夕焼けに誓う幼馴染達 作:椿姫
水着イベントでひまりが出て来た!というわけでコレは書かずにはいられなくなり大急ぎで編集しました。誤字脱字あるかと思いますがそれでも見てってもらえると嬉しいです。
雄天side
今日はみんなでSPACEに集まって練習中。もうすぐ夏の音楽フェスティバルがある訳だからみんな一生懸命やってる。僕はと言うとみんなの演奏を見ている。しっかし暑いな〜セミもうるさくて如何にも夏って感じだな…あ、演奏終わったみたいだ。
「みんなお疲れ様。ハイこれ」
僕はそう言ってみんなに飲み物を渡していく。順番に渡していくと
「ゆうまぁ〜」
暑くて今にも溶けそうになってるひまりの声がする。どうしたの?と聞くとキャップを開ける気力もなく、飲ませて〜と言いながらペットボトルを差し出してきた。
「はぁ…しょうがないな…そこ座って」
と言ってひまりを座らせてペットボトルのキャップを開けてぐびぐびと飲ませる。飲み終わると
「ありがとゆうまぁ〜」
「どういたしまして。ってかキャップくらいは開けようよ?」
「やだ。暑い」
「おいこら」
そんな会話をしてるとみんなも暑いと口々に言う。そりゃそうだよ今日は34~5℃位いってるんじゃないかってニュースでも行ってたし。
「そう言えば音楽フェスティバルって場所どこなの?」
「あぁ、確か海でやるって言ってたな」
海。その言葉にひまりが反応する。
「ねぇねぇみんな、週末海行こうよ!」
『え?』
ひまり以外僕も含めてみんなキョトンとしてしまう。
「だって夏だよ!夏って言ったらビーチバレーとか海水浴とか白い砂浜とかゆうまとイチャイチャとか……!!」
「ちょっと待ってひまり。最後個人的欲だよね?」
「ひーちゃん欲望丸出し〜」
僕とモカのツッコミをスルーして話を続ける。まぁ、海は行ってみたいな。どのくらい行ってないんだろうなぁ…
「ねぇねぇ行こうよ!」
「モカちゃんはいいよ〜溶けちゃうし肌焼けちゃうし」
いや溶けないから。
「そんなぁ、あ、つぐは!?一緒に行くよね〜?」
「ゴメン、週末は用事が……」
「うぅ、と、巴は〜?」
ひまりが次々と聞いていく。もしかして全員に聞くつもりか?
「アタシもちょっとな。商店街で夏祭りあるし祭太鼓もあるからさ。ゴメンなひまり」
「蘭は!?」
「バイト」
即答でした。そして次は当然僕の方に来るわけ。
「ゆうまぁ〜お願い」
「………」
何だかひまり以外の視線を感じる。チラ見するとみんながお願いしますと頼み込んでいた。
(おいいいいぃ!?ちょっと皆さん!?サラッと僕を生贄感覚で差し出そうとしてない!?確かにひまりとは海行ったことないし行ってみたいけどさぁ!順序ってモノがあるでしょぉぉ!)
(大丈夫だよマー君……)
(モカの声が直接脳内にっ!?)
(グレートなマー君なら、出来る!)
(何がなの!?何がグレートなの!?そこもうちょっと具体的に!!)
そんな●ョジョ会話もどきを繰り返し、
「しょうがないなひまりは、僕は海行くよ。週末でいいんだっけか?」
と言った。ひまりは、ホントに!?と言ってきたので本当だよ。と返した。
「やったぁー!ありがとゆうまぁ!は!こうしちゃいられない!水着買ってこなきゃ!じゃあみんなまたねー!」
ひまりは目にもとまらぬ速さで走っていった。
「マー君ナイスー」
「棒読みで言わないで!?」
ひまりside
やったやったぁ〜ゆうまと海〜そうだっ!思い当たる人いっぱい誘おっと♪ふふふ♪まずは…リサ先輩で!
