発:海軍省 宛:トラック泊地鎮守府司令長官 作：戦闘工兵（元）
1917(大正6)年5月5日。東京下町にて桂木智久(ともひさ)、まつ夫妻の第一子として桂木幸一が誕生。
主な出来事。同年11月7日。ロシア革命:ボリシェビキが武装蜂起し、ロシア十月革命（十一月革命）が起こる。ソヴィエト政権が樹立される。
1918(大正7)年。桂木幸一 1歳。
主な出来事。7月22日:富山県で米騒動。8月2日:日本がシベリア出兵を宣言する。11月11日:ドイツが休戦協定に調印し第一次大戦が終結。
1919(大正8)年。桂木幸一 2歳。
主な出来事。1月5日:ドイツのミュンヘンでドイツ労働者党（後の国家社会主義ドイツ労働者党）が結党。1月18日:第一次世界大戦の終結に関するパリ講和会議開催。3月23日:イタリアでムッソリーニが“戦士のファッショ(後のファシスト党)"を結成。4月12日:日本で関東軍司令部条例公布（関東軍設置）。6月28日:ドイツが連合国とヴェルサイユ条約を締結。
1920(大正9)年。桂木幸一 3歳。
主な出来事:1月10日:国際連盟成立。7月16日:八八艦隊計画案が議会を通過。11月15日:八八艦隊計画の第一号艦“長門"が竣工する。
1921(大正10)年。桂木幸一 4歳。
主な出来事。8月10日:フランクリン・ルーズベルトがカナダの別荘にてポリオを発症し、後の生涯を通して下半身が不自由になる。11月4日:原敬首相が東京駅で暗殺される。
1922年(大正11)年。桂木幸一 5歳。
主な出来事。1月11日:糖尿病患者に世界初のインスリン投与が行なわれる。2月6日:ワシントン会議。ワシントン海軍軍縮条約・九か国条約が調印される。4月3日:スターリンがロシア共産党書記長に選出。10月27日:イタリアにてファシスト党がローマ進軍を行い、10月31日にムッソリーニが首相へ就任。12月27日:空母“鳳翔"が就役する。
1923(大正12)年。桂木幸一 6歳。尋常小学校に入学。この年の9月1日に関東大震災が発生。雑貨屋を営む桂木家も罹災。火災で店舗兼住居が全焼するも全員が難を逃れる。
主な出来事。7月13日:ハリウッドにハリウッドサインが設置。9月16日:甘粕事件が起こる。11月8日:アドルフ・ヒトラーの国家社会主義ドイツ労働者党などがミュンヘン一揆を起こす。
1924(大正13)年。桂木幸一 7歳。前年の震災で全焼した自宅の跡地に新居を建てる。
主な出来事。5月4日:パリオリンピック開幕。5月26日:米国で排日条項を含む移民法が成立。日本人の移民が全面禁止される排日移民法が成立。7月1日:日本でメートル法が採用。7月31日:阪神甲子園球場完成。
1925(大正14)年。桂木幸一 8歳。
主な出来事。1月3日:イタリアのムッソリーニが独裁宣言。1月20日:日ソ基本条約締結。2月20日:国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)を再建。3月22日:東京放送局（後の日本放送協会）がラジオ放送開始。4月22日:治安維持法公布。5月5日:普通選挙法公布（25歳以上の男子に選挙権）。6月17日:ジュネーヴ議定書署名（化学兵器・細菌兵器使用禁止）。7月18日:アドルフ・ヒトラーが“我が闘争第1巻"を公表する。11月9日:ヒトラーを保護する組織としてナチス親衛隊が設立される。
1926(大正15年・昭和元年)年。桂木幸一 9歳。
主な出来事。1月15日:京都学連事件で治安維持法が初めて適用される。12月25日:大正天皇が崩御。昭和に改元される（この日から年末まで昭和元年）。
1927(昭和2)年。桂木幸一 10歳。
