ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース   作:宇宙刑事ブルーノア

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第183話『旧友です!』

『ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース』

 

第183話『旧友です!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

準決勝の第2試合………

 

黒森峰機甲部隊VSカンプグルッペ機甲部隊の試合が迫る中………

 

まほが何者かに誘拐された………

 

誘拐犯は、まほを返して欲しければ、黒森峰に準決勝の試合を棄権しろと要求して来た………

 

しかし、勝利を貴ぶ黒森峰と西住流はコレを拒否………

 

その結果、まほの不在と重なり、黒森峰戦車部隊員達の間に不和が生じる………

 

自棄になったエリカは、都草と久美を引き連れて、犯人と思われるカンプグルッペ学園への乗り込みを掛ける………

 

そんな中………

 

大洗の面々も、カンプグルッペ学園への乗り込みを計画していたところ………

 

みほへの突然の電話が入る………

 

その相手は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大洗男子校・作戦会議室では………

 

「『エミちゃん』………なの?」

 

驚きを露わに、電話の先の相手にそう問い質すみほ。

 

『………そうよ』

 

電話の先の相手はややぶっきら棒にそう返す。

 

「! やっぱり! うわ~~っ! 久しぶりっ!! 元気だったっ!?」

 

途端にみほは、今度は嬉しさを露わにする。

 

「エミちゃん?………」

 

「ああ! 前にみぽりんに聞いた事ある! 確か、小学校の頃の友達で、ドイツに行っちゃったって言う子だよ!」

 

聞き慣れない名前に、弘樹が疑問を浮かべていると、沙織が思い出した様にそう言う。

 

 

 

 

 

『中須賀 エミ』

 

みほが小学生の頃の同級生であり、ドイツからの留学生で、日本人とのハーフ。

 

かつて自身の姉がまほに試合で負けた事を根に持っており、みほを邪険にしていたが………

 

ひょんな事から友達となり、そのまま同じく同級生である『柚本 瞳』、『遊佐 千紘』共々友情を深めて行った。

 

だが、ドイツへの帰国が決まり、みほ達とは別れる事に………

 

みほは最後に、彼女と『自分の戦車道を互いに見つける』と言う約束を交わしている………

 

云わば、みほが西住流ではなく、自分自身の戦車道を目指す切っ掛けを作った少女である。

 

 

 

 

 

「日本に帰って来てたのっ!?」

 

『ええ、今は『ベルウォール学園』ってとこに居るの。ホントはこんな形で連絡したくはなかったんだけど、事態が事態だしね』

 

「? 事態?」

 

『………お姉さんが誘拐されたのは知ってるわよね』

 

「!? えっ!? 如何してエミちゃんがその事をっ!?」

 

『ウチの歩兵の連中に、そう言う事に関して耳が早い奴等が居てね………そいつ等から聞いたの』

 

まほが誘拐されたと言う話を知っていたエミに、みほが驚くと、エミはそう返す。

 

「耳の早い人?」

 

『ええ、そっちの………!? あっ!? ちょっとっ!?』

 

『よう、こんにちは。軍神の西住さんかい?』

 

みほが首を傾げていた瞬間、突如電話の先の声が、エミから男のものに変わる。

 

「えっ!? えっと………」

 

『悪いが、ちょっと舩坂 弘樹に代わってくれるかい?』

 

戸惑うみほの事も気にせず、電話の男はそう要求して来る。

 

「ひ、弘樹くん。弘樹くんに………」

 

「? 小官に?」

 

そのままみほが受話器を弘樹へ差し出すと、弘樹は首を傾げながら受け取り、電話に出る。

 

「もしもし? お電話代わりました。舩坂 弘樹です」

 

『おお~っ! 本当に弘樹じゃねえかっ!! 久しぶりだなぁっ!!』

 

「!? 『バーコフ分隊長』! 貴方ですかっ!!」

 

「『バーコフ』?」

 

「弘樹の旧友だ。無論、ワシやハンネス達にとってもだがな」

 

