ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース   作:宇宙刑事ブルーノア

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第195話『継続戦法です!』

『ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース』

 

第195話『継続戦法です!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遂に戦車道・歩兵道全国大会の決勝戦の火蓋が切って落とされた………

 

大洗機甲部隊と黒森峰機甲部隊………

 

共に廃校阻止と言う事情を抱えながら、お互いがそれを知らないという状況で………

 

果たして、両校の運命は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦車道・歩兵道全国大会の決勝戦の試合会場………

 

陸上自衛隊の東富士演習場………

 

所々に森林が点在している高原エリアを進軍する大洗機甲部隊………

 

「…………」

 

その隊長車兼フラッグ車であるⅣ号のキューポラからはみほが姿を見せ、随伴歩兵部隊と共に周囲を警戒している。

 

「西住殿」

 

「あ………」

 

「良かったですね。仲間を助けた西住殿の行動は間違ってなかったんですよ」

 

そこで優花里が装填手ハッチから姿を見せながら、先程の事を思い出してみほにそう言う。

 

「………少し前まで、本当に正しかったか分からなかったけど………今なら言えるよ。もし、同じ事が起きたら………私は迷わず同じ行動を取るって」

 

それに対し、みほは一片の迷いも無い顔でそう返すのだった。

 

「コチラあんこうチーム。207地点まで後2キロ。今のところ、黒森峰の姿は見えません。ですが、皆さん。油断せず、気を引き締めて行きましょう。交信終わります」

 

と、沙織が全軍にそう通信を入れる。

 

「アレ? 何か話し方変わりました?」

 

「ホント、余裕を感じます」

 

その沙織の通信の様子を聞いて、優花里と華がそう指摘する。

 

「ホント!? プロっぽいっ!?」

 

「全然プロっぽくない………」

 

沙織が照れながらそう言うと、麻子のツッコミが入る。

 

「ヒドーイ! 何でそんな事言うの!?」

 

「だってアマチュア無線だし………」

 

「「ハハハハハハッ!!」」

 

漫才の様な遣り取りに、Ⅳ号の車内に笑い声が響く。

 

「! 散開っ!!」

 

「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」

 

だがそこで、迫信の鋭い声が飛び、随伴して居た歩兵部隊がバッと散らばる。

 

直後に、直撃は無かったが、大洗機甲部隊の中に2発の砲弾が撃ち込まれて来た!

 

「!? 何っ!?」

 

「もう来たっ!?」

 

「嘘ーっ!?」

 

桃、典子、桂利奈の慌てた声が挙がる。

 

「…………」

 

しかし、みほは冷静に双眼鏡を構え、砲弾が飛んで来た方向を見やる。

 

そこには、森の木々の中を抜けてコチラに向かって進軍して来る、黒森峰機甲部隊の姿が在った。

 

更なる追加砲撃が、大洗機甲部隊へと撃ち込まれて来る。

 

「いきなり、何コレ!?」

 

「何よ! 前が見えないじゃないの!?」

 

「森の中をショートカットして来たのか!?」

 

「いきなり猛烈ですね!」

 

「凄過ぎる!」

 

「コレが西住流………」

 

電撃戦を仕掛けて来た黒森峰機甲部隊に、梓、みどり子、桃、華、沙織、優花里が驚きの声を挙げる。

 

森の中から迫り来るまほのティーガーⅠ・1両………

 

エリカの乗車を含めたティーガーⅡ・5両………

 

パンターG型・30両………

 

Ⅳ号戦車/70(V)(ラング)・15両………

 

ヤークトパンター・20両………

 

ヤークトティーガー・10両………

 

エレファント・10両………

 

そして久美のⅣ号突撃砲。

 

黒森峰が誇るドイツの重戦車軍団。

 

普通ならば絶望的な光景だ………

 

「全車、ジグザグに動いて、前方の森へ退避して下さい………沙織さん、アッセンブルEX-10に繋げて」

 