主な出来事。3月24日:蒋介石の国民革命軍が南京入城の際、諸外国領事館を襲撃する南京事件が起こる。3月25日:空母“赤城"が竣工。4月16日:重巡洋艦“妙高"が横須賀で進水。5月21日:チャールズ・リンドバーグが大西洋の単独無着陸飛行に成功する。
1928年(昭和3)年。桂木幸一 11歳。
主な出来事。6月4日:張作霖爆殺事件が起こる。6月18日:アメリア・イアハートが女性初の大西洋横断飛行に成功。12月4日:横浜沖にて御大礼特別観艦式が開催(桂木がこれを見て海軍への憧れを強く意識するようになる)。
1929(昭和4)年。桂木幸一 12歳。尋常小学校を卒業し、海軍兵学校を目指す為に中学校(旧制)へ進学。
主な出来事。10月24日:ニューヨーク証券取引所で株価が大暴落。世界恐慌の銃爪(ひきがね)となる（いわゆる“ブラック・サーズデー"）。
1930(昭和5)年。桂木幸一 13歳。妹の静子(しずこ)が産まれる。
主な出来事。1月21日:ロンドン海軍軍縮会議が開催。4月22日:ロンドン海軍軍縮会議終結。米英日の3国で軍備制限条約締結。
1931(昭和6)年。桂木幸一 14歳。
面な出来事。3月20日:政治結社“桜会"によるクーデター計画が発覚（三月事件）。8月25日:羽田飛行場(後の東京国際空港)開港。9月18日:中華民国奉天郊外の柳条湖で関東軍が南満州鉄道の線路を爆破。この柳条湖事件に端を発し満州事変が勃発。12月15日:中島飛行機株式会社設立される。
1932(昭和7)年。桂木幸一 15歳。
主な出来事。1月25日:ソ連・ポーランド不可侵条約締結。1月28日:第一次上海事変が勃発。3月1日:満州国が建国宣言。5月5日:上海停戦協定が調印される。5月14日:チャップリン来日。5月15日:五・一五事件発生。犬養毅首相が殺害される。8月2日:ドイツ総選挙でナチス党が圧勝。11月8日:米大統領選挙で民主党ルーズベルトが現職フーヴァーを破り当選。
1933(昭和8)年。桂木幸一 16歳。海軍兵学校の入学試験を受験。20倍超えの倍率を突破し合格する。
主な出来事。1月30日:ヒトラーが独首相に就任。ナチス政権獲得。2月24日:国際連盟が日本軍の満洲撤退勧告案を42対1で可決。松岡代表退場。3月4日:フランクリン・ルーズベルトが第32代米大統領に就任。ニューディール政策始動。3月24日:ドイツ国会で全権委任法可決され、ナチス独裁が確立。3月27日:日本政府が国際連盟脱退の詔書を発布。5月27日:日本と中国国民党の間で塘沽協定が締結され、満州事変が終結する。
1934(昭和9)年。桂木幸一 17歳。4月に海軍兵学校へ入校する。
主な出来事。1月26日:ドイツ・ポーランド不可侵条約が締結される。5月30日:東郷平八郎元帥が死去。8月19日:ドイツ大統領選挙にてヒトラーが当選。総統と首相を兼任する。12月29日:日本が米国へワシントン海軍軍縮条約の単独破棄を通告。
1935(昭和10)年。桂木幸一 18歳。
主な出来事。3月16日:アドルフ・ヒトラーがヴェルサイユ条約を破棄し、ナチス・ドイツの再軍備を宣言する。9月15日:ナチス・ドイツにおいてニュルンベルク法制定(ユダヤ人公民権停止・ドイツ人との通婚禁止)。ハーケンクロイツ旗が正式にドイツの国旗となる。12月9日:第二次ロンドン海軍軍縮会議開催。
1936(昭和11)年。桂木幸一 19歳
主な出来事。1月15日:日本がロンドン海軍軍縮会議から脱退。2月26日:二・二六事件発生。6月26日:世界初の実用ヘリ“Fw61"が初飛行。8月1日:第11回夏季オリンピックがベルリンで開幕。11月3日:米大統領選挙でフランクリン・ルーズベルトが再選。12月31日。ワシントン海軍軍縮条約失効。
