ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース   作:宇宙刑事ブルーノア

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第168話『アッセンブルEX-10、再びです!』

『ガールズ&パンツァー+ボーイズ&ゾルダース』

 

第168話『アッセンブルEX-10、再びです!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦車道・歩兵道全国大会、決勝リーグ・準決勝にて………

 

遂にグロリアーナ&ブリティッシュ機甲部隊とのリベンジ戦に臨んだ大洗機甲部隊………

 

イキナリの洋上支援による艦砲射撃を如何にか凌いだかに見えたが………

 

グロリアーナ&ブリティッシュ機甲部隊は、既に次の手である元横浜で名を馳せていた走り屋暴走族………

 

『ローズヒップ』の駆るクルセイダーMk.Ⅲ軍団と、スチュアートⅢ、スチュアートⅥからなる高速戦車部隊で奇襲を仕掛ける。

 

コレも何とか凌いだかに見えた大洗機甲部隊だったが、同じ戦車である事を利用し………

 

グロリアーナのニルギリが駆るクロムウェルが、大洗機甲部隊の中へと潜入を試みて来た………

 

寸前のところで、サンショウウオさんチームのクロムウェルに阻止されたが………

 

サンショウウオさんチームは、ニルギリのクロムウェルを深追いしてしまい、本隊から離れてしまう。

 

止むを得ず、みほはタコさん分隊とアリクイさんチーム・キツネさん分隊に、サンショウウオさんチームの後を追わせるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦車道・歩兵道全国大会、決勝リーグ・準決勝の試合会場………

 

大洗町に似た港町を模した演習場………

 

「早速切り崩された形になったね………」

 

扇子で口元を隠しながら、迫信がみほへそう言う。

 

「ハイ、流石はダージリンさんです。コチラの手を的確に読んで来ています。今の状況は、前回のナイトウィッチ&ハロウィン機甲部隊との試合の時に似ています」

 

「それって超ヤバイじゃん! 如何するの!?」

 

みほが迫信へそう返すと、通信手席の沙織が悲鳴の様にそう言って来る。

 

「…………」

 

だが、みほは顎に手を当てて思案顔になる。

 

前回の様な動揺は見られない………

 

「………弘樹くん」

 

「ハッ!」

 

みほに呼ばれ、弘樹が姿勢を正す。

 

「アッセンブルEX-10の再編成を命じます。前と同じ様に、人選については一任します」

 

「了解しました」

 

「それから、編成後………アッセンブルEX-10は、大洗機甲部隊指揮下から離脱。以後の指揮権限は、弘樹くんに一任します」

 

「! 指揮下から離脱………ですか」

 

みほからの思わぬ命令に、弘樹は僅かに目を見開く。

 

「うん………アッセンブルEX-10には、独立遊撃部隊として行動してもらいます」

 

「独立遊撃部隊………」

 

「西住総隊長。指揮系統の違う部隊同士が動けば全部隊の混乱を招くぞ」

 

十河が、反対だと言って来るが………

 

「いえ、大丈夫です」

 

「何っ? 何故だ?」

 

「私は弘樹くんを信頼してますから」

 

「はあっ!?」

 

思わぬ答えに、十河は間抜けた表情となる。

 

「それに、ダージリンさんの戦術眼を破るには、指揮系統を分けた部隊によって攪乱するしかありません」

 

『一理あるな………幾ら戦術眼が優れていたとしても、一度に2つの部隊の戦術に対応するのは至難だ』

 

煌人からもそう通信が入る。

 

「では、西住総隊長。小官はコレよりアッセンブルEX-10を再編成。以後、大洗機甲部隊指揮下より離脱し、独自の行動を取ります」

 

「よろしくお願いします」

 

「…………」

 

みほがそう言うと、弘樹はヤマト式敬礼を返し、アッセンブルEX-10を再編する為、メンバーの選定に入る。

 

「ふふ~ん」

 

「あらあら」

 

「フッ………」

 

とそこで、沙織、華、麻子が意味有り気な笑みを浮かべる。

 

「? 如何したの?」

 

「に、西住殿………こんな大勢の前で………だ、大胆です………」

 

その様子に気づいたみほが、車内に戻りながら問い質すと、頬を赤らめている優花里がモジモジとしながらそう言って来た。

 

「? 大胆って………何が?」

 

みほは訳が分からず、首を捻るばかりである。

 

「私は弘樹くんを信頼してますから」

 

とそこで、沙織がみほの真似をしながら、先程の台詞を言い直す。

 

「?………!?」

 

またも困惑したみほだったが、やがてその台詞が、聞き様によっては告白とも取れる台詞だった事に気が付く。

 

「戦場の中心で愛を叫ぶ………」

 

「ち、違うよ~! そんな積りで言ったんじゃないよ~っ!!」

 

麻子が一昔前に流行った恋愛小説のタイトルを捩った台詞を言うと、みほは真っ赤になって慌てて否定する。

 

「良いじゃないですか。ロマンチックで」

 

「は、華さん! だから違うって~っ!!」

 

(戦場での告白………コレは結構良いシチュエーションなのでは!?)

