲しい!」
「おっ、いいじゃん。似合ってるぞ、それ。」
「んふふ、ママ、せんぱいに褒められた!」
いろはがせんぱいせんぱい言うもんだから綾音もたまに俺のことをせんぱいって呼ぶようになった。
二人ともかわいいなぁおい。
「綾音、せんぱいじゃなくてパパでしょ〜」
「えへへ。」
この子、笑う時母親に似てるんだよな。ぺろっとべろ出すとことか。あざと可愛い。
こいつら可愛いからいっつもめっちゃ買わされるんだよね。今日も、、、まぁたくさん。ね?
甘すぎたって?
しょうがねぇだろ!可愛んだから!
「俺の嫁世界一可愛いわ。」
「ふぇっ!?」
おっと、心の声が漏れてしまったようだ。ってか俺誰と会話してんの?
「ととととと、とっ、突然どうしたんですか!こんな人がいっぱいいる前でっ!?」
「すまんすまん。心の声が漏れたわ。だって可愛いからさぁ。」
「うっ、嬉しいけど恥ずかしいです、、、」
「昔のお前ならありえない、、、」
「むぅ、、、またそうやっていじめるー」
「あざとい、、、」
「せんぱいのほうがあざといですし、、、手、繋いでくれたら許します。」
「んぉ?いいぞ。」
手をつなぐというか腕を絡めてくるいろは。ベビーカーちゃんと押してよ?ね?
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「はぁー、つかれたぁー!」
「つかれたな。」
「綾音も裕貴もねちゃいましたね。」
「まぁかなり歩き回ったしな。疲れてんだろ。」
その後、そろってご飯を家で食べ、家族みんなで寝室のベットで横になる。
「ぱぱー!きょーたのしかった!」
「そうか。よかったな。」
「また連れてってね。」
「おう、またな。」
すー、すー、と寝息が聞こえる。どうやら俺以外はみんな寝てしまったみたいだ。
愛しくてたまらない3人の顔を見る。3人とも可愛い寝顔で寝ている。抱きついてくる綾音といろは。裕貴もすやすや寝ている。
俺の家族、世界一だわ。
やっぱ俺の嫁、世界一可愛い。
ひねくれていた高校時代。そんな俺に好意を抱いてくれたいろは。交通事故と偶然で再開、距離を縮めて結婚までした。
多分こんなに可愛いやつには一生出会えないと思う。
ひねくれていた俺は、青春なんて嘘だ。間違っていると言ってきた。
けどこうして見ると、俺って幸せだと思う。
どうやら俺の青春ラブコメは間違ってなかったようだ。
ありがとうございました。これにて、このSSはしゅーりょーです。
おまたせしました。そして長らくありがとうございました。
他のSSも受験が終わったら書きます。
個人的にいろはが一番すきです。完結させられて良かったです。
それでは、みなさん、ありがとうございました。