1937(昭和12)年。桂木幸一 20歳。
主な出来事。3月19日- 純国産航空機神風号完成。3月28日:神風号が福岡・立川間で試験飛行(2時間2分、時速460km)。4月15日:ヘレン・ケラー来日。4月26日:スペイン内戦中、ナチス・ドイツ空軍がゲルニカを空襲。7月2日:女性飛行家アメリア・イアハートが西太平洋を飛行中に連絡を絶つ。7月7日:盧溝橋事件発生。これが発端となり日本と中華民国間で日中戦争が勃発する。8月13日:上海で海軍陸戦隊と中国軍が交戦(第二次上海事変)。8月15日 :日本政府が国民政府の断固膺懲を声明し全面戦争開始。日本海軍機が南京に対して初の渡洋爆撃を敢行。中華民国が対日抗戦総動員令を発令する。11月6日:日独伊防共協定成立。12月11日:イタリア王国が国際連盟を脱退。12月13日:日本軍により南京城が陥落。
1938(昭和13)年。桂木幸一 21歳。3月16日に海軍兵学校を席次188名中の首席で卒業(65期)。後に桂木を含め、卒業者中118名が戦死する。
主な出来事。3月13日:ナチス・ドイツ、オーストリアを併合。4月1日:日本、国家総動員法公布。10月30日:アメリカでSFドラマ“火星人来襲"が放送される。その中で、演出として「火星人が攻めてきた」という臨時ニュースを流したところ、本物のニュースと勘違いされ、アメリカ中で120万人以上が大パニックに陥る。11月9日:ドイツでユダヤ人迫害開始(水晶の夜)。12月4日:日本軍、重慶爆撃を開始。12月12日:中島飛行機開発の一式戦闘機“隼"が初飛行。
1939(昭和14)年。桂木幸一 22歳。少尉任官。海軍砲術学校普通科へ入校する。
主な出来事。4月28日:ドイツがドイツ・ポーランド不可侵条約破棄を宣言。5月12日:満蒙国境で日本・ソ連両軍が衝突するノモンハン事件勃発。5月22日:独伊軍事同盟締結。8月2日:アインシュタインがルーズベルト米大統領宛へ原子爆弾開発を促す書簡を送付、マンハッタン計画の契機となる。8月23日:独ソ不可侵条約締結。9月1日:ナチス・ドイツ軍とスロバキア軍によるポーランド侵攻。第二次世界大戦勃発。9月15日:モスクワで東郷茂徳大使とモロトフ外相間にノモンハン事件停戦協定が成立。11月30日:ソ連赤軍がフィンランドに侵攻、冬戦争勃発。
1940(昭和15)年。桂木幸一 23歳。砲術学校普通科を修了し中尉任官。長門乗組へ。
主な出来事。3月28日:日本内務省が敵性言語追放を通達。5月10日:ドイツ軍がオランダ王国、ベルギー王国、ルクセンブルク大公国、フランスに侵攻開始。7月:零式艦上戦闘機が制式採用される。7月10日:ドイツ空軍による英本土空襲開始。9月23日:日本軍、フランス領インドシナ北部へ進駐(北部仏印進駐)。日仏印軍事協定が成立。9月27日:日独伊三国軍事同盟が成立する。
1941(昭和16)年。桂木幸一 24歳。大尉任官。日米開戦を長門艦上で迎える。
主な出来事。1月8日:東條陸相が戦陣訓を通達。3月8日:野村駐米大使とハル国務長官が日米交渉開始。3月10日:治安維持法が全部改正される。6月22日:ナチス・ドイツがソ連へ侵攻開始(バルバロッサ作戦)し、独ソ戦が始まる。6月26日:フィンランドがソ連に対して宣戦を布告し継続戦争が勃発。7月25日:アメリカが在米対日資産を凍結。7月28日:日本軍、フランス領インドシナ南部へ進駐(南部仏印進駐)。8月1日:アメリカが石油の対日輸出全面禁止を発表する。11月23日:南雲機動艦隊が単冠湾に集結。11月26日:ハル国務長官が日本側乙案を拒否。中国撤兵要求を提議（ハル・ノート）。同日:南雲機動艦隊が単冠湾を出港。11月27日:大本営政府連絡会議が「ハル・ノートは日本に対する最後通牒である」と結論付け、日米開戦が濃厚に。12月8日:日本軍のマレー半島上陸および真珠湾攻撃で太平洋戦争(大東亜戦争)が開戦。日本、対米英宣戦布告。12月10日:マレー沖海戦。日本軍がグアム島を占領。日本軍がルソン島に上陸。12月16日:日本軍が英領ボルネオに上陸。呉海軍工廠にて戦艦“大和"が竣工する。