私はリサ先輩に電話をかけた。
「あ、もしもしリサ先輩ですか?」
『あれ?ひまりじゃーん!どうしたの?』
「実は週末海行くことになって、先輩も行きます?」
『え?ホントに!?アタシも行きたーい!週末駅前集合かな?』
「あ、ハイ!」
『りょーかい!』
そう言ってリサ先輩は電話を切った。
「さ〜て、新しい水着を買わないとね!うふふ、ふふふふっ♪」
私はショッピングモールまで走っていった。
リサside
「ところでリサ、さっきの電話って誰からだったんだ?」
アタシが電話し終わるとカズトが聞いてくる。
「さっきひまりから電話来てさ。週末海行かないかって」
「上原から?へぇ〜女子2人で良いじゃん、行ってきなよ」
「え?カズトも行くでしょ?」
「は?なんで俺が行く前提で話を進めてんの?」
「いーじゃん減るもんじゃないしぃ〜そう言えば雄天クンも来るらしいよ?」
「雄天も?」
「この際だから、ね?」
「ハイハイわかったわかった」
「よし!じゃあ今から水着を買いに行こーカズト、来て!」
「俺は待ってるからリサ行ってきなよ」
「なんでー!?カズトが選んでよ〜!?」
「いや、だってさ……」
カズトは1拍置いて
「買い物行くから付き合ってって来てみれば荷物持ちさせられた挙句こんなに物買っておきながらまだ買うのかよ!?リサ!頼むから俺を休ませてくれ!」
そういうカズトはアタシの沢山の荷物を持ちながらアタシに意見する。
「もーちっちゃい事は気にするな〜ってテレビの人も言ってたじゃ〜ん?」
「これちっちゃい事じゃねーよ!?あとその人のネタ古いから!!」
そんなわけで水着を買わなきゃね!
「カズト、ほらほら早く!」
「リサ〜頼むから少しだけでいいから持ってくれぇぇぇ〜!!」
雄天side
〜1週間後〜
駅前に僕とひまりと何故か縄で縛られてる和都とリサ先輩と白金先輩にあこがいた。ひまりに事情を説明すると他にも呼んじゃった♪テヘッ♪との事らしい。ってか和都はなんで縛られてんの?そう思ってると向こうから声をかけてきた。
「雄天ぁ、た、助けてくれ…」
「和都?どうしてそうなったの?」
「俺が聞きてぇよぉ…ってかリサ!早く解け!」
「解いたら逃げちゃうでしょ?あ、あんなとこにゴキブリと蛾が」
「ヒィぃぃぃ!嫌だァァァ!」
……和都、ドンマイ。
「それじゃぁみんな揃ったわけだし海に出発だー!」
『おーーー!』
リサ先輩とあこはもうノリノリだな。和都の方は…
「ワトハ、ゴキブリ、キライデス…」
あ、ダメだなあれ。そう思ってるとひまりが僕の腕を引っ張ってきた。
「早く行こ、ゆうま!」
ま、今日はとことん楽しむか!
