「どうする・・・・」
「・・・・・・う〜ん。あっ、そうだ!」
何かを思いつくドラえもん。そして三人は場所を移す。
「どうしたんだ、お前たち?」
いきなり人気のない場所に連れてこられる金髪の女性。ドラえもんはさっそくポケットの中に手を入れる。
「グルメテーブルかけ!!」
ドラえもんはテーブルかけを床に敷く。
「これ、食べたい物なんでも出してくれるんだよねー」
「何が食べたい?」
「ラーメン。」
「えーと、おでんと酒。」
とりあえず食べたい物を言う金髪の女性。するとテーブルかけからラーメン、どら焼き、おでん、お酒が現れた。
「さっ、食べよう!」
「いっただきます!!」
「これは・・・・・いったいどうしたんだ!?」
女性は目を輝かせながら驚きの声を上げる。
「ちょっと僕の道具でね。」
「帝具か?」
「帝具・・・・・?」
「なにそれ?」
ゴッゴッゴッ。プハーッ。
「いやーっ。昼間っから呑む酒は最高だね!!」
「飲みすぎだよ!」
「昼間っから。」
「そういえば自己紹介がまだだったね、私はレオーネ。」
「僕、野比のび太って言うんだ。」
「僕、ドラえもんです。」
満腹になったのび太はレオーネに問いかける。
「それより宮殿の中に入れる方法を教えてくれよ。」
するとレオーネは酔っているのか、頬を赤くしながら、ゆっくりと口を開いた。
「ああ、それはつまり……金と人脈だな。」
「お金・・・・?」
「私の知り合いに軍のやつがいてな。そいつに小遣い出せばすぐだ、すぐ!!」
「お金…か。」
のび太たちは考え込む。いくら二十二世紀でもお金を出す道具などない。あったとしても使うのは法律で禁止されているに決まっている。するとのび太は・・
「あっ、そうだ!ドラえもん耳貸して。」
「???」
ドラえもんに耳元で何かを伝える。
(ゴニョ、ゴニョ、ゴニョ。)
すると
「いいね!面白そう。」
ドラえもんとのび太はニッコリ笑った。
「???」
それを見て?を浮かべるレオーネ。
「えーと・・・・・」
ドラえもんは四次元ポケットに手を入れると
「円ピツ!!」
「これで紙に金額を書き込めば。その紙がそのままお金になるんだよ。」
「本当か?」
レオーネは再び目を輝かせる。
「こりゃ二人共すぐに宮殿に招かれるよ!」
「うん!頼みましたよ!」
レオーネは円ピツを持って立ち上がると、
「私との出会いは色々勉強になると思うよ 少年たち。んじゃ、話つけてくるからそこで待っててね!」
レオーネはそのまま去って行った。残されたドラえもんとのび太は笑いを堪えながら呟く。
「レオーネさんって、無邪気だね。」
のび太の結婚相手は?
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静香
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ジャイ子
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梨華
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なつみ
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その他