1942(昭和17)年。桂木幸一 25歳。長門乗組→大和乗組(ミッドウェー)→霧島乗組(第二次ソロモン海戦・南太平洋海戦・第三次ソロモン海戦)
主な出来事。1月18日:ベルリンで日独伊軍事協定調印（米国西海岸を日本、米国東海岸を独伊の作戦地域と決定）。2月4日 :ジャワ沖海戦。2月14日:パレンバンに日本軍落下傘部隊降下。2月15日:日本軍がシンガポールを陥落させる。3月1日:バタビア沖海戦。日本軍がジャワに上陸。4月18日:米軍がドーリットル空襲により日本本土初空襲に成功。6月5日:ミッドウェー海戦（〜6月7日）。日本軍の敗北により太平洋戦域での形勢が逆転する。8月5日:戦艦“武蔵"が竣工。8月9日:第一次ソロモン海戦。8月13日:米国でマンハッタン計画開始。8月24日:第二次ソロモン海戦。10月26日:南太平洋海戦。11月8日:連合国軍が北アフリカ上陸作戦(トーチ作戦)を開始。11月12日:第三次ソロモン海戦(〜11月15日)。11月22日:ドイツ軍がスターリングラードでソ連軍に包囲される（スターリングラードの戦い）。12月31日:大本営がガダルカナル島撤退を決定する。
1943(昭和18)年。桂木幸一 26歳。愛宕乗組(ケ号作戦:2月1日から7日にかけて行われたガダルカナル島撤退作戦)→武蔵乗組(トラックから本土へ山本五十六の遺骨を運ぶ為)→砲術学校高等科へ入校
主な出来事。2月1日:ガダルカナル島から日本軍撤退（以後4日および7日に実施）。2月2日:スターリングラード攻防戦でソ連軍に包囲されていたドイツ第6軍が降伏。4月18日:山本五十六大将、ブーゲンビル島上空で米軍機の攻撃を受け戦死(海軍甲事件)。5月2日:戦艦“日向"の航空戦艦への改修が開始され、11月30日に完成する。5月21日:大本営が山本五十六の戦死を発表。5月29日:アリューシャン列島のアッツ島で日本海軍守備隊が玉砕。6月5日:日比谷公園にて山本五十六大将の国葬。6月8日:戦艦“陸奥"が呉港沖柱島泊地に停泊中、爆発事故を起こし沈没。7月5日:ドイツ軍とソ連軍の間でクルスクの戦い始まる。7月25日:イタリアでムッソリーニ総統が失脚。ピエトロ・バドリオが首相就任。8月27日:クルスクの戦いが終わり、ソ連軍がドイツ軍へ大打撃を与える。9月8日:イタリアのバドリオ政権が連合国に無条件降伏。9月30日:御前会議にて“今後執るべき戦争指導の大綱"を決定。絶対国防圏設定。11月22日:ルーズベルト、チャーチル、蒋介石の米英中三国首脳によるカイロ会談開催。11月23日ならびに25日:ギルバート諸島のマキンの戦い、タラワの戦いにて日本海軍陸戦隊が玉砕。11月28日:ルーズベルト、チャーチル、スターリンの米英ソ三国首脳によるテヘラン会談開催。
1944(昭和19)年。桂木幸一 27歳。砲術学校高等科を修了し少佐任官。武蔵乗組(レイテ沖海戦)→長門乗組→横須賀鎮守府勤務
