夕焼けに誓う幼馴染達   作:椿姫

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今日の15時からイベントが始まりました。僕は気長にポイントを貯めていこうと思います。

お気に入り登録して下さったセイさん、クロンSEEDさん、ライミさん、はるかずきさんありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
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それでは第4話になります



第4話「幼馴染が泊まりに来る」後編

ひまりside

 

「うふっ♪うふふ」

 

私、上原ひまりは今現在作戦を練っています!え?何の作戦かって?勿論、ゆうまにどうやって抱きついちゃおうか作戦なのだー!普通にだきつこうとするとゆうまったら警戒態勢に入っちゃうんだよなぁ〜何で警戒しちゃうのかなぁ?小さい時はそんなこと無かったのにぃ〜。ん〜何かいい方法は……

 

ーー10分後ーー

 

「あっ!」

 

いいこと思いついちゃった♪これならゆうまは油断しちゃうぞぉぉ〜。

では、上原ひまり、これから作戦を実行する!

 

「むふふっ♪むふふふふ……」

 

 

 

 

雄天side

 

「っはぁぁぁ、サッパリしたァァ」

 

風呂から上がってひまりのいる2階の部屋に向かう。無論、僕の寝室だ。

 

「そう言えば今回はひまり、騒がしくなかったな、昔は僕の部屋を物色しまくって物音がしたんだけど」

 

まぁ静かにしてくれることに越したことは無い。僕は部屋の前に立ちドアをノックする

 

「ひまりー?入るよ」

 

ガチャッ

 

「…………」

 

目の前では、ひまりは寝ていた。うん。それは構わないんだけど……

 

「…何故僕のベッドで寝てるんだ?」

 

布団で寝るようにって言ったはずなんだが…そんなことを考えながら僕は敷布団の方に手を掛けようとした瞬間、

 

ガシッ!!

 

「?」

 

腕を掴まれた。イヤイヤ、ひまりは寝ているはずだ(僕のベッドだけど)そんな訳ない。そう思って掴んでいる方を向くと、

 

「むふふ、つーかまーえた♫」

 

あ、寝たフリですか…そりゃあ分からないよ。

 

「罠だ! 粉バナナ!!」

 

僕は思わずデ●ノートの迷言を叫んでしまった。あ、死神なんて見えてないです。新世界の神とかも目指してないです。ハイ。

 

「?」

 

意味が分からなかったからなのかひまりはそのまま掴んだ僕の腕を引っ張ってベッドにインさせた。しかも布団を被せその中にひまりも入ってくるというおまけ付きだ

 

「やったぁ!作戦大成功!」

 

「くぅ、だ、騙されてしまった…」

 

悔しがっているとひまりが手を握って来た

 

「…ゆうまの手、あったかいね♪」

 

ひまりが笑顔で僕に言ってくる。堪らずに僕もひまりの手を握り返した

 

「ひまりの手も、あったかいよ?」

 

「…ありがとゆうま♪」

 

暫くの間、僕とひまりは手を握った状態で見つめ合った。時々恥ずかしくなって目を逸らしたりもした。

 

…時間は23時をまわっていた。流石に眠くなったのか僕とひまりは同時に欠伸をしてしまった。堪らずお互いに笑ってしまった

 

「ひまり、そろそろ寝よっか?明日はバンド練習もあるし」

 

そう言って部屋の電気を消して布団に戻る。

 

「ねぇ、ゆうま、あたしが寝るまででいいからさ……」

 

「ん?何?」

 

ひまりが耳元で囁く。

 

「抱きしめて」

 

「え?」

 

突然過ぎて頭の整理が追いつかない。そこにひまりが追い討ちの如く再び囁く

 

「ゆうまは、私を抱きしめるの、嫌なの?」

 

そ、そんなことを耳元で囁かれたら…

堪らず僕はひまりを抱きしめた。

 

「嫌なのかって?…嫌なわけないじゃん」

 

抱きしめたのが分かったのかひまりも腕を回してきた。ひまりの体温が直に伝わってくる。抱きしめているからかいつもよりドキドキしてしまう。顔も近いし…ま、それはひまりもだと思うけど…

 

「しかしなぁー」

 

「ん?どうしたの?ゆうま」

 

ひまりの吐息が耳にかかる。お、落ち着け僕…

 

「After glowのリーダーであるひまりが異性とこんなことしてるって分かったら、蘭達や他のファンはどう思うんだろうね?」

 

ひまりは頬を膨らませた後に再び耳元で囁く。

 

「ゆうまは特別。だからいいの/////」

 

顔を見るとすっごい恥ずかしくなってるのがわかる。ってか僕は特別って…ひまりの事が好きなのに、よ、余計意識しちゃうじゃないか!

でも今は、この幸せな時間に浸っていたい。僕は静かに目を閉じた…

 

 

ひまりside

 

私が寝るまででいいからって言ったのにゆうまったら、もう寝ちゃってる。小動物のような寝顔はいつまで見てても飽きない。スースーと寝息をたてている。

 

「ふふっ♪カワイイなぁ♪」

 

私は寝ているゆうまの前で独り言のように呟く

 

「私はゆうまのことが好き。蘭達と練習したりする時とかもゆうまのことを考えちゃうの。ゆうまは私のことをどう思っているかはわかんない。けどもし、ゆうまに伝える時が来たら、その時は、返事を…聞かせてね?」

 

ーーゆうま、大好き♡ーー

 

私は寝ているゆうまの唇に自分の唇をそっと重ねた。恥ずかしくなって顔が赤くなったのが自分のでも分かる。今はこの幸せな気持ちに浸っていたい。寝ているゆうまのことを抱きしめあたしは目を閉じた……

 




UPするのが遅くなってしまった!
え?何で遅くなってしまったかって?保存していたデータを間違えて消してしまって大急ぎで書き直してました。
コメント、評価、感想お待ちしています!

さて、ガルパのイベントを進めなくては……っあ!次回はAfterglow個別エピソードを予定してます。それでこれを最後まで見てくれた皆様に次回はつぐみか巴、どちらの個別エピソードが先に見たいか教えて頂きたいです。蘭は最後で考えてます。

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