夕焼けに誓う幼馴染達   作:椿姫

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アンケート結果、4番になりました。アンケート協力してくれた方々ありがとうございます!!4番以外の話は番外編かそのまま本編で掲載予定です。(掲載予定です。大事なことなので、二度言いました)


第13話「ひまりと1日イチャイチャデート!?」

ーショッピングモール前ー

 

僕は今、学校から少し離れたところにあるショッピングモール前の広場にいる。ここで人を待っているからだ。たまには休日に出かけるのも悪くは無いな。時計を見る。

 

「もうすぐ13時か……」

 

待ち合わせの時間は13時の噴水前。そろそろ来る頃だろう。

 

「ゆーうまー!」

 

声の方を振り向くとひまりが手を振りながら僕の方に走ってくる。

 

「ごめんねぇゆうまぁ。待った?」

 

「全然待ってないよ?大丈夫だよ」

 

「えへへぇ。ねえねえゆうまぁ」

 

「どうしたの?ひまり」

 

「私の服どう?似合ってる?」

 

ひまりがそのばで軽く一回転して僕を見つめる。

ひまりの服はとても可愛らしかった。白い半袖シャツの上から薄ピンク色の長袖を着ている。下の方はグレーのスカートを履いている。そしてなんと眼鏡という組み合わせだ。正直似合いすぎてヤバい。色んなモノがどうにかなりそうだった。それと相変わらず服越しから分かるほどの胸。

 

「うん。すごく似合ってるよ。ひまりは可愛いからどんな服を着ても似合うよ」

 

正直に思ったことを言う。ひまりは少し顔を赤らめてからこっちを見つめて笑顔で、

 

「ありがとゆうま♡」

 

と言ってきた。その笑顔は何回も見ているのにドキッとしてしまう。

 

「じゃあ、行こっか?」

 

そう言ってひまりは僕の手を握りそのまま腕に抱きつく。こんな風にされると発達した柔らかい胸の感触が直に僕の腕に伝わってくる。顔も近いしそれに、いい匂いが、する…。ドキドキしながらショッピングモールに入っていった。というか何故こんな事になったのかと言うと簡略化すれば、ひまりが追試終わったからご褒美欲しいって言ってきたからである。まぁ頑張ったからいいか。

 

 

 

ーショッピングモール内ー

 

中は相当広い。1階から6階まであるこのショッピングモール。迷子になったら大変そうだな…。僕はそう思いながら行き先を考えてる。ひまりは店に入る時以外ずっと腕に抱きついたまんまだ。

 

「ひまり、行きたいとこある?」

 

「んっとねぇ……」

 

そう聞くとひまりは店の方を指さして、

 

「あそこのスイーツ専門店行きたいな♪」

 

そう言って一緒に入る。

 

「いらっしゃませー!カップルのお2人様入りマース!!」

 

店員がそう言うと店内やキッチンから(*σ´³`)σヒューヒューと声が聞こえた。カップルって…そう見えるけども僕ら付き合ってないんだよ?

 

「ひまり、何食べたい?僕が奢るよ?」

 

「えっ!?ホントに?ありがとゆうま!じゃあ…」

 

そう言ってひまりが頼んだのはチョコレートパフェだ。喜んでもらえて良かったよ。ってかひまり、スゴイ目をキラキラさせてる…

 

「ゆうまも一緒に食べよ?」

 

と言ってきたので僕も食べることにした。数十分後食べ終わってひまりの方を見るとすごく満足している。

 

「美味しかったぁ〜ね?ゆうま」

 

「うん。美味しかったね。あ、ひまり」

 

僕はひまりに近づく。そして頬についてるクリームを取り、口に含む。

 

「クリーム、付いてたよ?」

 

その行動に驚いたのかひまりは顔を赤くしたまんま硬直した。正直自分でやって恥ずかしかった。周りのカップルや他のお客さんはというと、暖かい目で見てたり羨ましがってたり、リア充爆発しろとか呟いてたし1番びっくりしたのが店内で吐血しながら写経し始めたからな…とんでもない状況だったな…

僕は恥ずかしがってるひまりに声をかける

 

「じ、じゃあ、次、行こっか?」

 

ひまりは頷く。僕は会計を済ませひまりと店を出る。次に行きたいところはある?って聞いたらひまりは、

 

「恥ずかしがらせた罰としてあたしの新しい服をコーディネートすること!!」

 