「うん、行こっか!」
駅前の電車に乗って1~2時間くらいは暇だったから僕は白金先輩と某戦略型カードゲームをした。ってか白金先輩強すぎる。
『ルナの負けだよ』
『おまえに負けるなら悔いはないさ!』
『想像以上ね…降参よ…』
…これで何連敗だ僕?6から先は数えるのやめたよ。白金先輩すげードヤ顔してる。
「りんりんすごーい!」
「……これで15連勝…ですね…?」
「お願いですからリアルな数字言わないで先輩!僕の心が折れそうです!」
「ゆうま!心が折れたら私に飛び込んできて!!むしろ今でもいいよ!?」
「雄天クンとひまり仲良しだね〜。ね、カズト?」
「いつになったらちゃんとワトって呼ぶんだか…」
そんな話をしていると電車の窓からうっすらと潮風が入ってくるのがわかった。ひまりが窓の外を見ると海だー!とはしゃいでいた。
海に着いてからは僕と和都はパラソルなどを建てて拠点を作っている。その間にひまり達は水着に着替えてくるとのこと。
「和都も来るなんて意外だったよ?」
「俺は来たくてきたんじゃない!リサに連行されたんだよ!」
「お、おう…そう言えばリサ先輩のこと呼び捨てにしていいの?」
「あ、言ってなかったな。俺とリサ、ここにはいないけど友希那は幼馴染なんだよ。年一つ違うけどな」
なんか和都の意外な1面を知ったな。学校では完璧人間なのに虫が嫌いだってこととかリサ先輩達と幼馴染だったってこと。
「おーいゆうまぁー!」
「カズトぉー!」
後ろからリサ先輩とひまりの声がする。振り向くとそこには天使がいた。
『お、おぉぉ…』
僕と和都は思わず声を揃えて走ってきた2人に魅入ってしまう。
「えへへ♪どう?ゆうま似合う?」
ひまりの水着はピンクの水玉模様が入っていて僅かなフリルがある水着だ。とても似合ってる。そ、そして思わず胸に目がいきそうになる。相変わらずデカイな…
「凄く似合ってるよ、ひまり」
「やったぁーありがとゆうまぁー!」
ひまりがいきなり僕に抱きついた。ちょっとひまり!?直に胸があたってるって!!
和都の方を見ると和都も同じことになってた。お互い様だな…
「あー!もうリサ姉とひーちゃん来てる!!早ーい!!」
その時あこの声がした。あこの水着もあこらしくてとても似合っていた。昨日リサ先輩と会って一緒に行くってことになったとか。…あれ?
「あこ、白金先輩は?一緒に着替えに行ってないの?」
「来てますよ?でもりんりん恥ずかしがってて…」
あこがそう言うと木の影に隠れてる白金先輩がいた。あこが白金先輩のとこまで行って引っ張ってくる。
「りんりん恥ずかしがっちゃダメだよ?ほらぁ」
「あ、あこちゃん……そんなに引っ張らないで…転んじゃうから…」
白金先輩はあこに引っ張られて僕達の前に来る。そして水着を見てみんな驚いた。それもそのはず。めちゃくちゃスタイルがいいのだから。
「そ、そんなに見ないでください…恥ずかしいです…」
「やっぱり燐子ってスタイルいいよね…」
「そんなことないですよ…」
「良いなぁ〜あたしも燐子さんみたくなりたいなぁ…」
おい待てひまり。今なんて言った?燐子さんみたくなりたい?そんなことになってみろ?僕の頭がどうにかなりそうだよ!今でさえひまりは充分スタイルいいのにもっと良くなったら凄いことになりそうだよ!
「まぁみんな来たことだし、とにかく遊びますか♪」
リサ先輩がそう言うとひまり達はおー!と言って海に突貫して行った。僕と和都はパラソルなどを建てて疲れた為シートに座り込む。
「ふー。疲れた…」
「なぁ。雄天は遊びに行かないのか?せっかく海きたんだからよ」
「僕は疲れたから休憩してたいよ…和都の方こそ行ってきなよ」
「俺は連行されて来たからな?だから俺はパラソルの日陰で静かに過ごす!」
そう言って和都は持ってきた荷物の中からパソコンとWi-Fi端末を取り出し……ってパソコン!?完全にネトゲする気満々じゃん!!
「和都君……Wi-Fi端末持ってきてくれたんですね…私もパソコン持ってきたのでネトゲ…します?」
「じゃあ俺らはそうしましょう!イベントどこまで進みました?」
「実は…」
白金先輩と和都はネトゲを始めてしまった。外まで来て何してんだか…僕がそう思ってると
「ゆーうまー!ビーチバレーしようよー!」
ひまりが駆け寄ってきた。腕を引っ張っられてリサ先輩たちの方に連れられる。
「はやく、はやく♪」
「ひまり、僕あまり日焼けとかしたくないんだけど…」
「大丈夫だよゆうま♪」
〜数分後〜
「っしゃあ打ってこいよオラぁぁぁ!!!!」
もうかれこれ20分以上俺はひまり達とビーチバレーをしている。え?何でやってるかって?ハチマキを巻かされて無理くりってとこだ。まさか腕を拘束されて無理矢理ハチマキ巻くなんて誰が想像できるよ!?
