「ちぇ・・・・・・。」
ナタラがチェルシーの首を槍で切り落とそうとする。チェルシーの目から一粒の涙が溢れ、彼女は死を覚悟した。だが、
「???」
何も起きない。ゆっくり目を開けると、ナタラが固まっている。ナタラだけじゃない、側にいるドーヤもまるで時間が止まっているかのようにピクリとも動かない。しばらくすると、二体は粉々に砕け散った。
「!?」
いきなりのことに驚くチェルシー。すると後ろから声がした。
「ただいま!」
「1095日トレーニング完了!」
カンズメが開き、中から少年とロボットが出てくる。日本最強ヒーローたちのお帰りである。
「メガネをかけた少年と青い狸・・・・・・・。」
チェルシーは何が何だか分からず呆然とする。だが以前読んだ報告書を思い出す。
「のび太とドラえもん・・・・・・。」
そして、とあるキャンプ場
「チェルシー・・・・・」
うつ伏せ状態のまま、人差し指で地面に仲間の名前を書く少女。
「腹が減りすぎてアカメがダウンしちゃったじゃないか。何してんだあいつ。」
そう言いながら、アカメの頭を撫でるレオーネ。
「あ〜あ、とりよせバッグがあればなぁ〜、すぐなんだけどな〜。」
今この場にいない仲間たちの存在を語るレオーネ。するとナジェンダとアカメも会話に加わる。
「それよりノビール水道管だ。地下の水脈を探り当てて冷たい水を・・・。」
「いや、グルメテーブルかけがいい。肉、肉、肉、お望みしだいだからな。」
三人は会話に花をさかせる。さっきまで死人のような顔をしていたのが嘘のようだ。しばらくすると、ベッドで寝ているナジェンダが何かを感じ取る。
「これは・・・・・・・・チェルシーの身に危険が及んでいるな。私の勘がそう告げる。
「『!?』」
ナジェンダの発言にアカメとレオーネは飛び起きる。
「ただいまー」
突然後ろから見知った声がした。アカメたちは振り返る。そして久々の仲間の再会に笑顔になる。
「そ・・・・・そうだったのか・・・・ごめん。15日も待たせちゃって・・・。」
アカメたちから帝都の現状を聞かされ、シンミリするのび太。
「・・・・・・・・・・・・・・。」
ゴン
「あでっ。」
いきなりのび太の頭にチョップを下すアカメ。
「いくらでも待つさ、仲間だからな!」
アカメの言葉に頷くレオーネとナジェンダ。
「ありがとう・・・・」
「どうした?」
「なんかアカメの顔見たらすごいホッとした・・・・」
その言葉に笑みを浮かべるアカメ。
「おかえりのび太。」
「うん・・・・ただいま。」
お互いに握手をする二人。
「それより、ご飯にしょうぜ!」
「では早速、グルメテーブルかけ!!」
のび太の結婚相手は?
-
静香
-
ジャイ子
-
梨華
-
なつみ
-
その他