「りょ、了解!」

 

それでもみほは冷静に指示を出し、沙織にアッセンブルEX-10へ通信を繋げる様に頼む。

 

「アッセンブルEX-10、応答して下さい」

 

『こちらアッセンブルEX-10。舩坂です』

 

みほが呼び掛けると、すぐに弘樹が返事を返して来る。

 

「黒森峰機甲部隊は森を突っ切って電撃戦を仕掛けて来ました………『予定通り』にお願いします」

 

『了解………』

 

みほの指示に短く返事を返し、弘樹は通信を切る。

 

(………やっぱり………そう来るよね、お姉ちゃん)

 

そしてみほは、迫り来る黒森峰機甲部隊を見ながら、心の中でそう呟くのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

森の中………

 

「大洗機甲部隊、逃走する模様です」

 

「逃がすな。仕留めろ」

 

砲手からの報告に、まほは即座にそう指示を出す。

 

一糸乱れぬ陣形で圧倒的な火力を持つ戦車軍団の砲撃を喰らわせる………

 

正に西住流が得意とする戦法である。

 

(コチラはどの車両が何時故障してもおかしくない………早々に決着を着ける)

 

また、隊長車兼フラッグ車であるティーガーⅠを除いては整備状態が悪い戦車部隊で確実に勝利する為にも、速攻を行う必要が有った。

 

「これぞ西住流」

 

「我々の出番は無いかも知れませんな」

 

「油断するな。相手はあの大洗だぞ」

 

現在戦車部隊が攻勢に出ている為、少し後方に下がっている黒森峰歩兵部隊の隊員がそう言い合っているのを聞いて、都草がそう戒める。

 

「何でアイツ等、撃ち返して来ないんだ?」

 

「コッチが一斉攻撃しているから反撃の隙が無いんじゃないの?」

 

とそこで、大洗機甲部隊からの反撃が無い事に気づいた1両のヤークトパンターの黒森峰戦車部隊員がそんな事を言う。

 

「良し、もっと接近しろ!」

 

「「「「了解!」」」」

 

車長の命令に従い、そのヤークトパンターは前進する。

 

………その瞬間!!

 

地面が爆発し、前進していたヤークトパンターが炎と煙に包まれた!

 

「なっ!?」

 

「!?………」

 

途端にエリカが驚きを露わにし、まほも何事かと反応する。

 

やがて爆煙が晴れると、その中から………

 

白旗を上げているヤークトパンターの姿が露わになった。

 

「ヤ、ヤークトパンター8号車、やられました!!」

 

車長が動揺しながらも、撃破された報告を挙げる。

 

その瞬間に、またも爆発音が響き渡り、今度はパンター1両が白旗を上げる。

 

「申し訳ありません! パンター3号車、撃破されました!!」

 

「コレは!?………対戦車地雷だっ!!」

 

やられたパンターが報告を挙げると、別の戦車の戦車部隊員が、ヤークトパンターとパンターが撃破されたのが地雷の仕業だと気付く。

 

「地雷だとっ!?」

 

「コッチがココを通る事を予測していたと言うの!?」

 

まるで自分達がこの場所を通る事を想定して仕掛けられていたかの様な地雷に、黒森峰戦車部隊員達が驚きの声を挙げる。

 

「!? イカン! 歩兵部隊! 直掩に!!………」

 

そこで何かに気づいたまほが、即座に歩兵部隊に戦車の直掩に入る様に指示を飛ばしたが………

 

「突撃ーっ!!」

 

「「「「「「「「「「うおおおおおぉぉぉぉぉぉーーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」

 

黒森峰歩兵部隊が動くよりも先に、茂みの中や地面に上から迷彩のシートを被せてあった蛸壺、葉の生い茂った木々の上やへこんだ木の幹の中から、弘樹を中心にしたアッセンブルEX-10のメンバーが飛び出して来た!

