どうも、古門です。ここで一つ番外編を投稿させていただきます。
一応、成長後の設定でご覧ください。
それでは、どうぞ!
独白 -青髪の少女ー
SIDE 玲名
いきなりだが私は兄さんが好きだ。
勿論、likeではなくloveの方だ。
兄さんのサッカーをする姿、ご飯を作る姿
謝る姿、笑う姿・・・・・、
眼、鼻、口、髪・・・、全部好き。
兄さんは親から捨てられたも同然の
私を本当の家族のように
接してくれた。
私は嬉しかった、ただただ嬉しかった。
兄さんのことは、小さい頃から知っている。
サッカーが上手くて、綺麗な顔立ち、何よりも
あの笑顔だ。
あの笑顔に何度興奮し
何度助けられてきたか・・・・
あの頃は、お父さんがお日さま園に来てくれる
ことだけが楽しみだった。
お父さんが私のすべてだった。
ある時、お父さんがある女の子に『ヒロト』という名を付けた。
私は、その名がお父さんの本当の子供の名前であることを知った。
お父さんは、私よりあんな奴を選んだ。
もう私を、見てくれない。
私は、なんのために生きていけばいいのかわからなくなった。
そんな時だ、兄さんと出会ったのは・・・。
兄さんは、あの頃からどんな男よりも格好よく見えた。
輝いていた。
私は確信した。
あの人がわたしの運命の人だと。
それなのにまたアイツだ。
『ヒロト』だ。
あいつはあろうことか、父さんだけではなく兄さんも
自分のものにしようとしている。
・・・・・ふざけるな!!!!!!!
なぜ、なぜアイツだ!!!
なんで、私が欲しいものを全て奪われないといけない!!
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い
ニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ
ニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ・・・
ニクイ!!!!!!!
私は『ヒロト』が嫌いだ・・・。
『ヒロト』を認める父さんが嫌いだ。
だから、私は兄さんの為に生きる。
兄さんの為に死ぬ・・・。
そのことを兄さんに一度言ったことがある。
兄さんは
「ははは、何言ってるんだよ。それじゃあ、俺の為に死ぬな。
俺の為に生きろ。」
ああ、やはりこの人には敵わない。
絶対に・・・
じゃあ、兄さんの為に生きさせてもらいます。
兄さん、アイシテイマス・・・・・。
和人SIDE
ある時玲名が
「私は、兄さんの為に生きます。
だから、兄さんが死んだら私も死にます。
兄さんの為に死にます・・・・」
おいいいいい?!病みがエスカレートしとるううう?!!!
「れ、玲名。落ち着け・・・。
俺は、お前には死んで欲しくない。」
「じゃあ、どうしたら・・・・」
「・・・、俺の為に死ぬな。
俺の為に生きなさい。」
うわああああああ!!何を言っとるんだあああ!!!!
そう・・・・、やっぱり兄さんには敵わないわ・・」
しかも、勘違いしてるみたいだしやばいよおおおお!!
いかがでしたか?
ウルビダこと、玲名の独白回は?
このように不定期に番外編も投稿していきます。
需要があるかは分かりませんが、これからもよろしくお願いします!
次は、本当に雷門編ですよ!!