俺の幼馴染はコミュ力お化け   作:有象無象

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感想にて、立香が活躍していないとの指摘がございましたので、4話 コミュ障の覚醒を大幅に加筆修正しました。今後は立香の活躍もしっかり書いていきたいと思います。

その他に、各話に話数をつけました。


13話 曲線に見るエロチシズム

 

 

俺は新しいサーヴァント、アルトリア・ペンドラゴン(アーチャー)を観察していた。

武器は水鉄砲でも戦闘力は高く、その一撃は並の人間など一瞬であの世に送ってしまうだろう。

スキル群はやや男性サポートの色が強いが、バフと自己回復・強化に富んでおり上手く噛み合っている。

 

装甲、防御は薄いが、それはアルトリアズ全員に言えることなので除外。というか皆回避主体だろう。

 

とにかく、だ。

彼女も色物アルトリアの例に漏れず強力な英霊だった。

 

そんな彼女の長所、他のアルトリアに負けないものは何だ?

 

やはり、あれだろう。

 

 

彼女の特出すべき点。

 

 

 

 

それは。

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、背中から尻にかけてのその芸術的なラインだ。

 

たしかに他のアルトリアズも至高のボディラインをしている。

 

が、しかし、彼女のそれは他のアルトリアにはない独自性を持っているのだ。

 

彼女の背中、振り返ることでできたその影は彼女のシミ一つない白磁のような肌に陰影と立体感を作りだし、艶かしくも美しい造形へと昇華させる。

 

ふと、視線を下げれば白を基調とし、青いリボンによって可愛らしく装飾されたシンプルな水着に覆われた形の良いお尻が目に入る。

 

そんな背から尻へのラインはまるで神の作りたもうた黄金比の如く滑らかで、かつ視線を吸い寄せる色気があった。

 

そう!彼女の真価とはそれ。

 

すなわち、背中。

 

つまり彼女は背後を見返ることでその真価を発揮するのだ。

 

無論、水辺ではしゃぐ彼女はどこから見ても大変可愛らしい。

 

だが想像して欲しい。

 

いつまでも幼いと思っていた彼女。

海ではしゃぐ彼女はまだまだ少女なのだなぁと思っていた。

しかし、ふと、その背中越しに振り返った彼女をその背のラインを見る。

 

するとその瞬間にアルトリア・ペンドラゴンという少女の成長を、ゾッとするほどのエロチシズムを垣間見ることができるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何言ってんだあんた一体!

 

思わずそう叫びたくなった。新しいサーヴァントの訓練の様子を真剣に見てるなあ、珍しいなぁ。

なんて思って顔を見たらやっぱりそういうことか!

だいたい、何だその文学的な表現は!

 

カルデアに来てからというもの、知りたくもなかった幼なじみの性癖を知ってしまった私はどうすればいいのさ!

 

 

まあ、私が勝手に見たんだけども。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私【アルトリア・ペンドラゴン】のマスターは料理が非常に上手い。

 

毎日のようにアーチャーと共に食事やおやつを作っています。

 

これが非常においしいのです。

 

ブリテンでの食事を思い出して比べると何故か泣けて来るほどに美味しいのです。

 

訓練ではまだ粗がありますがそれなりの戦術眼を持っているようで近接ばかりの面々を上手く動かしています。

 

あまり喋るのが得意ではないのか単語が中心ですが、あまり問題にはなりませんし、良いマスターと言って良いレベルでしょう。

 

 

しかし、しかしです。

 

 

全員で食事をすると全てが甘くなるのはどうにかして欲しいのですが。

 

エミヤ?何ですか?いずれ慣れると?

 

そうですか。

 

あ、マスター、おかわりをお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ちなみに、主人公は特異点を乗り越える毎に少しずつコミュ力を身につけていきます。

今はとりあえず、つかえつつでも挨拶ができるレベルです

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