まぁそんなことはさておきビーチバレーが終わった。俺も終わったのを確認しハチマキをほどく…
「ふへー。疲れたぁ…」
疲れたし腹も減った。そう言えば和都と白金先輩は…僕がパラソルの方に目をやると
「あ!燐子さん!そこで使いますか必殺技!?」
「早めに倒した方が良いと思うよ…」
「この敵は必殺技吸収するタイプで……」
「え?」
まだネトゲをやってた。でもやっぱり2人も腹が減ってたみたいで海の家に行くことになった。
全員が海の家に行き注文しようとするとそこには1日店長になっていたパスパレの彩さんがいた。そしてネトゲのイベントもやってたらしく人が大賑わいだった。彩さん目当ての人もいるだろうけど。それでも人が足りなくて手伝って欲しいと言われ臨時で手伝うこととなった。リサ先輩と僕は厨房に行き和都とひまり、あこが注文を貰い燐子さんはドリンクを作っていた。
手伝ってくれたお礼として最後にホントの店長が「俺の奢りだ!食いたいもの言ってくれ!」ってことでみんなで沢山焼きそばとかたこ焼き等を食べた。
その後はみんなで記念撮影をすることに。彩さんもいれて7人で夕焼けをバックに写真を撮った。この夏いい思い出を残せてよかったと心の中で僕は思った。それから電車内では疲れていたのか僕とひまりを除いて全員寝てしまっていた。
「楽しかったねーゆうま!」
「そうだね。今度は蘭達も一緒だといいね?」
僕がそう言うとひまりは電車内に入ってからずっと握ってる僕の手に少し力を込める。そして僕の事をじっと見て
「蘭達もだけど………次は……ゆうまと、2人きりで行きたいの…ダメ?」
と言ってきた。顔が赤くなっていくのが自分でも分かる。僕は思わず頷いた。
「約束だよ?」
ひまりはそう言って顔を近づけてきた。そして
「ん♡」
「っ!?」
キスをしてきた。突然の事で頭の整理が追いつかない。
「ひまり?い、いきなり何を……」
「約束のキス、かな?」
「みんないるとこでそれは…」
「リサ先輩も寝てるからいーじゃん?それとも、誰もいない2人きりだったらキスとかも構わないってこと?」
「そ、そういうわけじゃ……」
「じゃあどういうわけなのかなぁ〜、ゆうま?」
ひまりの質問に恥ずかしくなって窓の方を向き、寝ようとする。するとひまりはいきなり抱きつく。
「ちょっと、ひ、ひまり!?」
「ぎゅーしててあげるから寝ていいよ?」
「寝れないでしょいくら何でも////」
はぁ…もう色々疲れたな…
ひまりside
もうゆうまったら、寝ないって言っておきながら寝ちゃうんだから…ホント寝てる表情かわいい♪
今は私の膝枕ですーすーと寝息をたててる。頭を撫でると時折反応を見せてくれるあたり萌えてしまいそうになっちゃう。
「ゆうま、大好き」
みんな寝ていて私達以外お客さんのいない車内でそう呟く。ゆうまのおかげで、最高の思い出が出来ました♪
「今度は2人で来ようね?…約束だよ?」
あたしは寝てるゆうまの唇に軽くキスをした。
ひまりの☆3が欲しい!欲しい!カワイイ!最高です!でも当たらない!
今日から始まった新イベント皆さんどこまで行きましたでしょうか?僕はストーリー全部見てもう大満足です!
ひまりと海…考えただけでwktkが止まりません!
※活動報告にて番外編アンケート行っております。