俺の幼馴染はコミュ力お化け 作:有象無象
相変わらず駄文でございます。
評価・感想ありがとうございます。
「おはようございます!マスター!今日もしっかり励みましょう!」
翌日、朝から俺の姿は訓練場にあった。
というのも、昨日俺が体を動かしたいと言ってしまったからだ。聞こえていたアルトリアズが明日から剣を教えると言うのでこうして早朝からここにいるのだ。そして、私も是非、というリリィは早くから元気いっぱいだった。なんだろうか。リリィからは子犬要素が強く感じられる。英国の娘なのにイメージするのは完全に柴犬なんだけど。
まあ、かわいいからいいか
ややあって、訓練場にXが入ってきた。どうやら毎日交代で教えるらしい。
それはいいんだが、あの、手に持ってるの完全にネクロカリバーなんですけど。絶対えっちゃんのお下がりだよね。嫌じゃないけど。むしろ嬉しいけど。
普通竹刀とかからじゃねぇの?え?そんなものはない?リリィ、羨ましそうに見ないで、リリィの剣カリバーンでしょうが!
「始めましょうマスター」
いやあのいい笑顔で渡さないで、真剣から始めようとしないで。ちくしょう、こうなったらとことんやってやる。
まあ、ボコされるよね…………。あ、意外と才能あるっぽい。やったー……。
「お疲れ様です。マスター!毎日いっしょに頑張りましょう!はい、タオルと飲み物です。英霊はともかくマスターはしっかりと水分を採ってくださいね」
久しぶりの運動な上になれない動きで死にかけてる俺にリリィが甲斐甲斐しく世話をやいている。しかも腕のマッサージ付きで。ちなみにやり方は昨日ロマンとマシュに習ったそうな。
あれか、マネージャーか。しかもこんな美少女で、精一杯頑張ってて甲斐甲斐しくて気が利くとか、天使かよ」
「ま、マスター……。そこまで言われますと……、少し照れるといいますか。言われなれていないもので」
いつの間にか声が漏れていたらしい。赤くなって俯いてしまった。なんだこの娘。可愛いかよ。もっと褒めまくって反応見たいわ。
X?なんでちょっと不機嫌なの?あ、ニッコリ笑った。え?後半戦?今ので終わりじゃ?あれは嘘?え、ちょっと待って体ボロボロなんだけど。リリィ、助けってダメだまだもじもじしてる!あ、立香さん朝食の連絡に来てたのね。頼む助け……。え?なんで?なんでお前も不機嫌なんだよ!Xとアイコンタクトしないで。ニッコリ笑って親指立てないで!お願い止め……。
この後、回復したリリィ、アイツを探しにきたエミヤが止めに入るまで訓練は続き、俺は最終的にボロボロになった。
あ、ロマン。え?明日から第五特異点?筋肉痛大丈夫なんだろうか。
─立香─
朝ごはんだよ~っていいに来たがなぜかあいつがリリィを口説いてるところに遭遇した。
もう口説いてるの?まだあって1日だよ?しかもリリィに天使って言ってるし。あいつのコミュ障どこ行ったの?いつもは心のなかで考えるだけのクセに。なんかムカムカするなぁ。
ま、あいつが誰を口説こうと知らないけど。よりによってあいつが大好きなXの前でやっちゃったのか。
Xが嫉妬で不機嫌になっていく。
あ、Xに訓練の続きを強制されている。助けを求めてきているが。まあ、しょうがないよね、女の子の前で他の女の子口説いたんだし。
X~。良いよそのままやっちゃって~。
何を書いてるんだ私は。
評価が一万を超える日が来るとは投稿した当時は思いもしませんでした。すべて読者の皆様のおかげです。ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
一万超え記念にかねてから友人に薦められていたプロト秋人君時空を書いてみようかと画策しておりますが、需要あるのでしょうか。
需要がありそうなら、冬木篇だけ書いてみます。