主な出来事。1月2日:米軍がニューギニア島のグンビ岬へ上陸。1月4日:モンテ・カッシーノの戦い開始。1月7日:大本営がインパール作戦を認可。1月14日:ソ連軍がレニングラードとノヴゴロドで攻勢を開始。1月20日:イギリス軍がベルリンを空襲。2300トンの爆弾を投下。1月24日:大本営が大陸打通作戦を命令。1月30日ならびに31日:米軍がマーシャル諸島マジュロ環礁へ侵攻、翌日には同諸島クェゼリン環礁に上陸する。3月8日:日本軍がインパール作戦を開始。3月31日:連合艦隊司令長官古賀峯一海軍大将が殉職（海軍乙事件）。4月17日:日本軍が大陸打通作戦を開始（翌年1月まで）。6月6日:連合軍によるノルマンディー上陸作戦（オーバーロード作戦）発動。6月11日:米軍がサイパン島を含むマリアナ諸島に空爆開始。15日にサイパン島へ上陸。7月7日:サイパン島で日本軍守備隊が全滅。9月8日:ドイツがV2ロケットによるロンドン攻撃を開始。10月23日〜25日:レイテ沖海戦。11月7日。アメリカ大統領選挙でフランクリン・ルーズベルトが4選される。11月24日:マリアナ諸島サイパン米軍基地から飛び立ったB-29が東京を初めて空襲
。
1945(昭和20)年。3月9日〜10日未明に掛けての東京大空襲で両親と妹が亡くなる。横須賀鎮守府勤務→大和乗組。4月7日:桂木幸一 満27歳で戦死。死後、中佐に。
主な出来事:1月18日:最高戦争指導会議で本土決戦体制を決定。1月19日:ソ連軍がドイツ国境に到達。1月22日:米国でフランクリン・ルーズベルトが大統領4期目を開始。2月4日:ヤルタ会談開催。ルーズベルト、チャーチル、スターリンが対日本戦について協議する。2月18日:アメリカ軍が硫黄島に上陸。2月23日:アメリカ軍、フィリピンのマニラを占領。3月10日:アメリカ軍が東京を空襲(東京大空襲)。死者は約10万人。3月16日:硫黄島守備隊司令官栗林忠道中将が東京へ訣別電報を送る。3月26日:硫黄島で最後までアメリカ軍に抗戦していた栗林中将配下の部隊が全滅（硫黄島の戦い終結）。アメリカ軍が沖縄県慶良間諸島の座間味島に上陸（沖縄戦が始まる）。4月7日:鈴木貫太郎内閣成立。第二艦隊が沖縄へ向かう途中、坊ノ岬沖海戦で大和が沈没する。4月12日:ルーズベルト米大統領急逝。ハリー・S・トルーマン副大統領が第33代大統領に昇格。4月20日:ソ連軍がベルリン東北郊外に迫り、市街へ砲撃を開始。4月27日:ムッソリーニらが逮捕。翌日に銃殺される。4月30日:ドイツ総統ヒトラーと妻エヴァ・ブラウンが自殺。遺言によりカール・デーニッツが大統領、ヨーゼフ・ゲッベルスが首相へ就任。5月8日から5月9日:ベルリンにおいてヴィルヘルム・カイテル独国防軍最高司令部総長が参加し、降伏文書の批准式が行われる。5月15日:スロベニアでの戦闘が停止し、第二次世界大戦におけるヨーロッパ戦線が終結。6月21日:アメリカ軍が沖縄を占領。6月23日:沖縄守備軍司令官牛島満が摩文仁司令部で自決。沖縄戦が終結。7月16日:アメリカ、ニューメキシコ州アラモゴードの実験場で史上初の原子爆弾の爆発実験に成功。7月17日-ポツダム会談開始。トルーマン、チャーチル、ソスターリンらが参加。7月26日:ポツダム宣言発表。連合国は日本へ降伏を要求するも28日に日本政府は黙殺する声明を出す。8月6日:午前8時15分。米軍が広島市へ原子爆弾投下。8月7日-日本海軍が初の国産ジェット機“橘花"の試験飛行を実施。8月8日:ソ連が日ソ中立条約を破棄、日本へ宣戦布告。8月9日:未明にソ連軍が満州へ侵攻。対日参戦開始。午前、ポツダム宣言の受諾の可否について最高戦争指導会議が開かれる。午前11時02分、米軍が長崎市へ原子爆弾投下。深夜、ポツダム宣言の受諾の可否について御前会議が開催される。8月15日。正午、ラジオで玉音放送が流れる。
9月2日:東京湾上の戦艦ミズーリ艦上で重光葵、梅津美治郎らが降伏文書へ調印。第二次世界大戦が終結する。
※現実では、海兵65期の卒業者は187名。戦死者は62.5％になる117名。尚、首席は故 卜部章二氏(最終階級少佐)である。