 

「喰らえっ!!」

 

「コレで如何だっ!!」

 

「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーっ!!」

 

雄叫びと共に火炎瓶や収束手榴弾を投げつけたり、肉薄して吸着地雷や梱包爆薬を車体に仕掛けるアッセンブルEX-10のメンバー達。

 

「ちょっ!? 火がっ!? 消火器! 消火器っ!!」

 

「もう間に合わないよ!」

 

火炎瓶を叩き付けられた1両のエレファントが炎上し、乗って居た戦車部隊員が慌てて消火器で消そうとしたが間に合わず、エンジンが爆発する。

 

「おりゃっ!」

 

「コレも喰らえっ!!」

 

ヤークトティーガーに肉薄したアッセンブルEX-10の隊員が、側面に吸着地雷を取り付け、エンジンルームの上に梱包爆薬を乗せる!

 

側面とエンジン部で爆発が起こり、ヤークトティーガーは白旗を上げる。

 

「大洗歩兵部隊っ!?」

 

「待ち伏せだと!? そんな馬鹿なっ!?」

 

「何をしている! 戦車を守れっ!!」

 

待ち伏せによる奇襲を仕掛けて来たアッセンブルEX-10の面々に驚く黒森峰歩兵部隊員達に、都草がそう怒鳴る。

 

「ふざけた真似しやがってっ!」

 

と、いの1番に動き出したのは、歩兵部隊副隊長の蟷斬と彼が率いる武装親衛隊の戦闘服に身を包んだ集団だ。

 

手にしているMP40や『ヒトラーの電動鋸』と恐れられたMG42で弾幕を張りながら、黒森峰戦車部隊を攻撃しているアッセンブルEX-10へ突撃して行く。

 

「うわああ!?」

 

「ぎゃあっ!?」

 

ばら撒かれる拳銃弾や小銃弾により、アッセンブルEX-10のメンバーが戦死判定を受けて行く。

 

「歩兵部隊が前進して来ました!」

 

「良し! 後退っ!!」

 

すると弘樹は、即座に撤退を指示。

 

折角肉薄の距離まで引き付けていたにも関わらず、アッセンブルEX-10の隊員達はアッサリと後退して行く。

 

「!? 逃げ出したっ!?」

 

「この野郎! 好き勝手やっておいて逃げる気かっ!!」

 

それを見て、黒森峰武装親衛隊員達は即座に追撃を掛ける。

 

するとそこで………

 

「!? おうあっ!?」

 

MG42を携えていた黒森峰武装親衛隊員の1人が、何かに足を取られて転ぶ。

 

「イテテ………何が………」

 

転んだまま何に足を引っかけたのかと確認しようとした黒森峰武装親衛隊員の目に飛び込んだのは………

 

「…………」

 

上から迷彩シートを被せてあった蛸壺から姿を覗かせ、左手で黒森峰武装親衛隊員の足を掴んだまま、右手のS&W M27を向けている俊の姿だった。

 

「へっ?………」

 

呆けた声を挙げてしまった黒森峰武装親衛隊員に、俊は容赦無く.357マグナム弾を叩き込んだ!

 

「ぐあああっ!?」

 

「!? 敵だっ!!」

 

「まだ隠れてやがったのかっ!?」

 

銃声と仲間の悲鳴で俊の存在に気づいた黒森峰武装親衛隊員達が、一斉に俊の方へ銃口を向ける。

 

だが………

 

「!!」

 

俊は即座に蛸壺から飛び出すと、倒した黒森峰武装親衛隊員達が持っていたMG42を奪い、腰撓めに構えて自分を狙っていた黒森峰武装親衛隊員達に向ける!

 

「!?」

 

「イ、イカンッ!!」

 

「ヒトラーの電動鋸………自分達で味わってみろっ!!」

 

俊はそう言い放ち、MG42の引き金を引いた!

 

その独特な音と共に、銃口から銃弾が途切れる事なく発射される!