今度は弘樹が懐かしそうな雰囲気を出し、地市が首を傾げると、シメオンがそう説明する。

 

「ベルウォールに居られたとは、驚きました………『ゴダン』や『ザキ』、『コチャック』の奴も一緒ですか?」

 

『ああ、一緒だ。皆元気で馬鹿やってるぜ』

 

「それは何よりです………分隊長ですか。西住 まほの誘拐の件を嗅ぎ付けたのは」

 

『まあな。ウチの補給品を卸している業者の奴が、カンプグルッペ学園に西住 まほらしき女が連れ込まれるのを見たそうだ』

 

「それは重要な証言です。すぐに連盟へ連絡を………」

 

『待て、弘樹』

 

重要な目撃者が出た事で、弘樹は連盟へ訴える事が出来ると思ったが、バーコフがそれを止める。

 

『どうもカンプグルッペ学園ってのは、相当ヤバイ連中が集まってるらしい。下手に連盟なんかに任せると、手続きだなんだとお役所仕事をしている間に、西住 まほを処分しちまうかも知れん』

 

「処分………」

 

バーコフの言葉に、弘樹は若干戦慄する。

 

「………何故そこまでの事を?」

 

『理由は不明だが、如何やらカンプグルッペ学園の戦車道の教官が、黒森峰と西住流に大分恨みを持ってるみてぇだ。だから今回みたいな強硬手段に出たらしい』

 

「…………」

 

そう言われて考え込む弘樹。

 

確かに、もしコレまでのカンプグルッペ学園の不戦勝が妨害工作によるものならば、何故今回に限って足の付き易い誘拐などと言う手段に出たのか………

 

それは黒森峰と西住流に深い恨みを抱いているからではないか?

 

そう考えれば辻褄の合う話だった。

 

『だから、こういう時にやる事と言ったら決まってるだろう?』

 

と、考え込んでいた弘樹に、バーコフがそう呼び掛けて来た。

 

「………強行突入ですか?」

 

『西住 まほがカンプグルッペ学園に居るのは間違いねえんだ。だったら後は力尽くで行くしかねえだろ』

 

「………確かに」

 

一瞬考える素振りを見せた弘樹だったが、やがてバーコフの案に同意する。

 

『ちょっと! 何勝手に殴り込み掛ける気で居るのっ!!』

 

とそこで、電話に先で再びエミの声が聞こえて来た。

 

如何やら、バーコフが受話器を強引に奪って話に入り込んで来ていた様である。

 

『オイオイ、何言ってんだ、総隊長さん。殴り込みを掛けるって言ったのはアンタじゃねえか』

 

しかし、電話の先で、バーコフはエミにそう返した。

 

『うっ! そ、それは………皆がノリノリで言うもんだから………つい流されて………』

 

段々と声を小さくしながらそう漏らすエミ。

 

如何やら、隊員達を纏めるのに苦労している様である。

 

「………バーコフ分隊長。中須賀 エミに代わって貰っても宜しいですか?」

 

『ん? ああ、良いぜ。ホラよ、総隊長さん。弘樹がアンタと話したいそうだ』

 

『えっ!? ちょっと!?………ベルウォール機甲部隊の総隊長、中須賀 エミよ』

 

「大洗機甲部隊とらさん分隊の分隊長、舩坂 弘樹です。初めまして」

 

エミが挨拶すると、弘樹も自己紹介と共に挨拶する。

 

『噂は兼ね兼ね聞いてるわ』

 

「今回の御助力………真に感謝致します」

 

『ちょっ! そんな畏まったお礼とかしないでよ! 私としても、戦車道を汚す様な真似をしているカンプグルッペ学園が気に食わなかっただけだから!!』

 

「それでも、貴方からの連絡が無ければ、我々は途方に暮れていたところです」

 

『………生真面目ね』

 

「性分ですから………」

 

エミが呆れる様な言葉を漏らすと、弘樹は自嘲する様にそう返した。

 

『まあ良いわ。で、悪いけど、またみほに代わって貰えるかしら?』

 

