ドラえもん のび太のアカメが斬る!   作:雛月 加代

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第二章:お金を斬る

「どうする・・・・」

 

「・・・・・・う〜ん。あっ、そうだ!」

 

何かを思いつくドラえもん。そして三人は場所を移す。

 

「どうしたんだ、お前たち?」

 

いきなり人気のない場所に連れてこられる金髪の女性。ドラえもんはさっそくポケットの中に手を入れる。

 

「グルメテーブルかけ!!」

 

ドラえもんはテーブルかけを床に敷く。

 

「これ、食べたい物なんでも出してくれるんだよねー」

 

「何が食べたい?」

 

「ラーメン。」

 

「えーと、おでんと酒。」

 

とりあえず食べたい物を言う金髪の女性。するとテーブルかけからラーメン、どら焼き、おでん、お酒が現れた。

 

「さっ、食べよう!」

 

「いっただきます!!」

 

「これは・・・・・いったいどうしたんだ!?」

 

女性は目を輝かせながら驚きの声を上げる。

 

「ちょっと僕の道具でね。」

 

「帝具か?」

 

「帝具・・・・・?」

 

「なにそれ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴッゴッゴッ。プハーッ。

 

「いやーっ。昼間っから呑む酒は最高だね!!」

 

「飲みすぎだよ!」

 

「昼間っから。」

 

「そういえば自己紹介がまだだったね、私はレオーネ。」

 

「僕、野比のび太って言うんだ。」

 

「僕、ドラえもんです。」

 

満腹になったのび太はレオーネに問いかける。

 

「それより宮殿の中に入れる方法を教えてくれよ。」

 

するとレオーネは酔っているのか、頬を赤くしながら、ゆっくりと口を開いた。

 

「ああ、それはつまり……金と人脈だな。」

 

「お金・・・・?」

 

「私の知り合いに軍のやつがいてな。そいつに小遣い出せばすぐだ、すぐ!!」

 

「お金…か。」

 

のび太たちは考え込む。いくら二十二世紀でもお金を出す道具などない。あったとしても使うのは法律で禁止されているに決まっている。するとのび太は・・

 

「あっ、そうだ!ドラえもん耳貸して。」

 

「???」

 

ドラえもんに耳元で何かを伝える。

 

(ゴニョ、ゴニョ、ゴニョ。)

 

すると

 

「いいね!面白そう。」

 

ドラえもんとのび太はニッコリ笑った。

 

「???」

 

それを見て?を浮かべるレオーネ。

 

「えーと・・・・・」

 

ドラえもんは四次元ポケットに手を入れると

 

「円ピツ!!」

 

「これで紙に金額を書き込めば。その紙がそのままお金になるんだよ。」

 

「本当か?」

 

レオーネは再び目を輝かせる。

 

「こりゃ二人共すぐに宮殿に招かれるよ!」

 

「うん!頼みましたよ!」

 

レオーネは円ピツを持って立ち上がると、

 

「私との出会いは色々勉強になると思うよ 少年たち。んじゃ、話つけてくるからそこで待っててね!」

 

レオーネはそのまま去って行った。残されたドラえもんとのび太は笑いを堪えながら呟く。

 

「レオーネさんって、無邪気だね。」

のび太の結婚相手は?

  • 静香
  • ジャイ子
  • 梨華
  • なつみ
  • その他

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