 

「うわああっ!?」

 

「ぎゃあああっ!?」

 

「うごわああっ!!」

 

薙ぎ払う様に左右に銃を振っての連射に、黒森峰武装親衛隊員達は次々に戦死判定を受けて行く。

 

「ううっ!?………」

 

その光景に、MP40を持った黒森峰武装親衛隊員が後ずさる。

 

「…………」

 

するとその背後に、何時の間にか弘樹が音も無く立つ。

 

そして、黒森峰武装親衛隊員が持っていたMP40を掴む!

 

「!? なっ!?」

 

「ハアッ!!」

 

驚きながら振り返った黒森峰武装親衛隊員に蹴りを食らわせ、そのままMP40を奪い取る弘樹。

 

「ぐあっ!?」

 

「…………」

 

倒れた黒森峰武装親衛隊員に、弘樹は奪ったMP40を素早く構え、躊躇無く引き金を引く!

 

「ぐあああああっ!?」

 

全身に銃弾を浴びた黒森峰武装親衛隊員は、即座に戦死判定となる。

 

「頂きっ!!」

 

「よこせっ!!」

 

「おっ! パンツァーシュレックッ! ありがたく貰って置くぜっ!!」

 

更に隠れていたり、混乱に乗じて戻って来たアッセンブルEX-10のメンバーが、次々に黒森峰武装親衛隊員達の武器を奪いながら倒して行く。

 

「コイツ等! 俺達の武器を!!」

 

「この戦法は………継続の!?」

 

蟷斬がそう声を挙げた瞬間に、都草が大洗の取っている戦法が、継続高校歩兵部隊が得意としている『鹵獲戦法』である事に気づく。

 

 

 

 

 

『鹵獲戦法』………

 

継続高校は、戦車道・歩兵道は盛んに行われているが、規模が小さく資金に乏しい高校である。

 

その為、戦車部隊・歩兵部隊共に、様々な国の戦車・装備が混在し、戦車部隊員達にはパンツァージャケットすらない有り様だった。

 

そこで編み出されたのが、ルールに在る『敵武器の鹵獲使用』を戦法にまで昇華させた戦法………

 

それが『鹵獲戦法』である。

 

徹底的に相手の武器を奪う事に特化した作戦を立て、それによって奪った武器で試合中に戦力を増強させる。

 

相手からしてみれば、自分達が用意した火力が自分達に向けられ、更には奪還を試みれば即座に破壊されてしまうと言う、非常にいやらしい戦法だった。

 

この戦法により、継続高校は強豪校とも互角に戦える程の実力を持ち、『継続機甲部隊は、相手の装備が良ければ良いほど強くなる』とまで言われている。

 

………余談だが、中には鹵獲した装備を紛失したと偽り、そのまま自校の武器としてしまう事もあるらしく、この戦法は『借りパク戦法』とも野次されている。

 

 

 

 

 

「何故大洗が継続の戦法を!?」

 

「シメオン・ヘイヘ………彼か」

 

黒森峰歩兵隊員の1人がそう声を挙げる中、都草はシメオンを経由して、継続の戦法が大洗に齎されたのだと推察する。

 

「喰らえっ!!」

 

奪ったパンツァーシュレックを、ラングに向かって発射する重音。

 

側面に直撃を受けたラングは爆発に包まれ、一瞬の間の後、白旗を上げる。

 

「クソッ! 近接防御兵器よ! Sマインを喰らわせてやりなさいっ!!」

 

「駄目です! 味方の歩兵が前進して来てるので、巻き込む危険性が有ります!!」

 

その光景を見たエリカがイラつきながら、近接防御兵器のSマインを食らわせろと叫ぶが、装填手が既に味方の歩兵が援護に来ているので使えないと返す。

 

「踏み潰してやる!」

 

とそこで、1両のティーガーⅡがアッセンブルEX-10の隊員をその巨体で踏み潰そうとする。

 

「ヤベッ!」

 

「逃げろっ!!」

 