「了解しました………みほくん、中須賀総隊長殿だ」

 

「あ、うん………」

 

弘樹はみほへ受話器を渡す。

 

「もしもし、エミちゃん?」

 

『悪いわね、ドタバタして。それじゃあ、本題に入るわよ』

 

「うん………」

 

エミにそう言われて、みほは表情を引き締める。

 

『今カンプグルッペ学園の学園艦は、横須賀沖………東京湾内に居るわ。で、私達の学園艦が丁度反対側の千葉県富津市の沖よ。先ず、大洗は私達の学園艦と合流。その後に私達の学園艦に乗り代えて貰って、そこから一気にカンプグルッペの学園艦へ乗り込むわ』

 

「えっ? エミちゃん達の学園艦に乗り込んでから向かうの?」

 

『曲りなりにも、アンタ達の学校は決勝進出校でしょう? 次の準決勝第2試合をやる予定の学園艦に近づいたら警戒されるに決まってるじゃない』

 

「あ、そうか………」

 

『私達の学校は大会に出場してないわ。不良校としては有名みたいだけど、大洗よりは怪しまれないでしょう。乗り込んだら、先ず斥候を送って、カンプグルッペ学園の様子を窺って、まほさんの詳しい位置を把握。合図を持って突入するわ』

 

「うん………」

 

『当然、カンプグルッペからは激しい抵抗が予想されるわ。覚悟は大丈夫?』

 

「大丈夫だよ、エミちゃん。私も大洗の皆も、ココまで来て引き返そうとする様な人は居ないよ」

 

そう言うとみほは、一旦視線を周りに居る大洗機甲部隊の面々へと向ける。

 

「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」

 

それに対し、大洗機甲部隊の面々は、全員が力強く頷いたのだった。

 

『………みほ。アンタ、変わったわね』

 

とそこで、エミがそんな事を言う。

 

「えっ?」

 

『在り来たりかも知れないけど、色々と強くなったわ。やっぱり………あの噂って本当なの?』

 

「噂?」

 

『西住 みほは………舩坂 弘樹と付き合ってるって』

 

「!? ふえええっ!?」

 

旧友からの思わぬ言葉に、みほは一瞬にして真っ赤になる。

 

「なななな、何ソレっ!?」

 

『違うの? 他の学校の戦車道履修者の間じゃ結構有名な話なんだけど?』

 

「ち、違うよ~! まだ付き合ってるワケじゃないよ~っ!!」

 

『………『まだ?』』

 

「!? あっ!?」

 

『へえ~、成程~………告白はしてないって事ね』

 

みほの失言を聞き逃さなかったエミは、電話の先でニヤニヤと笑いながらそう言う。

 

「あ、あうう………」

 

『………ねえ、みほ。覚えてる?』

 

「えっ?」

 

『私達が同級生だった頃、ちょっとした行き違いから色々と衝突したりしたわよね』

 

「う、うん………」

 

『でも、私達は友達になれた………それはお互いに気持ちを素直に伝え合ったからだと思うの』

 

「…………」

 

『思ってるだけじゃ………伝わらないわよ』

 

「!!」

 

エミの言葉に、みほは僅かに目を見開く。

 

『まあ、兎に角………今はまほさんの事を考えましょう。細かい打ち合わせは合流してからね』

 

「うん、分かった………ありがとう、エミちゃん」

 

『………また一緒に戦車乗るわよ』

 

「うん!」

 

『じゃ、またね………』

 

エミがそう言うと、電話は切られたのだった。

 

(エミちゃん………)

 

名残惜しそうにしながらも、みほは受話器を戻す。

 

「………緊急作戦会議を行います! 全員、そのまま聞いて下さいっ!!」

 

「「「「「「「「「了解っ!!」」」」」」」」」」

 

だが、すぐに気持ちを切り替え、まほを救出する為の作戦会議へと入るのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃………

 

そのまほはと言うと………

 

カンプグルッペ学園艦の甲板都市………

 