と言ってきたので洋服店に向かった。ひまりに似合いそうな服を5、6着ほど選び渡したらひまりは機嫌を直してくれたので良かったよ…もちろんこれは僕の自腹です。はい。

その後は屋内スポーツセンターに向かった。ひまりはテニス部に所属しているからか僕とテニスがしたいって言ってたので、特殊ルールでやった。特殊といっても1ゲーム5点で先に1セットとった方の勝ちという感じだ。他のお客さんもいたからな。どっちが勝ったかと言うと、言うまでもなくひまりの勝ちだ。プレイはもちろんの事、ひまりがサーブするたびに胸揺れるんだもん。目がいってしまうよ。それを見てた男性客は、「ウェェェェェェェェェェイ!!!!!!」

と言いながら鼻血噴出沙汰で盛り上がってたな。その後は用品店にも向かって色々と部活道具を買い揃えたな…念のため言っておくけど僕は部活には入っていない。

スポーツセンターを出て他にも色々なとこに2人で行った。しばらくして時間を確認するとかなり時間がたってた。おそらく次行く場所で最後になるかもしれない。僕は今どこに行こうかを考えてる。ひまりが好きそうな場所は………

 

「ねぇ、ゆうま」

 

ひまりが考え事をしている僕に話しかけてくる

 

「?どうしたの?」

 

「あのさ、私行きたいところあるんだけど、いいかな?」

 

「全然構わないよ?どこ?」

 

そう言うとひまりが僕のことを引っ張って行く。

 

「ひ、ひまり!?」

 

ひまりに連れられて来たのはゲームセンター。ひまりにしては珍しいチョイスだなと思った。

 

「ひまり、ゲームセンターなんて珍しいチョイスだね?」

 

僕がそう聞くとひまりは

 

「ゆうま、一緒にプリ撮ろうよ?ね?」

 

僕に顔を近づけて言う。顔が赤くなりそうなのを隠しながら僕はうんと答えた。ひまりはすごい喜んでくれていた。

 

その後はプリを撮った。ずっとひまりが抱きついたり恋人繋ぎをしてきてドキドキしっぱなしだった。家に帰るまでもずっと恋人繋ぎしたまんま帰った。自分の家の前まで来て

 

「じゃあねひまり。今日は楽しかったよ」

 

「ゆうまもありがとね?私のワガママに付き合ってくれて」

 

「お互い様でしょひまり?じゃあね」

 

「また明日学校で。バイバーイゆうま」

 

そう言って互いに自宅に戻った。家に帰ってから僕はお風呂に入ってから夕飯を作って食べた。歯も磨いたしあとは寝るだけだ。そう思いながら自分の部屋に行きベッドの布団に毛をかける。違和感を感じた僕は布団を剥ぐ。すると

 

「来ちゃった。(๑>؂•̀๑)テヘペロ」

 

ひまりがいた。

 

「ん?ひまり?何で僕の部屋にいるの?というかどうやって不法侵入したのかな?」

 

頬をつねりながらひまりに聞く。

 

「ゆ〜う〜ま〜話にゃしはしゅりゅかりゃぁほっぺた引っ張らにゃいでぇ〜」

 

話を聞くとどうやら窓の鍵を僕が閉め忘れていて試しに窓開けたら空いたから入ったらしい。因みに風呂には入ったそうだ。

 

「とゆーワケで、一緒に寝よ?ゆうま?」

 

ひまりは僕のベッドの上で僕の前で腕を広げてこっちを見ている。どうやらハグの体制だな。いつもだったら、何がとゆーワケで、だ。ってツッコミを入れるがもう今日はどうでもいいや。疲れたし。僕はベッドに腰掛ける。ひまりは後ろから僕を抱きしめる。そして僕の頭を撫で始める。

 

「うふふ♪ゆうまの髪いい匂いするー♪ずっと嗅いでいたいな?」

 

「ずっとって、そのうち寝ちゃうよ?」

 

ひまりはいいのといい布団に僕を入れる。そして再び僕のことを抱きしめる。僕は疲れたあまり眠ってしまった。

 

 

ーひまりsideー

 

もう、ゆうまったらすぐに寝ちゃうんだからぁ…もう少しイチャ付きたかったなぁ…寝顔はカワイイから良いけど。この寝顔、いつまで見てても飽きないなぁ。私はゆうまの耳元に近づき

 

「ゆうま、大好き。ゆうまの気持ち、決まったら聞かせてね?私はゆうまが決めるまでいつまでも、まってるよ」

 

と呟く。その後ゆうまの少し長い髪をかき分けゆうまの唇に自分の唇を重ねる。以前したときより長く。そして布団に入ってゆうまに抱きつき目を閉じた…




皆さんこんばんは、椿姫です。アンケートが都合上今日で終わりにしてしまったことは申し訳ありません。
今回も最後まで見てくれてありがとうございます。感想、評価、コメント待ってます!よろしくお願いします!!
お気に入り登録してくれた方が100人いってて嬉しいです!本当にありがとうございます!


ではまた次回

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