途端に蜘蛛の子を散らす様に逃げ始めるアッセンブルEX-10の隊員達。

 

「逃がすかっ!!」

 

ティーガーⅡは追い掛けて尚も踏み潰そうとするが………

 

突然、ガキィンッ!と言う何かが壊れる様な音が響いたかと思うと、アッセンブルEX-10の隊員を追い掛けていたティーガーⅡがその場で回転し始めた。

 

「ちょっ!? 如何したの!?」

 

「ひ、左駆動系に異常発生! 履帯が動きませんっ!!」

 

如何やら駆動系の故障らしく、左の履帯が完全に動かなくなってしまい、右の履帯だけが動いている為、その場でグルグルと回ってしまっている様だ。

 

「止めてっ! ストップッ!!」

 

「駄目です! レバーが戻りませんっ!!」

 

更に変速機も故障したらしく、ギアが戻らない為、停める事も出来ない。

 

やがて、エンジンへの負荷が増大し、エンジン部から黒煙が上がり始めたかと思うと、次の瞬間には爆発して炎上!

 

当然ながら、行動不能となり、白旗を上げた。

 

「ティーガーⅡ2号車、エンジンブローッ!!」

 

「何やってるのよっ!!」

 

エンジンブローの報告を挙げたティーガーⅡに、エリカは思わず怒鳴り声を上げる。

 

「舩坂先輩っ! 本隊は無事退避したっす!!」

 

「良し、ココまでだ………撤退っ!!」

 

とそこで、正義から本隊の退避が完了したとの報告を受けた弘樹が叫ぶ。

 

「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」

 

途端にすぐさま、アッセンブルEX-10の隊員達は発煙手榴弾や発煙筒を投擲!

 

森の中が濃い煙に包まれる!

 

「うわっ!? 何も見えないっ!!」

 

「全軍停止! 下手に動くと味方を巻き込むぞっ!!」

 

視界ゼロとなった為、まほの指示で黒森峰機甲部隊は防備を固め、煙が晴れるのを待つ。

 

やがて煙が晴れると、アッセンブルEX-10も大洗機甲部隊・本隊の姿も何処にも無かった。

 

「………完全に出鼻を挫かれたな」

 

自軍戦車の状態を顧み、速攻を狙った電撃戦での奇襲………

 

だが、結果は6両の戦車を喪失。

 

しかも内1台は、整備不良による自滅だ。

 

歩兵部隊にも損害を出し、強力な装備も多くが鹵獲されてしまった。

 

アッセンブルEX-10の隊員にも戦死判定者を出したが、明らかに黒森峰機甲部隊が受けた損害の方が大きい………

 

「全員、気持ちを切り替えろ。大洗を追うぞ」

 

黒森峰機甲部隊員達の間に気落ちが走っているのを感じながらもそう檄を飛ばし、気持ちを切り替えさせる。

 

「クソッ! ふざけやがってっ!!」

 

(舩坂 弘樹………如何やら先ずは君の勝ちの様だね………だが、それでこそ倒し甲斐があるというものだよ)

 

悪態を吐く蟷斬と、内心で闘志を燃え上がらせている都草。

 

初手を制したのは、大洗機甲部隊だった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させていただきました。

いよいよ決勝戦の開幕。
黒森峰は自軍の戦車の状態が良くない事もあり、速攻での電撃戦を掛ける。
原作に於いては、コレでアリクイさんチームがリタイヤしてしまいましたが、この作品では原作以上に激戦を潜り抜け、経験値が段違いなみほが、この奇襲を予測。
アッセンブルEX-10を予め森へ潜ませておいて、奇襲にゲリラ戦で対応します。
更に、そのアッセンブルEX-10は、継続校から教わった『鹵獲戦法』で、黒森峰歩兵部隊の強力な武器を鹵獲。
軽微な損害で最大の戦果を挙げました。

初手を制した大洗。
暫くは大洗のペースが続くかと。
お楽しみに。

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。

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