カンプグルッペ学園の敷地内にある廃倉庫内にて………

 

「むーっ! むーっ!!」

 

猿轡を噛まされ、縄で柱に縛り付けられてるまほが、何かを必死に言おうと声を漏らし、身体を捩っている。

 

「良い恰好だね、西住 まほ………」

 

そのまほの眼前には、カンプグルッペ学園の戦車道の教官の女性と、戦車隊の隊員達の姿が在った。

 

「むーっ!! むーっ!!」

 

更に何かを言おうと、漏らす声の大きさが大きくなるまほ。

 

「………喋らせてあげなさい」

 

「ハッ!」

 

教官がそう言うと、戦車隊員の1人がまほの猿轡を外す。

 

「プハッ! 一体何の積りだ! こんな事をして戦車道連盟が黙っていると思うのかっ!? 私を今すぐに解放しろっ!!」

 

漸く喋る事が出来たまほは、教官に向かって一気に捲し立てる様にそう言い放つ。

 

「お黙りっ!!」

 

「! うっ!?………」

 

途端に、教官はまほの頬を平手で打つ。

 

「西住 まほ。貴様さえ居なければ黒森峰は烏合の衆だ。貴様無き黒森峰など恐るるに足らん!」

 

「馬鹿な事を言うな。黒森峰と西住流がそう簡単に敗れるものか」

 

「敗れるものか、か………フッ、去年10連覇を逃しておいて、良くそんな台詞が吐けるな」

 

「!!」

 

教官にそう言われて、まほは教官を睨みながら閉口する。

 

「しかもその敗北の責任を副隊長や水没した車両の隊員に押し付けたそうじゃないか………やはり西住流も黒森峰も何も変わっていないな」

 

「何っ? どう言う事だ?」

 

「………私は元黒森峰機甲部隊の隊員だ」

 

「!? なっ!?」

 

教官からの思わぬ告白に、まほは目を見開いた。

 

「丁度貴様の母親………現師範の西住 しほが隊長を務めていた頃に入学した。当時、西住 しほは戦車道の求道者にとって憧れの存在だった。私もその1人だったよ」

 

そんなまほを見たまま、教官は自らの過去を語り始める。

 

「だが、あの事件で………私は一気にその認識を改めた」

 

「あの事件?」

 

「当時の全国大会での決勝戦………陽動部隊に居た私の乗る戦車が………相手チームが起こした土砂崩れに巻き込まれて生き埋めになった」

 

「!?」

 

それを聞いたまほの脳裏に、去年の全国大会で、味方の車両が水没した事が過る。

 

「私はすぐに隊長へ助けを求めた。そしたら、あの女は何て言ったと思う? 『今は敵のフラッグ車と交戦中です。連盟の救助を待ちなさい』と言ったんだよ! お前の母親はっ!!」

 

「! そ、そんな………」

 

「戦車道で使う戦車には安全の為に様々なサバイバビリティーシステムが搭載されている………だが! 乗員の生命は守れても精神まで守れるワケではない! 貴様に分かるかっ!? 光さえ入って来ない息が詰まる様な狭い車内に数時間も押し込められて居たと言う恐怖が!!」

 

「…………」

 

返す言葉の無いまほ。

 

「後に私はその事を西住 しほと黒森峰に訴えた………だが! 返って来たのは『勝つ為の犠牲は止むを得ない』という答えだった! 生き埋めになったのは貴様のミスの自己責任だとなっ!!」

 

「そ、それは………」

 

『勝つ為の犠牲は止むを得ない』………

 

それは嘗て、しほがみほを叱った際に言った言葉であり、みほが戦車道から離れて、大洗へと転校する切っ掛けとなった言葉だった。

 

「その後すぐに黒森峰を辞めたよ………結局西住 しほや黒森峰にとって、私は必要な犠牲でしかなかったと言う事だ………ところで、気づかないか? 我が校のメンバーに見覚えは無いか?」

 

「何っ!?………!? お、お前達はっ!?」

 