 

華からもからかわれ、すっかりワタワタとしているみほの横で、優花里は白狼の事を考えながら妄想をしていた。

 

((((((((((甘酸っぱいね~))))))))))

 

そしてその遣り取りを聞いていた、周囲の大洗機甲部隊の面々は、またも甘酸っぱさを感じている。

 

「と、兎に角! コチラは全軍で市街地へ侵攻します! グロリアーナ&ブリティッシュ機甲部隊を誘き出します!!」

 

やがて、みほは再びキューポラから姿を晒すと、全軍に対し、そう指示を飛ばすのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グロリアーナ&ブリティッシュ機甲部隊・本隊………

 

「サンショウウオさんチームとアリクイさんチーム、そして其々の随伴歩兵分隊を本隊から引き離しましたわね」

 

「戦力を分散させてのゲリラ戦は、大洗の得意戦術では?」

 

ニルギリがサンショウウオさんチーム達を惹き付けていると言う報告を受けたダージリンがそう言うと、オレンジペコがそう指摘する。

 

「そう、このフィールドは大洗の得意なゲリラ戦を展開させ易い………つまり、対大洗用の戦術プランが効果を発揮すると言う事よ」

 

「大洗のデータは欠かさず収集してましたからね」

 

ダージリンがそう返すと、アッサムが自前のパソコンに、大洗機甲部隊のデータを映し出しながらそう言う。

 

「ダージリン。偵察兵部隊から連絡が来た。大洗機甲部隊・本隊に動きがあった様だ」

 

とそこで、送り出した偵察兵部隊から連絡が入り、セージがダージリンにそう報告する。

 

「分散しての市街地各所への展開?」

 

ダージリンはそう予測を述べるが………

 

「いや、サンショウウオさん達を除いた全部隊で纏まって動いているそうだ」

 

「えっ!?」

 

「そんなっ!? データに無い戦い方です!」

 

予想を裏切る形となったセージの報告に、オレンジペコとアッサムが驚きの声を挙げる。

 

「落ち着きなさい。恐らく、私に手の内が読まれていると察して、戦術を変えて来たのよ」

 

「如何なさいますか? ダージリン総隊長」

 

しかし、ダージリンは微塵も動揺せずにそう言い、セージは改めてダージリンに指示を請う。

 

「全部隊で移動しているなら、正面から挑むまでよ。全部隊、大洗本隊の進行先へ先回り」

 

ダージリンがそう指示を出すと、グロリアーナ&ブリティッシュ機甲部隊は移動を開始した。

 

「…………」

 

その中で、愛馬に跨っておるアールグレイは、険しい表情を浮かべていたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、その頃………

 

大洗の本隊から引き離される形となったサンショウウオさんチームは………

 

「あ~もう! 逃がしちゃったぁっ!!」

 

市街地の一角に停まっているクロムウェルのハッチから姿を晒している聖子が、悔しそうにそう言う。

 

如何やら、ニルギリのクロムウェルを見失ってしまった様である。

 

「と言うより、深追いし過ぎたわね」

 

「えっと、現在地は………」

 

里歌がそう指摘し、唯が地図を広げて現在地を確認する。

 

「お~い!」

 

「うん?」

 

そこで声が響いて来て、聖子がその声が聞こえた方向を見やると、エース達タコさん分隊を先頭に此方へやって来るアリクイさんチームとキツネさん分隊の姿が目に入る。

 

「あ、皆さん」

 

「駄目ですよ、郷さん。1輌で勝手に本隊を離れたりしたら」

 

聖子が声を挙げると、弁慶がやんわりとながら、そう注意して来る。

 

「ゴメンなさい。同じ戦車が相手だと思ったら、つい熱くなっちゃって………」

 

「気持ちは良く分かる。だが、戦車道も歩兵道もチームプレイが大事だ。例えどんな強豪だろうと、1人では戦えないぞ」

 

聖子が頭を下げる中、エースがそう語り掛ける。

 

「と、兎も角、早く本隊に戻りましょう」

 

ねこにゃーがそう提案するが………

 

「いや………それは難しいな」

 

険しい顔をしたハンターがそう言い放つ。

 

「ハンターさん?」

 

「………来ているな」

 

ハンターの台詞の意味が分からず首を傾げる拳龍と、何かを察するシャッコー。

 

その直後っ!!

 

「見つけましたわよ~~~っ!!」

 

威勢の良い台詞と共に、ローズヒップのクルセイダーMk.Ⅲが姿を見せる。

 

「! クルセイダーッ!!」

 

「あ、あの稲妻みたいな走り方をした奴です!」

 

聖子が声を挙げると、ねこにゃーがそのクルセイダーMk.Ⅲが、ローズヒップの乗る車輌である事に気づく。

 

「やっつけますわよ~っ!!」

 

ローズヒップがそう言い放った瞬間に、彼女の乗るクルセイダーMk.Ⅲの主砲が火を噴く!

 

「! 散開っ!!」

 

「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」

 

すぐさまエースの声が響き、サンショウウオさんチームとアリクイさんチームは離脱。

 

タコさん分隊とキツネさん分隊の面々も散開する。

 

「逃しませんわよぉ~~っ!!」

 

するとローズヒップは、分散した一同の中から、アリクイさんチームに狙いを絞って追撃を掛ける。

 

「うわっ!? こ、コッチに来たっ!?」

 

「先ずはノロマな方から片づけて差し上げますわ! 次弾装填完了っ!!」

 

ねこにゃーが驚きの声を挙げる中、ローズヒップはそう言い放ちながら、車長兼装填手として装填を終える。

 

「撃………!? おととととととっ!?」

 

て、と言うとした瞬間にクルセイダーMk.Ⅲの車体が揺れ、ローズヒップはハッチの取っ手を掴んで踏ん張る。

 

「そうは佐世保は長崎県よ~っ!!」

 

速人の操るM8装甲車が、ローズヒップのクルセイダーに幅寄せする様に体当たりして来ていたのだ。

 

「ぬうっ! 猪口才な………あ、いや、うっとしいでございますわ! 先に始末して差し上げます!!」

 

ローズヒップの絶妙に間違ったお嬢様言葉と共に、クルセイダーMk.Ⅲの砲塔が、速人のM8装甲車の方を向く。

 

「おおっとっ!!」

 

しかし、速人はアクセルを踏み込み、ローズヒップ車の前に出る。

 

すぐにクルセイダーMk.Ⅲは砲塔を旋回させるが、M8装甲車は蛇行運転をして照準を付けさせない。

 

「クウッ! ちょこまかとっ!!」

 

「ハハハハハッ! 遅い遅いっ! お前に足りないものは! それは~! 情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ! そして何よりもおおおおおぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~っ!! 速さが足りないっ!!」

 

狙いを定められないローズヒップを、速人はそう挑発する。

 

「!! この私が遅いっ!? この私がスロウリィッ!?」

 

「あっ!? マズイッ!!」

 

「ロ、ローズヒップさん! 落ち着い………」

 

「冗談じゃないですわああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーっ!!」

 

それを聞いたローズヒップの顔色が変わったのを見て、砲手と操縦手が慌てるが、止める間も無くローズヒップは操縦手を押し退けて、自分が操縦席へと座る。

 

そしてアクセルをベタ踏みにし、一気に速人のM8装甲車へ接近する。

 

「おおっ!? 良いね、良いねっ! コレの俺と速さを競おうってのかいっ!!」

 

「負けられませんわぁっ! ハマの雷神の名に掛けてぇっ!!」

 

「おもしれぇっ!! お前が雷神なら、俺は風神だぁっ!! 白黒付けてやろうじゃねえかっ!!」

 

「うおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーっ!! ですわああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」

 

両者はそのまま、砂煙を巻き上げて、サンショウウオさんチーム達の周りを円を描く様に回ってデッドヒートを繰り広げる!!

 

「ちょっ!? 玖珂さんっ!?」

 

「め、目が回る~………」

 

試合そっちのけでレースを繰り広げるローズヒップと速人に、聖子は慌てて呼び掛け、ねこにゃーは2人の姿を追って、目が回りそうになる。

 

「ドラマチーック! エスセティーック! ファンタスティーック! ラーンディーングー!」

 

「ぶっちぎりますわよおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーっ!!」

 

「完全に熱くなっているな………」

 

「ワオッ! エキサイティングな光景だネ!!」

 

だが、2人は完全に競争に夢中になっており、その姿を見て紫朗が呆れ、ジャクソンが無責任に囃し立てるのだった。

 

と、その時っ!!