と、そこで教官がまほにそう問い、まほは改めてカンプグルッペの戦車隊員達を見やり、驚愕する。

 

何故なら彼女達は………

 

西住流の門下生だった生徒達だったからだ。

 

「そうだ。此処に居る連中は皆黒森峰を辞めさせられ、西住流から破門された連中さ。西住流のやり方に異議を唱えたと言うだけで、他の門下生から疎まれ、師範からも見捨てられてな」

 

「!?」

 

そんな事が在ったなど露知らなかったまほは、正に青天の霹靂であり、

 

「だが、お蔭で私もコイツ等も1つ気づけた事が有る」

 

そう言うと、教官は邪悪な笑みを浮かべる。

 

「結局戦車道で大切な事は勝つ事だと………ならば私は勝つ為には手段は選ばない! 例え反則だろうがバレなけば良いのだ! 勝利こそ全てなのだからな!!」

 

「ち、違う! 戦車道で大切な事は心だっ!!」

 

「黒森峰の総隊長にして、西住流の後継者である貴様がそれを言うのかっ!?」

 

「!!」

 

絶句するまほ。

 

今の彼女に、カンプグルッペ学園の戦車道の教官を否定出来る資格は1つも無かった………

 

「貴様には………黒森峰と西住流には最も無様な敗北を味わわせる。棄権による不戦敗と言う屈辱をな。去年優勝を逃して10連覇を潰しているだけに、そんな事になれば黒森峰と西住流の立場は無いな」

 

「…………」

 

「安心しろ。貴様は後でちゃんと返してやる………大会が終わって、黒森峰と西住流の名が地に落ちた後でな! ハーッハッハッハッハッ!!」

 

「「「「「「「「「「ハハハハハハハハッ!!」」」」」」」」」」

 

そこで教官は高笑いを初め、控えていた戦車隊員達も一斉に笑い出す。

 

「教官っ!」

 

とそこで、カンプグルッペの歩兵隊員らしき男子生徒が、廃倉庫内へと入って来る。

 

「? 如何した? 何事だ?」

 

「ハッ! 黒森峰の戦車隊副隊長と隊員1名、それに歩兵部隊の隊長が見えています。西住 まほを返せと」

 

「!? エリカと都草達が!?」

 

歩兵隊員からの報告に、まほが驚きの声を挙げる。

 

「そう………馬鹿な奴等だ。我々が西住 まほを拉致していると言う決定的な証拠は無い。逆にコチラが名誉棄損で訴える事も出来る」

 

「今は歩兵道教官殿が対応しておりますが………」

 

「何? アイツが? マズイな………余計な事を言われると厄介だ。仕方が無い、私も行こう。お前達! しっかりと見張って於け!」

 

「「「「「「「「「「ハッ!!」」」」」」」」」」

 

教官はそう言うと、廃倉庫を後にする。

 

(都草………エリカ………)

 

都草達の身を案じるまほだったが、今の彼女には何も出来ない。

 

(………みほ)

 

やがてまほの脳裏には、最愛の妹であるみほの事が過るのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させていただきました。

電話の相手の正体は、リトルアーミーⅡの主人公『中須賀 エミ』でした。
そして何とバーコフ分隊も。
なお、原作では彼女はマネージャーと言う立ち位置でしたが、この作品ではバーコフ達の後押しで、正式に総隊長に就任しています。
彼女達と協力して、カンプグルッペに乗り込みます。

そして、やはりまほ誘拐の犯人であったカンプグルッペ。
その正体は、黒森峰と西住流に恨みを持つ者達の集まりだった。
『勝つ為の犠牲は止む無し』としほは言っていましたが………
じゃあ、その犠牲とされた人達の立場は?と考えて、このストーリーを思いつきまして。
これが戦争なら犠牲にされた人達は当然死んでるでしょうから死人に口無しです。
しかし、死者の出ない戦車道に於いて、犠牲にされた人々は当然西住流や黒森峰を恨むんじゃないかと?
そして、その恨みが積もり積もって、逆襲してくるんじゃないかと。

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。

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