 

「! サンショウウオさんチーム! 後退しろっ!!」

 

「! 唯ちゃんっ!!」

 

「!!」

 

突然エースが叫び、聖子が反射的に唯を呼ぶと、これまた反射的に唯はクロムウェルにバックを掛けた。

 

直後に、先程までクロムウェルが居た場所に砲弾が着弾する。

 

「クッ! 外したっ! 仕方が無い! 全部隊、突撃っ!!」

 

「「「「「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーっ!!」」」」」

 

砲弾を放った主・ニルギリのクロムウェルが砲身から硝煙を漂わせている中、ローズヒップが率いていた高速戦車部隊と、小隊規模のブリティッシュ騎馬部隊が、サンショウウオさんチーム達に突撃を掛ける。

 

「! グロリアーナのクロムウェルに高速戦車部隊!!」

 

「ブリティッシュの騎兵部隊も居るぞ!」

 

「………迎え撃つしかないな」

 

聖子やキツネさん分隊員の驚きの声が挙がる中、ハンターは冷静にそう言い、マチェットを構える。

 

「この世の理はすなわち速さだと思わないか! 物事を速くなしとげればその分、時間が有効に使える! 遅い事なら誰でも出来る! 20年かければバカでも傑作小説が書ける! 有能なのは月刊漫画家より週刊漫画家、週刊よりも日刊です! つまり速さこそ有能なのが、文化の基本法則! そして俺の持論でさあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」

 

「素晴らしい自論ですわああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーっ!!」

 

一方、競争を続けているローズヒップと速人は、妙な意気投合を始めていたのだった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃………

 

市街地の一角を進む、小規模なグロリアーナ&ブリティッシュ機甲部隊の隊が在った。

 

TOGⅡを中心に、マチルダⅡが2輌。

 

ダージリン車ではないチャーチルが1輌。

 

アキリーズが2輌に、騎兵を中心とした中隊規模が随伴している。

 

恐らく、先遣隊であろう。

 

グロリアーナ&ブリティッシュ機甲部隊らしく、綺麗な隊列を組んで周辺を警戒しながらゆっくりと進んでいる。

 

「戦車6輌………騎兵中心の中隊規模の歩兵が随伴中か………」

 

と、そのグロリアーナ&ブリティッシュ先遣部隊の様子を、やや離れた場所の建物の屋上から双眼鏡で覗き見ている弘樹。

 

その後ろには、今回編制したアッセンブルEX-10のメンバー………

 

地市、俊、小太郎、武志、重音、ゾルダート、光照、正義、シメオン、鋼賀、海音、陣を中心としたメンバーの姿が在った。

 

主に突撃兵と対戦車兵が中心となった歩兵部隊である。

 

「先遣隊か………」

 

「このままの進路で進軍した場合、ウチの本隊と接触するのは20分後だな」

 

地市が呟くと、俊が時計を見ながらそう言う。

 

「すぐに本隊へ連絡を………」

 

「………仕掛けるぞ」

 

重音がすぐに大洗機甲部隊・本隊へ連絡を入れようとしたが、それを遮る様に弘樹がそう言った。

 

「!? ええっ!?」

 

「仕掛けるって………」

 

「無茶ですよ! コッチは歩兵部隊だけなんですよ!!」

 

弘樹のその言葉に、光照と海音が動揺し、正義もそう意見する。

 

「何の為に対戦車兵を中心とした部隊を編成したと思っている。敵もまさか歩兵部隊だけで戦車を含む部隊に仕掛けてくるとは思うまい」

 

「相変わらず攻めると決めた時は大胆不敵だな」

 

しかし、弘樹はそう言い放ち、そんな様にシメオンが笑みを浮かべる。

 

「例え損害が出たとしてもコチラは歩兵だけだ。戦車の数を減らせば、有利になるのはコチラだ。無理強いはしない………降りたい者は降りてくれて構わない」

 

弘樹はそう言い、アッセンブルEX-10のメンバーの方を見やる。

 

「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」

 

その弘樹の視線を正面から迎えすアッセンブルEX-10のメンバー。

 

「そう言われて降りる者など居ないよ」

 

「曲りなりにもこの舞台まで辿り着いたんだ………今更ビビったりはしない」

 

「腹は皆決まっておるでござる」

 

鋼賀、海音、小太郎がそう言い、他のメンバーも無言で頷く。

 

「………良し、行くぞ。アールハンドゥガンパレード!」

 

その様を見た弘樹は、歩兵道の掛け声を発し、グロリアーナ&ブリティッシュ先発隊を見据えるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく




新話、投稿させていただきました。

早速ダージリンに切り崩された形となった大洗機甲部隊。
だが、これまでの戦いを糧に成長したみほは動揺せず、弘樹にアッセンブルEX-10の再編を指示。
独立部隊として動かし、ダージリンの戦術眼を攪乱する作戦にである。

一方、分断されたサンショウウオさんチームに合流したタコさん分隊とアリクイさんチーム・キツネさん分隊は、再びローズヒップとニルギリの襲撃を受ける。

そして、再編されたアッセンブルEX-10は………
歩兵戦力だけで、戦車を含むグロリアーナ&ブリティッシュ先発隊への攻撃を決意するのだった。

では、ご意見・ご感想をお待ちしております。

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